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2006年4月

2006年4月30日 (日)

ガストで画素について

夕方、懐かしい友人と会い、近くにあったガストで食事をしました。
ガストに入るたびに、よくこれだけ安い料金設定でやっていけるよな……といつも不思議に思います。出される料理は、とびきり美味しいわけでもなければ、とびきり不味いわけでもない。ガストって、そのへんがうまいのですね。
さて、友人と色々な話をしたのですが、中でもコンパクトデジカメの画素数はこれ以上必要か、という話で盛り上がりました。
ご存じのように、コンパクトデジカメは、約半年でモデルチェンジしていくという凄まじい世界です。新製品が出るたびに画素数もどんどんとUPしており、今は600万画素が標準となりつつあります。一眼デジカメのように、もしかしたらこのまま800万、1000万といくかもしれませんが、僕は、コンパクトデジカメにこれ以上の高画素は必要ない気がしています。
画素数が上がるということは、データ量が大きくなり、処理能力が鈍ることを意味しています。これって、気軽に記念写真を撮る世界ではまさに致命的。確かに高画素は大伸ばしに有利ですが、記念写真を4切だ、半切だと伸ばす人はそれほど多くないでしょう。本格的に写真をやる人は、きっと一眼デジカメを手に入れるはずです。
もちろんメーカーの人たちは、こんな問題はすでに承知の上。でも、画素数が高い方が売れるから、仕方なくUPさせていくんですね。
そうは言っても、コンパクトデジカメは800〜1000万画素あたりで一度ストップするんじゃないかな、と僕は予測しています。あとはデータ処理に関する技術競争になっていくのではないでしょうか。
余談ですが、僕は携帯電話のカメラ機能を、コンパクトデジカメ並みにして欲しいな、といつも思っています。
今の携帯電話は、カメラがオマケでついているといった感じ。逆にコンパクトデジカメに携帯がオマケでつくような商品、例えば今使っているサイバーショットにボーダフォン3G携帯がついたような商品が出ればすぐに手に入れるでしょう。

2006年4月29日 (土)

予定を立てる

今、夏の海外取材のスケジュールを立てています。
今年も昨年とほぼ同じ、ヨーロッパ2回とカナダ1回です。まずは5月はドイツ、オーストリアに入ります。本当はハンガリーに行く予定でしたが、昨年のオーストリア取材の成果があまりよくなかったため(増水でドナウ川の水が濁っていた)、もう一度オーストリア、ついでにドイツにカメラを向けてみることにしました。
写真はいくらでも誤魔化しがきくんですが、僕は悲しいくらいの完璧主義者。少しでも心に引っかかりを覚えたら、納得するまでやってみないと気が済まない性格なのです。
問題は便です。ワールドカップがあるため、ルフトハンザ航空のミュンヘン直行便は連日満席。そこで、スカンジナビア航空を使ってコペンハーゲン経由でミュンヘンに入ることにしましたが、それでも帰国便を押さえるのが大変でした。
6月はカナダに入ります。1カナダドルが100円を越えてしまったため、航空券やレンタカー、宿泊費など、今までの予算組では難しくなってきました。例年より10〜15万円は多く見積もった方がよさそうです。
いずれにしても、あの10カナダドル札が1000円札よりも強くなってしまったという事実を、どうしても受け入れることができません。18年間、カナダの方が少しお得という感覚でお金を使ってきたので……。
夕方、旅行の仕事に携わっている友人と電話で話したのですが、グループツアーの方も、かなり料金がアップしているとか。もしかしたら日本からの観光客が激減してしまうのかもしれないと危惧していました。

2006年4月28日 (金)

