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2008年2月29日 (金)

夜型

出版業界って、だいたい動き始めるのがお昼頃からです。だから打ち合わせは午後に集中しています。でもごく稀に、年に2〜3回くらい、10時頃に打ち合わせが行われることもあるんです。今日はその稀な日、9時に家を出てある出版社へと向かいました。
午前の編集部、広いフロアはガラ〜ンとしていました。これはこれで貴重な光景、思わず感動します。向こうの方で編集者のBさんの姿を見つけてホッと一息。予定通り打ち合わせがはじまりました。
もちろんこの編集部もお昼頃から人が集まりはじめ、そして午後から深夜に掛けて戦場となるのです。
いずれにしても編集者って、大変な職業だなあ〜といつも思います。特に雑誌の編集部にいる方々は、終電で帰れればラッキーという感じなんですよ。
5時に仕事を終え、7時のNHKニュースを観ながら家族と食事をし、9時に風呂に入り、11時頃に就寝、というライフスタイルに憧れている大学生の皆さんは、出版業界に就職しない方がいいでしょう。

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2008年2月28日 (木)

ミュージカル

午後、編集者のAさんと一緒に劇団四季のミュージカル『赤毛のアン』を観ました。劇の中で何度もプリンス・エドワード島という言葉を耳にし、島に想いを馳せました。遠く離れたカナダの文化がこのような形で異国の地で花開いているということは、よくよく考えてみれば不思議なことですね。
プリンス・エドワード島で行われている「赤毛のアン」のミュージカル、多くの人は「どうせ田舎芝居でしょ」と言います。もちろん違います。オペラ座の怪人、マンマ・ミーアなどと肩を並べる、本格的なミュージカルなんです。
20年前、僕がカメラマンとして駆け出しの頃、このミュージカルが日本にやって来ました。その絡みで、トロントで行われたオーディション風景を取材したことがあります。現場の雰囲気はピリピリとはりつめており、誰もが役を掴みたいと必死でした。そう、映画の『フラッシュダンス』と同じ世界。(雑誌に掲載された当時の写真をこのブログでお見せしたかったのですが、いくら探しても雑誌が見つかりません。。。おそらく松本の実家でしょう)
ミュージカル『赤毛のアン』は6月まで公演が続きます。興味のある方はご覧になってみてください。

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2008年2月27日 (水)

スタートライン

あるギャラリーで打ち合わせをしていたら、第一線で活躍する3人の写真家がやって来ました。誘われるまま飲み会に突入。
みんなの意外な過去を知ったりして、とても楽しい一時でした。
フリーランスで生きている人間には、必ず始まりというのがあります。その始まりとは、サラリーマン生活に終止符を打ち、「よし、頑張るぞ!」と一歩前に踏み出す時のことを言います。
僕にはたくさんのフリーランスの友人・知人がいますが、その多くは、30〜35才の間にこのスタートを切っているようです。
35才までに仕事を辞めなければ、次に転機が訪れるのは45才前後。でもここでも一歩踏み出さなければ、次は定年まで、という流れです。
でも、写真家の場合は早ければ早いほどいい。なぜなら体力を使う職業だから。60才を過ぎてから写真家としてデビューするのはかなりシンドイでしょう。重いカメラを持ったり、長期間旅はやっぱり苦痛。
ちなみに僕は20才の時にきっぱりと仕事を辞めました。人からは早いね〜と言われますが、でも20代の頃は、色々な仕事に手を染めたりアルバイトをしていたりしたので、写真家になったとは言い切れません。「写真家になる!」と決断を下したのは30才の少し前です。つまり多くの方と同じなんです。
もしかしたらこのブログを読んでいる方の中にも、仕事を辞めて一歩踏み出そうか……と悩んでいる人がいるかもしれません。そんな方に2つのアドバイス。
サラリーマン時代(アマチュア時代)に、必死になってある程度の形を作ってください。つまり写真だったら、週末や長期休みを利用し、たくさんの作品を撮りためておくのです。イラストレーターだったら絵を描き、音楽だったら曲を作り、作家だったら1本でも多くの小説を生み出します。
そしてもう一つは貯金です。300万でも500万でも、とにかく必死になってお金を貯めること。1000万あると、一歩踏み出してから心のゆとりが生まれます。

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2008年2月26日 (火)

マックのコーヒー

仕事場で作業。主にデータの整理や現像。
何度もこのブログで触れていますが、データを取り扱う作業って、イライラのしっぱなしなんです。理由はパソコンの処理速度が遅いから。
今の時代、RAWデータを一つ現像するだけで100メガ近くに化けます。インデックスファイルを作成したり、バックアップを取ったりと、50ギガ、100ギガが当たり前の世界。パソコンがサクサク動かなくて当然ですよね……(泣)。
もちろんMacの最新のタワーに乗り換えればいいのですが、今のタワーはまだ2年しか使っていないので、どうしても気後れしてしまいます。
というわけで、今日は30回以上もイライラ気分を味わったので、夕方仕事場を飛び出し、近くのマクドナルドへ足を運びました。そう、巷で話題の、生まれ変わったImg_0640 コーヒー(プレミアムローストコーヒー)を飲むためです。今はお試し期間中とかで、無料でサービスしてくれました。
さて味は……。うん、悪くはない。でも気持ち薄めでしょうか。苦みの程は、スタバに近い感じがします。

