2009年11月10日 (火)

大学でスピーチ

中央線の快速に乗って、国分寺にある東京経済大学へ。学生さんたちを前にスピーチを行いました。
すべてがこれからという学生さんたちと接し、自分の19〜20才の頃を懐かしく思い出しました。
あの頃、写真家としての自分の姿は、これっぽっちも想像していなかったな。
あっ、今思い出しましたが、確か高校生の頃は、松本電鉄の観光バスの運転手になりたいと思っていました。今でも観光バスを見ると心ときめきます。
テレビ局のビデオカメラマンに憧れたこともあります。テレビ信州で高校生を対象とした就職相談会があり、そこに1度だけ足を運びました。
何故どちらの夢も諦めてしまったんだろう……。今となっては思い出すことが出来ません。

お知らせ
2年前、高崎市で行った「谷川俊太郎 ことばとアート」展が、島根県出雲市の平田本陣記念館に巡回します。写真詩集『あさ/朝』から、朝の写真を何点か全紙サイズのパネルで展示します。お近くにお住まいの方は是非お立ち寄りください。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年11月 9日 (月)

石畳の道と信州を撮るカメラ

Img_2911今日はたくさんの打ち合わせを入れたので、午前中は車と自転車で、午後は電車と徒歩で都内を巡りました。
丸の内を歩いていて、「不思議とこの街の風景って心ときめくよな……」と歩みをとめます。理由は、道がアスファルトでなく石畳になっているから。やっぱり石畳の道は美しい。まるでヨーロッパのようです。
ちなみに、東京人が一番魅力的に見える場所は、JRお茶の水駅のホームです。ホームは高台にあり、周りは常緑樹の森。つまりホームに立つ人々が、緑の森を背景に浮き立って見えてくるのです。誰もが舞台に立っているような感じ。

実は今、生まれ故郷「信州」を撮ろうかと考えています。
僕はプロジェクトをはじめる前にカメラを選びます。そしてカメラを決めたら、そのプロジェクトが終わるまで、カメラを変えたりはしません。なぜなら、写真展や写真集の品質にバラツキが生まれるから。
さて、信州はどのカメラで撮るか……。
実は半年前から、ずっとずっと悩み続けていました。近頃ようやく結論が見えてきたのですが、たぶん、35mmの一眼レフでいきます。デジタルにするか、フィルムにするかは内緒ですが。
3〜4年後に、信州の写真展を行う。今、この場で宣言します。

| | コメント (15) | トラックバック (0)

2009年11月 8日 (日)

写真展「PASTORAL」in熊本

ここ数日、阿蘇白水郷美術館で開催される写真展の問い合わせが多くなっているので、改めて詳細を書きます。(九州在住の方には、1週間ほど前にDMをお送りいたしました)
富山で展示した巨大パネル60点すべてを展示する予定ですが、カメラ館と比べると会場面積が1/3になるので、もしかしたら10〜20点ほど削ることになるかもしれません。構想としては、上下2段にして隙間なく作品を飾り、美術館の壁を世界各国の風景で埋め尽くします。もしこの方式が成功すれば、観る側は、光や風、色にすっぽりと包まれる感じを抱くことでしょう。
是非お立ち寄りください!

「PASTORAL」吉村和敏写真展
2009.11.17〜12.23
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
月曜日休館(月曜祝日の場合翌日の火曜日休館)
入館料500円
吉村和敏トークショー〜パストラルの風、吉村和敏の旅路〜
12月6日14:00〜(入館料のみ。参加費は無料)
↓クリックすると大きくなります
532_2 422

さて、一昨日書いた黄色いカメラの続報です。
会う人みんなが「可愛くていいと思うんだけど、レンズが黒いのがアンバランスだなあ〜」と感想を述べます。
Img_2899 僕も何となくそんな気がしてきたので、今日、近くのホームセンターでラッカースプレーを買ってきて、レンズの表面を黄色く塗ってみました。もちろんズームやピントリングのゴムの部分は事前にマスキングをしています。
で、乾いた後にマスキングを剥がしてみると……ガ〜ン、隙間からラッカーが入り込み、境目がギザギザになっていました(涙)。やはりペイントを自分でやるのは無理がありますね……。
部分部分に黄色いテープを巻く方式にすればよかったな……と後悔しましたが、後の祭りです。
ちなみにストラップは皮に変えました(エツミ製)
Img_2903

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2009年11月 7日 (土)

