2018年2月17日 (土)

スロヴェニア取材記

今日からスロヴェニア取材です。
トルコ航空イスタンブール直行便は今日も満席。大人気路線です。
まずは映画。琵琶湖を舞台にした「マザーレイク」。いまいちかな……。昔小学生のときに学校で観た「こむぎいろの天使 雀と少年」を思い出しました。これは、子供心に面白かった記憶がある。
「幼な子われらに生まれ」。テーマが重く、途中で観るのが嫌になってきましたが、せっかくなので最後まで観ました。
その後、スロヴェニアについての本を読んで過ごします。
活字に飽きたので再び映画。
「オリエント急行殺人事件」。5分観て、これは面白いぞ、というのがわかりました。しかし途中で着陸態勢に入ってしまいます。帰国便、もしくはDVDが発売になったらすぐに観ます。

イスタンブール経由、スロヴェニア、リュブリヤナに到着。日本人の場合、入国はいたってスムーズでした。
レンタカーを借ります。小型車を申し込んでいたのにまたまた大型車。ディーゼルだったので、まあいいやと思い、チェンジはしませんでした。
以前のブログにも書きましたが、海外では思い通りの車が用意されていることはまずありえません。7〜8割の確立で大型車になってしまう。よって、運転に自信のない方は、海外での運転はやめた方がいいでしょう。

Dvgvkm0xkaafi1rまずはブレッド湖へ。タイミングよく前日に雪が降ったようです。雪のブレッド湖も美しいですね。まるで絵画のようです。
その後、ボヒニュ湖へ行こうと記憶を頼りに高速を走ったら、道を間違え、オーストリアに入ってしまいました。トンネル利用料往復15ユーロで、ポリスのパスポートチェックもありました。もちろん国境を跨ぐことは何ら問題ないのですが、レンタカーは自国だけの保険契約なので、何かあったときが大変です。
夜、中華を食べた後、早めにホテルに入ります。丸2日間寝ていないので、ベッドに横になったらすぐに目が閉じました。

移動日です。高速を走って東へ向かいました。
スロヴェニアの高速は有料ですが、年パスを買うスタイルです。フロントガラスにステッカーを貼っておけば料金所を通過できます。料金は年1万円はしないと思う。日本の高速道路は高過ぎです。しっかり税金を払っているのに、何で道路にお金を払うのか? 日本人はもっと怒るべきでしょう。
スロヴェニア人は飛ばします。追い越し車線から走行車線に戻ると、「おい、ここを走ると危ないぞ」と大型トレーラーの運転手からすぐにパッシング。仕方なく、自分も追い越し車線を猛スピードで走るようになります。

プトゥイに到着しました。昨年9月にも訪れた歴史ある町です。
今週末、ここで大きなカーニバルがあるのです。このお祭りを取材するのが今回に旅の目的の一つでした。
まずはホテルにチェックイン。その後、カメラを持って町中に行ってみました。
Dvma2gsw0aefjrクレント発見! 初めて目にしたので、感動です。写真を撮っていたら、クエントが声を掛けてきました。
「これから家々を回るぞ。おまえも来るか?」
「ほんとですか!」
今回、カーニバルのみで、クレントが家々を回る昔ながらのスタイルを取材するのは無理かな、と思っていたのです。だからとても嬉しい。
その後、クレントを必死になって追い掛けました。
彼らは目的の家が近づくとマスクを被ります。そして家の前で激しく腰を振ってカウベルを鳴らして踊る。ベルの音がとにかく凄いです。
家主から、ワインや強いお酒(たぶんウオッカ)やお菓子をもらいます。食事が出てくるところもありました。
どの家でもお酒が出てくるので、クレントたちは移動する度に酔っ払っていきます。
「カズも飲め」と勧められます。どんなに断っても、「ダメだ、飲め飲め」と日本の田舎のおじさんのように勧めてくる(笑)
夜暗くなるまで皆さんと行動を共にし、たくさんの写真を撮ることができました。心が充実感で満たされます。