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2008年2月25日 (月)

KY

普段生活している中で、KYという文字をよく見掛けます。僕のイニシャルがKYなので、どうしても意識してしまう。
前から、これって何だろう……と不思議で仕方なかったのですが、最近になって「空気(K)を読(Y)めない人」の意味だということがわかりました。やはり自分の事でもあったのか……と別の意味で感心します(笑)。
実はイエローナイフの町中でも、このアルファベットをたくさん見掛けました。でもKYではなくYKです。もちろんこれはイエローナイフの省略文字。
ちなみにシャーロットタウンはCTとは言いません。ハリファックスもHFとはあまり使わない。カナダの地名も突き詰めて考えていくと、不思議なことだらけですね。

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2008年2月24日 (日)

オーロラの撮り方

やはり今回は時差ボケにならないようです。夜型の生活だったので当然と言えば当然ですね。
イエローナイフではたくさんの日本人とチャットしました。ホテルのロビーでバスをまっている時、郊外の観測地でオーロラが出るのを待っている時など。
僕がカメラマンだとわかると、誰もが「オーロラの撮り方」を尋ねてきます。よく質問されたのが「どのモードにして撮ればいいか?」でした。
近頃のコンパクトデジカメって、風景とか、室内とか、子供とか、花とか、夜景とか、シーン別の設定があるんですね。
「おそらく夜景モードか花火モードがいいと思いますよ」と答えておきましたが、はたして皆さんは綺麗なオーロラの写真が撮れたのでしょうか。
でも、これだけたくさんの日本人がオーロラツア観測に訪れているのだから、「オーロラモード」があってもいいような気がしています。うん、きっと受けると思う。今度写真メーカーの方に提案してみようかな。
もちろんモード別の設定がないコンパクトカメラでも、感度をアップすることによって簡単に綺麗なオーロラの写真を撮ることが出来ます。通常は100ですが、800か1600に上げるだけでいい。
でも、オーロラ撮影に一番適しているのは、一眼デジカメと三脚との組み合わせです。B(バルブ)モードにして、ケーブルレリーズを使ってそっとシャッターを切れば、よくカレンダーで目にするような見事な作品を生み出すことが可能です。感度400だとしたら、10〜30秒くらいの露出時間でしょうか。
オーロラの魅力は、まるでカーテンが風に靡いているような激しい動きにもあります。これをピタリと止めて撮るのは難しい。シャッタースピードは1/1000秒以上は欲しいので、となると感度は3200くらいでしょうか。

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2008年2月23日 (土)

取材中に読んだ本

10時間後、成田に到着します。ふ〜、やはりエコノミーは疲れますね。クタクタです。
リムジンバスの中でMacを立ち上げ、溜まりに溜まったメールをダウンロード。あっ、急ぎのメールも何通かある……。仕事先の皆さん、お許しください。箱崎に着くまでずっとレス書きに追われました。
さてさて、いつも通り取材中に読んだ本の話です。
まずは『マネー・ハッキング』(幸田真音著・講談社文庫)。以前から気になっていた作家です。なるほど、確かに面白い。外資系銀行の内側がよく理解できました。今後、残りの作品もすべて読んでみるつもりです。
『白銀を踏み荒らせ』(雫井脩介著・幻冬舎文庫)。スキー界を描いた物語です。面白いのですが、登場人物があまりに多いので、えっ、この人って誰だっけ、という箇所が何度もありました。大河小説でよくあるように、最初に「誰々は何々」という表記を載せるべきですよね。それがあればもっと物語を楽しむことが出来たのに……、残念です。
『漂泊の牙』(熊谷達也著・集英社文庫)。ニホンオオカミの話です。『邂逅の森』や『相剋の森』と同じくらい面白い作品でした。このような東北を舞台にした小説を読むと、やっぱり僕も東北に移住しようかな、と思うようになるから不思議です。
『見えないドアと鶴の空』(白石一文著・光文社文庫)。白石氏の作品はすべて読んだつもりでいましたが、この一冊だけ落としていました。物語に出てくるような女性って絶対にいないし、それに現実にはあり得ない世界を描いているのですが、それはそれなりに面白く、最後まで一気に読めました。
『遠い「山びこ」』(佐野眞一著・新潮文庫)。実は佐野氏のファンで、すでに8割方の作品を読んでいます。この作品はカリスマ教師と言われた無着成恭と教え子たちの40年を描くノンフィクション。色々な意味で刺激を受けました。学校の先生は必読です。

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2008年2月22日 (金)

