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2005年9月

2005年9月30日 (金)

出発日前日

明日カナダへ出発しますが仕事は山積み状態。そのため朝起きてからモーレツに時間に追われました。
2時頃日比谷へ出て、ラボでプリント写真を引き上げ、それを郵便局から速達でA社のYさんに送ります。
その後、ビックカメラに立ち寄り、フィルムやコンパクトフラッシュなどをまとめ買いします。時間がないのでフィルムなどは鷲掴みにして買い物カゴに詰め込んでいくといった感じ。またまた15万も使ってしまいました。
家に戻ると、どーしても今週中に編集部に入稿しなければならない写真データのレタッチ作業に追われます。以前はフィルムを送るだけでよかったのですが、デジタルデータになってから、写真の色の調整などはすべて自分で行わなければなりません。あ〜時間がない時間がない、と何度も口にしながら、手と頭を動かしました。
夜は締め切り間近の雑誌の原稿書きに追われます。なかなかいい原稿が書けません……。
夜中の1時半、ついに体力がなくなりベッドに倒れ込みました。

2005年9月29日 (木)

胸やけ

印刷立ち会い3日目です。今日は渋滞に巻き込まれそうだったので電車に乗って板橋へ移動しました。

10時半、すべてが終わります。全ページ、とても美しく刷り上がりました。凸版印刷の方々に感謝、感謝です。後は製本され、本が形になるのを待つのみ。今までにないとても素晴らしい写真集になりますよ〜

午後は自宅で2本の打ち合わせを行いましたが、妙に胸やけしている自分に気がつきます。原因は何だろう……? と考えたら、そう、今朝の印刷立ち会いの時、昨日のお菓子の残りのジャガバターをむしゃむしゃと食べたからでした! やっぱり、油っぽいお菓子を朝から大量に摂取するのはよくありませんね。絶対にダメです。

夜になったらますます胃の調子が悪く、激しい胃痛もはじまってきたので、夕飯はご飯とみそ汁だけにし、その後に大正漢方胃腸薬を飲み、リビングのソファーで横になりながら、テレビでやっていた「世界の中心で、愛をさけぶ」を少しだけ観ました。

夜はパソコンの前で仕事に追われます。カナダ出発前にどーしても終わらせなければならない写真データ処理があるんです。

2005年9月28日 (水)

お菓子を食べながら

印刷立ち会い2日目です。

途中、口が寂しくなるので、テーブルの上にはみんなが持ち寄った缶ジュースやお菓子が置かれています。何と、キットカットはメープルシロップ味でした。

で、今日の午後もまたまた時間をもらい、都心に出ます。地下鉄に乗って日比谷、新宿、信濃町と移動して打ち合わせを済ませた後、凸版印刷に戻りました。

8時半、今日の予定はすべて終了します。5人で簡単に食事を済ませた後、車を運転し江東区の自宅に帰りました。

夜は2時頃まで、カナダ出発前に仕上げなければならない原稿に追われます。あと残り2本です。

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2005年9月27日 (火)

印刷立ち会い

朝から板橋の凸版印刷で、次に出す写真集「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」の刷り立ち会いです。
S社の編集者Oさん、デザイナーのMさんも一緒です。一折刷り上がるごとにチェックしていくのですが、どの写真もとても美しい色が出ています。前回の紅葉の写真集同様、これまたアッと驚く作品集になりますので、お楽しみに。11月1日発売予定です。(地方の書店では2〜3日遅れます)
午後は4時間だけ時間をもらい、三田線で都心に出て打ち合わせをしたり、ラボに立ち寄ったりしました。10分、20分という時間がおしくて、移動はすべてタクシーです。
その後、巣鴨から三田線に乗り、再び凸版印刷に戻りました。

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2005年9月26日 (月)

ベルビアの世界展

ふ〜、週はじめだというのに、今日もまたまた仕事に追われています。

たまに、2個も3個も荷物を出したりするのですが、梱包やら郵便局に足を運んだりするのが本当に面倒です。毎度のことですが、早くアシスタントが欲しいです。

打ち合わせの合間に、銀座の富士フォトサロンに立ち寄りました。今、合同写真展が行われています。何と! 吉村の出展作4点は、入ってすぐの壁に展示してありました。これは嬉しいですね〜。