Dvwko2iwsaezzt5日曜日はプトゥイの町中でカーニバルが行われました。本当にこんな小さな町に5000人以上も来るのかなと半信半疑でいたら、お昼を過ぎたら次々と人が集まりはじめ、沿道は人でいっぱいになりました。
Dvveyzw0aayz1t先月から、プトゥイの町の担当者さんと英文のメールのやり取りを行っています。今回、ジャーナリスト用のプレスパスを発行してもらいました。
13時、カーニバルがはじまります。カーニバルというかパレードでした。仮装行列のような感じ。クレントが出てきたときは確かに凄かった。700体以上はいたと思う。写真を撮るのに必死で、スマホでのスナップをすっかり忘れていました。お祭りの様子はいつか雑誌で発表します。
クレントがあまりに凄すぎて、その後の行列はしらけてしまいます。でもどの団体や企業も気合いを入れて仮装していました。

月曜日は大雪になりました
午後に予定されていた子供たちのパレードは中止。
こんな雪の日でも、もしかしたらクレントが家々の訪問をやっているかもしれないと思い、プレスパスを発行してくれたKさんに電話で相談してみます。すると、数ある村の中から、今動いているクレントを探し出してくれました。すぐに車で向かいます。
いました、いました! こんな大雪でも確かにやっていた。皆さん、快く日本人の写真家を迎え入れてくれます。
雪降る中、クレントたちが踊る素晴らしい写真を撮ることができました。
記念写真を撮ってあげるよと言われたので、カメラを渡し、シャッターを押してもらいました。これがその時の写真です。楽しかった。
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スロヴェニア第二の都市マリボルに移動します。この町を訪れるのははじめてです。まずはホテルを見つけてチェックイン。
Dv1whvkxuaywoz8雪降る中、歩いて町中のスナップを行いました。世界最古のブドウの木とか、魅力的な被写体がたくさんありました。
夏にもう一度戻ってきます。
朝、ホテルの朝食会場に行ったらびっくり! 全員が中国人でした。
スロヴェニアのこんなマイナーな町にも、中国人観光客の団体さんがたくさん押し寄せているんです。全世界の観光産業は、中国人にだいぶ助けられていると思う。以前は、冬の季節はどこに行ってもホテルはガラガラでした。でも今は中国人でほぼ満室状態。飛行機も席がなかなか取れません。旧正月だからというわけではなく、彼らは四季を通して世界を旅しています。とにかく、中国人のパワーは凄いです。
あと中国人は、老若男女、大画面の最高級のスマホを使っている。朝食を食べながら観察してみたら、最新のGalaxy note 8、HUAWEI、OPPOを持っている人がたくさんいました。iPhone Xは中国人に人気がないです。なぜなら小さいから。iPhone 8 Plusの方が多いです。

翌日、北部の山道を走って東へ移動しました。
Dv6jgnrw0aaujnx樹氷が美しいです。森の中にポツンとある教会、とても絵になります。ヨーロッパの冬って、すぐでも物語が始まりそうな感じがする。
その後移動しながら、心ときめく風景にカメラを向けました。
山谷にひっそりと息づく小さな町に入ります。ホテルを見つけてチェックイン。
雰囲気はまあまあでしたが、とても狭い部屋でした。今回、どのホテルの部屋も暖房がよく効いており、あたたかいです。いつもユニクロで買ったフリースの寝間着を持って旅していますが、今回の旅では一度も使いませんでした。部屋の中はTシャツ一枚で十分です。
この小さな町、とても絵になります。気合いを入れ、夜景まで撮影しました。

翌日は快晴。外気温マイナス13度です。まずは車の窓ガラスについた霜取りからはじめます。
近くの山に登ってみました。ここに遊牧民の住居跡があるのです。
Dv_cjsqwsaaddrt1メートル以上の積雪。アプローチは困難でしたが、思い切って歩き、家屋のすぐ近くまで行ってみました。
帰りは2時間掛けて雪山を下ります。靴とズボンがバリバリに凍りつきました。
スロヴェニア、何度も訪れ、歴史文化、自然を詳しく知れば知るほど好きになっていきます。まだまだ撮りたい被写体がたくさんある。そのどれもが超絶景です。
あと3〜4回訪れ、徹底的に撮影を行います。そしていつの日か写真集として発表します。

