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2011年3月31日 (木)

トンネル

以前ロフォーテン諸島に行くにはフェリーでしたが、数年前にトンネルが出来たので、今は車で行くことができます。エヴェネスの空港からスボルヴァーまで3時間ほどで着いてしまったので、驚きました。
どのトンネルでも、暗闇を抜けたとき目の前に広がる風景に感動します。ロフォーテン諸島では、真っ白なフィヨルドと真っ青な入江が突然現れました。北欧ドライブの楽しみは、もしかしたらこんなところにも隠されているのかもしれません。
前半はフロムを拠点にしていたので、全長25キロのラールダールトンネルを何度も通りました。やはり25キロは長いです。途中、何度も眠くなりました。ノルウェーの人はそれほど飛ばしません。でも、たとえトンネル内でもどんどん追い越しされました。道が細いので、追い越される方も緊張します。
フロムのレストランはすべてクローズしていました。ホテルの食事は高かったので、夕方はまた別のトンネルを通って、10キロ離れた町まで足を運びました。この町の入口に、テイクアウト式のレストランがあったからです。
写真入りメニューなので、注文が楽。脂っこいフレンチフライがついた料理は避け、マッシュポテトがついたミートボールばかり食べていました。

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2011年3月30日 (水)

マスク

日本の地震、津波被害がショックで、ノルウェー滞在中は、たとえカメラを手にしても、思うように心と体が動きませんでした。どんなときでも平静さを保ち、作品を生み出していくのが真のアーティスなのかもしれませが、僕は無理。心が脆い人間です。

日本に帰国し、1週間が経過しました。少々風邪気味ですが、時差ボケの方は完全に治っています。
日本でも、普段あまり見ないテレビをよく見ています。日本のニュースと海外のニュースは、原発事故の取り上げ方が全然違いますね。
海外では、もっと大々的に原発事故を取り上げていました。専門家はもちろんのこと、設計者、生み出した企業側にもスポットを当てているので、内容がとても深いのです。放射能の怖さも伝わってきました。

海外のニュースでは、時折、東北の避難所、東京の街中の様子が流れていました。日本人の多くがマスクをしていますが、外国人はその光景を見て、放射能から身を守っている、と受けとめているようでした。よくホテルの従業員から、「日本中、放射能で汚染されているのか?」と聞かれたので、「いや、あのマスクは風邪の予防とスギ花粉のプロテクトです」と説明しておきました。
海外では、何もないのにマスクをする、というのは一般的ではありません。逆にマスクをしたら、危ない菌を持っている人、と受け止められてしまうようです。僕もマスクは機内まで、現地の空港に着いたら必ず外すようにしています。
数年前の新型インフルエンザ騒ぎのとき、カナダを訪れた日本人の高校生が、現地でマスクをしていなかったことを叩かれましたが、でもこれは、高校生の方が正しい。海外でマスクをして街中なんか歩けませんよ。みんなに白い目で見られます。単なる文化の違いです。

ちなみに僕は、マスク大好き人間です。冬の季節、外出時、東京での装着率は100%。家には数千枚のマスクがあります。

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2011年3月29日 (火)

夜のちょっとした出来事

後半、ある町を訪れました。
夜、食事をとりにホテル近くのショッピングモールへ行ったら、危ないヤツがいました。日本人の僕はすぐに目をつけられます。もちろんこちらは気づいていないふりをして歩き続けます。
何となく悪い予感がしたので、何も買わずに、駐車場の出口から外に出て、大急ぎでホテルに戻りました。
1時間後、今度は別のショッピングモールに足を運んでみました。1時間ほど書店や雑貨屋で過ごし、フードコートで食事をし、さてホテルに戻ろうとしたとき、さっきの危ないヤツを発見したのです。
急いでエスカレーターを下り、出口へ向かいましたが、ヤツは僕に気づき、後をつけてきます。焦った僕は、ひとまず携帯ショップに駆け込み、店員と話をしながら様子を伺いました。そしてヤツがよそ見をしているすきにショッピングモールを出て、夜道を走ってホテルに戻りました。
もちろん、彼が悪いヤツかはわかりません。でも今までの経験から、声を掛けてきたら次はこのような行動に出るだろうな、というのが何となく読み取れるのです。
ヨーロッパの町では常に神経を張りつめている。自分で自分の身を守っています。

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2011年3月28日 (月)