CDを返却する

返し忘れていた2枚の音楽CDをTSUTAYAに返却。相変わらずCDをせっせと借り、iTunesに落としていますが、今回の女性ボーカル2人はピンとくるものがありませんでした。
CDを選ぶ時、いつも残念に思うことがあります。それは、CDのジャケットにアーティストのプロフィールが書かれていないこと。2〜3行でもあればもっとアーティストのことが理解でき、最初のとっかかりが簡単になるのですが。
出版の世界だと、プロフィールが書かれていない本などありえません。文庫でさえ書いてある。この点、音楽業界はもっと出版業界を見習ってほしいですね。

12月〜1月の2ヶ月間、冬やクリスマスの写真を展示する写真展(会場はビルの地下通路です)を開催予定です。そろそろパネルの制作に入らないと間に合いません。
午後、オリジナルポジを持って、ある出版社の編集部に足を運びました。大切な原画は、郵送ではなく、手渡しという方法を選んでいます。僕は来週から九州出張なので、編集者のAさんにポジをラボに入稿してもらう予定でいます。
写真展の詳細は11月中旬にこのブログでお伝えいたします。もしかしたら登録者全員にDMを送るかもしれませんが、これはまだ未定です。
今年の冬は国内&海外出張が多いため、僕は会場に足を運べませんが、どこかで一度サイン会を行う予定でいます。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年11月 6日 (金)

黄色いカメラ

Img_2883_2 写真展は無事終了、今日から心機一転、仕事開始です。
夕方、新宿のペンタックスフォーラムに立ち寄りました。K-7の合同作品展を観るためです。僕が出展したベルギーとオランダの作品、ありました、ありました。とても綺麗に仕上がっていたので一安心。もしチャンスがありましたら会場にお立ち寄りください。会期は9日までです。 

さて、ペンタックスさんと言えば、今の話題は100種類のカラーパターンを持つデジタル一眼レフカメラK-xですね。
実はこのカメラの存在を知った時、モーレツに欲しくなり、衝動買いしてしまいました。ペンタックスさんからお借りすることも出来たのですが、僕は欲しいカメラは自分で買う主義の写真家なんです。
Img_2898 さてどの色にするか……。実はカタログを開いた直後、「これしかない!」と速攻で決めました。ボディは黄色、グリップは緑です。何度見ても、僕の感性にピッタリなのはこの配色。
(詳細はWEBをご覧ください)
黄色いカメラを街中で使っていると目立ちますよ〜。特に肩からぶら下げて電車に乗ると、みんなカメラをジロジロ見るし、友人知人に会うと、「おっ」と言って驚き、必ずカメラの話題になります。多くの人に、「何だかオモチャみたいですね〜」と言われますが、それもまた面白い。
また多くの人に、「レンズが黒なのが格好悪いなあ〜」とも言われます。実は僕も同意見なので、ホームセンターか東急ハンズでラッカーを買ってきて黄色く塗ってしまうつもりでいます。
付属のストラップは黒だったので、ヨドバシカメラで黄色いストラップ(ニコン製)を探して付け替えました。が、少々アンバランスなので、いつの日かもっと明るい色の皮ストラップに取り替えるつもりです。
カメラは黒か銀という常識を打ち破ったペンタックスさんのこの企画、僕は大いに評価し、歓迎します。
Img_2896 皆さん、もしこのカメラを買われるとしたら、僕が選んだ049番、つまり黄+緑を真似して選んじゃダメですよ。今のところ、この配色のカメラを持っているのは世界中で僕一人だけですから(笑)


P.S.
実は、ライトブルーにするか、ほんの少し迷いました。でも黄色は持っていると「運」を呼ぶ色ですね。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2009年11月 5日 (木)

写真展 最終日

一週間って早いなあ〜と思いながら電車に乗り、会場へ。
最終日だからといって混むことはなく、会場内には常に3〜12人ほどいる状況が午後まで続きました。駆け込みで立ち寄ってくれる仕事関係の方が多く、僕はずっと喋りっぱなし。
今日はお昼を買いに行っている暇がないなあ〜と思っていたら、昔お世話になった方からお弁当の差し入れがありました。お客さんが切れたのを見計らって2分で胃に入れます。
やがて2時になります。2時ピッタリに終了。
_igp6143 3秒過ぎから撤去がはじまり、5分後には全ての額が取り外し完了、10分後には箱詰めされ、15分後には業者さんのトラックに積まれていました。日本人の手際のよさ、これもまさに「センス」です。
ギャラリーの担当者から、今回の入場者数が書かれたレポートを頂きました。凄い数でした! ミッドタウンって、人が集まる場所なんですね。
ただ、吉村事務所からお送りした案内状の数と芳名帳に記されたお名前を照らし合わせて計算してみると、ファンの入場者数は過去最低でした(涙)。
やはり多くの方が、カナダやヨーロッパやプリンスエドワード島などの「土地の写真」を求めているんです。つまりそんな方々には、「吉村和敏の世界」は、敬遠されてしまったようです。
もちろん僕は、この現実にめげることなく、これからも自分の世界を精力的に発表し続けます。興味のある方は、是非お立ち寄りください。