朝5時起きで空港へ。外気温マイナス15度まで下がっていました。露出した肌が痛いくらいです。
キードロップでレンタカーを返却。
トルコ航空のカウンターでチェックイン。便は定刻通り離陸し、イスタンブールへ移動しました。
またまた空港で11時間ほど時間を潰さないといけません。
6時間以上待つ人のために、トルコ航空は、無料イスタンブール観光ツアーを用意しています。すぐにでも参加したいのですが、問題は荷物です。スーツケースはそのまま置いていくにしろ、20キロ以上の手荷物を抱えての観光はやはりシンドイ。高額な機材を空港に預けていくのも心配です。
よって今回も、ツアーには参加せず、空港で本や資料を読んで過ごしました。

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2018年2月 6日 (火)

スロヴェニアです

冬のスロヴェニアを取材中です。
時々、スマホで撮影した写真を、InstagramTwitterにアップします。
帰国は2月中旬の予定です。
吉村和敏

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2018年2月 5日 (月)

カメラ、ワイン、電気ストーブ

「吉村さん、いいカメラを買おうと思っているんですが、どの機種がいいですか?」とよく聞かれます。今日も仕事の打ち合わせのとき、あるキャリアウーマンから質問を受けました。
正直、わからないです。最近のデジカメは次々と進化し、新しい機種が出てくるので、僕自身もついていくのが大変。どの機種がベストか、逆に知りたいくらいです。
で、今日の答えはこんな感じでした。
「今の時代、軽いミラーレスがいいと思います。どのメーカーのどの機種がいいかは、量販店の店員さんに相談してみてください」
僕は、カメラより、写真の方が好きです。だから写真集を作ったり、ギャラリーで作品額を販売したりしているのです。
カメラは作品が生み出せればいいので、シンプルなカメラほどいい。極端な話、P(プログラム)とA(絞り優先)と、感度設定と、オートブラケット機能があればいい。逆に、機能てんこ盛りのカメラは嫌いです。
でもそんなシンプルなデジカメは、今の時代、存在しません。

赤ワインは好きですが、日本ではあまり飲まない理由、それは高いからです。毎日2000円も3000円も使っていたら、すぐに生活資金がショートします。
ヨーロッパでは、1本2〜3ユーロで美味しいワインが買えるので、水のような感覚で飲むことができます。
セブンイレブンの500円以下のワインは、しょっちゅう買って飲んでいます。チリやスペインであれば、ハズレがありません。日本人に、ワインを身近なものとしたセブンの功績は大きいと思う。ちなみにセブンの1000円以上の赤ワインは、どれもとてつもなく美味しいです。

Img_20180205_224033東京の仕事場では、エアコンで部屋をあたためています。でもいつも足下が冷たくなるので、サブの暖房器具を使っています。
今使っているのが、アラジンのグラファイトヒーターです。部屋全体をあたためるのは無理ですが、電気代が安くすむのがいい。原稿の仕事で仕事部屋に籠もるとき、朝から夜までつけっぱなしにしています。

先日、カナダからアイスバブルの写真をInstagramとTwitterに載せましたが、何とTwitterの方は17万人も見ていました。びっくりです。
これからも、積極的に写真をアップしていきます。
InstagramとTwitterが主流になりつつあるからでしょう、だらだらと長い文章があるブログはどんどんアクセス数が落ちています。というか、吉村和敏がブログをやっていという事を、多くの人が知りません。
インスタをやっている人は、吉村がツイッターをやっていることを知らないし、ツイッターをやっている人は、吉村がインスタをやっていることを知りません。
今後、どれか一つを残すとすれば、Twitterかな。140文字以内で伝えるという世界、結構気に入っています。