バンクーバーへ

Img_0635 朝、ホテルをチェックアウト。ツアー会社の方にバスで空港まで送ってもらいます。エアカナダのカウンターでチェックイン。AC8226便は予定通り飛び立ちました。次にこの地を訪れるのは秋になるでしょうか。
2時間後、バンクーバーに到着。気温はプラス8度。まるで南国にやって来たようです。
ラウンジでインスタントのキムチラーメンを食べた後、64番ゲートへ。今回も4日前にアップグレードの手続きをしておきましたが、ビジネスクラスは満席のため、叶わぬ夢となりました。
AC3便は、定刻通りバンクーバー国際空港を飛び立ちます。

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2008年2月21日 (木)

雪の結晶

曇り&ライトスノー。昨日と同じ天気です。日中はイエローナイフ周辺の風景を狙いました。ニュータウンと呼ばれる地区にあるティムホートンでランチ兼コーヒータイム。
近くの衣料品店に入ります。日本では7〜8万するようなダウンジャケットが400ドル前後で売っていました。次回、防寒具をすべて現地で揃えるのも一つの手ですね。
Img_0633 レンタカーを返却。タクシーでホテルに戻り、明日の帰国に備えての荷物整理を行います。そして今日もダウンタウンにあるスシノースへ。結局8回もここに足を運んでしまいました(笑)。
8時、バスに乗ってオーロラビレッジへ。今日も曇り空。11時頃からうっすらと月が見えるようになりましたが、残念ながらオーロラは姿を現しませんでした。
049w0992 待機中は暇なので、他の日本人のお客さんと喋ったり、氷の滑り台で遊んだり。あと、雪の結晶の写真も撮りました。この地の雪って、結晶のまま天から舞い降りてくるんです。ロマンチックですよね。マクロレンズを持って来なかったので撮影は苦戦しましたが、どうにか1時間掛けて見事な結晶を捕らえることに成功しました。
AM3時、ホテルに戻ります。パッキングをし終わったのが4時半。
今日は6時起きです。たとえ目覚まし時計やモーニングコールを使っても1時間半で起きる自信がなかったので、部屋の電気をつけた状態でソファーで眠りました。

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2008年2月20日 (水)

曇り空

朝4時に寝て10時に起きるというスタイルが続いています。もしかしたら日本に戻ってから時差ボケにならないかもしれませんね。
今日の気温はマイナス12度。マイナス30〜40度からすると、とても暖かく感じるんです。アトランティックカナダの冬の平均気温はマイナス5度前後だと言われていますが、ここイエローナイフにいると、それがいかに穏やかな気候であるかがわかります。
カナダにいると、ああ雪っていいな、と素直に感じます。一歩踏み出す時の音が心地いいし、車の運転も楽しい。そして何より白一色の風景が美しい! 東京を離れ日本のどこかに定住するとしたら、やはり僕は雪国を選ぶでしょう。毎日雪かきをする、なんていう辛さも、きっと喜んで受け入れると思う。自分の前世はきっと雪に関係があったのではないかと思えるくらい、僕は白い雪にときめきます。
夕方一度晴れたのですが、その後上空は暑い雲に覆われてしまいました。6時15分から皆既月食が始まるというので、期待して森の中で待機していましたが、残念ながら見ることは出来ませんでした。あの真っ赤な月を撮りたかったな。
というわけで、今日も深夜12時半までオーロラビレッジで粘りましたが、残念ながらオーロラを撮ることは出来ませんでした。もちろん毎晩のように夜空には激しいオーロラが舞っているのですが……そう、問題はこの厄介な雲なんです。

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2008年2月19日 (火)

500キロ北上

イエローナイフに戻る日です。
チェックアウト後、3号線をグングン北上して行きます。滝の案内があると一応車を停めてみますが、雪が深いので滝まで行くことが出来ません。またハイウェイにはコンボイが走っているので、路肩に車を停めっぱなしにしておくのは危険です。よって滝の撮影は諦めました。やはり夏か秋ですね。
049w0874 1時間後、マッケンジー川を渡ります。もちろん道はアイスロード。コンボイが走っている写真を何枚か撮りました。
陸に戻り、スリップに注意しながら車を走らせます。40分くらい走っても対向車と出会いませんでした。どんな僻地にでも立派なハイウェイがあり、そして完璧に除雪が行き届いている。カナダの(ヨーロッパもそうですが)こんなところに感心してしまいます。
049w0893 日本では「田舎の道が立派すぎる、けしからん!」という風潮がありますが、僕はガラガラの道がこそが田舎の特権だと考えています。よくテレビのニュースでアナウンサーが、「5分待ってもこの道には一台も車が通りませんでした、本当にこの道は必要なんでしょうか!」なんて熱くレポートしていますが、これは実に都会人的な物事の考え方ですよね。
6時間後、イエローナイフに到着しました。テイクアウトしたティムホートンのコーヒーを啜りながらホテルにチェックイン。
夕食はダウンタウンにあるジャパニーズレストランでテイクアウトした寿司セット、加えて自分で調理したサッポロ一番のインスタントラーメン。幸せ気分を味わいながら料理を口に運びました。
夜はオーロラツアーに参加。12時半まで粘りましたが、残念ながら上空は厚い雲に覆われ、空振りに終わりました。

