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2007年5月31日 (木)

写真展

昨年出版した『林檎の里の物語』(主婦と生活社刊)と、ペンタックスフォーラムでの写真展が評価され、写真協会賞新人賞を受賞することができました。40歳を目の前にしてようやく新人賞。やっぱり頑張って写真を続けていれば、いいことがありますね。
http://www.psj.or.jp/psjaward/index.html
さて、その受賞作品展が、明日から日比谷の富士フォトサロンではじまります。
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/0706t.html#psj
年度賞の中村征夫氏、作家賞の永坂嘉光氏、水谷章人氏などの著名写真家のオリジナルプリントも観ることが出来ますので、お時間がある方は足を運んでみてください。ちなみに僕の場合、ペンタックスフォーラムで発表したベストショットを10点ほど選び、展示しています。前回の写真展を見逃してしまった方は是非!

相変わらず時差ボケに苦しめられています。先程、15分ほどうたた寝をしたのがいけなかった。今は深夜の2時半ですが、異様なくらい目が冴え、仕事場で仕事に追われています。。。
東京で行われるトークショーは、6月23日(土)を予定しています。詳細は来週ブログでお伝えしますが、今回は定員40名でおまけに無料。またすぐに一杯になってしまうと思うので、早めにお申し込みをされた方がいいでしょう。

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2007年5月30日 (水)

エレベーターのボタン

丸2日寝ていなかったので、昨晩は11時にバタンQ。でも3時間後の2時にバッチリ目が覚めてしまいます。ヨーロッパ帰りの時差ボケはホントきつい。
昼までに山ほどのメール書きの仕事を片付け、午後は外回りです。2時頃、珍しく五反田に立ち寄りました。何となく今日は冷たいウドンかソバって感じがしたので、駅前の立ち食い蕎麦屋に入ります。やっぱり日本人は麺だよな〜と呟きながら、ワカメウドンを啜り、おにぎりを食べます。
次の打ち合わせまで30分ほど時間があったので、原稿のチェックでもやろうかと思い、すぐ側のコーヒーショップに入りました。一応地下の禁煙席は空いていましたが、ちっともくつろげません。なぜなら音楽がうるさいからです。アメリカのヒットロックがガンガン流れていました。
ロックでもいいんだけどボリュームを1か2にしてもらいたいよな〜と1人ぶつぶつ言い、結局ロクな仕事をしないまま店を出ました。コーヒーも実に不味かった。
帰国初日はイライラするし、思考能力が低下しているしで、とにかく最悪ですね。
Img_1947 ところで皆さん、エレベーターにある「開」「閉」のボタン、即座に判断できますか? 僕はダメです。いつも間違えて押してしまうのです。
今日もあるビルで、「あ〜すみません、乗ります、乗ります〜」と言って飛び込んで来たおばさんを、ドアに挟んでしまいました。

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2007年5月29日 (火)

最近の仕事

12時には家に着くことが出来ました。朝到着便は、何となく1日得した気分がしますね。ここで寝てしまうとアウトなんです。今日は頑張って夜まで起きているつもり。
Img_1950 取材期間中に届いた郵便物に目を通していきました。最近の仕事をまとめてみると……

● 月刊誌『デジタルカメラマガジン』6月号に、ローレンシャンのベストショットを1点発表しています。
● 7年前に日経BP社から『アトランティック・カナダ』というガイドブックを出しましたが、それが『プリンス・エドワード島と東カナダ』として生まれ変わりました。内容も一部変更してあります。10点ほど新しい写真も追加しました。
● 年末に『あさ/朝』の販売用カレンダーを出す予定です。(形になり次第、ブログで発表します)
●高細線印刷のアートプリントの販売が終了しました。変わって、来月、オリジナルプリント販売サイトが新たに立ち上がります。(詳細は後日)
●6月〜7月、東京で合同写真展を開催します。僕はノルウェーの作品5点以上出品予定。トークショーも行います。(詳細は後日)

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2007年5月28日 (月)

日本へ

8時半にホテルをチェックアウト、3個の重い荷物を持ってSASホテル前にあるリムジンバス発着所まで歩きます。空港まではリムジンバスが一番。市内と空港とは50キロ以上離れているんです。成田みたいですね。
空港に着くとSASのカウンターでチェックイン。空席がたくさんあるというのに、Img_1932 今回もアップグレードはしてくれませんでした。以前ならゴールドメンバーは無条件でエコノミーエクストラだったのですが……、どうやら方針が変わってしまったようです。
まずはコペンハーゲンへ。その後、直行便で成田を目指します。今回もすべて定刻通り。
ブロックしてもらったので、もちろん隣には誰も来ません。が、左には暇さえあれば大きな音で鼻歌を歌う日本のおじさん、通路を挟んだ右にはずっと咳している日本のおばさん、窓側には「自然光が好きだからブラインドウを絶対に下げない」と強引に主張するノルウェー人。つまり自己中心的な3人がいたので、10時間のフライト中、まったくと言っていいほど眠ることが出来ませんでした。
朝の9時半、定刻通り成田着(翌29日)。リムジンバス、レンタカーで自宅に戻ります。

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2007年5月27日 (日)

再びオスロへ

今日は移動日です。ホテルを出た後、E6号線を南下し、200キロ先のオスロを目指しました。珍しく雲一つない快晴の青空、気温も上昇し、初めてカーエアコンをONにします。
ノルウェーの道はとても綺麗で、いくらもスピードが出せそうですが、誰もが法定速度で走っています。その理由は簡単。スピード違反を取り締まる無人カメラ(ストロボ付き)が至る所に設置されているからです。スピードを出したくても出せない環境にあるんですね。
2時間ほどでオスロに入りました。目の前に突然料金所が現れたのでびっくり。ETCレーンはかろうじて避けることが出来ましたが、車の流れでコイン投入レーンに並んでしまいます。で、財布を見てまたびっくり。すべてのコインを足しても20クローネ集まりませんでした。
後ろからはクラクションの嵐。ハザードをつけ、心の中で「スミマセン〜」と謝っていたら、やがて後続車は移動しはじめ、すべてが立ち退いてからバックで高速を戻り、有人ラインに並び直しました。まったく、大汗かきましたよ。トホホ……。
ダウンタウンに入るとまずはガソリンを入れます。ここもセルフなんですが、今までのスタンドと方式が違うため、ガソリンの入れ方がチンプンカンプン。で、店内に入って定員から、黄色のボタンを押してからレギュラー95を押す、という手順を教えてもらいました。
20年間世界各国を旅していても、まだまだわからないことがいっぱい。旅って一つ一つが勉強なんですね。
さて、次はレンタカーの返却です。いつものように空港に返却なら楽勝ですが、今回はダウンタウンのハーツのオフィスです。カンを頼りに車を走らせ、40分後、どーにかオフィスを発見、時間内に返却することが出来ました。
その後、予約してあったホテルにチェックイン。部屋に入りホッと一息つきます。
遅めのランチをとるため、外に出ます。ついでに、亀戸のサンストリートに入るような感覚で近くにある国立美術館(もちろん入場無料)にフラリと入ってみました。これで2回目です。
まずはムンクの作品19点が展示されている部屋に入り、「叫び」や「マドンナ」をはじめとする名画をじっくり観ます。今日もあまり人がいないので、まさに作品を独り占め。
もちろん他の作品もじっくりと観ました。ピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、モネ……。
館内は静かです。そう、これこそがまさに美術鑑賞なんですよね。有名な作品が来ると長蛇の列になってしまう日本の場合、あれは美術鑑賞ではなく、単なるお祭りです。
夕方、3時間ほど街中を歩き、デジカメでスナップ撮影。夜はホテル近くのチャイニーズに入り、不味くも美味しくもないチキンカレーを食べました。
天気が崩れてきたので、ブルーモーメントの撮影を断念。部屋で入念にパッキングし、ベッドに入りました。夕方に飲んだコーヒーがいけなかったのか、12時を過ぎてもなかなか眠くなりません。フォトストレージには6本ほどハリウッド映画が入っているのですが、その内の1本を観て、時間を潰しました。