突然の雨

5年ぶりにロフォーテン諸島を訪れました。ここにも険しいフィヨルドが連なる絶景が眠っています。
この地に4日いましたが、風景以上に驚いたのは雨でした。
着いたときの積雪は50㎝ほど。半島に伸びる一本道は雪で真っ白でした。スボルバーを拠点としていた僕は、3時間ほど掛けて半島の先端にあるオー村まで行き、帰りも、スリップに注意しながら3時間ほど掛けて街のホテルに戻りました。
その日の晩、雨が降りました。
翌朝、同じ道を走ってびっくり。雪は綺麗に溶け、アスファルトが顔を出していたからです。山肌に降り積もった雪も半分になっていました。
たった12時間で訪れた春に、ただただ仰天。
雪の姿が中途半場なので、なかなかシャッターを押せません。それでも必死になって被写体探しを行い、デジカメで20〜30枚の写真を撮りました。
5日後、ふたたび雪が降り、ノルウェーはまた白い世界に戻りましたが、その翌日も雨。このように雨が繰り返し降ることによって、確実に季節が移り変わっていくんですね。ある意味、ノルウェーの3月は新鮮でした。

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2011年3月27日 (日)

フィヨルドの谷間で

以前、テレビのロケでフロム鉄道に乗りました。フロム〜ミュールダールを結ぶ山岳鉄道です。そのとき、車窓から眺めた風景が魅力的で、いつか戻って来る、と心に誓ったのでした。
今回の旅の目的の一つに、この地の風景を撮る、というのがありました。実はこの間、細い一本道が山頂駅までのびているので、車で行くことも出来るのです。
真冬でも大丈夫だろうか……と不安だったので、まずはフロム鉄道に乗って、道の状況をチェックしてみました。
電車に揺られながら道を凝視すると、車一台通れるくらいの圧雪道が、かろうじてのびている、という状況でした。
どうしよう、どうしよう、と真剣に悩みました。僕は運転には自信があるので、どんな雪道&アイスバーン、坂道でもへっちゃらです。ただ、この細い道をよそ者が入り込んでいくと、地元の人に迷惑が掛かってしまう(対向車が来たらUターンを繰り返すようになる)と思ったので、今回はやめておくことにしました。
雪のない夏に、また戻ってこようと思います。
魅力的な風景とは、険しいフィヨルドの谷間にある人の暮らしの形です。家や教会がとても絵になるため、僕の感性をビシバシと刺激してくるのです。
この風景を見て真っ先に考えることは、どうしてこんな厳しい自然のところで暮らしているんだろう……ということです。でも地元の人たちにすれば、だったらあなたはどうしてあんな大都会で暮らしているの? という感じになるのでしょう。どちらがいいかはわからない。でも僕は、辺境での暮らしが合っているタイプの人間です。
いずれにしても、風景から、暮らす人々の土地に対する想い、のようなものが伝わってくるのでした。

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2011年3月26日 (土)

海外でのネット接続

2005年5月、このブログをはじめるきっかけになったのが、あるカメラメーカーとある雑誌のタイアップ、「1ヶ月毎日写真を撮り、日記を書く」という企画でした。この間、フランスとカナダを旅しましたが、海の向こうからも毎日編集者さんに写真と原稿を送っていたことを思い出します。
当時どのようにインターネットに接続していたかというと、ボーダフォン(現ソフトバンク)の携帯とノートパソコンをBluetoothで結び、インターネットに接続していたのです。当然パケット通信になるので、使用料は超高額。1週間で6〜7万は使っていたと記憶しています。だから今の時代、ホテルにWi-Fiがあるというのは、すごいことなのです。

Wi-Fiのサービスは、国やホテルによって違います。ニュージーランドのホテルはすべて有料、ノルウェーのホテルはすべて無料でした。
海外に滞在中、ホテルのWi-Fiだけを使い続けていれば、通信料が抑えられます。というか無料にすることも出来る。
でもさすがに、田舎のホテルにはWi-Fiのサービスはなく、大自然の中に入ってしまうと完全にアウトです。だからメールチェックをしたいときは、以前と同じように携帯を使ってインターネットに接続することになる。だから僕の場合、なかなか通信料は下がりませんね。
ちなみに今回のノルウェーでは、Wi-Fiのお陰で日本の情報をいくらでも取ることができました。どのホテルでも、チェックインのときに「パソコンを持っている」と言えば、その場でIDとパスワードが書かれた小さな紙を手渡してくれます。ブラウザを立ち上げ、それらを入力すれば即OK。うまくいかない時は、部屋まで電波が届いていないのです。その場合、ロビーに移動すれば繋がります。

今回試しに、普段日本で使っているWi-Fiモバイルルーターを起動してみました。国際ローミングに対応しているので、何ら問題なく使えました。でも海外での使用は別料金。請求金額が怖かったので、即OFFにしました。