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2008年2月18日 (月)

滝などを撮影

深夜に氷点下の町中を徘徊したのがいけなかなったのか、今日は起きた時から激しい頭痛。常に不規則な生活スタイルを持つ自分にはノーシンが手放せません。
まずは40キロ先にある滝へ行ってみます。もちろん川と滝は凍結していましたが、それはそれで面白く、北国らしい風景写真を撮ることが出来ました。
午後は町の郊外を巡り被写体を求めます。雪の中に古びたボートが置かれていたので、じっくりと時間を掛けて狙いました。
海外取材ではいつもフィルムとデジタルカメラを使い分けているのですが、近頃のカメラって、使用方法が実に複雑です。正直言って、いつも取り扱い説明書を持って海を越えているんです。仮にアシスタントと一緒に旅をしているとしたら、きっとこう言われてしまうんでしょうね。
「吉村先生、格好悪いので使用説明書を読みながら写真を撮るのやめてくださいよ〜」と。
夜は雲が広がり、残念ながらオーロラを見ることは出来ませんでした。

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2008年2月17日 (日)

レンタカーで遠出

ホテルをチェックアウト、レンタカーを借り3号線を南下して行きます。ハイウェイはうっすらと雪や氷に覆われています。そこをかなり溝がなくなった普通タイヤ(正確にはオールシーズンタイヤ)で走るわけですから、かなりのドライビングテクニックを必要とします。
一回のガソリンストップのみ、グングンと車を飛ばして500キロ先のヘイリバーを目指しました。
Img_0630_2 町に着くとまずホテルにチェックイン。駐車の時、ボンネットから垂れ下がったプラグをACに差し込みます。そう、このようにエンジンヒーターを使わないと、翌朝車が動かなくなってしまうのです。氷点下の世界ではカーライフにも様々な工夫が必要です。
ちょうどブルーモーメントの時間だったので、6×7カメラで何カットか撮影しました。
ここヘイリバーは、人気が少ない静かな町です。もちろん日本人は誰一人として見掛けない。こんな地を旅するって、僕は結構好きです。
ホテルのレストランが7時でクロースしてしまったので、近くのチャイニーズへ。ここでバイキングを食べました。
部屋で本を読んでいたらうたた寝。昨日は2時間しか寝ていません。長距離運転で居眠りをしなかったのが不思議なくらい。
12時頃、防寒具に身を固め、カメラを担いで外に出てみます。しかし上空には雲が広がっていたため、オーロラの撮影は諦めました。

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2008年2月16日 (土)

オーロラに大興奮

気温マイナス22度で、雲一つない快晴。今日は期待できそうだぞ……と思いながら夜9時にオーロラビレッジへ。
049w0637しかしオーロラはなかなか出ない。迷いに迷いましたが、結局延長の申し込みを行いました。(深夜0時までに申し込むと、2時間の延長が出来るシステムです)
今日は120人くらいの日本人がいましたが、延長を希望したのは僕を含め10人足らず。でもこれが勝敗の分かれ目に……。
12時45分、そのオーロラは突然現れました。
北の空が明るくなったと思ったら光はグングンと勢力を増し、天上に広がります。やがて右からも左からも光の帯が現れ、上空はオーロラに支配されました。誰もが我を見失うほどの大興奮。僕も写真を撮りながら「おおおお」と大声を発してしまいます。
049w0694 1時30分、突然蛇のように長い光の帯が現れます。それが円を描くように北の空へと流れていきました。ここでまたまた大興奮。
気温マイナス32度。魚眼レンズの表面が結露し、真っ白に煙ってしまいます。外側なので布で氷をそぎ落とせばいいのですが、その時間がもどかしい。よって広角ズームに切り替え、撮影を続行しました。
ちなにみにカメラやレンズや三脚はガチンガチンに凍りついているため、素手で触ると危険です。ドライアイスを素手で触ると同じこと。マグライトを素手で触った時、金属部分に皮膚がくっつきそうになりました。
1時45分、オーロラはフッと姿を消します。
いや〜まいりました……といった感じ。こんなオーロラは見たことがない。5日間、粘ったかいがありました。やはり雲一つない快晴というのは大切なことなんですね。
集合時間にダイニングルームに行くと、誰もが心地良い余韻に包まれています。「いや〜、延長してよかった、よかった」と随分と誇らしげ。
高揚した気分のまま、3時半、町のホテルに戻りました。

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2008年2月15日 (金)

見事なオーロラ!

