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2011年6月20日 (月)

ホテル探しで苦戦

疲れがたまっていたのか、今日は朝7時には起きることが出来ませんでした。
朝食後、荷物整理をし、チェックアウト。20キロ先の村へ向かいます。深い谷と隣り合わせになった村でした。
_mg_1028イタリアの夏の陽射しはきついです。朝10時からガンガンきている。太陽が照った部分、陰になった部分がある被写体って、デジカメで綺麗に撮るのは難しいんです。というか、デジカメでは100%、綺麗に撮れない。
撮影した画像をモニターでチェックする度に、ハイライトが真っ白に飛んでいたり、シャドーが真っ黒に潰れていたりで、あ〜あ、これはダメだな、とため息ばかり。こんなとき、風景写真はやっぱりフィルムがベストだな、と思います。デジタルカメラの開発者の人には、もっともっと写真家の現場を知ってもらいたい。写真家の声に耳を傾けてもらいたい。いつもそう感じています。
午後、80キロほど離れた次の村へ移動します。山越え、フィレンツェ郊外の道を走り、いくつもの町を越え、トスカーナにある目的の町に辿り着きました。
町に入ったら道に迷います。細い路地を走っていたらいきなり通行止めだったり、一方通行だったりと、そんなトラブルはしょっちゅう。大切なのは、地元の人になりきり堂々と運転すること。そうすれば怖いモノなしです。
ただ、日本人の旅行者が、レンタカーを借りてヨーロッパの町中(特にイタリア)をドライブする、というのは、やめた方がいいと思います。信号も交差点(こちらはほとんどがロータリー式)も日本とは全く異なるので、運転はかなり大変でしょう。僕は22年間も海外の道を走り続けていますが、いまだ戸惑うことがたくさんあります。
_mg_1345夕方6時を回っていたので、まずはホテルを決めようと思い、見つけたホテルに空き部屋を尋ねてみます。でも、どこも満室。どうしようかと困っていたら、ある方から、旅行代理店に行けと教えられ、メインストリート沿いにあるオフィスを訪ねました。タバゴをプカプカ吸うイタリア人の気さくなおばちゃんが、方々に電話をしまくり、一軒、空きホテルを見つけてくれました。
パソコンで作ったバウチャーをプリントアウトするとき、レーザープリンターのトナーを一度取り出し「しょうがないわね」と言いながら何度か左右に振っていたところが面白かったです。あっ、自分と同じだ、と思った(笑)。
フリーの駐車場に車を停め、重い荷物を持ってホテルまで歩きます。二往復した。
車のトランクから荷物を取り出すとき、海外では特に神経を使います。つまり、誰かに見られていないか、ということが気になるのです。
ちなみに、僕は取材中のレンタカーの車内を、おもいっきり汚くしています。床にゴミやペットボトルを散乱させている。つまり、地元の人の車というふうに見せ、トランクにスーツケースが入っていることを悟られないようにしているのです。
村巡りをしているときは、3〜5時間、車から離れます。この間、いつもトランクの荷物が心配で心配で仕方ありません。もちろんトランクの中のスーツケースは、チェーンロックでグルグル巻きにしていますが、それでも気掛かり。中には使わないカメラやレンズやパソコンや撮影済みのフィルムが入っているわけだし。
もちろん、夜はすべての荷物をホテルの部屋に運び入れます。
車の中にある荷物が盗まれないのは、日本だけです。カーナビが盗まれないって、すごいことなんですよ。備え付けのカーナビでも、海外だったら即アウト。治安がいいカナダも即アウト。プリンスエドワード島だって、車の中に貴重品があればすぐに盗まれます。

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コメント

吉村サン、「本日も晴天なり」で撮影が大変のようですね。
「フィレンツェ」の響き、心躍ります。いいなぁ、あの赤レンガの街並み憧れます。

ロータリー式の交差点は、昨年のイタリアの旅ブログにて学習済みです。
運転が慣れていないと、怖いです。
海外での運転は、勝手が違うので 無理は禁物ですね。

プリンターのトナー、左右フリフリは目の当たりにしたら、絶対大うけです(笑)

カーナビの盗難は日本でも多いですが、まだまだ外国の比ではないのでしょうね。
僕も自宅の駐車場で車上荒らしされたことがあります。
ま、全く何も取られなかったのですが・・・貴重品ゼロだったみたいです(笑)
でも、ドアガラスを割られて、車内をぐちゃぐちゃにされたのには気持ちが凹みました。

リモコンでドアロック開ける時も日本では全部一気に開錠されますが、海外では運転席のドアだけが開いたりしますよね。
車を降りる時も、トランクを開けるだけでも海外では周りに目を配ります。
道路で財布を出すことすら抵抗がある。

それが日本にしばらく居ると、またすぐに感覚が戻ってしまうんですよね。
だからやはり日本は平和なんだと思います。

ほ~、強い光と影が混在する風景は、デジカメでは綺麗に撮れないのですね。なんか私、吉村さんの言葉のひとつひとつが、ハッキリと理解出来るようになりました。というのも、吉村さんがお留守の間に、初級画像処理講座っていうのに参加して来ました(^^)vこれ、市の講座で、今は中級講座の抽選結果待ちです。やっぱ当たるといいなぁ~これ♪吉村さんの言葉が、もっと理解出来るようになるような気がします。
日本の治安は、世界に誇れるものなのですね。最近、日本という国の情けない部分ばかりを見ているような気がしていたので、ちょっと安心します。
この取材記を読んでいると、確かに24時間、気を抜くことは出来ませんね。そこまでして、その地を撮りに行くことに対して、吉村さんを駆り立てるものって何なのでしょうか?そこをチョイスしなくてもいいはずなのに、なぜそこに拘りを感じるのか?
前に、他人と同じではダメだって、おっしゃっていたような記憶が出てきました。他人が出来ないことをするには、無理をしないと手が届かないのかもしれませんね。やはりプロの世界は、厳しいという一言に尽きるのかもしれません。

 トナーについては、世界共通ですね。やっぱり。

 車が時折物置になる事がありますが、日本でなければ出来ないことなんですよね。
“車を思い切り汚くして、地元の人風”の意味が良く分りません。綺麗好きな人もいるのではないかしら?イタリアの家は、どの部屋も物凄くキレイ!!と聞いていたので不思議!文化の違い?

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