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2018年5月 7日 (月)

他のお店にあって「吉村フォトギャラリー」にはないもの

他のお店にあって吉村フォトギャラリーにはないもの、それは「工房」です。
どのお店も、店内の一角やレジ裏を、小さな作業場としています。そこでアーティストは手を動かし、せっせと作品を生み出している。
今年できたあるショップは、2/3が工房スペース、作品の売り場は入口ドア近くに小さくあるだけでした。
よくよく考えてみれば、東京の飲食店もここ数年オープンキッチンが流行っています。お蕎麦屋さんも、蕎麦打ちの様子をガラス張りにして見せている。
清里にある色々なお店に入って、「あっ、なんか素敵だな…」と感じていたのは、アーティストの作業場、つまり工房があったからです。
前の吉村ギャラリーの隣にあった「森の日曜日」さんも、店内でドライフラワーを生み出していました。今の吉村ギャラリーの隣のオルゴール体験、その隣の木工体験にも工房があり、N氏もO氏も店内で作業しています。
「工房」はどのお店にもある。なぜ今までこんな大切なことに気づかなかったのか……。
この一年間、ギャラリーを究極に美しい空間にしようと、そればかりを考えていました。什器を木で統一し、スポットライトもあたたかみのある光にし、本棚に並べる写真集の置き方も徹底的に拘った。
もちろんそれはそれでいいと思います。でもお客さんが求めているのは、必ずしもそればかりではない。写真家吉村和敏が作品を生み出している「現場」を知りたいという人も多いと思います。
作品はどのように生み出されるのか、どんなパソコンやプリンターを使っているのか、写真集の色校正はどんなふうにやっているのか……などなど。
例えば、写真集の構成を考えるとき、小さくプリントアウトした写真を模造紙に貼り付け、パズルのように並べ替え、最終型を決めていきます。買い付けてきたデザイン額が積み重なっていたり、色々な種類のプリンター用紙が並んでいたりと、仕事場はもっと雑然とし、人間臭さを感じます。
あと、今使っているデジカメや銀塩カメラ、4×5や8×10カメラを無造作に置いてもいいかもしれない。

先日、ギャラリーのレイアウト変更を行いましたが、「工房」を生み出すことを念頭に入れ、カウンターの位置を少し手前に移動しました。
ただ、このギャラリー内に工房を生み出すには、それなりの投資も必要です。
MacのパソコンとEIZOのモニター、12色のプリンターはもう一台ずつ買わないといけません。今十分な資金がないので、まずはMacのパソコンから、と思っています。
もちろん工房が出来たからと言って、吉村本人はなかなか清里へ足を運ぶことはできません。でも行く時は、工房内で仕事をします。お陰様で、営業していても暇な時間はいくらでもあるので(笑)。
野鳥の鳴き声を聞き、山野草のガーデンを眺めながら、原稿を書く仕事もできると思います。

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