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2008年6月16日 (月)

教会で心打たれる

毎日600キロ以上のドライブ、さすがに大変です。
毎回海外取材の度にガソリン代を30万円分くらい持って来るのですが、ヨーロッパではそれが約半分になるのです。なぜならディーゼル車だから。今回も運良くディーゼル車だったので、走る走る。計算してみたらリッター22キロでした。マジでディーゼルはいいです。
日本もついに今年の秋、ニッサンのXトレイルから初のクリーンディーゼル車が登場しますね。その後ホンダのアコード、スバルのレガシーと続きます。きっと売れるでしょう。僕もお金さえあれば乗り換えたい。
今日はベルギーの国境近くの村まで行ってみました。あまり絵になる被写体がなかったので、ひとまず大きな教会の中に入ってみます。すると内部の雰囲気はあまりに素敵で、入った瞬間、体中に電気が走りました。祭壇もステンドグラスも実にシンプルです。でも教会内のすべてが、昔の職人と、何百年という時代が創り出した芸術だったのです。
近頃僕は「本物」という言葉を意識します。
各地で人が生み出した様々な物を見てきましたが、本物だけは瞬時にわかるようになってきました。そう、本物と出会うと、一瞬で自分の中の時間が止まってしまうのです。何故かその理由はわかりません。本物だけが持つ見えない力がそうさせているのです。
色々な場所で「本物」を発見する度に、僕はちょっとした幸せ気分を味わっています。
近年の日本の物作りはだんだんとダメになってきているような気がしています。どの世界にも「なんちゃって」があまりにも多すぎる。もちろん写真界も。
まあこの「軽さ」こそが日本の文化なのかもしれませんね。でも昔は違いました。神社仏閣とか、彫刻とか絵画とか、昔の日本人が生み出してきた物ってやっぱり凄いですよね。いつから「軽さ」をよしとするようになってしまったのでしょうか。
でもこんな時代でも、まだ職人さんがいることも事実です。若者の中にも職人になろうと頑張っている人もいる。これが唯一の救いですね。

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コメント

こんばんは。
取材記、楽しく拝見しています。

以前TVで「偽物は『自分はホンモノだ』とアピールするが、本物はアピールしない。そこにあるだけでホンモノなので、アピールなど不要なのだ」と骨董商が言っていました。
う~むと感心してしまいました。
そこにあるだけで。ステキですね。

投稿: アンリ・ルソー | 2008年7月 2日 (水) 20時12分

こんにちは。本物がわかってしまうなんてすごいですね。
 シンプルな時代には本物に集中する時間が沢山あったのかもしれません。それしか無いのですから。今の世の中選ぶ物が溢れていて、本物がわからなくても、極めなくても、楽に暮らして行く事が出来ます。せめて、心の中は本物を持ち続けていたいですね。今を疲れて迷った人が、シンプルで、本物を求める日がそのうち来るかもしれません。
 それにしてもハンバーガー20個は!せめて19個位はどうでしょうか。何と言うかシンプルの極み?でしょうか。
お体を大切に。まだまだ沢山の物を伝える使命を持っているとしたら。

投稿: あすなろ | 2008年6月30日 (月) 20時37分

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