プリントはとっても綺麗な仕上がりです。自分で自分の写真を見て感動を味わいました。

東京会場はあと少しで終わってしまいますが、これから全国各地の富士フォトサロンを巡回していきますので、お時間がありましたら是非お立ち寄りください。(詳細はHPで)

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2005年9月25日 (日)

新製品チェック

ふ〜、日曜日だというのに、今日も仕事に追われています。
午後、新宿のヨドバシカメラにふらりと立ち寄り、気晴らしに新製品のチェックをしてみます。
液晶プロジェクターとDVDデッキとサラウンドスピーカーが一体となった機種が、ついにエプソンから発売されましたね。そう、まさにこれは今までありそうでなかった商品です。よくぞつくってくれました、といった感じで、思わず感動してしまいました。
液晶プロジェクターをお持ちの方はお分かりだと思いますが、DVDデッキやスピーカーからのびるAVケーブルが結構じゃまなんですよね。だから一体型の方が絶対にいいに決まっています。
また、僕はスライド上映会用にデータ用の液晶プロジェクターを持っていますが、これは映画鑑賞には適していません。明るさが2000ルーメンを超えると相当眩しいので、映画を観ていて目が疲れます。加えてデータ用の液晶プロジェクターは、冷却用のファンの音がかなりうるさいので、静かな室内では随分と耳障りなんです。
やはり映画を楽しむとしたら、液晶プロジェクターはデータ用ではなく、ホームシアター用を買った方がいいですね。このエプソンから出た新機種、僕は絶対に売れると思いました。

2005年9月24日 (土)

稲刈り

朝起きてホテルの窓から外を眺めたら、雨でした。朝日の撮影は取りやめにし、さて少しでも原稿を進めておくか、と気合いを入れ、ノートパソコンに向かいます。

10時頃雨が上がったので、里の方まで行ってみます。今の時期はあまり撮るものがないので、まわりの田圃で稲刈りをしている人たちの姿を集中的に撮影しました。あぜ道に腰掛け一服しているお年寄りたちにカメラを向けていたら、「兄ちゃん、これ持っていきなよ」と、巨峰とアンズジュースをたくさんもらいました。

お昼過ぎ、高速に乗り東京へ向かいます。埼玉に入ったら土砂降りの雨。どの車もノロノロ運転となりましたが、3時間半ほどで自宅に辿り着きました。

1泊2日という信じられないような駆け足取材でしたが、手応えのある写真は数枚生み出せたと思います。今回の取材の成果は、早くも来月20日発売の雑誌で見ることが出来ますので、お楽しみに。

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2005年9月23日 (金)

アンズの里

朝5時に起きて6時に家を出るつもりが、6時半に起き7時に家を出る結果となりました。目覚ましを使ってもどーしてもベッドから抜け出せなかったのです。そしてこの1時間の遅れが後々苦労することに……。

連休の真っ只中だからでしょう、首都高と関越道は朝から大渋滞。錦糸町から箱崎まで40分、箱崎から川越まで2時間半と、目的地の長野県に辿り着いたのは午後2時を回っていました。たった230キロの移動なのに何と7時間! カナダでは考えられません。

で、いま更埴のアンズの里にいます。春の花咲く時期にも一度訪れましたが、秋の姿も撮影してみようとふと思い立ち、この地までやって来たのです。ある雑誌とのタイアップも兼ねています。

渋滞疲れのため、午後はあまりいい写真が撮れませんでしたが、明日に期待を掛けるつもりでいます。

今日の写真は、夜にホテルの近くのガストで食べたサンマ定食です。

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2005年9月22日 (木)

珍しく頭痛

朝起きたら頭痛がありました。そう、強靱な僕もこのように体調が悪い時がたま〜にあるのです。
でも、8時頃からパソコンに向かい、たまったメールや原稿を片づけていきます。雑誌の原稿はまさに時間との勝負、本当に本当に大変です。
お昼を食べても、頭痛はいっこうに治りません。リビングのソファーに横になり、30分ほど昼寝をしてみましたが、ダメでした。
午後は、写真選びや写真展の準備に追われます。国内出張の航空券の予約や宿の手配など、ホント、人間仕事をしていくって、面倒なことが山積みですね。早くアシスタントが欲しいと心から思います。
明日の朝、取材で長野県に入ります。夜はその準備に追われました。