明日から大型連休

今週、僕は通常通りの忙しさでしたが、編集者の皆さんは忙しいを通り越し、パニックといった感じでした。発売日が決められている雑誌にとって、この9日間の休みって、ある意味では相当な痛手なんです。
で、今日僕の方は、銀座で打ち合わせ、お茶の水で新緑の撮影、秋葉原で写真用品の買い物……という感じでしたが、途中の駅で編集者と会い、ポジやデータの受け渡しを行ったりもしました。このようなやり取りが可能になるのも、お互い携帯電話を持っているからですね。携帯やメールがない時代は一体どうやって仕事をしていたんだろう……と、今思うと不思議です。
さて、2週間ほど前のブログでチラッと書きましたが、6月下旬にフォトエッセイの第2弾を出版予定です。その準備が大詰めを向かえているのですが、今までの写真集とひと味もふた味も違った本になりますので、ご期待ください。僕の、また別の引き出しです。まだ詳しくは書けないのですが、あの写真も発表します。

2006年4月27日 (木)

ケンタのチキン

以前、「食べたくなるなるケンタッキー」というケンタッキーフライドチキンのテレビコマーシャルが流れていました。(たぶん関東地区だけたと思いますが……)
このコマーシャルの言っていること、よ〜くわかるんです。僕もたまに、ケンタのチキンが食べたくて仕方がない時があります。カナダ取材中は、マックのハンバーガーも、ケンタのチキンも、毎日嫌という言うほど食べ、途中から見るのも嫌になるくらいの強い拒否反応を示すようになるのですが、東京で日本食中心の生活をしていると、知らずと、あの味が懐かしくなってくるのです。
で、都心からの帰りにたまに錦糸町駅のケンタに立ち寄り、チキンボックスを購入し、夕飯のおかずにする、ということはしばしばです。
それにしても、日本のケンタのチキンって、美味しいですね。肉がたっぷり入っており、ジューシーで、ころものパリパリ感もGOOD。また、あの辛いチキンも最高です。
ケンタもマックも、世界統一味を売り物にしています。でも、国によって微妙な味の違いがあるのです。ちなみに本場、アメリカ・カナダの味はダメダメ。食材選びからはじまり、調理の仕方が粗いので、僕は美味しいなあ〜と思ったことは過去に一度もありません。長期取材中に50個も100個も食べるのは、空腹感を満たすためです。
やっぱりマックもケンタも、世界一美味しいのは日本!と断言します。
日本って本当にすごい国だなあ〜と思います。そう、日本人って、何でも繊細なんですよね。だからジャンクフードと呼ばれる物でも、美味しく作ろう、作ろうと努力するんです。
でも、以前、スティーブというカナダ人の友達がいて、一緒に東京のマックに入った時、「カナダと日本、どっちが美味しい?」と質問してみました。すると彼は、「同じさ。どちらかと言うと、カナダかな」と答えていました。僕はその場で10分くらい彼に説教したくなりましたが、やっぱりイギリス系の人って、味に疎いのかもしれませんね。カナダでもフランス系は少しマシですけど。
まっ、いずれにしても、ケンタのチキンも、マックのハンバーガーも、たまに食べるのはいいですね。

2006年4月26日 (水)

メガネを作る

夕方、予定していた打ち合わせが1本キャンセルになり、めずらしく3時間のフリータイムが生まれたのです。そこで市ヶ谷から錦糸町に移動し、メガネを作ることにしました。
僕は、車を運転する時だけメガネをかけています。しかし、免許の更新はぎりぎりメガネなしでもパス出来るくらいなので、見晴らしのいい道をドライブしている時はかけないこともあるのです。もちろんカナダではあまり使っていません。
高校まではずっと視力は1.5〜2.0で、メガネは必要ありませんでした。でも、印刷会社で細かな作業をしたこと、パソコンをやりすぎたこと、によって視力を一気に低下させてしまったのです。
今のメガネは7年前に池袋のある大手チェーン店で作ったものです。常にポケットに入れて移動していたので、傷がつき、フレームもひん曲がってしまいました。そこで、去年の夏あたりから新しいのを作ろう、作ろうとずっと考えていたのです。
錦糸町の駅側にある大手チェーン店。店頭でたくさんのメガネをチェックしてみましたが、今の時代、メガネってとっても安く出来るのですね。中には1万円を切る品もありました。
でもあまりに安いレンズを選んでしまうと、逆に目が疲れ、視力低下にも繋がります。かといって、滅多にメガネを掛けない人間が高級レンズを選ぶのも気が引けます。
そこで、標準のレンズを選び(周辺まで歪みのない)、あとは傷がつかないコーティングをしてもらうことにしました。今回はフレームを含めて3万円弱。連休明けに仕上がるそうです。
一つ嬉しかったのは、視力検査をしたら、7年前とまったく同じ視力だったということです。普段の生活でメガネをかけない努力をしていたこと、モニターの明度に細心の注意をはらっていたこと、などが功を奏したのでしょう。
そうそう、ある方のエッセイで、会社を辞めて海外へ行き、フィールドで2ヶ月間ほど野生動物の観測を続けていたら、0.5〜0.7くらいまで落ちていた視力が帰国の頃には1.5に回復した、という記述がありました。
それを読んだ時、遠くを見ることの大切さを改めて思い知らされました。