曇り。マイナス23度。
イエローナイフから歩いて15分ほどの所にあるオールドタウンにカメラを向けます。今日のカメラは銀塩のペンタックス6×7。ここ数年6×45ばかりでしたが、今年に入ってから6×7も積極的に使うようにしています。
ちなみに、オーロラ撮影はデジタルカメラの方がベターです。デジタルは約2倍の光を拾うので、オーロラのような淡い光を捕らえるには最適。感度を上げたり下げたりするのも簡単。今の一眼デジカメは感度を800くらいにしても粒子の荒れはほとんど気になりません。
氷点下の中でフィルムカメラを使うと、フィルム交換が超悲惨です。手袋を外すと、10秒ほどで皮膚にモーレツな痛みが襲ってきます。加えて、巻き上げを慎重に行わないと、カメラ内でフィルムがバリバリと割れてしまいます。マイナス40〜50度は、それほど怖い寒さなのです。
雪に埋もれたオールドタウンを歩き、心響く風景にカメラを向けました。この日本人は一体何を撮っているのだろう……と、地元の人が不思議な目で僕を見ていました。
049w0372 夜はオーロラビレッジへ。雲が多いのでどうかなと思っていたら、9時頃に突然雲が切れ、見事なオーロラが夜空を舞いました。
この観測地には常時100〜150人くらいの日本人がいるのですが、誰もが感嘆の声を上げています。僕は少し離れた森の中でカメラを構えているのですが、そんな喧噪は耳に届きます。中でも関西人のリアクションが一番凄いです(笑)。
オーロラは5分ほどでフッと姿を消し、また上空を厚い雲が覆います。深夜12時半まで粘りましたが、オーロラは二度と発生しませんでした。いや出ているとは思うのですが、雲があるため見えないのです。

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2008年2月14日 (木)

レンズの結露

049w0427 ここイエローナイフにはオーロラ観測でたくさんの日本人が訪れています。町中にあるすべてのホテルが日本人で埋め尽くされているといっても過言でないくらい。日中は様々なアクティビティーが用意されているのですが、今日は犬橇を取材してみました。こんなにも寒いのに犬たちはよく平気だよなあ〜と思いながらシャッターを押します。
今日は曇り。マイナス23度まで気温が上がった(?)ので、とても暖かく感じます。バッテリーの消耗も緩やかです。
Img_0617_2 でもすぐにレンズ中央部の結露が始まります。その部分にカイロをあて、溶かします。それを何度か繰り返しているうちに、レンズ内の空気も外気温と同じになり、結露が発生しなくなりました。カイロを持ってきて本当によかったです。
夜はオーロラの撮影。しかし外は雪。ティーピー(テント)の中で2時間ほど本を読んで過ごしていると、やがて雪が止み、月や星が姿を現しはじめました。突然、昨日以上に勢いのあるオーロラが上空に出ます。でもうっすらと雲があるため、オーロラはどこか迫力に欠けます。何枚か撮影しましたが、手応えのある写真は撮れませんでした。
また、あまりの寒さで思考が麻痺したのか、一眼デジカメの操作を間違え、RAWとJPEGの同時撮りのつもりが、JPEG+JPEGで撮影してしまいました。まあ、JPEGでも最大サイズなら何ら問題はないのですが、プロが作品を生み出す意味ではどこか心に引っかかりを覚えますね。
いずれにしても、写真って少しでも気が緩むと必ず失敗をする。神経を使う難しい仕事です。
Img_0627深夜1時、ホテルに戻ります。カメラはガチガチ。朝までには溶けるでしょう。
いつも通りデータ整理をし、朝方3時就寝。

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2008年2月13日 (水)

マイナス31度

049w0177 今日もマイナス31度、体感気温マイナス55度。朝食後、イエローナイフの町中を歩いてみます。
カメラの電池は10分足らず消耗(あたためれば復活します)するため、写真撮影は予想以上にハードです。
夜は昨日と同じようにオーロラビレッジまで足を伸ばし、オーロラを狙いました。最初はうっすらとしたオーロラでしたが、11時頃、かなり鮮やかなオーロラが夜空を舞います。電池を何度もあたためなおし、盛んにシャッターを切りました。
撮影時、一番やっかいな問題はレンズの結露です。レンズ内に空気の層があるためでしょう。口径が大きいレンズほど結露が発生しやすく、そのたびにカイロをあて、白い部分を溶かしながらの撮影となるのです。最初、レンズの外側部分にカイロをくくりつければ結露が防げると思ったのですが、この寒さではまったく効果なし。
さてこの問題、どう解決しよう……。明日の日中、あれこれと実験してみるつもりです。
049w0125

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2008年2月12日 (火)