2005年9月21日 (水)

バタバタの一日

外回りあり、来客ありと、とても忙しい一日でした。バタバタと時間に追われていると、原稿を書くことが出来ないというのが悩みの種です。カナダ出発前に雑誌関係であと3本仕上げなければなりませんが、一体どうなることやら……。1日でも早く、僕の片腕となって働いてくれるアシスタントを捜さなくてはいけません。
夜、印刷会社からバイク便で色校が届きました。11月初旬にもう一冊写真集を出す予定ですが、その準備もいよいよ最終段階を向かえています。来週から印刷です。今回も素晴らしい本になりますので、ご期待ください。

2005年9月20日 (火)

東京へ

9時に松本を出発、高速を走って東京へ向かいます。渋滞もなく車は順調に首都高に入りましたが、新宿を過ぎたあたりから大渋滞。ノロノロ運転は暇で仕方ないので、車の観察をはじめます。
ニッサンのスカイラインの2ドアは、ホント格好いいですね。ほれぼれするような美しさです。でも僕は、正直言ってトヨタもニッサンもホンダもあまり興味がありません。理由は簡単、たくさんの人が乗っているからです。やっぱり、会社が小さくてもこだわりを持っていい車を造っている会社に惹かれます。例えば国産だったら、スバルの車が一番好きです。
結局、新宿から錦糸町の出口まで1時間も掛かってしまいました。渋滞に巻き込まれる度に、高速を降りて下の道を走ったらもっと早く着くのだろうか……と考えてしまいますが、たぶん上も下もそれほどかわりはないんでしょうね。

2005年9月19日 (月)

ミニカボチャ

松本に来て各地を車で移動する度に感じるのですが、高校生の頃はこれを全部自転車で行っていたんです。たとえば実家から市内まで、車だったら10分ですが、自転車だと30分以上は掛かります。友達と会ったり、写真を撮りに行ったりと、あの頃は本当に元気ハツラツでした。(今もそうですが……)

今日はたまたま車で松本市美術館の前を通りました。そう言えば、2年前、ここで大きな写真展を行ったのです。あの時、1年に一回は故郷で個展を行っていこう、と心に誓ったのですが、だらだらと月日だけが流れています。出来れば10年以内にもう一度やりたいですね。

実家の近くに、カナダで言うファーマーズマーケットのようなお店が出来ていました。ここで、カナダでよく見掛けるミニカボチャがあったので、思わず携帯電話で写真を撮ってみます。

そうそう、両親と話をしている時、ある一つの面白い撮影テーマが頭の中に閃きました。このテーマ、信州で暮らしている人はあまり興味を示さないと思いますが、都会生活にとっぷりと浸かった僕にとっては、大変魅力的です。来年の夏に訪れ、写真を撮ってみようと思います。050919_094401

2005年9月18日 (日)

信州へ

両親は松本の実家で元気に暮らしています。でも僕は、実家には1年に一度帰るか帰らないかのバカ息子なんです(笑)。
東京の自宅から実家までの距離はちょうど230キロ。車ではたった3時間半で着いてしまいますが、この230キロという距離が微妙なんです。暇な時間にちょいとそこまでというわけにはいかないし、2〜3泊するような大げさな旅にもなりません。カナダでは230キロの距離など隣町に買い物に行くような感覚で移動してしまいますが、山国日本はちょっと違いますね。
この連休、運良く仕事の谷間に入り込んだので、思い切って実家に帰省することにしました。
午後3時に自宅を出たら、中央道が空いていたということもあり、6時には塩尻北インターに辿り着きました。実家はここから目と鼻の先です。
信州へ来るたびに感じるのですが、田圃や畑が少なくなり、お店や住宅がどんどんと増えていますね。特に国道沿いはすごい変わり様です。まあ、こればかりは仕方のないことなのでしょう。

2005年9月17日 (土)