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2011年3月25日 (金)

雪景色

地震や津波で被災された方、亡くなられた方のことを思うと、日常のことを綴るブログやTwitterはなかなか書けないです。
テレビCMでは、がんばれ、がんばれと何百回、何千回と繰り返し流れていますが、これだけ同じ言葉を繰り返されると、逆に受け取る側は苦痛に感じてくるのではないか……と心配しています。

このブログでは、しばらく、海外取材のこと、写真やカメラのことを書いていこうと思います。

今回の海外取材の目的は、「雪景色」を撮ることでした。場所はどこでもよかったのですが、何度か訪れ、風景に魅力を感じていたノルウェーを選んでみたのです。
ベルゲンから旅をはじめましたが、街中に雪は全くありませんでした。内陸部のフィヨルド地方は白い世界でしたが、それでも10センチ程度、所々地肌も顔を覗かせています。微かに春の気配を感じました。
1日の中に、晴れ、曇り、雨、雪があるような天気。夕陽を撮ろうと思って待機していたら突然猛吹雪になったりと、冬雲には随分と振り回されました。
でも、真っ白に雪化粧したフィヨルドの壁は、それはそれは美しかった。樹木の緑も好きですが、僕はやっぱり白い世界に惹かれます。
雪景色を撮るときは露出が難しい。どの被写体も夏場は2枚だけですが、冬は露出を変えて3枚撮ります。標準、−0.7、+0.7です。

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2011年3月24日 (木)

島の祈り

カナダ、プリンス・エドワード島に関する情報は、友達を通して僕のところにも入ってきます。
先週の土曜日、シャーロットタウンで、今回の震災への寄付を募るイベントが行われたそうです。千羽鶴は2000羽以上が折れ、また島の各地の図書館で折られた鶴を合わせると4000羽を超えるものになったとか。寄付金は1万ドル以上集まって、すでにカナダ赤十字を通じて日本赤十字へ寄付されたとのことでした。
この知らせを受け、島の人たち(アイランダー)の、他人を想う心に感動しました。
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2011年3月23日 (水)

東京の夜

色々なところから、写真を送って欲しい、と依頼されています。写真家の写真で特集ページを作り、その原稿料や売上金を義援金にするためです。
今まで海外にいたため、その申し出を受けることが出来ませんでした。よって、今日は朝から必死になって写真選びを行います。

まずは自分に出来ることからですね。早く献血もしようと思います。
今日から徹底した節電をはじめました。普段使っていない家電は、次々とコンセントを元から抜いています。仕事場に7台あるパソコンも、しばらくは2台体制でいこうと考えています。
先程、夜の東京を歩きましたが、駅も道もお店も薄暗かったので、びっくりしました。でもその光景を見たとき、「あっ、ヨーロッパみたいだ」と思いました。そう、海外の夜って、だいたいこんな感じなんです。北欧の空港だって、内部は間接照明で薄暗く(つまり目に優しく)、とても大人っぽい雰囲気でした。
そう、今まで日本がだけが妙に明るすぎたのです。
コンビニの照明が半分になり、国道や高速道の照明が4個から2個になっている……。正直、僕は今の現状でも、全然変な感じを受けません。むしろ夜はこのくらいの明るさの方が正しいような気がしている。
僕が常々無駄に感じているのは、道路の信号機です。ヨーロッパの交差点は、その多くがロータリー式、信号機なんてありません。ロータリー交差点は、電気は必要ないし、渋滞知らすだし、事故も減少する。つまりいいことばかり。

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2011年3月22日 (火)

帰国

12時間後、成田着。エコノミーで、それも圧迫感ある窓側だったので、クタクタになりました。
帰国便はほぼ満席でしたが、9割が日本人でした。卒業旅行の若者、グループ旅行の中高年の方々です。そして成田も、びっくりするくらい外国人がいませんでした。まるで羽田空港のよう。22年間で、このような光景を見るのは初めてです。

長かった2週間の海外取材が終わりました。今回、詳細な取材記を書けなくて、申し訳ありませんでした。あまりにショックで、とても書ける状態ではなかった。。。
生み出した作品は、またいつかの機会に発表出来ればと思います。

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2011年3月21日 (月)