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2007年5月26日 (土)

オリンピックの町

朝食後、まずはパソコンを立ち上げ、急がれている原稿を一本仕上げ、日本にメールで送信します。その後、チェックアウト。E6号線を南下して行きました。途中、心に響く景観にカメラを向けます。
ニュージーランドの風景にはあまり感動しなかったけれど、ノルウェーの風景には感動する理由、それは建物です。ノルウェーの民家や教会って、とっても絵になるんですよ。素朴さや可愛らしさは、プリンス・エドワード島以上かもしれません。
フィヨルド地帯を過ぎると風景は単調になりました。ちっとも写欲が沸きません。
一気に300キロほど南下し、オリンピックで有名になったリレハンメルの町に入りました。
町中をぐるりと一周してみましたが、ごく普通の町で、何一つとして心に響く被写体を発見することが出来ませんでした。また、これだけの大きな町なのに、ホテルは一軒しかありません。見た感じ高そうだったので、辞退します。
インターチェンジの側にモーテルを発見。一泊680クローネ(約15000円)だったので、早速チェックイン。
遅めのランチを近くのマクドナルドで、遅めのディナーをホテルのレストランで食べます。どちらも脂っこく、おまけに栄養バランスが悪そうな食事だったので、夜、思いっきりお腹を壊しました。まあ、いつものことです。

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2007年5月25日 (金)

AM2時のブルーモーメント

宿泊者はたった一人だけでもきちんとバイキングスタイルの朝食が用意してありました。少し感動します。
Img_1904 チェックアウト後、この町から西へ150キロほど行った所にある大西洋に突き出た岬へ足を運んでみました。車一台が通るのがやっとという崖っぷちの急な坂道を走っている時、対向車が来たので焦りましたが、どーにかバックで切り抜けました。バックで200メートル以上運転したのは初めてです。
岬はそれほど絵になりませんでしたが、せっかく来たのだからと数カット撮影。その後、東へ進路を取り、300キロほど移動しました。いくつものトンネルを抜け、フェリーにも乗りました。天候は、晴れ、曇り、雨、虹、嵐、強風と目まぐるしく変わります。1時間の中に、すべてがあるといった感じ。ホント、春の北欧って荒々しいですね。
Img_1911 30号線を走りフィヨルド越えを行いましたが、よくこんな所に道を造ったよなあ〜と感心するほど険しい山道でした。フィヨルドの景観も凄まじい迫力で行く手に迫ってきます。もちろんカナディアン・ロッキー以上の嶮しさです。
湖の畔に広がる小さな町に入りました。すぐにホテル探しを行います。3軒ありましたが、うち2軒はシーズンオフのためクローズ(観光シーズンは6月からです)していたので、残りの一軒にチェックイン。一泊650クローネ(13000円)でした。
Img_1919 だんだんと北欧のホテル事情がわかってきました。カナダでいう50ドルクラスのホテルが、こちらでは600〜700クローネのホテルに相当します。北欧で最も多いのが1000クローネ(2万円)クラスのホテル。街中のホテルはやはり1500クローネ(3万円)以上はしますね。
当然、各地に低価格のユースホステルもありますが、写真家は常に数百万もする高額な機材を持って旅をしています。だからドミトリーに宿泊するのはまず無理なんです。
ここ数年、クローネだけに限らす、ユーロもポンドもドルもカナダドルもどんどんと強くなり、円がますます弱くなっていますよね。これから先、日本は本当に大丈夫なのかな〜と心配で仕方ありません。
今、ヨーロッパ人が日本を訪れたら、1000円札なんかオモチャのお金のように感じるのではないでしょうか。
自動車や電気メーカーの例でもわかるとおり、今、日本の大企業は海外で商売し、利益を生み出しています。これからの時代、個人の写真家も、そのスタイルを真似ていかないと厳しくなってくるかもしれませんね。日本円だけの稼ぎだと行き詰ってくるような気がします。
さて、今日の夜も「仕事をしたくない病」に掛かっていましたが、12時半、気合いを入れて外へ飛び出しました。まるで冬のような寒さです。
Img_1925 それにしても不思議です。ブルーモーメントの時間がずっと続くのです。今日は2時まで撮影しましたが、当然空は青いまんま。そして3時過ぎ、ついに黒闇が訪れることなく、朝をむかえました。
あと少しで、ここも完全な白夜の季節に突入します。白夜になると当然ブルーモーメントは発生しません。無理して5月に北欧に入ったのは、そんな理由からでした。

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2007年5月24日 (木)