デジタル一眼

写真雑誌はいっせいに20日に発売されます。だから18日前後に1冊見本が送られてくるのです。今日は届いた雑誌を時間を掛けて読んでみましたが、今月号はどこも10月発売のキヤノン5D一色でした。
CCDがフルサイズになったというのは、とてもとても凄いことなのです。ボディーの価格は約40万ですが、これ、とっても安いんですよ。いままでフルサイズと言えば80万以上はしました。
カメラ店の人に聞いたら、やはり予約が殺到しているとのことです。今の時代、特に退職された年配の方は、皆さん本当にたくさんのお金を持っているんですよね。100万円近いデジカメやプラズマテレビをぽんぽんと買い、1年に何度も海外旅行をされている姿を見ていると、凄いなあ〜と溜息ばかりをついてしまいます。
アメリカ人やカナダ人は、退職したらまず何を欲しがるかというと、モーターホームかキャンピングカーなんです。価格は1000万〜2000万ですが、退職金でポンと買ってしまいます。これに乗って、北米中旅するのが老後の楽しみとなっているようです。
僕が60〜70歳になったら一体何をしているだろう……とふと考えますが、たぶん今と同じように旅をして写真を撮っているんでしょうね。フリーランスには退職金がないので、頑張って死ぬまで働かなければなりません(笑)。

2005年9月16日 (金)

何かと話題の秋葉原

もちろん今朝も4時に起き、現場へ。そしてついに思い描いた通りの朝日の写真が撮れました! 成功か失敗かはフィルムを現像してみるまでわかりませんが、同じ場所で5本も撮影したので大丈夫でしょう。

睡魔と戦いながら、午前中はデスクワークに追われます。どうしてこうやることがいっぱいあるんだろう(涙)。

11時、あ〜もうすべてがどうでもいいや! 気分になり、ソファーの上でごろんと横になり本を読みはじめました。東野圭吾の新刊「容疑者Xの献身」。これとても面白いですよ!

午後、銀座で2件の用事を片づけた後、秋葉原へ。そう、今日オープンのヨドバシカメラへ立ち寄ってみたかったのです。とにかく凄まじい人・人・人でした。明日の週末はもっと凄いことになるでしょうね。

秋葉原は僕の住む亀戸からたったの5駅、まさに地元と言ってもいいでしょう。そこに日本で一番大きなヨドバシカメラが出来たわけですから、もう、嬉しくて嬉しくて仕方ありません! 早速店内をチェックしてみましたが、さすがヨドバシ、プロ用の機材はすべて揃っています。そうそう、入口のすぐ横にMacコーナーがあるというのも好感が持てました。

最上階はレストランフロアになっています。今後時間を掛け、すべてのお店の味をチェックしてみるつもりです。まずはパスタからですね(笑)。

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2005年9月15日 (木)

車内広告

実は今日の朝も都内のある場所に出掛けてみたんです。でも雨。雨雲の隙間から朝日が顔を出せば、それはそれで綺麗なのですが、残念ながら無理そうだったので6時前に立ち去りました。

午後、日比谷で2件の打ち合わせがあったので、いつも通り山手線に乗って出掛けます。すると車内で写真集「ローレンシャンの秋」の広告を発見! 車内広告がはじまることは知っていましたが、実は今日からスタートだったのですね。びっくりしました。

夕方は仕事場に籠もり、11〜12月に九州熊本で行う写真展のタイトルを検討します。1時間くらい悩んだ末、「カナダ・光を巡る5つの旅」にしました。今まで東京を中心に行ってきた個展から幾つかの写真をピックアップし、再構成して展示してみるつもりです。1日だけ魅力的なイベントもありますのでお楽しみに。

あと、11月にまた別の写真集を出版予定ですが、その出版を記念してこれまた魅力的なトークイベントが東京で行われます。こちらの方もお楽しみに。

時々皆様方から、写真展やイベントの情報をHPで発表するのが遅すぎですぅ〜、というメールをいただきますが、詳細が決まるのっていつもギリギリなんです。本当に申し訳ありません。また、主催者側の予約システムとの兼ね合いもあり、僕のHPだけ先行して情報を流すことは出来ません。(おそらく東京のトークイベントは、HPで発表した直後に予約の電話が殺到します)

というわけで、今日も慌ただしい一日でした。明日の朝も早起きして撮影に出掛けます!