ノルウェー出発

目覚まし時計を使って朝3時半に起きます。モーニングコールをお願いしていましたが、大方の予想通り、鳴りませんでした(笑)今までの経験から、海外のホテルは3軒に1軒はダメです。何でもお願いしたことをキチッ、キチッとやってくるれるのは、日本のホテルだけです。
4時にチェックアウトし、吹雪の中、レンタカーを運転して50キロ先の空港へ。
ここも自動チェックイン機のみ。インターナショナルが含まれるので、やっても絶対にエラーが出ます! と係員にごね、特別に荷物預けカウンターでチェックインをしてもらいました。何度もブログで書いていますが、僕はこの自動チェックイン機が好きになれません。置いてもいいと思うのですが、有人カウンターも1つくらいは残しておくべきだと思うのです。
SK4079便でオスロへ。SK1467便でコペンハーゲンへ。
その後のSK983便は北京経由になる、という連絡が入っていましたが、直行で成田へ飛ぶとのことでした。チェルノブイリの事故を体験しているからでしょう。欧州で暮らす人たちは原発事故にかなり神経をとがらせているようです。

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2011年3月20日 (日)

ハシュタへ

E6号線を南下し、ハシュタに移動しました。
お昼頃から激しい雨で、雪はだいぶ溶けました。北欧の、冬の終わりを感じています。
予想通り、コペンハーゲン発ー成田直行便は、北京経由になりました。
明後日、日本に戻ります。

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2011年3月19日 (土)

ノルウェーより

ノルウェーは連日冷たい雨が降り続いています。
どのホテルにもWi-Fiがあるため、部屋にいるときはずっと日本のテレビをつけっぱなしにし、状況を把握しています。
被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。
岩手、宮城をはじめとする東北地方には、友人知人が多く、また、僕の活動を応援してくださっているファンの方がたくさんいます。
今、とても心配しています。このコメント欄でよければどんどん安否確認の掲示板としてお使いください。

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トロムソにて

晴れたり、雨が降ったり、吹雪いたり……、北欧らしい不安定な天候です。
山道を走っているとき、ホワイトアウト状態になりました。
夕方、町中に出ましたが、すぐにホテルに戻ります。海外の町って、あまり興味がないんです。どこも同じに見える。
北欧のホテルは、無料Wi-Fiがあるので、とても助かっています。
いまだLANケーブルが必要なのは、日本のホテルだけ。念のためLANケーブルを持って海を越えますが、まだ一度も使ったことがありません。

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2011年3月18日 (金)

トロムソへ

北極圏のトロムソに移動しました。
雨、曇り、雪。
写真集『PASTORAL』のエッセイページに、初めて訪れたヨーロッパの話がありますが、実はここ、トロムソだったのです。実に15年ぶり。
空港側のホテルにチェックイン。このホテルのWi-Fiもわりかし高速でした。すぐにNHKニュースを見ます。

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2011年3月17日 (木)

ナリビックへ

ナルビックに移動しました。
晴れ、曇り。
このホテルもWi-FiがOKです。フロントでスクラッチカードをもらい、そこに書かれているIDをパスワードを入力する方式。
部屋にあるテレビもONにしていますがCNNやBBCは、地震津波被害より、原発のニュースの方をメインで取り上げています。

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2011年3月16日 (水)

スヴォルヴァーにて

ロフォーテン諸島です。
雨、曇り、雪。
地元の人に声を掛けられましたが、誰もが日本のことを心配していました。

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2011年3月15日 (火)

スヴォルヴァーにて

ロフォーテン諸島です。
曇り、晴れ、雪、吹雪。
このホテル、Wi-Fi電波が微弱です。部屋でNHKなどの動画を見ると、すぐにカクカクになり、やがて止まってしまう。
でもロビーは大丈夫。
今、ロビーでパソコンを立ち上げています。

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2011年3月14日 (月)

スヴォルヴァーへ

早朝の便でオスロへ移動。
乗り換えて、エベネスへ移動。
空港の売店や、機内に置かれている新聞には、日本の地震津波被害が写真入りで大きく取り上げられています。
空港でレンタカーを借り、5時間掛けてロフォーテン諸島のスヴォルヴァーへ移動。
ホテルにチェックイン。

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2011年3月13日 (日)

ベルゲンに戻る

朝からニュースを見ます。
9時出発のフロム鉄道に乗る予定でしたが、何かのトラブルでキャンセルになりました。次の11時半まで時間があったので、iPod touchでNHKラジオを聴き、地震の情報を収集します。

夕方、200キロ西へ移動し、ベルゲンへ。途中から大雨になりました。
空港側のホテルにチェックイン。空港へ行き、レンタカーを返却します。
夜、ホテルの部屋でNHKニュースを見ました。
ショックが大きく、今回は詳細な取材記を書く気になれません。

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2011年3月12日 (土)