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2018年2月 4日 (日)

健康診断の予約

何か忘れているなと思ったら、健康診断でした。
区の健康診断は2月20日まで。大急ぎでいつもの病院に行ったら、すでに予約でいっぱいで、申し込みを締め切っていました。仕方ないので、別の病院に電話予約します。
実は去年の2月に下から、7月に上からカメラを入れて検査しているので、今年は何となく安心しています。まあでも健康診断は、やらないよりやった方がいいです。

カナダから帰ってくると、日本の冬は寒いなあ〜と感じます。もちろん気温はカナダの方が低いのですが、カナダはセントラルヒーティングで部屋全体があたたかいので、冬は超快適に過ごせます。
清里フォトギャラリーには、別荘で暮らしている人が時々訪れるので、よく冬の暮らしについて話をしました。
やはり薪ストーブがダントツであたたかいそうです。薪ストーブのある生活って、憧れます。
その清里フォトギャラリー、今年は4月1日からのOPENを検討しています。

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2018年2月 3日 (土)

iPhoneで仕事をする写真家

まずは塩尻のエネオスでガソリン。今、びっくりするほど高いです。満タンにすると7,000円はいく。
Img_20180203_083159日本は何故か高速が有料なので、国道を走って南下します。諏訪湖沿いを走っているとき「御神渡り」に気づき、車を停めて写真を撮りました。
たくさんのアマチュアカメラマン、プロの写真家、観光客がいました。
ある方から、「ひょっとして写真家の吉村さん?」と声を掛けられます。
「えっ、スマホで写真を撮っているんですか!」とびっくりしていました。
今日スマホを使った理由は「カメラを忘れたから」ですが、ここ数年、スマホしか使わないプロも増えています。
カナダでお世話になったメディア担当のガイドさん。世界各国からやって来るプロ写真家のコーディネートをしているのですが、今の時代、10人に1人はiPhoneで仕事をしていると言っていました。先週来たアメリカのファッション誌のカメラマンも、iPhoneだけでモデル撮影をしたそうです。
スマホでの撮影だと、一眼レフやミラーレスと全く異なる表現が可能になります。これぞ真のアーティスト、プロ中のプロですね。
僕もいつの日か、どこかの国か町をテーマに、スマホだけで撮影し、写真集を作ってみたいです。かなり面白い写真集ができると思う。

清里フォトギャラリーに立ち寄り、おいしい学校でランチを食べ、甲府昭和インターから高速に乗り、東京に戻りました。

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2018年2月 2日 (金)

雪の清里へ

朝3時起き、4時に中央道を走り、清里へ向かいました。
なぜ早めに行動したかというと、高速が雪で通行止めになる恐れがあったからです。雪が降ると高速が使えなくなったり、チェーン規制になったりする国は、おそらく日本だけでしょう。
カナダ人をはじめ海外の人は、車のタイヤにお金を掛けたりはしません。冬でも普通タイヤで走っている人がたくさんいます。カナディアンロッキーのスキー場で車のタイヤをチェックしてみたら、7〜8割がノーマルタイヤでした。
外国の場合、雪が降ったら「皆さん注意して走りましょう」です。
中央道は確かに雪が降り積もっていましたが、運転は何ら問題ありませんでした。交通量が少ないので、30分も早く甲府に到着します。
Du8kxrwkaevahv清里は積雪30cm。標高が高いのでパウダースノーです。
フォレスターが「雪だ雪だ」と喜んでいるのがわかります。雪煙を上げてグングン走る。まるで昔飼っていた柴犬のようでした。
朝7時、清里フォトギャラリーに到着。昨晩ジュンク堂書店から引き上げた作品額が入った箱をギャラリー内に運び入れました。ここが一番安心だし、湿度が低いので作品の保管にはぴったりです。
午前中、ギャラリー内で少し作業をし、お昼は「萌木の村」に移動してロックのカレーを食べます。「寒いほどお得フェア」をやっており30%引きでした。もしフォトギャラリーがOPENしていたとしたら、当然吉村もこのフェアに参加しています。
Du86yvwaaa7zix午後は清里でたくさんの人と会い、打ち合わせを行いました。清里フォトギャラリーの今後は、後日詳しくお伝えいたします。
夜、中央道を走って松本へ移動。