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2005年9月14日 (水)

また3時起床

昨日撮影した写真は、その日のうちにすぐに現像に出しました。

午後、仕上がったフィルムを引き上げ、家で早速チェックしてみましたが、5本撮った中で1枚だけベストショットがあったのです。でも、露出がいまひとつ。つまり+−0と−1の2枚撮影していましたが、適正露出は−2/3でした。普通だったら「これでもいっかな」てな感じで進行しまうのですが、僕の性格からしてどーしても許せません。(たまに自分の完璧主義が嫌になることがあります……)

で、今日も朝3時に起き、昨日の撮影ポイントへ足を運んでみました。同じ「光」は二度と出ないんですよね。空には雲も出はじめたため、1枚の写真も撮らずに退散しました。もちろん明日も行ってみます。

と、近頃こんな不規則な生活スタイルなので、日中眠くて眠くて仕方ありません。雑誌「CAPA」に連載しているエッセイの締め切りが間近。ワープロに向かっていると自然と目が閉じてしまうので、氷入りの冷たい生茶を飲んで頑張っています。

2005年9月13日 (火)

都会の朝

2時45分起床、3時に家を出て、車に乗って都心へ向かいました。東京の朝を撮るためです。
銀座を中心にぐるぐる回ってみましたが、なかなかいいアングルを見つけることが出来ません。そしてついにあるポイントを発見、路肩に車を停め、ただひたすら空が明るくなるのを待ちました。
1時間半後、初めてのシャッターを押します。う〜ん、なかなか美しかったです。太陽が出てきた瞬間、何故か興奮し、フィルムを5本も使ってしまいました。写真は、「ここぞ!」と思った時、とにかくたくさんのシャッターを押すことが大切なんです。1枚より10枚、10枚より100枚、100枚より1000枚撮った方がベストショットが生まれる確率は高くなります。
あ〜それにしても眠いです。時差ボケがようやく落ち着いてきたと思ったら、近頃2〜3時間睡眠が続いています。

2005年9月12日 (月)

荷物

郵政民営化が何かと話題ですが、僕は日本の物流って、すごいなあ〜といつも感心ばかりしています。

今日も朝10時にインターネットのカウネット通販で幾つかの文房具を注文したのです。そしたら夕方4時に神奈川の倉庫から商品が届きました。おいおいマジかよ……って感じでした。

例えば夕方6時過ぎに出した荷物でも、翌日には北海道や九州にだって着いてしまうわけで、一体夜中にどうやって運んでいるの??と不思議で仕方ありません。

我が写真事務所は、写真パネルなどの巨大な荷物を送るときは佐川急便、中くらいの段ボール箱はクロネコヤマト、写真などの原画や書類は郵便局のエクスパック500を利用しています。エクスパック500は、月に10個は必ず出すんですよ。民営化になったら少し安くなると嬉しいのですが(笑)。

で今日の一枚は、手帳に貼り付けたエクスパック500の荷物追跡用のシールです。

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2005年9月11日 (日)

写真集、発見!

夕方、家のすぐ側にあるTSUTAYA書店の前を通り掛かったら、何とショーウィンドウに「ローレンシャンの秋」が展示してありました。そう、「店長のお勧め本」ということで紹介されていたのです。
写真集は大型店を中心にしか配本されないのが普通です。だからまずローカルな書店にあったということ驚き、そしてもちろん、お勧め本になっていたということに大いに驚きました。
本が売れるか売れないかは、書店員が「これはいい本だ」と言って入口の側に平積みにしてくれるかくれないかで決まってくるものなのです。でも近頃は、拘りを持って本選びをしている書店員は少なくなってきており、大抵はベストセラー作家の新刊本を平積みにして終わり、という結果になっています。ベストセラー作家の本なんて黙っていても売れるわけですから、本当は書店の一番奥でいいはずですよね。地味な本ほど正面に押し出すべきだと、僕は常々考えています。(もちろん海外の書店はどこもそうしています)
いずれにして今日は嬉しかったなあ〜。たまらなくこの書店が好きになり、ハードカバーの本を3冊も買ってしまいました(笑)。TS290010

2005年9月10日 (土)

世界で一番

NHKで「巨大旅客機誕生」という番組をやっていました。僕はほとんどテレビを観ない人間ですが、このようなドキュメンタリーは必ずチェックするようにしているのです。また、年間相当数の飛行機に乗っているので、開発の舞台裏には前々から興味を抱いていました。
エアバスやボーイングの新型機開発の陰には日本人の技術が生かされている、という部分にはやはり感動しました。そうなんですよね。日本人は物を造り出したら本当にすごい国民なんです。
僕のすぐ身近なところにもこの世界一があります。それは印刷です。日本の印刷技術はまさに世界一。写真集を作っている時に職人さんたちと接しますが、彼らの腕にただただ感心ばかりしています。
つまり世界一の人たちと一緒に仕事ができるので、やっぱり自分は恵まれているんだなと思います。だからもっともっと頑張っていい写真を撮らないといけません。