マス料理

朝から大雨。チェックアウト後、フェリーで対岸へ渡り、フィヨルド沿いに伸びる田舎の道を進んで行きます。
途中何度かカメラとレンズを雨に濡らしながら撮影を行いました。
それにしても北欧って、晴れ、曇り、雨のサイクルが実に早いですね。そして圧倒的に雨が多い。何となく、ムンクの叫びの心境がわかるような気がします。
今日はどこに泊まろうかな〜と考えながら町や村を転々としていきます。
ある小さな町でホテルを発見。でも一泊1200クローネ(約3万)もしたので速攻でやめました。
今日の走行距離も400キロを超えているので、クタクタです。夕方になると、だんだんと車の運転が嫌になってきました。
4時頃、大きな湖の畔にある村に入ります。ホテルがあったので値段を尋ねると850クローネ(16000円)。まずまずのプライスだったので、部屋を確保しました。
「明日の朝食は何時からですか?」と質問すると、従業員に「あなた次第よ」と言われます。どうやら今日このホテルに泊まっているのは僕一人だけとか。
Img_1900 ホテルのレストランは営業していたので、ここで夕食をとることにしました。
オーダーしたのがマス料理。確かに美味しかったのですが、結構骨があったので、ナイフとフォークではかなり食べにくかったです。やはり魚料理には箸が一番ですね。
食後、広々としたレストランでコーヒーを飲みながら「あ〜、今、日本から遠く離れたノルウェーにいるんだなあ〜」と一人感慨に耽ります。
海外の小さな村で、美しい景観や、静かな村の雰囲気や、ゆったりした時間の流れを独り占めにするって、最高の気分ですね。もちろん人がたくさんいる海外の都市では全然癒されません。やっぱり静かで自然豊かなカントリーサイドが一番です。
近頃、毎日がまさに時間との戦いで、いつ倒れてもおかしくないような生活を続けていますが、旅の途中にこのように「ほっ」としたくつろぎがあるからこそ、僕はどうにかやっていけるんだと思います。
Img_1895 部屋に戻りました。窓からはフィヨルド湖が一望出来ます。山の上にゆっくりと流れる雨雲を眺めながら、この日記を書いています。ちなみに今は夜11時、まだこんなに明るい。日増しに日中の時間が長くなっていきます。そう言えば来月は白夜ですね。
今日は小雨がぱらついていますが、12時過ぎから1時間ほど、野外でブルーモーメントの撮影を行う予定です。(意気消沈しているので、もう写真を撮りたくないのが本音ですが……)

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2007年5月23日 (水)

精力的に撮影

Img_1885 朝食後、村周辺を精力的に撮影。曇り空から晴れ間が覗く瞬間を狙い、シャッターを押します。でも個人的には、曇りの方が好きです。なぜなら緑が美しく見えるからです。
途中、新緑の森を背景にキラキラと輝きながら流れる清流を発見。あまりの美しさにシャッターを押しながら何度も溜息を漏らしました。
地球上の自然って、凄いとか、怖いとか、不思議とか色々ありますが、やはり美しいのが一番。そんな美しさをたくさん見ることが出来る写真家って、やっぱり恵まれていますね。
昼頃、雨がぱらついてきたので、フェリー乗り場の駐車場に車を停め、車内で時間を潰します。
自宅には、編集者や友達にもらった小説が山ほど積まれているのですが、今回は適当に3冊のミステリーを選び、持ってきました。その中の『果つる底なき』(講談社文庫)池井戸潤著を読みます。銀行小説ですが、あまりの面白さに一気に最後まで読んでしまいます。この人、いつか直木賞を取るかも。
ここ数ヶ月、忙しさのあまり小説なんて一冊も読んでいなかったので、活字を追うこと自体、とても新鮮でした。
フィヨルドの谷間に伸びるローカルな道を巡り、心響く被写体を撮影していきます。でも、雨がカメラとレンズを濡らすので、なかなか思うようにはいきません。折りたたみ傘を持ってこればよかったな、と何度も後悔します。
デジカメデータを記録するメディアには、コンパクトフラッシュとSDカードがありますよね。この二つを比べてみると、SDカードの方がはるかにデータの書き込みスピードが早いのは周知の事実。だからダブルスロットを採用しているカメラを使っているプロは皆、SDカードの方にRAWデータを、コンパクトフラッシュの方にJPEGデータを保存しています。
もちろん僕のカメラにはワンスロットしかないので、1枚のカードにRAWとJPEG同時記録です。で、今回はコンパクトフラッシュ対応のデジタルカメラを使っているのですが、データをパソコンに移し込む時など、やっぱりコンパクトフラッシュは遅いなあ〜とイライラのしっぱなし。
だから僕はいつも考えるのです。コンパクトフラッシュの存在意義って、本当にあるのかな…と。どう考えてもSDカードの方が使い勝手がいいですよね。小さいし。皆さんもそう思いませんか?
小雨ぱらつく中、6時頃までみっちり撮影し、村に戻りました。
7時、ホテルのレストランで夕食をとります。今日も凄まじい日本人観光客。100人以上はいたので、ツアーが4組くらい入っているではないでしょうか。
夕食はバイキングスタイル。中にクジラの肉がありました。美味しかったですよ〜。というか懐かしい味がしました。鯨のサイコロステーキと言っても、今の若者はわからないでしょうね。僕らが小学生の頃、学校給食でしょっちゅう出ていたんです。
部屋に戻り、撮影データの整理をして時間を潰します。夕暮れが始まったのが夜の11時半。クタクタに疲れていたので、例のごとく「仕事をしたくない病」にかかっていましたが、気合いを入れて外に出て、雨の中、30分ほど夜景にカメラを向けました。

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2007年5月22日 (火)

小さな村

昨晩は冷え切った野外で長時間撮影をしたので、今日は朝から激しい頭痛です。
チェックアウト後、重い荷物を持って街中を移動し、駐車場へ向かいました。雨のため、ジャケットはびしょ濡れ。
カンで車を走らせ、ベルゲンの街を脱出します。でも道を間違え、東に向かっているつもりが南へ進んでいました。どうにかE16号線に復帰し、3時間後ヴォスへ。ガソリンを満タンにした後、その後も精力的に車を走らせます。
夕方、今日はどこに宿泊しようかな〜と走っていると、フィヨルドの谷間に雰囲気のいいラルダールという小さな村を発見。ホテルがあり、運良く空き部屋もあったので、早速チェックイン。680クローネ(15000円)だったのでまあまあです。
Img_1891 ここはヒストリックタウンといった感じでしょうか。古い民家や教会が建ち並んでいます。2時間ほど歩き、3台のカメラを使って精力的に作品を生み出しました。
夕食を取ろうとホテルのロビーに行くと、思わず目の前の光景に「えっ」と驚きます。何とそこには日本人の団体さん。来るわ来るわ、大型観光バス3〜4台から次々とおじさん、おばさん、新婚さんが降りてきました。
なるほど、やはりここもグループツアーのコースに含まれているんだな〜と納得し、一人レストランの片隅で夕食を口に運びました。う〜ん、それにしても日本の熟年層は本当にパワフル。
部屋に戻り本を読んでいたらついついうたた寝。ブルーモーメントがはじまる11時半に目覚めたのですが、疲れ切った体が思うように動かず、今日は撮影を断念しました。まあ、曇っていたという理由もありますが。

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2007年5月21日 (月)