カナダ、イエローナイフへ

雨の中、錦糸町からリムジンバスで成田へ。珍しく乗客は一人だけでした。僕がいなかったら殻のままバスを走らせたのだろうか……と疑問を抱きながら、雨に濡れる千葉の街並みを眺めます。
Img_0606 エアカナダのカウンターでチェックイン。本日のバンクーバー行きは4便と6便の2本。1時間遅れの6便の方は空いていたので、ビジネスクラスへのアップグレードは難なくOKとなりました。一つ一つのシートがシェルタイプになっているので、実に快適です。たとえビジネスクラスに座っても隣のおじさんのイビキがうるさくて眠れないケースがよくありますが、シェルタイプだと周りのイビキがほとんど気にならないのです。
読書、映画、食事といういつものパターン。バンクーバーまでの約8時間のフライトはあっという間でした。
入国審査後、国内線AC8227便に乗り換え、ノースウエスト準州のイエローナイフを目指します。そう今回は北国の取材。オーロラを主に作品を生み出す予定なんです。
2時間後、イエローナイフに到着。外はマイナス31度とのアナウンス。誰もが防寒具に身を固めはじめます。
Img_0613 機内から一歩外に出ると、一瞬にして全身が冷気に包まれます。氷点下二桁台の世界は確かに凄まじい。寒いを通り越し、痛いです。息を吸い込むと瞬く間に鼻水が凍るのがわかります。空港建物までの30秒間で、全身が凍り付くんじゃないかと思いました。
バスに乗ってイエローナイフの町中へ。その後ホテルにチェックイン。
早速、夜8時20分からはじまるオーロラツアー(オーロラビレッジ主催)に参加してみることにしました。なぜツアーに参加するのか。そうここイエローナイフでは町明かりがあるため、たとえオーロラが出ても見えにくいのです。これはホワイトホースでもフォートマクマレーでも同じこと。だからオーロラを観測&撮影するためには郊外へと足を運ばなければなりません。
オーロラビレッジで深夜12時半まで粘りましたが、残念ながら今日はうっすらとしたオーロラしか出ませんでした。それでも練習を兼ね、何枚か撮影します。
マイナス35度、体感気温マイナス50度の寒さの中に身を置いていると、防寒具のこと、機材のことなど色々と勉強になります。今日は失敗ばかりでしたが、明日はもっと上手く出来るでしょう。

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2008年2月11日 (月)

取材準備

朝から海外出張の準備。午後は写真用品を買いに秋葉原のヨドバシカメラへ。今まで100回以上海を越えていますが、前日は決まってヨドバシカメラかビックカメラへ足を運んでいます。なぜなら写真家はそれほど物に頼る職業だから。
ちなみに今日の買い物は、CR123Aの電池を12個、単5電池を6個、フィルムベルビア100の220(5本入り)を10箱、クリーニングペーパー、L字クランクでした。
寒冷地では電池が電池の消耗が激しくなるので、大量に持っていかなければなりません。

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2008年2月10日 (日)

ライカの話

プロでもアマチュアでも、たまにライカのカメラを使って「カチャ」「カチャ」と軽快なシャッターを音響かせ写真を撮っている人をよく見掛けます。
今までたくさんのインタビュー取材を受けてきましたが、僕を撮影してくれる写真家たちの機材を注意深く観察してみると、仕事カメラの他に趣味でライカを持っている方が何人かいました。
僕はこのように「ライカで写真を撮る人」を見る度に、う〜ん、やっぱり格好いいなあ〜、と素直に思います。
このライカの強烈な「個性」や「存在感」って、一体何なんでしょうね。
もちろん今仕事で使っている30台あまりのフィルムとデジタルカメラはどれも好きです。これからも使い続け、作品を生み出していくことでしょう。でも、これほど数多くの素晴らしい機材に囲まれていながらも、やはりライカは1台は欲しいと夢見ている。
おそらく100人の写真家がいたら、95人は僕と同じような考えを持っていることでしょう。余談ですが、写真家の中には、ライカでしか作品を生み出さない人が何人かいます。
ライカは生産終了になったモデルも根強い人気を誇っています。中には昔のライカ、つまりメカニカルなライカしか認めない人もいる。でも僕はクラシックカメラにはさほど興味がないので、やはり憧れのライカと言えばM7になるんです。それもシルバーよりブラックボディーの方がいい。
ボディーとレンズで約75万。おいそれと買える金額ではありません。仮に今手元に100万あっても、取材費や必要とされる機材の購入に充てるので、M7を買うことはまずないでしょう。
Img_0601 さてライカと言えば、ある方からこんなカメラをもらいました。あのスパイカメラで有名なミノックス社が作ったライカM3を模したミニチュアカメラです。これ500万画素のデジカメになっており、それなりの写真が撮れるんですよ。いつかこれで撮った作品をこのブログにアップしてみますね。お楽しみに。camera

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2008年2月 9日 (土)

丸ビルにて

丸の内でAさんBさんと合流、とても大切な打ち合わせの後、東京駅前の丸ビルで行われている犬猫写真家dogcat新美敬子さんの写真展に立ち寄ります。巨大な写真パネImage091ルがオープンスペースに展示された大規模な写真展でした。ちなみに、新丸ビル3階にもパネルが展示されています。
海外の街を歩いていると、時々、公園や大通りなどで開催されている大規模な写真展や絵画展に遭遇します。(雨や風のプロテクトは、今の技術では簡単なことです)僕は、このような感じの作品展から、たくさんの写真家を知り、作品から大きな刺激を受けてきました。
人は目的がなければなかなか美術館やギャラリーへは入りませんよね。でもこのようなスタイルの展示だったら、誰もが普段の生活の中で、ふっとアートに接することができるのです。
でも日本では様々な規制があるらしく、パブリックスペースでの作品展はあまりポピュラーではありません。でも今日の新美さんの写真展のように、だんだんと増えはじめていることも事実。
これこそ、新しい文化の風だよな、と呟きながら個々の作品を鑑賞しました。