2005年9月 9日 (金)

パスタランチ

時差ボケの時は食欲もなくなります。だからランチは軽い物で十分。よってパスタが食べたくなるのです。
昨日はお昼時、新宿にいました。イタリアンのお店を探しましたが見つかりません。であるデパートの最上階に足を運んだらイタリアンがあったので、早速入ってみます。メニューを見てびっくり、どれも1500円以上でした。
2人だったら問題ありませんが、1人の時にランチで1500円掛けるというのはかなり勇気がいりますよね。罪悪感もある(笑)。
でもたまにはいっかと思い、Aランチのパスタを注文してみます。まあそれなりに凝った味つけではありましたが、美味しい!と唸るほどではありませんでした。
で、今日のランチもまたパスタが食べたくなったので、郵便局に行きがてら近くのイタリアンに入ってみます。Cランチ(880円)を注文してみましたが、これがまた普通の味で、インスタントの方がましだなと思いました。
何だか2日連続でハズレだと、気分まで滅入ってきます。
でも東京って面白いですよね。特に秀でたものがないレストランでも、決して潰れないからです。関西の人から見たら信じられないのではないでしょうか。

2005年9月 8日 (木)

フィルムチェック

仕事の打ち合わせの後ラボに立ち寄り、現像済みのフィルムを引き上げてきました。夜は仕事場に籠もり、今回の取材の成果をチェックしていきます。

8割方、綺麗に撮れていました。でもドナウの水が泥色なので、全体的にどうもいまひとつなんです。う〜ん、やっぱり写真は難しいですね。なぜなら現地の状況を正直に表現してしまうからです。

今回掛けた70万近い取材費が少し無駄になってしまいましたが、まあ、写真はいつもこんな感じなんです。完璧な作品を作るためには、繰り返し、繰り返しというがスタイルが基本。

『ローレンシャンの秋』の写真集を生み出すのに10年という時間が必要だった理由がおわかりいただけるのはないでしょうか。日本から足を運んでも一枚も撮れなかった「紅葉のはずれ年」も何回かあったんですよ。

さて、昨日のコメント欄に、「もっとブログに写真を発表して!」という書き込みがありました。

写真を発表しない理由。それはプロの写真家としての拘りということではなく、ただ単にデジカメのデータをアップロードするのが大変だからなんです。近頃、夜の10分、15分という時間も惜しいほど時間に追われています。

はい、でもhimajine Aさんのおっしゃる通りですね。確かにスナップ写真があった方が、もっと面白いブログになるでしょう。

そこで、早速ブログのシステムを研究してみました。すると、携帯で撮った写真をそのまま送り込める機能を発見! これを使えば写真を簡単にアップロードできそうです。

これからのブログ、ご期待ください!

2005年9月 7日 (水)

時差は大変です

今日はダメダメの一日でした。

まずは午前中、歯医者の予約が入っているのをすっかり忘れていました。

2時頃、現像に出したフィルムを引き上げにラボに行くと、担当者から「あれ吉村さん、仕上がりは夕方ですよ」。そうそう、確か昨日、夕方って言われていました。仕方なし、そのまま引きあげます。

帰り掛け、錦糸町のヨドバシカメラで安い液晶モニターを買ったのですが、支払い時に銀行のカード(デビット払い)を取りだそうとしたら見つかりません。そう、家に忘れてきたのでした。面倒だったのでクレジットカードで支払いましたが、ポイント還元率が18パーセントから16パーセントへ。

夜11時、パソコンに向かっていたら超A級の睡魔に襲われます。そのままベッドに倒れ込み眠りましたが、「心地よい朝だぁ〜」と思って目が覚めたら何と夜中の1時半! それからはどんなに頑張っても眠ることができませんでした。

今回の時差ボケもかなり重傷です。

2005年9月 6日 (火)