ベルゲンへ

チェックアウト後、ヴォスの町中で見つけたある被写体を撮影します。雨上がりのため光がとても綺麗でした。でも雲が多く、太陽がなかなか出ない。どーしても「光」を感じる作品にしたかったので、結局カメラを構えて1時間半も待ちました。太陽が出た瞬間、「勝ったぞ!」と小さく叫び、得意げにシャッターを押します。
昨日走ったE16を逆戻りし、フィヨルドの景観を何カットか撮影、その後再びE16号線を西に向かいました。
2時間後、ノルウェーで2番目に大きな街ベルゲンに入ります。
いつもどおり闇雲に車を走らせ、まずは徹底的に道に迷います。1時間も迷い続けると、街の輪郭が朧気ながら見えてくるのです。
さて次はホテルです。街と言えども、北欧って、ホテルの数が圧倒的に少ないんですよね。観光シーズンが短いから、ホテルを営業してもやっていけないのでしょう。だから大きなホテルしかない。
裏通りを走っていたら安そうなホテルを発見。値段を尋ねたら1400クローネ。さすがに1泊3万は出せないよな〜と思い、断念。スタッフに3軒先のホテルを紹介してもらい、そこで空き部屋を見つけたのでチェックインしました。それでも1000クローネ、約2万円です。
北欧では、現地に来てホテルを探すというのは絶対にやめた方がいいですね。日本で旅行代理店を通して予約し、日本円払いにした方が、15000円前後で泊まれます。今回はいい勉強になりました。
その後、駐車場探しで苦戦し、ホテルの部屋に入りホッと一息ついた時にはすでに夕方になっていました。
Img_1873 カメラを3台持ち、ベルゲンの撮影を行います。港の畔にカラフルな民家が連なる光景、とても絵になります。オスロより雰囲気はいいですね。
今回、6×45、35ミリ(デジタル)、35ミリ(フィルム)のカメラを使っています。近頃はどのカメラにもオートフォーカス(自動ピント合わせ)がついていますが、ホント、これってうざったいですね。僕は、カメラ至上、もっとも無意味な機能がオートフォーカスだと考えています。
撮影の時、オートフォーカスを使っているプロの写真家って、実際にいるのかな? 知り合いには一人もいません。みんなマニュアルでピントを合わせをしています。
4時間ほど歩き回ったらぐったりし、宿で3時間ほど休憩。夜10時、太陽が沈んだので外に出て撮影を再開。
Img_1880 11時半、見事なブルーモーメンが広がりました。バルブモードでみっちり撮影します。結局撮影が終わったのは深夜1時半。これほどまで野外で仕事をしたことがないので、さすがに疲れます。
24時間営業のセブンイレブンで100クローネもする寿司パックを買い、宿に戻って食べます。その後、ベッドに倒れ込みました。

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2007年5月20日 (日)

北欧の物価

チェックアウト後、荷物を持ってハーツのオフィスへ行き、予約してあったレンタカーをピックアップしました。
僕はどんな大都市でも車の運転は大丈夫です。ここオスロでも、まずはカンでダウンタウンを走ってみました。少し道に迷いましたが、30分後、どうにか無事に北へのびるE16号線に車を進めることに成功。目指すは約500キロ先のベルゲンです。
天候は目まぐるしく変わります。晴れたり、曇ったり、雨が降ったり。
Img_1869 200キロほど走ると、フィヨルド地帯に入りました。ノルウェーはトンネルだらけ。何と全長25キロのトンネルもありました。よく掘ったよなあ〜と、ただただ驚くばかりです。
どこか適当な町でホテルを取ろうと思ったのですが、ノルウェーって、オスロとベルゲン以外、大きな町がほとんどないんですよね。ヴォスに入るとようやく町らしくなったので、今日はここで一泊することに決めました。
ホテルは2軒、当然オンボロの方にコンタクトします。それでも一泊1025クローネ(約22000円)。あ〜罪悪感。ただ寝るだけでこれだけの大金を支払うって、やっぱり胸がチクチク痛みますね。
近くのチャイニーズに入り、チャーハンを食べます。ちょっと食べただけなのに100クローネ(約2200円)。その後、ガソリンを満タンにして400クローネ(約9000円)……。
出発前に円をクローネに両替し、まさに100クローネの札束を立つくらい持ってきたのですが、この調子で使うと3〜4日でなくなってしまうでしょう。よって明日からはすべての支払いをクレジットカードに切り替えるつもりです。
北欧はすべての物が日本の2〜3倍です。福祉が充実しているから物価が高いのは当たり前、という考え方ですね。
近頃日本でも、北欧のスタイルを真似てみたらどうかと、一部の政治家が言っていますが、僕は反対です。100円ショップとか、480円の弁当とか、スーパーホテル4980円とか、ヨドバシカメラの10パーセントのポイントとか……。そう、この格安感こそが日本のよさ、魅力なんです。
「すべての物価が3〜4倍になるけど、福祉が充実しますよ」という大人の考え方は、日本人には絶対に真似できません。そんなことをしたら、確実に経済は失速するでしょう。

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2007年5月19日 (土)

オスロにて

Img_1862朝食後外に出て、オスロの中心街まで行ってみます。1〜2時間も歩けば一周出来てしまうようなこぢんまりとした都会です。でも51万人暮らしているということは、きっとこの街は横に広がっているんですね。
オスロには、ストックフォルムの旧市街のように「絵になる」地区がありません。よって最初はあまりシャッターを押せませんでしたが、それでも頑張ってデジカメで50枚近くのスナップ写真を撮りました。
一旦ホテルに戻り、今度は6×45のフィルムカメラを持って出直します。でもわざわざ中判を使ってまで撮りたいと思う被写体と出会わなかったため、4カット撮影したのみでした。
午後、再びデジカメに切り替え、スナップ写真を撮ります。国立美術館の前を通ったのでフラリと入り、ムンクの「叫び」をじっくり鑑賞しました。
その後ホテルに戻り本を読んでいると、時差ボケのため2時間もうたた寝をしてしまいます。
9時半、ホテル横のチャイニーズに入り、チャーハンをオーダーし、食べました。味は40点。
11時を過ぎるとようやく辺りは暗くなり、やがてブルーモーメントがはじまります。やはり緯度が高いだけあって、空が青い時間が1時間以上も続きます。雲が多い日でしたが、青い空と王宮を重ねて撮ることができました。
深夜0時半、撮影終了。繁華街は日本の7〜8時台の賑やかさ。みんな、いつ寝るんでしょうね。北欧には不思議な時間の流れがあるようです。

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2007年5月18日 (金)

ノルウェーへ

5時に起き、大急ぎでパッキング。特に機材選びは慎重に行います。近頃、現地に着いてから、「あっ、アレを忘れた…」ということがしょっちゅうあるからです。かといって飛行機の持ち込み荷物の重量規制が厳しいので、機材を手当たり次第持っていくというわけにもいきません。1〜2回しか使わないだろうと思う機材は、思い切って置いていくのです。例えば、かさばるだけのレンズフードとか。
7時に家を出て、タクシー&リムジンバスで成田へ。SASのカウンターでチェックイン。残念ながら今回もアップグレードは無理でした。
11時40分、SK984便は定刻通り成田を飛び立ちます。ラッキーなことに隣は誰も来ません。食事が終わり、文庫のミステリーを呼んでいたら自然と目が閉じます。途中何度か起きましたが、何と7時間もぐっすり眠ってしまいました。相当疲れていたのですね。
で、あっという間にコペンハーゲン着です。SK464便に乗り換え、ノルウェーのオスロへ向かいます。
定刻通りオスロ着。きちんとバッグも流れてきます。珍しくすべてがスムーズにいったので、妙な違和感を感じますね(笑)。
空港のインフォメーションで尋ねると、タクシーでダウンタウンに行くには1万以上掛かるとか。よってリムジンバスに乗りました。夜9時、予約してあったホテルにチェックイン。
外は大雨、冬のような寒さです。

