人の多さにびっくり
さて、今日も朝から活動を開始です。車は駐車場に残し、地下鉄やバス、ストリートカーを足とします。
シェーンブルン宮殿や王宮など、ハプスブルク関連の建物を撮影していきます。いわゆる観光写真の量産ですが、まあ、たまにはこんな撮影もいいものです。それにしてもウィーンは凄まじい人。新宿や渋谷以上の賑わいです。
ふ〜、疲れます。僕は歩く事に関してはちっとも苦ではないのですが、問題は写真機材の「重さ」なんです。三脚を含めれば総重量15キロ。漬け物石を持って移動しているようなもの。だから30メートル歩いて一休み、そしてまた移動、の繰り返しとなるわけです。
途中、美術史美術館へ入ってみました。さすが世界三大美術館の一つだけあって、目を見張るコレクションです。ブリューゲルの「雪中の狩人」やフィルメールの「絵画芸術の寓意」の実物を見ることが出来、大満足!
2時頃、機材の重さにギブアップ。もう一歩も歩けない状態になりました。地下鉄に乗ってふらふら状態でホテルに戻ります。シャワーで汗を流し、ベッドの上で足をもみもみしながら「あ〜あ、20代の頃と全然違うよ……」と呟きながら一休み。
3時間後、再び力が漲ってきたので、夜景の撮影に出かけます。市庁舎やブルグ劇場、ヴォティーフ教会のライトアップが絵になそうだったので地下鉄を乗り継ぎ向かって見ると……
ヒエ〜、ここも凄まじい人、人、人でした。フィルムフェスティバルとかで大きなスクリーンが設置されており、当然建物の写真は撮れません。教会の方は修復工事中。
何だか夏のウィーンって、街全体で芸術文化を発散しているような感じなんです。それを求めに、世界中から人が集まって来るのですね。う〜ん、とにかく街にすごい活気がありますよ。静けさはどこにもない。
いずれにしても、この街の写真撮影には、冬の1月か2月がベターですね。いつか戻って来ようっと。