眠い一日

朝は7時半に目が覚めましたが、さすがに眠いです。午前中はデスクワークに追われながらも、ずっと頭が朦朧としていました。

昼頃、完全に思考能力がなくなってしまったので、机にうっ伏して30分ほど眠ります。

午後は撮影済みのフイルムを出すため有楽町のラボまで足を運びましたが、会う人みんなから、「吉村さん、眠そうな顔しちゃってどうしたの?」と言われてしまいます。

ラボのカウンターには、この秋の合同写真展のDMが置かれていました。そうなんです。10月〜12月にかけ、とても魅力的な合同写真展が2つもあるんです。僕も4〜5点の作品を出品する予定です。東京、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌、仙台と巡回していきますので、お楽しみに。詳細は後日、HPで発表します。

その後ビックカメラに立ち寄り、秋の新製品をチェックしました。

たった2週間留守にしていただけなのに、結構商品が入れ替わっているんですよね。日本って面白い国です。

2005年9月 5日 (月)

早くも時差ボケ

全日空206便は定刻通り成田に到着しました。
東京のジメっとした暑さに戸惑いつつ、リムジンバスに乗って江東区の自宅へ戻ります。
飛行機の中で5時間も熟睡してしまったので、夜はメール書きの仕事が随分とはかどりました。でも困ったことに、12時になっても1時になっても2時になってもちっとも眠くなりません。さあ、時差ボケのはじまりです。
3時にラーメンを作って食べ、満腹感と同時に訪れた睡魔によって強引に眠りにつきました。

2005年9月 4日 (日)

東京へ

帰国日です。
フライトまでの時間があったので、タクシーに乗り、ヨーロッパ写真美術館へと足を運びました、ここだけはどーしても観ておきたかったのです。
何人ものフォトグラファーの写真を展示してありましたが、なるほどなあ〜と感心する作品もあれば、くだらないなあ〜と目を背けたくなるような写真もありました。でも、どうでもいいような写真でも、このような場所に展示すればそれが作品として一人歩きしていくんですよね。
バスに乗って空港へ移動。全日空のカウンターでチェックイン手続きをし、ラウンジに入ります。しかし日本のおじさんたちが猛烈な勢いでタバコを吸いはじめたので、早々にラウンジを後にします。
さて、夢にまで見た全日空のビジネスクラスです。席は19Aで隣は空席。実に快適なフライトでした。
ビジネスクラスでの移動って、ホント、全然疲れないんです。いい食事あり、最新作の映画あり、パソコン用の電源あり、そしてシートは170度のフルフラット。つまり「疲れようがない」んです。今回も心地よい目覚めをむかえたら日本海上空で、朝食の準備がはじまっていました。
エコノミーで頑張って6〜7回海を越えれば、またビジネスの無料チケットが取得出来ます。次は2年後かな。

2005年9月 3日 (土)

撮影、時々美術館

たった3時間寝ただけで目がギンギンにさめてしまい、朝4時起床です。カメラを担いで外へ飛び出しました。

色々なガイドブックにパリの夜の一人歩きは危険、と書かれていますが、そんなことを気にしていたら仕事になりません。逆に相手の方を警戒させてやるぞ、という思いで、街中を肩をいからせながら歩き、セーヌ川まで行ってみました。(もちろんアメリカの大都市ではこんな無茶はしませんので、ご安心を。アメリカの夜は冗談抜きで危険です)

でもまだ辺りは真っ暗です。一人孤独にベンチに座り、2時間ほど辛抱強く待っていたら、6時半になってようやく空が白みはじめてきました。それから朝日が建物の上あたりにくるまで約1時間半、各地を歩き回って写真を撮ります。パリの朝は女性的な美しさでした。

朝からクタクタになりましたが、9時になったので近くのルーブル美術館に入ってみます。「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」を見て、ちょっとした観光気分を味わいました。

ホテルの部屋で30分休憩したら体力が戻ってきたので、再び街中に繰り出してみます。オペラ座、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門と巡っていきましたが、ああパリだなあ〜という感想を持っただけで、写真はあまり撮りませんでした。

それにしてもすごい人です。そして実に色々な人が声を掛けてきますよ。写真を撮りたいからその凄いカメラを数分だけ貸してくれないかとか、ルイビトンのバックを買いたいのでエスコートしてくれないかとか……。ハハハ、この吉村が騙されるわけないのにね(笑)。