フロムにて

地震、津波被害、とても、とても心が痛みます。
何も出来ない自分が歯がゆいです。
10時頃から撮影に出掛けますが、3時間ほどでホテルに戻りました。日本のことが気がかりで、集中できないのです。

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2011年3月11日 (金)

地震を知る

全長25キロのラールダールトンネルを通ってラールダール村へ。やはりこれだけ長いと眠くなります。居眠り運転防止のため、途中3箇所に青い部屋が用意されています。でもここに車を停めて、休憩することはできません。
エッセイ集『小さな村は、聖なる鐘の音につつまれていた』に登場するラールダール村です。うっすらと雪化粧していました。
ホテルなどの宿泊施設はすべてクローズ。村は静かです。
村中で4〜5カット、郊外で2〜3カット撮影しました。その後、フロムに戻ります。
ホテルの部屋でメールのチェックをしようとパソコンを立ち上げます。何気なくニュースを見たら、日本で地震があったことを知りました。たくさんのメールも入っています。
ショックを受けました。言葉になりません。
このホテルのWi-Fiは高速です。Uストリームなどの動画はストレスなく見ることができます。
パソコンではNHKニュースを、iPod touchではNHKラジオをつけっぱなしにし、朝まで地震の情報を収集しました。

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2011年3月10日 (木)

フィヨルド地方へ

昨晩は、データ整理を行わないまま寝てしまいました。よって今日は朝からデータ整理に追われます。デジカメでの撮影は好きですが、取材先で行うデータのコピー(コンパクトフラッシュ→HDへ)は大嫌いです。ホント、面倒。写真家が、何でこんなことまでやらなければいけないの? って感じ。
これが嫌な写真家は、コンパクトフラッシュをたくさん持って取材先に行くようです。16ギガのCFを20枚持っている写真家を一人知っています。ちなみに僕は16ギガ1枚と8ギガ1枚と4ギガ1枚のみ。CFは高くて買えない……。
7時半、チェックアウト。タクシーで郊外にあるハーツのオフィスへ。
8時のオープンと同時にレンタカーを借ります。プジョーの小型車でした。
久しぶりの左ハンドルです。やっぱり左ハンドルはとても楽。利き腕でギアやエアコンやラジオなどの操作が出来るからです。そう、車は絶対に左ハンドルの方が正しいのです。イギリスや日本の選択は間違っていたと思う。
でも僕は、日本で、左ハンドルの車には乗りません。なぜなら、海外の運転の癖が出て、走行車線を間違えてしまうから。左ハンドルは右側通行、右ハンドルは左側通行というスタイルを徹底させています。
E16号線を内陸部の方に進んでいくと、だんだんと雪が深くなっていきました。険しいフィヨルドは、まさに白い壁です。
点在する民家は、どれも絵になる。訪れる度に感じるのですが、この国の風景は激しくときめきます。
道は細いので、車を路肩に停めることが出来ません。村に入り、この場所であれば大丈夫、というところを見つけて車を停め、そしてシャッターを押します。決して無理はしない。
あるフィヨルド湖で、絶景と出会うことが出来ました。訪れたとき、水が鏡のように凪ぎ、そこに真っ白なフィヨルドと黒い樹木が映り込んでいたのです。吸い込まれていくような美しさでした。

夕方、フロムに入ります。
この村のホテルに3泊します。チェックインのとき、夕食はつける?と聞かれたので、メニューを見せてもらったら、コース料理は400〜600クローネの世界。今ここでお金を使ってしまうと後半厳しくなるので、レストランは諦めました。
写真家は、おそらく一生、こうして食事をケチケチしていくのでしょうね。これでも取材の度に100万単位でお金を使っているのですが。
その後、村に一軒だけある小さなスーパーで、パンとバナナとヨーグルトとカップラーメンを買い、ホテルの部屋で食べました。カップラーメン、なかなか美味しかったので、2個も食べてしまいます。
このホテル、Wi-Fiが無料でした。繋げてみたら、わりかし高速です。
でも僕はあえてメールチェックを1日に1回、ニュースも見出しだけを読むようにしています。Twitterで呟いた後に皆さんからいただくお返事、これもすぐに読むことはせず、夜にまとめて読むようにしています。
海外で、自分を孤独な世界に追い込んでいく、というのも、力強い作品を生み出すテクニックのようなものです。旅で、アシスタントや家族や友達がいたりすると、決していい作品は生み出せません。

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2011年3月 9日 (水)