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2008年2月 8日 (金)

写真展「BLUE MOMENT」

カナダ出発を前にとても忙しくしています。今日も1時間刻みで都心を動き回りました。
ここ数日、かなりの寝不足。電車で移動の度に寝てしまうので、今日は乗り過ごしが2回もありました(笑)。きっと明日もこんな感じでしょう。

さて一つお知らせです。
昨年フォトエントランス日比谷で行った写真展『BLUE MOMENT(ブルーモーメント)』を覚えていますか? 全く同じ写真展が、今日から朝日新聞社2階ギャラリーではじまりました。人通りの多い通路での展示ですが、立ちどまり、じっくりと作品を観ることが出来ます。(ガラス張りになっています)
前回の個展を見逃した方、汐留や築地市場に買い物に来られる方は、是非お立ち寄りください。

場所■朝日新聞2階ギャラリー(朝日新聞社東京本社の中です)一番近い駅は地下鉄大江戸線subway築地市場駅
期間■2月8日〜21日(2月12日は休み)
時間■10:00〜19:00 
   入場無料
Img_0600

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2008年2月 7日 (木)

4年ぶりにダイヤルアップ

朝からデスクワークに追われます。海外出発前は本当に大変……。
今回の取材先は携帯が繋がらないことが判明。以前使っていたダイアルアップのプロバイダーにコンタクトをし、再契約を行います。う〜時間がない。明日までにうまくいかなければ、もしかしたら2週間メールのやり取りが出来なくなるかもしれません。
でも一昔前はみんなそうだったんですよね。取材先の公衆電話から仕事場に国際電話をし、暗証番号で留守電のメッセージを受け取っていました。
午後はずっと外回り。
途中、銀行に立ち寄り、日本円をカナダドルに両替します。ヨーロッパは絶対にキャッシュでなければダメですが、北米はトラベラーズチェックでも大丈夫。それにキャッシュとT/Cではかなりレートが違うので、断然T/Cの方がお得なんです。仮に10万円両替するとしたら5000円もの開きがあるんすよ。
そうそう、登山用品のお店にも立ち寄り、ウールの手袋と帽子、靴下を買いました。今年、現地は凄まじく寒いみたいです。

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2008年2月 6日 (水)

省エネ

今日もテレビで地球温暖化に関する番組をやっていました。
ヨーロッパの大都市が採用している「渋滞税」って、なかなかいいアイディアですね。東京や大阪も早く真似すればいいのにな、と僕は思います。
帰国後しばらくするとレンタカー会社から請求書が送られて来るのです。この支払って一体何だろう……と首を傾げていたのですが、ようやくそれが渋滞税であることが判明しました。(日本のMシステムのように、自動で車のナンバーを読み取っている)
二酸化炭素削減は、やはり数値で見せていくのが一番です。
去年乗り換えた車には燃費計がついていなかったので、購入と同時に別売りの燃費計を買い、ダッシュボードに取り付けてもらいました。
いつもはリッター10キロ平均ですが、撮影で止まったり動いたりを繰り返していると、9キロ台になることもしばしばです。すると焦ってくるんです。アクセルワークに気を遣い、10キロ台に戻そうと必死になる(笑)。
そう、数字ってとにかく効くんです。
となると、日本の全家庭のリビングの壁に、電気使用量計の設置を義務づければいいのではないでしょうか。「只今の使用量」をデジタル数字で見せていくのです。すると、いつもは3.5kWhなのに今日は少し数字が高いぞ。電気を消し忘れている部屋はどこだ! と家族みんなが必死になりますよね。数字の横に「只今の使用料金」が出ればもっと効果があるのかも。

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2008年2月 5日 (火)

軽いが一番

打ち合わせの谷間に量販店に立ち寄り、今日発売のMacBookAirをチェックしてみます。僕の第一声は、「それにしても美しいパソコンだな〜」でした。
何と外部との接続端子がたったの二つしかない。さすがApple、余分なものはどんどんと削ぎ落としてまうといういさぎよさがいいですね。
みんながそうしていたように、僕も早速Airを持ち上げてみます。うん、軽い。これなら海外へ持っていくのが苦にはならないでしょう。
近頃、カメラマンの一番の敵って、「重さ」じゃないかなと思うことがあるんです。重さ君には、移動時に苦しめられ、撮影時にも苦しめられ、そしてジワジワと体の節々を壊されていくのです。
カメラやレンズはこれ以上軽くならない。となると、やはりパソコンや付属品などで重量を減らしていくしかないのでしょう。だから軽いパソコンは大歓迎です。
携帯電話も年々薄型になっていきますが、う〜ん、僕は薄型携帯にはそれほど興味はないかな。以前も書きましたが、欲しいのは携帯とコンパクトデジカメの合体型携帯です。2つが一つになると、これだけで荷物が減らせますからね。
……と、ここまで書いて、実際に何グラム減るのか、自宅のはかりを使って実験してみました。
今の携帯が120g、コンパクトデジカメ180gで、トータル300g。今注目株のドコモのサイバーショット携帯が150gなので、その差は150g。
ちなみに、僕が今使っているPowerBook12が2120g、今日発売のMacBookAirが1360gなので、その差は760g。
つまり、携帯とコンパクトデジカメをドッキングし、パソコンをMacBookAirに変更するだけで、150g+760gで約1キロも軽くなるのです。
Img_0572 1キロの機材って何だろう…と探してみたら、このコンタックスG2がほぼそれに近い重量でした。つまり取材先に1台余分にカメラを持って行けることになります。
オイオイ重量遊びなんかしてないで早く原稿を書いてよ、と編集者に叱られそうですが、写真家・吉村和敏にとって、「重さ」ってそれほど深刻な問題なんです。