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2007年5月17日 (木)

出発準備

秋葉原駅のホームに佇んでいたら突然土砂降りの雨。そこに電車が滑り込んで来たのですが、大きな鉄の固まりが滝の中を潜ってくるようで、すごく絵になりました。
早速写真を撮ろうと思いコンパクトカメラを構えたら、ガ〜ン。SDカードが入っていません。そう、写真をブログにアップロードする時、カードを一端取り出しますよね。朝、そのカードをカメラに入れ忘れてしまったのです。
仕方なし、今日は被写体をしっかりと頭の中に焼き付けました。
外回りの後、銀行に立ち寄り、日本円を外貨に両替します。ドルもユールも高いので、ホントここ数年の海外取材は大変。お金がいくらあっても足りません。ちなみにカナダドルは、今113円ですよ。カナダ行きも大変な時代になってきました。でも、どうして日本円がこんなにも弱くなってしまったのでしょうか?
仕事場に戻り、気合いを入れて仕事をしたら、数日前、山ほどあった仕事がだいぶ片付いてきました。夜10時には、何とかなりそうだな……という目処が立ちます。
さて、これからパッキング。明日は5時起きなので、今晩はどんなに遅くとも2時前には寝るつもりでいます。

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2007年5月16日 (水)

過去の自分

いま、雑誌『日本カメラ』で、「写真家になる」というエッセイを連載中です。写真に目覚めた中学3年の頃からのストーリーを順々に書いているのですが、思い出し作業って、楽しいですね。
20代の頃は、アルバイトしてお金が貯まったらすぐにカナダに行く。そんなスタイルを繰り返していました。それほどカナダ、主にアトランティック・カナダやプリンス・エドワード島が好きでした。いや、写真が好きで好きでたまりませんでした。
あの頃の銀行口座って、常に2〜10万円だったんです。毎月の家賃63000円をどう支払うか、そんなことばかりを真剣に考えていました。青春ですね。
自分の行く末を決めたのは20代の後半。その前は、どうしようかな〜、写真家もいいけど、食ってはいけないだろうなあ〜。やっぱりサラリーマンだよなあ〜。ビジネスマンにも憧れるなあ〜と、実に曖昧だったのです。そう、「一生写真家でいく」ときっぱりと決めてから、自分は強くなったんだと思います。
僕の初めての個展は1998年のニコンサロン。その時はもちろん案内状を送るということはしませんでしかたら、訪れる人はギャラリー巡りを常連としている人たちが中心でした。でもこの時に初めてお会いし、そして今でも応援してくださる方が何人もいるんです。ちなみに今月フォトエントランス日比谷で行った個展は、僕の8回目の個展になります。
……と、原稿執筆のためにしばし感慨に耽りましたが、今日もどーしようもないくらい時間に追われています。これから都営新宿線に乗って荻窪まで足を延ばします。

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2007年5月15日 (火)

チョコ

パネルを保管している倉庫に行ったり、都心のラボに行ったり……、その間に原稿やメール書きを行っているので、何が何だか分からくなるくらい仕事に追われています。
僕は何をするにも素早く体を動かすタイプの人間なので、夕方になるとクタクタになってきます。そんな時、甘い物を食べるとホッとしますね。コンビニのお菓子コーナーには板チョコが並んでいますが、その中で一番好きなのはロッテのクランキーです。これ、本当に美味しい。サクサクと食べながらペットボトルの冷たい生茶をグビッと飲む。最高です。Img_1854

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2007年5月14日 (月)

富山→東京

朝6時に起き、ホテルをチェックアウト。魚津インターから高速に乗ります。途中、心ときめく風景を発見。ハンドルを握りながら、どうしようかな〜と迷いましたが、思い切って朝日インターで高速をおり、Uターンしました。
でも、下の道を走ると、なかなかその場所を見つけることが出来ません。30分ほど探しましたが発見できず、似たような風景の前でパチリと一枚撮りました。
再び朝日インターから高速に乗ります。長野、軽井沢経由で東京を目指します。
近頃人と会う度に、「吉村さん、居眠り運転には十分気をつけてくださいね」と言われます。はい、気をつけます。今日もサービスエリアで2回も車を停め、10分仮眠しました。コーヒーも絶え間なく飲みました。虫歯の原因となるガムも噛みました。
3時ぴったりに東京着。ふ〜、今日もクタクタです。

※近頃、写真を発表出来ず、申し訳ありません。忙しい時って、ブログ用のスナップ写真を撮るのが大変なんです。原稿と一緒にアップロードするのも大変。お許しください。。。

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2007年5月13日 (日)

富山へ

朝7時に実家を出て、松本平を西へ向かい、安房峠を越えます。小雨がぱらついていましたが、途中、3枚の写真を撮りました。うち2枚は手応えあり。写真展で使えるでしょう。
さて、今回は2000ccの普通車を運転しています。愛車のK(スバルR2)が、点検のためディーラに入院中。代車を借りてきました。
やはり普通車だと、長距離を運転しても、あまり疲れませんね。エコノミーとビジネスクラスのような違いです。
今のKは優秀なので、全国どこへでも行くことが出来ます。でも高速や山道では、アクセルを床に付くまで踏むことはしょっちゅう。パワーがある普通車だと、足首のちょっとした動きだけでいいのですね。そんな些細なことに感動してしまいます。来月早々、Kから普通車に乗り換えるつもりでいます。
4時間後、富山へ。
福岡駅側にある「ミュゼふくおかカメラ館」へ足を運びます。ここで犬猫写真家・新美敬子さんの大きな写真展が開催されており、昨日が初日とあって、新美さんはもちろん、出版社の方々、評論家のAさんなど、関係者が集結していました。
ミュゼふくおかカメラ館は、とても素晴らしい美術館です。是非足を運んでみてください。
地方にお住まいの方は、東京が羨ましいと言いますが、実際、文化施設は地方の方がはるかに恵まれているのです。全国各地を旅する度、そう思います。先月、滋賀県で見た琵琶湖ホールも凄かったな。
皆さんと別れた後、富山方面に車を走らせ、被写体探しをします。田圃の中である光景に心ときめきカメラを構えます。でも強風のため撮影を断念。そう、写真撮影にとっての敵は、雨でも雪でもありません。風なんです。
クタクタです。おまけに超A級の睡魔に襲われたので、魚津の駅側にある適当なホテルにチェックイン。
今日はこのまま終止符を打とうと思いましたが、まだ消化不良なので、15分休憩した後、再び撮影に出掛けました。
海沿いで2カット撮影。天気がよかったので、ある田舎道で車を停め、ブルーモーメントを撮影します。終わったのが8時半。
近くの食堂で定食を食べ、ホテルに戻り、バタンQと倒れ込みました。今日の走行距離は610キロ。