2006年4月25日 (火)

普通について

10時半から代々木上原で打ち合わせがあったので、久しぶりに総武線の満員電車に乗りました。何と真向かいにいたおじさんが、僕と全く同じシャツを着ていたのです。それもユニクロ。お互い気恥ずかしく、早くお茶の水駅に着かないかな〜と、そればかりを考えていました(笑)。
そういえば最近スーツを着ていません。普段の生活ではワイシャツとネクタイはまず必要ないし、近頃友人の結婚式も減ってきたので、スーツを着る機会がないのです。よくよく考えてみれば、最近どころか3年以上着ていないと思います。
まあ、着ればそれなりに格好はつくのですが、おそらく今年も着ることはないでしょう。もうこうなったらジョークのつもりで次の講演会はリクルートスーツ姿で登場してみようかな、何て考えたりもしていますが。
こんな自分ですが、写真家として駆け出しの頃は、出版社に写真を届けに行く度にスーツを着ていたのです。出版社の建物って、スーツ着用が原則だと思っていました。当時、とて〜も純粋な心を持つ吉村和敏君がいたのです(笑)。
ちなみに今は、GパンとTシャツを中心としたラフな格好です。365日代わり映えがしないので、もしかしたら僕は、相当世間から外れているのかもしれませんね。
電車に乗って会社に行き、家に帰って家族で食事をし、子供をいかに一流大学に行かせるかを考え、夏休みは家族で旅行し、正月は妻子を連れて実家へ帰る。週末になると野球をやったりゴルフに行ったり……。たぶんこの日本では、これが普通の生き方なんでしょうね。
僕自身、確かに「普通」に憧れたりもしますが、でもやっぱり自分には無理なんです。
例えば会社員になったとします。上司に飲みに誘われても、気分が乗らなかったり、ヨドバシカメラで買い物があったりすれば絶対に行かないし、得意先の役員クラスが参加する週末のゴルフだって、本を読みたかったり、映画に行く予定があったりすれば、絶対に参加したりはしません。ゴルフは興味ありませんから、と言ってきっぱり断ります。仮につき合いが出世に影響するようなら、会社の社長に手紙を書いて文句を言います。
そう、昔から自己中心的な人間で、それが個性でもありました。だからこの日本では、絶対にサラリーマンとして生きてはいけないのです(笑)。
でも、フリーとしてどうにかやっていけるのも、たぶん東京という大都市にいるからだと思います。地方で暮らしている人は、まずフリーという生き方に疑問を抱くのではないでしょうか。
実はつい最近まで、松本の田舎で暮らす両親や、親戚に、「和敏は一体いつ就職するんだ。写真もいいけど、頼むからか定職にはついてくれ……」と言われ続けていました。さすがに今は、諦めたのか、それとも写真家という生き方を理解したのか、何も言わなくなりましたけど。
……と、今日もついつい長〜い日記になってしまいました。

2006年4月24日 (月)