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2018年2月 1日 (木)

窓つきカバー

朝からデスクワーク。
写真家は、写真だけ撮っていればいい、というわけではりません。インドアでも、やることが山ほどあるのです。
息抜きは、ネットショッピング。
Img_20180201_171003ファーウェイのすべての上級スマホは、窓つきのカバーに対応しているのです。これ、意外と知られていない。なぜなら、日本のファーウェイは、窓つきの純正カバーを販売していないからです。
しかし、ネットでは購入できます。純正でなくても、窓つきカバーはたくさん売っている。Amazonより楽天の方が種類が多いです。
窓つきカバーにすると、使い勝手が向上します。誰から電話かきたかすぐにわかるし、何より便利なのは、カバーと連動し、スリープ機能が使えるようになるからです。
しかし、窓つきカバーにすると、スイカなどのカードを入れる場所がなくなります。よって僕は、カバーの裏にシールで貼りつくカードポケットをつけ、ここにスイカを入れて使っています。多少見栄えは悪くなるのですが(笑)
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2018年1月31日 (水)

ジュンク堂書店へ。夜は皆既月食

Img_20180131_1526143時頃、池袋ジュンク堂書店に立ち寄りました。
「清里フォトギャラリー in Tokyo」展、今日が最終日です。
1ヶ月半、あっという間でした。作品額、何点が売れました。冬営業できない清里だと、ずっと眠っていた状態です。今回、思い切って東京で開催してよかったです。
皆さんのお陰です。心から感謝します。ありがとうございました。

正直、清里フォトギャラリーは虫の息です。十分な資金のないまま、いつも夢ばかり追い掛けているから、こんなことになってしまうのです。
しかし、せっかくはじめたので、あと1年は頑張って継続させます。今、いろいろと考えており、まずは春頃、ガラリとリニューアルすることにしました。最後の勝負だと思って、あることをします。ご期待ください。

今日は皆既月食です。10時頃、夜空を見上げると、真っ赤な月が浮かんでいました。
すぐにカメラを取り出し、三脚に固定し、撮影します。
実は、300mm以上の望遠レンズを持っていないのです。でも300mmでも十分に月は大きく撮れます。そう、出来る範囲でベストを尽くせばいい。そうすればいつも何とかなるのです。
清里だって、自分のできる範囲で頑張ればいい。月を眺めながら、そんなことを考えました。
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2018年1月30日 (火)

雪の結晶

帰国直後はとても忙しいです。
どんなに忙しくても最優先でやることは、撮影データのコピー。1回の取材で1.5テラ分くらい撮るので、コピーだけで丸1日掛かります。
データを読み込んでいるとき、別のパソコンでカナダの写真選び。ある社から、数点送ってほしい、という問い合わせがありました。

049w0996数年前に撮影した写真を見ていたら、雪の結晶に心が奪われます。
〈そういえば今回の冬の旅では結晶を撮らなかった……〉
雄大な風景しか目に入らなくなってしまった自分を少し恥じました。以前はもっと繊細な感性があったはず。

池袋ジュンク堂書店の作品額展示即売会は、明日31日までです。明日の午後、会場に少し立ち寄ろうと思っています。

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2018年1月29日 (月)

簡単なカナダ取材記

2年半ぶりのカナダです。
リムジンバスで羽田へ移動。エアカナダのカウンターでチェックイン。
冬の時期であるにも関わらず、トロント直行便は満席でした。
約12時間のロングフライト。邦画は充実しています。7本観ました。

