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2011年6月 7日 (火)

素朴な村

朝8時にホテルを出て、再び山岳地帯へ。
なかなか目的の村が見つかりません。道行く村人に尋ねても、イタリア語なので何を言っているのかさっぱり理解できない。でも指差された方に行くと、やがて一本の道を発見しました。でもその道は行き止まり。一端はUターンしましたが、もう一度戻って確認してみると、道の先に小さな案内標識が。そう、目指す村は、ここから徒歩でしか行けない村だったのです!
_mg_6260登山道のような小道を10分ほど歩くと、やがて目の前に村が現れました。すごい、まるでアルプスの少女ハイジの世界。人が住む場所に、エンジン付きの乗り物がない暮らし、感動しました。
村は10分ほどで一周することができました。この村のことはあまりブログでは書かないようにします。いつか(10年後?)本として発表するまでのお楽しみ。
再び車に戻ります。
2時間ほど掛けて険しい山道を走り、目的の村に辿り着きます。この村はバリカン(バリバリ観光地という意味。吉村のネーミングです)
さて撮ろうと思ったら、また天候が崩れ、大雨になりました。
車の中で3時間ほど粘りましたが、雨はいっこうに上がる気配を見せず、ますます激しさを増すばかり。
夕方5時まで辛抱強く粘りましたが、今日の撮影は諦めました。
1時間ほど車を走らせ大きな町まで行きますが、なかなかホテルが見つかりません。再び北上し、幾つかの村を巡ってみます。
道沿いで小さなホテルを発見。クローズしているかな……とのぞき込んでいたら、隣の不動産さんからおじさんが出てきて、チェックインの手続きをしてくれました。村人同士、助け合いながら暮らしているのでしょう。
イタリアは、チェックインの際、必ずパスポートフロントに預けます。すぐに返してくれるところは稀で、大抵翌朝まで人質で取られてしまう。日本人からしてみればパスポートを手放すことが不安で仕方ないのですが、これも一つの国の文化なんでしょう。
で、どうにか部屋を確保できましたが、おじさんは英語がまったくダメだったので、ここまでくるのがとても大変でした。
7時、1階のレストランに下りていきます。どうやら客は僕一人だけだったらしく、従業員のおばさんが首を長くして待っていました。おばさんもまったく英語がしゃべれません。注文は苦戦しましたが、お決まりのアクア、パスタ、スバゲティ、カフェと言い、なんとか食事にありつくことができました。
部屋に戻り、日本から持ってきた文庫本を紐解きます。外からは激しい雨音が聞こえてきます。

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コメント

   書き忘れ  本について
 
 10年後なんて言うとすっかり年をとって、書物を手にする元気が無くなっているかもしれないので、できる限り早めに出版してください。

 果樹と思われる樹木の下草を刈る作業も全部人力なのでしょうか。
徒歩でしか入れない村だから、勿論そうですよね。
 便利に生きている私には想像できないですが、とても強い気持ちで生活されているのでしょう。
 ところで若者の住民登録はあるのかしら?

吉村サン、山岳地帯の素朴な村は、徒歩10分で1周出来るというと、小さい村なのですね。どんな暮らしぶりなのでしょう。
何年後か、楽しみです。
バリカン…なかなかのネーミング。言葉って個性があるのも、楽しい。

小さなホテルのチェックイン、英語の話せないおじさんとおばさんと吉村サンは、どうやって会話…いえ交信されたのか。その場にいて、目撃したかったですね。
「何とかなるものです…。」と吉村サンの言葉が聞こえそうです。
雨音を聞きながらの読書、落ち着きますね。

へぇ~、そんな村があるのですか!見てみたい!おじさんの後ろ姿も素敵です。
実際にその村を目にした吉村さんは、幸せですね。なんか吉村さんは、本にするためだけに、そこで作品を生み出すためだけに、旅をされているわけではないような気がしてきました。この旅も吉村さんの人生の旅の一部分であり、それが吉村さんの栄養分となり、次に踏み出すためのステップになっているような気がしてきました。だから、掛かった費用や時間を、その本でペイすることが出来なかったとしても、それは決して無駄ではないのかもしれませんね。

気になる村は10年後かぁ~ 長い!(笑)

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