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2007年5月12日 (土)

信州へ

頑張って6時に起き、写真機材をまとめた後、家を出ます。中央道をひた走り、一気に長野県へ。豊科インターで一般道におりると、すぐに被写体探しをはじめした。安曇野は僕にとっての庭なので、カーナビに頼ることなく車を走らせることができます。農道や山道を積極的に走りましたが、う〜ん、自分らしさがとけ込んだ風景を見つけるって、難しいですね。
あ〜今回は空振りかな〜と思いはじめた矢先、新緑の森の手前である風景を発見、その土地の所有者から許可をもらい、じっくりと撮影しました。
そう、今年行っている日本再発見の旅、まさにこのような作品が撮りたかったのです。「これはきっと個展に使える!」と断言できるベストショットを生み出すことができました。
その後、積極的に各地を巡りますが、心に響く風景が何一つとして見つかりません。途中、青木湖の手前で超A級の睡魔に襲われます。すぐに湖の畔に車を停め、仮眠。相当疲れていたでしょう、40分も爆睡してしまいました。
起きたら体がガチガチ。10分程でどうにか回復し、再び車を走らせます。大町、穂高地区を巡りましたが、う〜ん、なかなかシャッターが押せません。暗くなる夜8時まで粘っても、収穫はゼロでした。今日の走行距離520キロ。
夜遅く、実家にチェックイン。

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2007年5月11日 (金)

仕事に追われています

山積みの仕事は順番にやっていけばどうにか片付いていきますが、忙しいと頭の中にいくつもの項目がすし詰め状態になっていますよね。僕の場合、それがストレスの原因となるのです。
今日は夕方都心に出ましたが、電車の中ではAのこと、Bのこと、Cのこと、Dのこと……と、項目が錯綜していました。
そうそう、今日ラボに立ち寄り、オリジナルプリントの制作をお願いしてきました。写真展でご注文された方、あと3〜4週間ほどお待ちください。じっくり時間を掛けて完璧な作品を生み出していくつもりでいます。
帰り掛け、秋葉原のヨドバシカメラに立ち寄ります。1階フロアで、「あれっ、今日は何を買いに来たんだっけ?」と思わず立ち止まってしまいます。で結局、欲しかった商品を思い出すまでに2分も掛かってしまいました(笑)。
この巨大なヨドバシカメラが好きな点は幾つもありますが、一つにはエスカレーターが4機並んで併設されていることです。だから、どのフロアでも必ず上りと下りのどちらかに乗ることができる。デパートは2機だけですよね。だから上りのエスカレーターに乗ろうと思って行くと、こっちは下りか……とがっかりすることもしばしば。僕にとって、こんな些細なこともストレスの原因となるんです。

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2007年5月10日 (木)

作品の生み出し方

今日は1日中、ああもう12時……、ああもう3時……、ああもう6時……という感じで時間に追われました。
忙しい時、クロネコヤマトの当日配達便に助けられています。今日もお昼までに6個の荷物を出しましたが、すべて4時までに先方に届きました。
123_1 さてさて、個展期間中に行った写真教室、それなりに評判がよかったらしく、今だ感想メールが届きます。同時に、私も参加したかったです、というメールもたくさん寄せられます。そこで、少しこのブログで再現してみますね。
ある方が、ヨーロッパの風景写真を提出して下さいました。(写真使用に関しては、撮影者の許可を得ています)
この風景写真、パッと見てどこか弱さを感じますよね。例えば僕がこの光景と出会ったらどのように撮るか。
まずは空の部分を大幅にカットします。そしてズームレンズを使って木々の緑と川と建物をクローズアップ。その後、マイナス1の露出補正をし、右上の影の部分をあえて黒く潰し、遠近感を出してみます。そしてレリーズを使って静かにシャッターを押す。
456_2 ←完成した作品がこれです。
どうですか、こちらの方が作品っぽく感じませんか? ヨーロッパの片田舎にある素朴な村という感じがよく出ています。
そう、このように作品作りって、実に簡単なことなのです。少しトレーニングを積めば誰でも簡単にできるのです。
いずれにしても、誰かに写真を教えていくって、やっぱり楽しいですね。僕は人前で喋るのが好きなので、もしかしたら教師という職業が向いているのかもしれません(笑)。
写真教室やコンテスト審査員の仕事はやりたくて仕方ないのですが、やはり今の状況でお受けするのは100パーセント無理。海外へ行ったり、原稿を書いたり、本作りの準備したりしていると、これっぽっちも時間を生み出すことが出来ないのです。
でも、単発で入る仕事は、時間さえあれば受けるようにしています。もしかしたら年内にもう一度行うかもしれないので、その時はブログで発表しますね。

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2007年5月 9日 (水)

21日目(最終日)

個展最終日です。
車で都心に向かい、東京国際フォーラムの駐車場に停め、11時ぴったりに会場に入ります。今日もたくさんのお客さんが訪れました。
仕事関係の知人、友人もやって来ましたが、誰もが、「吉村さん、顔が疲れているよ」と言います。以前お世話になったAさんからは、「今まで会った中で一番疲れた顔をしている。凄いよ、目の下のクマが」と言われてしまいました。
おそらく連日の個展疲れ、寝不足が原因でしょう。
人が途切れた合間に、友達からもらったリポビタンDとCCレモンを一気飲みします。
お客さんは1時半頃にピークをむかえ、1時50分になると会場は波が引くように静かになりました。そして2時ちょうどに、3週間にわたって続いた個展に幕を閉じます。
ドアをクローズ。業者さんが入り、2時半にはすべての額が取り外され、次の写真家さんの個展の飾り付けがはじまりました。
何度かに分け、荷物を車に運び入れます。そしてスタッフに挨拶し、会場を後にしました。
居眠り運転に注意しながら自宅に戻り、冷凍庫に入っていたハーゲンダッツのアイスクリームを食べてホッと一息。
吉村和敏写真展「ブルーモーメント」、本日無事に終了です。皆さん、ありがとうございました。次の個展に向け、また一から頑張ります。
さーて、明日からモーレツな忙しさがはじまります。今日はどんなことをしても1時前には寝る予定。

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2007年5月 8日 (火)