「岸辺の旅」2回観るともっと深くわかるような気がした。
「お父さんと伊藤さん」面白かった。
「何者」今の若者たちの現実を描いており、今回観た中で一番面白く、完成度が高いと思いました。
「グッドモーニングショー」まあまあ。
「ちょっと今から仕事やめてくる」普通。
「ジュディ&ジュリア」普通。
「キングスマンゴールデンサークル」まあまあ。

トロントに到着。入国審査はいたってスムーズ。
電車に乗ってダウンタウンへ。タクシーでホテルへ。
夜、小腹が空いたので近くのマクドナルドへ。ビックマックと水で10ドル以上。これほどまでに物価が高くなっているとは驚きです。

Dtruwwqwkaa1sicウォーミングアップをかねトロントの撮影。
マイナス12度、歩きはじめてすぐに下のダウンも必要ということに気づき、いったんホテルに戻りました。
トロントの全景、CNタワー、市庁舎、ショッピングセンターと撮影していきます。
3時半のボートに乗ってトロントアイランドへ。40分ほど歩いてトロントの全景が見える場所へ。そこで夜景の撮影。やはり水があった方がいい。雪景色ではあまり絵になりませんでした。
Dts1e2lwaaa6qw6時半発のボートに乗りたかったので大急ぎで港へ。マイナス40度対応のダウンジャケット+ヒートテック超極暖の組み合わせだったので、大汗をかきました。
ダウンタウンにある日本のラーメン屋で、味噌ラーメンと餃子を食べます。

翌日、ナイアガラへ移動。奇跡的に晴れました。
2時間ほどカナダ滝、アメリカ滝を撮影します。周辺の木々の枝はびっしり樹氷で覆われていました。真冬のナイアガラ、夏よりも感動があります。
Dtw4pnexkaawe70ヘリに乗って空撮をする予定でしたが、強風のため中止。
夜は夜景の撮影。滝はLEDでカラフルに染まっていましたが、人工的な光に心を奪われませんでした。機械的にシャッターを押しただけ。
夜景は好きですが、今流行りのプロジェクションマッピングは好きではありません。あれのどこが美しいのか、何が魅力なのか、さっぱり理解できない。
ベトナム料理の店でヌードルを食べた後、ホテルへ。
暖房の効きが悪く、部屋は寒いです。朝方、体がだるい。急激な温度変化に弱いのです。

朝から関節が痛いです。他の客はいないのでしょう、レストランは一人だけ。
Dt1tvf7w4aetj0zカナダらしい朝食が出てきました。20代の頃、カナダ各地を旅しながら毎日こんな料理を食べていた。昔は脂っこいソーセージなど3〜4本ペロリと食べてしまいましたが、今は1本が限度です。

トロント空港へ移動。エアカナダのカウンターでチェックイン。カナダは国内線の機内預けの荷物は有料です。1個25ドル、2つ預けたので50ドルも取られました。

2:40発のAC145便でカルガリーへ。
到着後、レンタカーをピックアップ。フォードの巨大なSUVでした。ガソリン代が大変そう…。
ダウンタウンのホテルにチェックイン。外は真っ暗です。
今回、カナディアンロッキーに5日いて、冬の風景をみっちり撮影するつもりです。
翌日、バンフに移動しました。まずはレイクルイーズから。
レイクルイーズには30回以上訪れています。夏もいいですが、真っ白に雪化粧した湖も素敵です。
湖の上には、大きなスケートリンクが出来ていました。全景を撮るとどうしても人が入ってしまうので、リンクの外側まで歩き、氷河を狙いました。

Dumvpicxuaeatsb1今回ディープなロッキーを撮りたかったので、どの地でも地元のガイドをつけることしました。
翌日からガイドのピージェイさんと一緒に雪山やトレイルを歩きます。山奥にある凍った滝まで行きました。
空撮も行います。前日ヘリの会社から電話があり、朝7時に来るように、と言われました。3時に起き、4時にバンフのホテルをチェックアウト。2時間ほど夜道を走り、ヘリポートへ向かいました。
フランス人、オーストラリア人、カナダ人の写真家がチャーターしたドアを外したヘリに、急遽便乗できることになったのです。腰にハーネスをつけ、シートに自分の体をロープでしっかり固定します。