写真展「Sense of Japan」、無事終了です。ありがとうございました。この場を借りて、お礼いたします。
5時、皆さんから頂いた頂き物を両手いっぱいにぶら下げ、仕事場に戻りました。
以上、個展のレポートは終わりです。明日から通常のブログに戻ります。

 

| | コメント (29) | トラックバック (0)

2009年11月 4日 (水)

写真展 6日目

行きは満員電車。周りの人をよ〜く観察してみると、iPhoneを使っている人が多いですね。パリやニューヨークにもたくさんいましたが、日本もすごいんだ……と、そんな発見を楽しみながら、10時ちょうどに会場へ。
Dsc00070 午前中はとっても暇でした。家から持ってきた一眼デジカメを使って、会場の様子を写真に撮ります。
11時半、早めのお昼。アルバイトさんから地下のスーパーで買ってきてもらった美味しい弁当を食べました。
1時頃から人が入りはじめました。会場に2〜10人いるという状況がしばらく続き、5時頃ピークを向かえます。
毎日、お客さんからたくさんの質問を受けるのですが、今日はいくつかまとめてみました。

■撮影機材は何ですか?

→エボニーの4×5で、レンズはニコンの135mm、150mm、210mmです。今回の撮影では、カメラマンとして駆け出しの頃に手に入れた大型カメラを使ってみました。
■フィルムは何ですか?
→富士フイルムのネガカラー、160NCです。
■どうして日本なんですか?
→理由は幾つかありますが、一番に、近頃日本の風景に強く惹かれているからです。この国は被写体の宝庫だと思います。
■どうして吉村さんは、自分を変えよう、変えようと、するんですか? 苦しくないですか?
→性格です。
■次の写真展はいつですか?
→まず、熊本の阿蘇白水郷美術館で「PASTORAL」展を開催します。富山のミュゼふくおかカメラ館で発表した全パネルを展示し、トークショーも行います。
東京では、12月〜1月の2ヶ月間、作品約30点を展示するイベントがあります。詳細は後日発表しますが、もしかしたら登録者全員にDMを送るかもしれません。
(今回、芳名帳にお名前を残された方、早速登録させていただきます)
今回の写真展「Sense of Japan」は、1月下旬、大阪へ行きます。トークショーはまだ未定です。
今年は写真集や写真展などで作品を発表する年でした。来年は発表を少し控え、撮影中心でいくつもりでいます。

■今回、『BLUE MOMENT』や『プリンス・エドワード島』などの写真集が販売されていなのはどうしてですか?
→入荷分はすべて売れてしまいました。申し訳ありません。もっと多めに注文すればよかったです。
■フランスの美しい村の中で、どの村がお勧めですか?
→この村と、この村と、この村です。今回、本文は僕が書いていませんが、キャプションは僕が書いたちょっとした旅行記になっていますので、参考にしてみてください。
■吉村さんが手に入れたミニコンポのメーカーは? また、自転車は何色にしたんですか?
→ミニコンポは○○○で、自転車は○○○です。

個展は明日が最終日です。PM2時までなので、残り4時間。
2時ぴったりに会場をクローズし、撤収作業に入ります。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年11月 3日 (火)

写真展 5日目

昨日両替した100円玉が思った以上に少なかったので、今日は朝からコンビニ巡り。でもある方から、近くにある両替機の場所を教えてもらったのです。これで何の心配もなくなりました(笑)。
Img_2879 休日だからたくさんの人が入るだろう……と思っていたら、それほどでもありませんでした。会場に1〜5人といった状況が、閉館まで続きます。
たまに5分くらい人が途切れる時があります。そんな時、何故か疲れます。人間って不思議ですね。
今回多くの方が、国立新美術館で行われている「THEハプスブルク」展にも足を運んでいるようです。僕もどうしても観たい展覧会なので、来週の九州出張が終わってから行くつもりです。
そうそう、阿蘇白水郷美術館で行われる写真展「PASTORAL」ですが、案内状は明日、九州在住の方に発送します。
夕方、忙しいプロモーションの間を縫って、映画「アンを探して」の宮原貴子監督が立ち寄ってくれました。詳しくはブログで。