20日目

メールを書いたり、写真を選んだりと、朝起た直後から戦場のような慌ただしさがはじまります。
9時半、大急ぎで自宅を飛び出し、総武線に飛び乗ります。新宿までの車中、ゲラのチェック。目的の場所に15も分早く着いたので、マックに入り、コーヒーを啜りながら手書きで原稿書き。学校をさぼっている高校生がたむろし、大声で騒いでいます。よって、考えがまとまりません。こんな時ビシッと言ってやりたいのですが、じっと我慢。これも危機管理です。自分が口うるさくなるのは、70歳を過ぎてからにしようと思います。
その後、ある企業で2時間ほど打ち合わせ
写真展会場に入ったのは2時半過ぎ。今日も終わりまで、絶え間なくお客さんが訪れました。
築地へ移動。イタリアンレストランで、お世話になったある編集者さんの送別会。
第一線で活躍する写真家、岡島和幸氏、土屋勝義氏、今岡昌子氏、米美知子氏が集まりました。個性ある写真家がこれだけ集結すると、実に面白い写真談義が交わされるんですよ。
送別会、おそらく朝まで続くと思いますが、僕は11時半頃に皆さんと別れました。急ぎの仕事が山積みなんです〜(涙)。
結局今日もタクシー。倹約家の僕はもちろん電車派ですが、このところ超時間に追われているため、お金なんてどーでもいいやって感じになっているのです。よってここ数日、都内の移動はタクシーばかりです。
今日も運がいいことに個人タクシーでした。運転手さん、相当車が好きらしく、トヨタ車がいかに素晴らしいかを、熱く語っていました。

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2007年5月 7日 (月)

19日目

朝から打ち合わせに追われたので、会場に入ったのは3時過ぎ。まずは芳名帳をチェックします。お名前の横に、「お会い出来なくて残念です…」という小さなメッセージを見つけると、胸が痛みます。特に地方からいらっしゃった方、本当に申し訳ありません。。。
今日は平日なのでどうかな〜と思ったのですが、お客さんはクローズする7時まで絶え間なく訪れました。
夜はある作家さん、編集者さんと日本橋でチャイニーズ。
その後、タクシーで自宅へ戻ります。運がいいことに個人タクシーで、車種は珍しいヒュンダイでした。運転手さん、家に着くまでえんえんと車の自慢話をします。
タクシー世界の小説は、荻原浩の「あの日にドライブ」(光文社)がお勧めです。

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2007年5月 6日 (日)

18日目(休み)

今日、個展会場はクローズです。タイミングよく雨。1日中、仕事場にいて、溜まりに溜まった仕事を片付けていきました。
昨日Aさんから、「近頃、どんな媒体に作品を発表しているのですか?」と質問されました。
考えてみればそうですよね。このブログで、原稿に追われている、写真選びがたいへん、と書いていても、それが形になった時に、このブログではあえて媒体名を紹介していませんでした。スミマセン。
Img_1839 実はこの僕も、年がら年中時間に追われているため、整理が滞っているのです。
先方から雑誌などが送られて来ると、まずは自分のページをじっくり見て、他のページも一通りチェックします。その後、キャビネットの棚に積み重ねていくのです。この束を整理するのは3〜4ヶ月後。
だから思いのほか、本人もゴチャゴチャしているというわけです。
ちなみに今現在の状況を整理してみると、、、
「日本カメラ」の連載は続いています。今月号は東京の写真と文です。
「私のカントリー」にも、プリンス・エドワード島の原稿を書きました。
「ノースウエスト航空」の機内誌では、僕の写真と文でアトランティック・カナダの特集5ページが掲載されています。
「CAPA」には昨年撮影した山梨の桃の写真2ページ。
日本カメラ社のMOOK本「中判銀塩写真バイブル」には4ページ(写真と文)。
富士フイルムの「フィルム&イメージ」には4ページに写真とインタビュー。
……と、ひとまずこんな感じでしょうか。
そうそう、時々、絶版になった本(「輝く季節への旅」など)の問い合わせが寄せられます。申し訳ありません。僕も保存版が2〜3冊しかないので、お譲りできない状態です。よって、古本市場でお探しください。
「光ふる郷」(絶版)は、まだ少し手持ちがあるので、これから先、個展の度に10冊ずつ販売していきます。
多くの人が血眼になって探しているポストカード02番は、現在調査中です。
あの超クオリティーが高い2007年度のペンタックスのカレンダーは、在庫を探すのは100パーセント不可能です。昨年の12月下旬にすべてなくなってしまいました。
明日は朝から仕事場で打ち合わせ。終わり次第駆け付けますが、会場に入るのは1時過ぎになってしまうと思います。

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2007年5月 5日 (土)

17日目

今日も1時に会場に入りましたが、夕方まで、常にお客さんが2〜10人ほどいるという状態でした。スタッフに聞くと、やはり11時台はそれなりに混むそうです。個展もあと残り2日半。来週は早め早めに行くように努力します。
このフォトエントランス日比谷は、昨年10月にオープンしたばかりの真新しい写真ギャラリーです。よって、写真業界や写真愛好家の世界では、まだまだ知名度が低く、よって「流し」のお客さんがとても少ない。
ギャラリーの浸透率は、やはり年月に比例するんです。この銀座にも、カメラやフィルムメーカーのギャラリーが2〜3ありますが、1日に600〜1000人は入る賑わいです。これも20年、30年という重みがあるからですね。
僕が会場につめている時、そんな写真愛好家の動向もチェックしているのですが、このフォトエントランス日比谷を銀座に出たときの「散歩コース」として組み込んでいる人は、1日5〜10人くらいかな、という感じです。
写真愛好家の方からは、決まって「これって、デジタル? フィルム?」という質問が飛んできます。「今回は8割がフィルムで、残りはデジタルです」と答えると、「やっぱりね〜、この深みはフィルムじゃないと出ないよね〜」
と妙に納得し、帰って行きます。僕の方は、「デジタルでも、レタッチの仕方によっては深みは出ますよ」とはあえて口にせず、お客さんを見送ります。
いずれにしても、「フィルムがいいか、デジタルがいいか」この考えは少々危険です。なぜなら、どちらもいいからです。今の時代、二つが仲良く共存している、という捉え方をした方がいいでしょう。
僕は今、写真界の真っ直中にいますが、実はデジタルの方が優位、ということは全然感じていないんですよ。だって、写真をはじめてみよう、もっと勉強してみよう、写真が趣味です、という若者たちは、その多くがフィルムカメラを使っていますよね。学生はデジタルに興味を示さない。プロだってフィルムとデジタルの使用率は半々です。
つまり、フィルムか、デジタルか、なんてことはどーでもいいのです。やはり写真は、「作品の力」で勝負していくことが大切です。

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2007年5月 4日 (金)