雨のベルゲン

激しい雨音で目が覚めます。
まずは朝食。
このホテル、ネット接続は無料ですが、電波が弱いため、部屋では使用出来ません。よって、レストランで朝食を口に運びなら、iPod touchでメールチェックを行います。
その後、部屋にあった傘を差して街中へ。
ベルゲンを訪れるのはこれで3度目です。最初は5月下旬に行った個人取材。次はテレビ番組「エプソンスペシャル地球の歩き方」のロケ。番組放送後、このブログの読者が倍になりました。やはりテレビの力って凄いですね。
世界遺産ブリッケンの家並みにカメラを向けていたら、突然、雨がやみました。傘が邪魔になったので、いったんホテルに戻り、傘を置いてから出直します。
お昼頃、ケーブルカーに乗ってフロイエン山の山頂まで行ってみます。一面銀世界。靄が掛かっていたので見晴らしはいまいちでしたが、白い木々の写真を何枚か撮りました。
夕方、カメラバッグの重さのせいで体力が消耗しはじめたので、マックでテイクアウトしたコーヒーを啜りながらホテルの部屋で1時間ほど休憩します。
夜、夜景の撮影を2時間ほど掛けて行い、初日はこんなもんかな、と呟いた後、カメラを片付けました。
チャイニーズレストランが2軒あったので、そのうちの1軒に入ってみます。野菜スープとチャーハンをオーダーしましたが、どちらも味は15点。めずらしくスープは1/3も残しました。体力をつける意味で、チャーハンは頑張って全部食べましたけど。

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2011年3月 8日 (火)

ノルウェーへ

朝7時に家を出て、タクシーとリムジンバスを使って成田へ。
成田は驚くほど混んでいました。学生たちの卒業旅行です。みんな、どこの国へ行くんだろう。そういえば僕が初めてカナダへ出たのはハタチの時。懐かしいです。
スカンジナビア航空のカウンターでチェックイン。
TSUTAYAで文庫本を3冊買った後、出国審査を受け、ユナイテッドのラウンジへ。
SK984便は、12:30、定刻通り成田を離陸します。エコノミーはチラホラ空きが目立ちます。奇跡的に隣には誰も来ませんでした。
映画は「英国王のスピーチ」など最新作が2〜3本、旧作が7〜8本あったのですが、日本語吹き替えは数本のみ。エコノミーは早送りと巻き戻しが出来なかったので、結局2本しか見ませんでした。やっぱり機内のエンタテインメントを楽しむには、日本の航空会社に勝るものないですね。
本を読み、雑誌を読み、時には寝て過ごします。12時間後、定刻通りコペンハーゲン国際空港に到着。すでに何十回と訪れている空港です。
入国審査後、すぐにSASのラウンジに入り、パソコン仕事をしたり、ウトウトしたりしながら5時間潰しました。
B5ゲートに移動。21時発のSK2870便に乗り換えます。機内はガラガラでした。
1時間後、ノルウェーのベルゲンに到着。無事に出てきたスーツケースを引き上げます。外に出ると、ダウンタウン行きのシャトルバスがちょうど出るところだったので、大急ぎで乗り込みました。運転手はとてもフレンドリー、乗客はたくさんいましたが、僕のために下りる場所をきちんとアナウンスしてくれました。他の大都市ではまず考えられません。
23時、ベルゲンの街中のホテルにチェックイン。

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2011年3月 7日 (月)

出発準備

出発準備に追われています。
旅行会社から、Eチケットとホテルのバウチャーが届きました。以前北欧を訪れたとき、ホテル探しで苦労した覚えがあります。冬はもっと大変になるだうと思ったので、今回は全泊、日本側で押さえました。北欧は物価が高い。どのホテルも1泊1.5〜2万円平均です。
レンタカーの手配をした後、都心に出て、お金を両替したり、旅行保険に入ったりと、手際よく片付けていきます。ふ〜、今日も大金を使いました。
夜、スーツケースに荷物を詰め込んでいきます。そのほとんどが防寒具です。すでにバッグは破裂しそうなくらいパンパン。明日の朝、ダウンジャケットが入るかどうか心配です。
今まで訪れた国の資料は、国別にわけられ、ファイルボックスの中に入っています。今回の旅では、以前現地で買った道路地図だけを持って行くことにしました。地図って意外と高いんです。

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2011年3月 6日 (日)