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2008年2月 4日 (月)

面白い雑誌

もうすぐ海外取材、たまりにたまった仕事を片付けるには今週が勝負です。で、今日は朝からモニターの前に釘付けになりました。
午後は都心で打ち合わせ。駅に向かって歩いている時、ああ、これって北国の寒さだな……と敏感に察知します。地表に雪や氷がある北国では、大気にピリッとした冷たさが漂っていますよね。その冷たさをこの東京の街中でも感じたのでした。
夜、仕事場に戻る途中、ふらりとTSUTAYAに立ち寄り、雑誌を4冊購入します。週刊誌、月刊誌と、僕は結構雑誌を買うほうです。
ただ雑誌選びにはかなりの拘りがあり、パソコンでも車でもニュース系でも情報誌系でも、これが一番、というのを決めています。
雑誌の善し悪しはわかりません。でも何となく感じるのは、面白い雑誌って、作り手のみんながその雑誌を愛し、楽しんで作っているような気がするのです。つまりその楽しさが、僕らのような読者にも伝わってくるんですね。

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2008年2月 3日 (日)

雪の東京

_igp6731 東京は2年ぶりの大雪です。車はスタッドレスを履いているのでいくらでも遠出は可能ですが、東京の場合、肝心の高速道路が閉鎖になってしまうんです(笑)。今日は仕方なし、一般道を走ってある用事を片付けました。
帰り水元公園に立ち寄ったので、雪の写真を1枚撮ります。
午後は仕事場に籠もり、2週間前に東北で撮った写真の整理を行いました。雪の写真は露出が難しいのです。どの被写体も「標準」と「マイナス1」の2カット撮影していたので、そのどちらかは成功していました。
が、ある漁村で撮った写真が立て続けに3枚も失敗。原因はカメラとフィルムの間に挟まっていた自分の髪の毛でした。それが見事に写真に写り込んでしまったのです。この失敗、海外でもよくやるんですよ。髪の毛ではなく、ホコリの場合が多いのですが。
カメラマンは撮影時、しょっちゅうブロアーでカメラ内やレンズ面をシュッシュッとやっていますよね。あれってとても大切なことなんです。
東北取材、4日間で50枚くらい撮ったでしょうか。3〜4点、個展で使えそうな作品がありました。早く皆さんに見せたくて仕方ないのですが、まだまだ内緒です。日本の写真は、このブログでチョイ見せもしないつもり。
次の個展をお待ちください。

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2008年2月 2日 (土)

K20D

ペンタックスからK20Dという新しいデジタル一眼レフカメラが発売になりました。あの世界三大カメラ賞を獲得したK10Dの後継機です。
今日はその発表会。会場となる秋葉原のUDXへ足を運びました。
開場は12時からですが、それを早めなければいけないほどたくさんの人、人、人……。新製品に対する感心の高さが伺えます。
_igp6654 入口付近はギャラリーになっており、僕がギリシャのサントリーニ島で撮影した作品が大伸ばしで展示してあります。
実は今日初めて大判プリントを目にしましたが(初校のチェックは通常小さなサイズで行います)、クオリティーの高さにただただ驚きました。
明日も同じ会場で行われます。ご興味のある方は是非お立ち寄りください。
http://www.pentax.co.jp/japan/info/k20d_seminar/index.html

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2008年2月 1日 (金)

凍結雨

プリンス・エドワード島に関する急ぎの仕事が入ったので、今日は朝からプリンス・エドワード島のポジと格闘しました。頭の中はPEI、PEI、PEI……
島在住の友人からのメールによると、いま島はフリージングレインで大変なことになっているとか。
フリージングレインって、知っていますか? 言葉通り凍結雨です。地表があまりに寒いので、降った雨が凍ってしまうのです。僕も何度か経験したことがありますが、道路はスケートリンクのようにツルツル、木の枝や電線は氷の重みで次々と倒れます。
地元の人にとっては頭を抱える自然現象です。でも、一人だけ心ときめく人間がいるのです。それが写真家です。
フリージングレインの翌日、その氷の世界に太陽光が当たると、それはそれは美しいんですよ。雪景色や樹氷より、何倍も何倍も美しい。
写真は、『プリンス・エドワード島』の82ページ、『光ふる郷』の56ページ、『草原につづく赤い道』の144ページです。

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