16日目

1時に会場にin。今日は2〜3時がピークでした。逆に5時を過ぎると会場には1人いるかいないかという状況です。おそらく明日もこんな感じでしょう。休みの日は夕方が穴場です。
Img_1832 今日も本の品切れが生まれました。月曜日に再注文を掛けても入荷は火か水曜日になってしまうので、意味ありません。よって今回はテーブルの上がスケスケ状態のまま最終日までいこうと考えています。
次回の個展では、勇気を出して多め多めに注文を掛けるようにいたします。
そうそう本へのサインですが、自宅から持ってきた写真集を申し訳なさそうに差し出し、「あの〜、これにサインをしてもらうことは出来ますか…」とお願いしてくる方が何人もいます。
僕の場合、全然気にする必要はないですよ。10冊あろうが20冊あろうが、喜んですべてにサインを書きますので。ポストカードや案内状にもサインOKです。
今日、一つの閃きがありました。個展はこれで10回目。個展の度に案内状を作っていますよね。それらを裏打ちし、大きな台紙に並べて綺麗に貼ってみたらどうかと……。
うん、これはいいアイディアです。暇な時に作成し、完成したらこのブログで写真を発表しますね。
今回訪れる多くの人が、私もこんな光景を見てみたいわ〜と言っています。
ブルーモーメントは、この東京でも毎日のように出るんですよ。皆さんが気づいていないだけです。
Img_1834 今日も7時頃、外に出たら見事なブルーモーメントが広がっていました。この青さ、この街で暮らす何人が気づいているだろう……と思いながら、コンパクトカメラで一枚の写真を撮りました。

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2007年5月 3日 (木)

15日目

約3年ぶりにスーツを着て会場へ。朝起きた時、たまにはイメチェンしてトークショーと写真教室やってみるのもいいかな、とふと考えたのでした。
予定通り2時からトークショーがはじまります。1時間、今回展示してある作品の撮影秘話を語りました。15分の休憩を挟んだ後、いよいよ写真教室です。
Img_1829皆さんのお気に入りの一点を吉村のマックにコピーし、液晶プロジェクターを使って前方のスクリーンに映し出します。撮影者の1分間スピーチの後、僕がコメントを付け加えていきました。
皆さん写真が上手いのでびっくりです。中にはプロ顔負けの作品も何点かありました。
こうでなくてはダメ、という決まったスタイルがないところが、写真という芸術の素晴らしさだと思います。そう、表現方法は自由で無限大。だから今日の教室では、「こうすればもっとよくなりまよ」という感じの技術的なアドバイスに留めました。
総合的な評価としては、やはり画面の中に余分な物が入り込んでいる作品が多かったように思います。例えば空とかは、もっと大胆にカットしてもいい気がするのです。もしくは空を入れず、地上の対象物だけで画面構成をするとか。
「写真は引き算」。このことは常に念頭に置いてください。
写真教室はぴったり5時に終了。
その後、会場内にはどっと人があふれ、やがて6時を過ぎると静かになりました。
今回、写真集やDVDの在庫を切らしており、本当に申し訳ありません。出版社は休み入っているので、再注文出来ない状態です。また、個展会場で売る本って、委託が許可されないんです(変ですよね)。だから事前に僕自身が注文を掛ける時、売れ残りを恐れ、どうしても少部数の注文になってしまいます。
今日もたくさんのお客さんと話をしました。「今回の作品の中で、どれが一番いいですか?」と訪ねると、100人中90人が、「この写真!」と即座に答える作品があります。それは、バンクーバーの朝の海辺の風景写真。手間は海、遠くの空に満月が輝き、2隻のタンカーが浮かんでいる作品です。
正直言って、作品を選んでいる時、これ、どうしようかな〜、と悩んだ作品でした。でも蓋を開けてみると人気ナンバーワンに。作品の力強さを皆さんから教えてもらうことができました。そう、個展は僕にとっての写真教室です。

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2007年5月 2日 (水)

14日目

「写真家は、個展会場にいるべきか?」これに関しては今回も真剣に考えています。
僕は皆さんと交流するのが大好きなので、毎日のように会場につめるようにしたいと希望しているのですが、現実問題として、それが厳しくなってきました。。。
写真を先方に送ったりする仕事が何件かあり、書かなければいけない原稿が3〜4本(うち1本は長文)、そして何より取材&撮影です。
そう、個展期間中の忙しさは、年々エスカレートしているのです(涙)。
多くの写真家は、個展会場にはいません。皆さん日時を決め、その数時間だけ会場に来て、交流やサイン会を行ったりしています。
おそらく僕も、次回の個展からは、そのような形になってしまうと思います。本当に申し訳ありません。。。。
さて、今日も100人あまりのお客さんとお話したのですが、皆さんブルーモーメントの時間を不思議がっているのが印象的でした。そこで僕は言いました。「今日、美しいブルーモーメントが出ますよ」と。今日は雨上がりの快晴ですよね。こんな日、決まって空が青く染まるのです。おまけに今日は満月。
夜、仕事場に戻り、ヘナヘナになって仕事をし、2時半頃さて寝るかと空を見上げると、まん丸のお月さんが夜空に輝いていました。フラフラになりながらベランダに出て、デジカメでぱちりと写真を撮ります。その後、ベッドに倒れ込みました。
さて、明日はトークショーと写真教室です。2時〜5時は会場のすぐ横にある教室にいます。
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2007年5月 1日 (火)

13日目

昨日ほどではないにしろ、今日もたくさんのお客さんが訪れました。会場には常に1〜5人はいるという状態。特に地方からのお客さんが多かったようです。「新幹線はガラガラでしたよ〜」とある方が言っていました。そう、連休のど真ん中って、案外と移動のチャンスなんですよね。僕もよくこの間に高速を飛ばし、実家に帰ったりするんです。もちろん中央道はガラガラです。
今日も田川高校の同窓生が何人か訪れました。皆、東京や神奈川、埼玉で暮らしている人たちです。
「どうやって写真展の情報を知っただー?」と訪ねると、「新聞」と答えます。そう、今回、読売新聞と朝日新聞に個展案内が載りました。新聞の力って、やっぱりすごいですね。
でも、バラバラになっている同窓生が23年ぶりにまとまり出すって、よくよく考えてみれば凄いことです。次の個展では日にちを決めて全員を集めてみようかな、と密かに検討中。
個展開催中は、仕事関係の方と一緒にランチやディナー、お茶をすることが多くなります。そのためスタッフに会場近くのいいお店を訪ねるのが恒例となっていますが、今回は日比谷シャンテの中にある柿安を教えてもらいました。今流行のビュッヘスタイルのレストランです。それほど味に感動はないのですが、体によさそうな料理をお腹いっぱい食べることができます。いつ行っても店内にはたくさんの女性客。
仕事がたんまり詰まっていたので、6時に会場を後にしました。実は今日も車です。何年か前、ある方から東京国際フォーラムの無料駐車券を4枚もいただいたからです。もちろんこれがないと車でなんか来ません(笑)。
ハンドルを握り(K自動車ですが…)、暮れなずむ街を眺めながら自宅に戻るというのも、なかなかいいもんですね。
そうそう、一つ驚いたことがあります。例の耐震偽装があったホテルやマンションの前を通ったら、何とその場所は綺麗な更地(さらち)になっていました。建物って、壊すのはとっても簡単なんですね。
このブログのコメント欄でも惜しむ声が書かれていますが、写真展会場の横にある三信ビルの取り壊し計画、もちろん僕もショックを受けています。
明日もお昼頃から6時頃まで会場にいる予定です。

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