三脚のこだわり

海外取材をスムーズに行うため、機材選びは慎重になっています。常に機材のことを考えている、といっても過言ではないでしょう。
イタリア取材の三脚をどうするか……。実は昨年夏頃から検討を繰り返していました。
イタリアの村の撮影は、歩きが中心です。だから普段使っているベルボンのGeo Carmagne E635では少し重い。そう、635は車での移動が多い取材に適しているのです。
先日のCP+の会場でベルボンブースに立ち寄ったとき、いい感じの三脚と出会いました。それはCarmagne G5300Ⅲ。軽く、十分な高さもある。速攻で注文しました。
では雲台はどうするか。
僕は自由雲台が苦手です。でも昨年のアメリカ国立公園の取材で、多くのプロやアマが自由雲台を使っているのを見て、自分も自由雲台のよさを見直してみようと考えました。
Imgp1651そこでG5300Ⅲに、同じくベルボンから出ているQHD-72Qを取り付けてみたのです。これは、ペンタックス645専用のクイックシューが取り付けられる自由雲台です。
うん、なかなかいい感じ。
もちろん今の段階で、この三脚と雲台の組み合わせで風の強い日に645クラスの中判カメラを使ってもブレないか、というのはわかりません。僕はたぶん大丈夫だと思う。もちろん35ミリカメラであれば、まったく問題ないでしょう。

G5300とQHD-72Qの組み合わせで、相当軽くなりました。(真ん中の棒は短くしています。より軽くなる)
今年はこのセットで、イタリアの村の取材を行います!

実はここにもう一つ、あるものを追加しました。
イタリアの村の取材では、35ミリカメラで手持ち撮影もたくさん行います。そんなとき、三脚は必要ありません。今まで三脚を路上に置いて写真を撮っていましたが、三脚を腰のベルトにチョンと軽く引っ掛けられるグッズがないかなあ〜とずっと探していました。そしたら、ジッツオから出ている三脚ホルスターを発見したんです。そうそう、欲しかったのはまさにこれ。
Imgp1654このホルスター、三脚用と一脚用の2種類ありましたが、僕は三脚の1本の足だけ穴に入ればいいので、あえて一脚用を選びました。
三脚が必要のないときは、このホルスターに三脚をチョンと引っ掛け、そして写真を撮り、ときには移動する。う〜ん、完璧です(^_^)v
今年のイタリア取材が楽しみになりました。

ちなみに、来週からはじまるノルウェー取材は、いつも通り愛機Geo Carmagne E635を持っていきます。

「吉村さんは、三脚は何を使っているんですか?」という問い合わせがたくさん寄せられるので、今日は思いきって三脚について書いてみました。

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2011年3月 5日 (土)

お礼

写真展で、皆さんからたくさんのお手紙やお花や本や雑誌を頂きました。本当に、本当にありがとうございます。お手紙は3〜4回、読み返しました。メールに慣れた今の時代、やっぱり手書きは新鮮。いいなあ〜と思います。
頂き物の中で特に多かったのが、いわゆるMY BOOKと呼ばれる写真集やアルバムやカレンダーです。スナップ写真をまとめたもの、夜景の写真をまとめたものなど、色々な作品集がありました。
今の時代、このような作品集を簡単に作れるようですが、それでも単価数千円ですよね。貴重なアルバムをいただいてしまい、何だか申し訳ありません!
もちろん、皆さんが生み出した作品集は、最初から最後まで、ページを丁寧に捲っています。この写真はいいな、これは入れない方がいいな、ここをこうすればもっとよくなるのにな……と、僕なりの感想はありますが、1〜2年後の写真展でお会いしたときに直接お伝えいたします。「○○のアルバムを送ったものですが、吉村さんからのアドバイスは?」と声を掛けてください。
全体を通して感じたのは、まだまだ撮る量が少ないな、ということ。たとえば30ページの作品集を作るとしたら、最低でもその100倍、3000枚は撮ってください。素材が多ければ多いほど、それをまとめた時のテーマが明確になってきます。

今、海外取材の準備に追われています。

お知らせ
FinePix X100展
3月11日〜3月23日
http://fujifilmsquare.jp/detail/11031101.html

そうそう、ブログに書くのを忘れていました。
トロイカのチーズケーキって、美味しいですね〜。感動しました。

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2011年3月 4日 (金)

外回り

東京は寒いですね。今朝、水たまりに氷がはっていたので、びっくりです。
9時から外出、まずは中野の住宅街にある会社に行きました。
打ち合わせ終了後、メールを読みながら道を歩いていたら、車に轢かれそうなります。3秒早かったから完全にアウトだった……。
その場では、ああ、危なかった、ですみましたが、しばらく経ってからだんだんと怖くなってきた。
やっぱり歩きながらメールを読むことはよくないですね。明日から完全にやめることにします。
いま密かに、電車の中でメールを読むこともやめようと考えています。電車の中は、やっぱり紙の雑誌や本がベスト。無理して時間を作っていかないと、いつまで経ってもせっかく買った本を読むことが出来ません。