今回、Sense of Japanを大文字にするか小文字にするか、すごく、すごく迷いました。写真集を作るとき、デザイナーさんに両方のパターンでデザインを出してもらったりもしました。
SENSE OF JAPANとした方が、タイトルとしての力強さが出ます。でも何となく、今回発表する作品に力強さは必要ない気がしたのです。
3年間の日本の各地の旅を一から振り返り、生み出した数千枚の作品をじっくり見て、「よし、今回は小文字でいこう」と最終結論を出しました。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年11月 2日 (月)

写真展 4日目

電車の乗り継ぎがよく20分も早くミッドタウンに着いてしまったので、会場近くのスタバへ。家で毎朝飲んでいるブレックファーストブレンドの豆を買います。サービスコーヒーを啜っていると、やがて店員さんが碾いた豆を持ってきてくれましたが、そこにおまけとして今年のクリスマスブレンドが入っていました。そうか、もうクリスマスの時期なんですね。1年が本当に早いです。
ちなみに昨年の11月2日は京都にいました。3日に信州伊那へ移動し、今回の写真展に展示してある干し柿を撮影したのです。
10時ちょうどに会場へ。
午前、午後、今日はとても静かでした。常に2〜10人ほどのお客さんがいましたが、混雑して写真が見にくいという現象は起こりませんでした。
週末の講演会の疲れが出たのか、朝から頭がぼんやりしています。でも、中井巨匠からもらった栄養ドリンクを飲んだら、途端にシャキッと元気になりました(笑)。
ポストカードがポツポツ売れるので、今日も夕方に100円玉がなくなりました。銀行の両替機で5000円分用意したのですが、やはり足りなかったようです。アルバイトさん、お客さんにご迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありません。
販売という行為が、これほど大変だとは考えてもみませんでした。日本って、スーパーに入ってもコンビニに入っても、「すみません、おつりがないんです〜」と言われることはまずないですよね。これって凄いことだと、今日改めて知りました。
ちなみに帰り道、3軒のコンビニを巡り、1万円札を使って100円以下の品物を買いました。500円玉、100円玉を大量に用意したので、明日の祝日は大丈夫でしょう。
今回、多くの方から、「これってデジタル画像処理で色をつけているんですか?」と質問されます。特に写真集『Sense of Japan』のP.44の写真。
もちろんNOです。僕は基本的に画像処理はしない写真家です。道に別の場所で撮影した歩く人を持ってきたり、何もない草原に別の場所から家を移植したりと、今の時代はパソコンを使えば何でもできます。でもそれをやってしまうと、写真家として終わってしまうような気がするのです。作品が「嘘」になりますから。
P.44の被写体も、北海道を旅する過程に出会いました。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2009年11月 1日 (日)

写真展 3日目

Img_2873 朝、六本木の駅に着いたらコンビニへ。産経新聞を手に取ります。先日の日経新聞に続き、『Sense of Japan』が書評で取り上げられたからです。使われていた写真は、写真集の裏表紙の滑り台とブランコの写真でした。とても嬉しかったので、4部も買います。
10時、会場へ。日曜日ということもあり、午前中はお客さんがポツポツでした。皆さんとゆっくりお話ができます。
今日も1時半頃から混みはじめました。
2時から1回目のトークショー。
3時からサイン会。受付にはアルバイトさん2人に入ってもらいましたが、途中で写真集を入れるビニール袋とおつりの100円玉がなくなってしまったので、僕を含め3人でパニくりました(笑)。
4時から2回目のトークショー。
5時から再びサイン会。
6時を過ぎると会場は静かになりました。日曜日の6時前後というのは、作品をじっくり観るにはいい時間です。今まで何十回と個展を行ってきましたが、この時間帯、混んだことは一度もありません。逆に平日は、仕事帰りの人が立ち寄るので混雑します。

今回、多くの方から、「講演会を聞くと吉村さんの撮影意図がよくわかり、作品をなるほどな、と思って観ることができます。だから次回は是非、作品の下にキャプションを書いてください」と言われます。
もちろん皆さんのお気持ち、よ〜くわかります。でも今回の作品には、キャプションは必要ないと考えます。なぜなら、1点1点「アート作品」として自分の感性やスタイル、写真の力をアピールしていきたいからです。作品の解釈は、観る側にお任せします。
「何故、神殿の前に車が停まっているんだろう……」皆さんのその思考が、作品を生み出す側の喜びでもあります。
ただ、少しの手助けになればいいなと思い、今回は講演会で色々なことを語りました。頑張って4回も講演会を行ったのはそのためです。

7時ちょうどに会場を後にします。外は雨でした。

| | コメント (14) | トラックバック (0)

«写真展 2日目