日の出と同時にヘリは飛び立ちました。ロッキーの山並みがすぐ目の前に現れます。確かに絶景でしたが、とにかく寒くて寒くて、凍傷になる寸前でした。指先が冷たく、写真はあまり撮れなかった。やはり空撮にはそれなりの準備が必要です。
Dumyr1rwsaaugju1夕方一人でアブラハムレイクに行きました。ここのアイスバブル、今注目されています。
自然の美しさに感動!湖面は強風が吹き荒れていたので、自分の体とカメラバックをしっかり氷上に固定し、2時間ほど撮影を行いました。
最初、一人で大自然の美しさに陶酔していましたが、やがて4台のバスで200人以上の中国人観光客がやってきます。
バンフもレイクルイーズも、どこに行ってもたくさんの中国人です。僕がよく行くスペイン、フランス、スロヴェニア、トルコも中国人だらけ。彼らは季節に関係なく旅しています。今、中国人が世界に落としているお金は凄いと思う。時代が変わったなあ〜という印象を受けています。

真冬の海外取材は久しぶりです。今回、25年前に買ったマイナス40度対応のダウンジャケットと、ユニクロのヒートテック「超極暖」の上下を持ってきました。
が、これは完全に失敗。確かに連日マイナス10度前後でしたが、ここまで厚いダウンジャケットは必要ありませんでした。熱いし、動きにくいしで、途中で着るのをやめ、バンフのショップで90ドルのダウンジャケットを買いました。
ヒートテックも完全に失敗。今回雪山歩きがメインだったので、ヒートテックを着ると体が熱くなりすぎてしまうのです。やはりヒートテックは運動時に着るのはよくないですね。
そろそろ新しいダウンジャケットが欲しくなってきました。多くの人が着ている、日本のOLにも大人気のカナダグースのダウンジャケットが欲しいのですが、今清里が大変なときなので、さすがに10万円の出費は厳しいです。L.L.ビーンかモンベルの3万円前後のダウンジャケットにしようと考えています。

6日後、バンクーバーを経由し、バンクーバーアイランドの西岸にあるトフィーノへ移動しました。9人乗りのプロペラ機だったので、荷物で引っかかります。帰りのチケットをキャンセルし、2席分確保することで、23キロと10キロのスーツケース、15キロと8キロの機材を乗せることが出来ました。
トフィーノでもディープな撮影を行いたかったので、地元のカナダ人ガイドをつけました。トム氏はテレビや雑誌などのメディア専門です。かつて星野道夫氏のガイドもしたことがあるとのことでした。
Duy7zhgx4aiuvrqまずは荒波の撮影から。トフィーノと言えば、この荒波が有名です。これを見たいがために世界各国からたくさんの観光客が訪れます。
その後、レインフォレストの撮影。トレイルを歩き、巨木にカメラを向けました。
今カナダは、田舎にもジャパニーズレストランがあります。ここトフィーノにもありました。カナダ人経営。早速入り、ラーメンとほうれん草のごま和えとライスを注文して食べました。まあまあだった。
Duf9aiexuaete5k1ちなみに、バンクーバー空港郊外にある南ターミナルに、小さなチャイニーズレストランがありました。ワンタンヌードルを食べたら、これがとても美味しかった。体があたたまりました。有名なシェフが生み出す1万円を越える料理より、このような庶民的な料理の方が好きです。心の底から美味しいと感じる。

3日後、車とフェリーで5時間掛けてバンクーバーに戻ります。
30年前、この街から吉村の写真人生がはじまりました。
ここリッチモンド地区にはたくさんの中国人が暮らしています。看板などはすべて中国語。カナダというか、まるで中国を旅しているような気分でした。
日本人の友人と3年ぶりに会い、中華を食べに行きました。日本語での会話は2週間ぶりです。

翌日の直行便で日本に戻ります。東京の寒さに驚きました。
今回2週間と長かったので、さすがにクタクタです。

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