どんなにITが進んでも、アナログの自分を忘れない。これ、最大のテーマです。

お昼は時間がなかったので、都心の吉野屋に入ります。
今、多くのチェーン店が前払い制を取っているのに、吉野屋は食べてからの現金払い。何だか人間味があっていいなあ〜と思いました。

夜は、A社のBさん、Cさん、Dさんと一緒に食事をします。何と皆さんiPhone! それも4。
アプリの話、ケースの話で30分くらい盛り上がりました。

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2011年3月 3日 (木)

100円の力

今日は都心で7件のミーティング。
地方で暮らしている方は意外に思われるかもしれませんが、東京都内の電車は、毎日のように人身事故でストップしています。このところ毎日です。
でも僕は、電車が止まる30分前に乗って移動していたりするので、いつも回避できます。だからいつも遅れずにすむ。そのようなタイミングのよさは持ち合わせている人間です。

2時頃、iPod-touchのアンテナ表示が突然消えます。単にWi-Fiルーターのバッテリー切れ。そういえば昨晩充電をし忘れました。
これからも打ち合わせが山積みなのにまいったな……。
エネループの補助バッテリーに切り替えようとしたら、USBケーブルがないことに気づきます。このルーターのコネクター形状はmicroB、特殊なんです。
ここは新宿。一番近い小田急ハルクの中にあるビックカメラに駆け込み、ケーブルを購入しました。
15分ほど空き時間があったので、スマートフォンのケース売り場をサクッと覗きます。ケースはヨドバシカメラより品揃えがいい感じ。僕の好きなBELKINのレーザーケースもありました。
最強と呼ばれるタッチペンがあったので試してみたら、確かに書き味(認識率)抜群でした。でも1900円はちょっと高い。買いませんでした。
Imgp1626レジ売り場の側に、小さなソフトケースが50個くらい山積みになっていました。何と1個100円!!
速攻で購入します。そう、大容量バッテリーをつけて体積が膨らんだWi-Fiルーターの入れ物をずっと探していたんですよね。このケース、ぴったりサイズです(^_^)v
近頃、あまりいいことがありませんが、今日は、この思わぬ発見と買い物で、とても心がハッピーになりました。
僕は結構、単純な人間かも(笑)

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2011年3月 2日 (水)

経費削減

携帯電話の明細書が送られてきました。先月は5454円。その前の月が28737円だったので、かなりの進歩です。
28737円の中には海外取材時のパケット通信料が含まれているので、それをのぞくと15000円くらい。つまり、毎月最低でも15000円は掛かっていました。
月に5000円台まで落とすことが出来たのは、パケットし放題を解約し、新たにWi-Fiモバイルルーターを契約したからです。ここでまた月5000円が発生していますが、パソコンや携帯デバイスを5台まで繋げるので、結果としてお得になっています。
もちろん海外に行くと、また3万も4万も掛かります。でも、日々の生活の中で、無駄を発見し、改善していくって、とても大切なことだと思います。どの企業でもやっている。吉村事務所も、今年の目標は経費削減です。

今、次の海外取材の準備をしています。僕の場合、すべて自費で行っているので、毎回、軽トラックが一台買えるくらいの経費が掛かります。
取材は楽しい。でもお金を使うという気疲れは相当なもの。
ふ〜、今日も大金を使いました。
でも明日からまた元気に頑張ります(^_^)v

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2011年3月 1日 (火)

タテゴトアザラシ

2月28日は、タテゴトアザラシの誕生日です。今日は3月1日ですが、カナダのセントローレンス湾とは12時間の時差があるので、まさに今、生まれているんです。
2月27日〜28日に、何十万頭がいっせいに出産します。何故かみんな同じ日。
すぐに子育てがはじまり、同時に、3月1日からタテゴトアザラシの赤ちゃんを見に行くツアーが解禁となります。
赤ちゃんたちは、母乳を飲んで毎日すくすく育ち、3週間後には大人の仲間入りをし、北の海へ旅立って行ってしまうのです。
ちなみに写真の赤ちゃんは生後8日目です。一番カワイイ頃。
自然って、不思議ですよね。とても不思議。

20代の頃、このタテゴトアザラシの観察ツアーに何度か参加し、たくさんの写真を撮りました。そのときの様子は、最初のエッセイ集『緑の島に吹く風』(光文社)に少しだけ書きました。
毎年、3月に入ると思い出します。タテゴトアザラシのことを。
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