« パウダー取り | トップページ | 写真集、刷り上がりました »

2017年2月 9日 (木)

自然な表現の写真集

今日から裏面の印刷です。まずは扉ページから。
朝から雨。天候や季節によって、機械やインク、紙の調子が変わってくるようです。印刷は奥が深いです。
最初の折はすぐに色が決まったのですが、次の折ななかなか決まりませんでした。オペレーターさん、色出しで苦戦したようです。
_dsf1004これはテスト印刷用に使った紙(リサイクルにに回されます)。初版1000部だったら2000枚の紙が、5000部だったら8000枚の紙が、10000部だったら14000枚の紙が必要となるのです。初版部数が少ないから安くできる、というわけではありません。

「MORNING LIGHT」は、朝の美しさや空気感を伝える本なので、所々に眩しい朝日が出てきます。
朝日は、写真で撮るのは難しい。特にデジタルカメラは、必ず白飛びしてしまいます。
今、フォトショップを使えば、何でも出来ます。白飛びした朝日を、くっきり出すことだってできる。でもそれをやってしまうと、いかにもいじりましたよ、という作品になる。いかにもデジタルっぽい作品になってしまうのです。
僕は、これが一番嫌いです。
_dsf1014仮に朝日が白飛びしていても、それはそれでいいのです。なぜなら肉眼で見ても、朝日は白飛びしているから。
書店に並んでいる風景写真集、その多くが、フォトショップの表現を借りた写真集です。もちろんそれはそれでいいのですが、デジタルっぽい風景写真集は、不思議と感動が伝わってきません。自然ってこんなに美しいんだ、という心のときめきが全くない。
そんな写真集を、僕は「フォトショップ写真集」と呼んでいます。立派なタイトルがついていても「フォトショップ作例写真集」なのです。
もちろん僕も、フォトショップを毎日使っています。ただいじりすぎには注意している。いつも、デジタルカメラでは表現出来ない世界(色や雰囲気)を補う、ということで使っています。つまり、フォトショップの力を借りて、記憶の中にある「現実の風景」に戻してあげるのです。
今回出版する「MORNING LIGHT」は、とても自然な表現の写真集です。

|

« パウダー取り | トップページ | 写真集、刷り上がりました »