凱旋門を過ぎた辺りで、またまたカメラの重さがシンドクなりはじめてきます。今日はEOS-1Dsのデジカメとレンズ3本ですが、これまた超重い。もっと軽いEOS-5Dを絶対に買うぞ! と何度も呟きながら、またまたフラフラになってホテルに戻りました。

30分休憩した後、今度はカメラを持たずにオルセー美術館へ行ってみます。おっ、ここは凄いですね。ミレー、ゴーギャン、ルノワール……と、教科書に載っていた絵がたくさんありました。ゴッホのオリジナルはやっぱりいい。僕はルーブルより、オルセーの方が何倍も感動しました。

今日は朝4時から歩き回っているので、夜、体力は残り5パーセントとなりました。でもどーしてもパリの夜景を撮りたかったので、無理無理7時半にホテルの部屋を出ます。

まずは近くの食堂でショウガ焼き定食を食べ、体力を25パーセントまで回復させます。

夜の帳がおり、やがてパリの街が光で輝き出します。綺麗ですよ〜。ホント、心から美しいと思います。いつしか体力が消耗していることも忘れ、写真を撮りまくっている自分がいました。

2005年9月 2日 (金)

ウィーン→パリ

荷物整理の後ホテルをチェックアウトし空港へ向かいます。
レンタカーを返却、オーストリア航空のカウンターでチェックイン。
451便は1時間遅れでパリに向けて飛び立ちました。(国内線の離陸は絶対に遅れるんですよね・笑)
シャルル・ドゴール空港に着き、バスに乗ってパリの街中へ移動します。
近頃旅ばかりしているせいか、先進国の新しい街に入っても全然感動しなくなってしまいました。でも純粋な心でパリの街を見つめてみると……ウィーンよりは街に統一感があり美しいな、という印象でした。
1時間後、バスはオペラ座前に到着。その後歩いてホテルに移動し、チェックインをします。
この界隈は日本のお店がたくさんあります。本をお売り下さいのBOOK OFF、旅行会社のHIS、そしてラーメン屋や定食屋……。海外の大都市はどこも同じですね。(そうそう、BOOKOFFは、うちの近所にあるBOOKOFFよりも大きく、品揃えも豊富だったのでびっくりしました)
また、住んでいるのか旅行しているのかわからないような日本の若者たちもたくさんいました。君たちは人生、暇なの? と思わず尋ねたくなってしまいましたが、それにしても近頃の若いモンは芯がないというか……そう、どこかふにゃふにゃした感じがしますよね。それにみ〜んな2人以上のグループ行動。まったく日本人の若者はダメになってきています。
僕は、男でも女でも、やっぱり「個」を大切にしている人が大好きです。
まっ、でもそんなことはどうでもいいや。今日はとにかく疲れました。そろそろ寝ます。

2005年9月 1日 (木)

美しい夜景

まずはドナウ川沿いにあるドナウタワーに行き、展望台から街を俯瞰してみます。ウィーンの街はだいぶ近代的な都市化が進んでいるな、という印象を受けました。ドナウ川と街という組み合わせも、今ひとつです。

その後、地下鉄に乗って旧市街へ移動。ここも都市化の波が押し寄せており、古い建物の中で看板やお店が妙に浮き立っていました。旧市街を世界遺産にするのは間違っているような気が……。

午後はまた別の美術館に入ることも考えましたが、10日間の取材疲れが出ていたため、宿に戻りゆっくりすることに。

さて、毎日の食事はどうしているかというと……

実はホテルの側に、大きなマーケットがあるのです。露店もたくさんあり、中国人がやっている日本食レストランが軒を連ねています。みそ汁とサラダとお茶が付く寿司弁当はなかなかで、よくそれを注文して食べました。

7時頃、夜景の撮影で再びダウンタウンに出掛け、王宮や美術館の周辺を回ってみます。暮れなずむ群青の空を背景に建物が見事にライトアップされています。ウィーンの夜はそれはそれは美しい光の芸術でした。

このような光景が日本の大都市でも増えてこれば、住む人の心ももっと豊かになってくるんでしょうね。ある季節になるとよく東京や神戸の街中でやっているあのど派手な電飾。あのどこが綺麗なんでしょうか? 僕はあのアーチの中を歩くと、電磁波で体がおかしくなってくる気がします。

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