消耗品

オフィスでは心地よく仕事ができるよう、常に整理整頓し、常に消耗品の予備を置くなどの努力をしているのですが、忙しいとついついプリンターのインクやコピー用紙などを切らしてしまいます。
今日は3時までに写真データを編集者に渡す約束があったのですが、何とCD-Rがないことに気づき、大急ぎでコンビニへ買いに走るというハプニングがありました。
夕方、コーヒーを飲んでホッとひと息。その後、これを機に文具のまとめ買いをすることにします。
カウネットやアスクルのホームページで、コピー用紙、封筒、クリアファイル、布テープ、梱包のプチプチなど、どんとんと注文していきます。
文具メーカーのネット通販って、安いし早いしでとても便利ですね。僕にはなくてはならない存在になっていますが、かと言っても、プリンターのインクやハードディスクは、やっぱりヨドバシカメラかビックカメラで買おう、ということになってしまうのです(笑)。10〜15%のポイント還元の力は偉大です。
さて、今は夜の11時半ですが、この時間も編集者からファックスやメールが次々と送られてくるんですよ。皆さんゴールデンウィーク前進行ということで、今週はモーレツに時間に追われているようです。いつも思うのですが、週刊誌や月刊誌の編集者って、一体いつ寝ているんでしょうね。というか、ちゃんと家に帰っているのかな。いずれにしても、編集の仕事ってホント大変そう……。僕は作品を提供する側でよかったです。

2006年4月23日 (日)

18〜200ミリ

朝から、ある雑誌から頼まれた「朝」の撮影テクニックに関する原稿書きを行います。現場の雰囲気を思い起こしながら、ポンポンとキーボードを叩いていきました。疲れると、20日発売の写真雑誌をパラパラと捲って、10分ほど休憩します。
どの雑誌も、各メーカーが競い合うように出している18〜200ミリのズームレンズの特集を大々的に行っていました。
そう、この18〜200ミリのズームレンズが、今、バカ売れしているんです。一眼デジカメを買う人の多くが、このレンズを選んでいる。
18〜200ミリが一本に収まってしまうというのは、よくよく考えてみれば凄いことですね。特に荷物を少なくしたい海外取材で重宝しそう。旅先でのレンズ交換って面倒ですからね。
僕の35ミリメインカメラとなっているキヤノンやペンタックスからは、まだこの焦点距離のズームレンズが発売されていませんが、おそらく時間の問題でしょう。僕も出たら速攻で手に入れるつもりでいます。

2006年4月22日 (土)

紅茶をこぼす

僕のようなフリーで仕事をしている人間は、土曜、日曜って貴重なんです。2日間、会社は動いていませんよね。だからこの間に仕事をグイグイと進めていくことが出来るからです。
もちろん休みは平日にきちんと取ります。というか、フリーは仕事が切れると常に失業状態なので、たまに3〜4日、暇で暇で仕方のない時があります。
で今日の土曜日は、朝から晩まで仕事に追われました。何か一つが終わると、メールやエクスパックを送って「ホッ」と一息つくのですが、今日はその「ホッ」が3回もありました。
そうそう、午前中、紅茶をこぼするという失敗をやらかしてしまいました。「プリント」をクリックしようとして体を伸ばしたら、肘にマグがぶつかってしまったのです。「あっ」と声を上げた時は、椅子とカーペットと本2冊とGパンとシャツが激しく濡れていました。でも紅茶でよかったです。綺麗に拭き取ったら、シミはほとんど残りませんでした。
というわけで、今日もブログに書くような話題は特にありませんでした。テレビも新聞も見なかったし……。
そうそう、お昼に知人からお土産でもらった北海道激辛生ラーメンを食べましたが、麺にコシがあり、スープもこってりしており、まさに感動の味でした。

2006年4月21日 (金)

やることがいっぱい

午前中、ある仕事の写真選び。
お昼は大通りに面した洋風食堂で、駐車違反の取り締まりを見ながら、トンカツ定食を食べます。隣で肉野菜炒めを食べていたおじさんに「車、やられてますよ」と教えてあげると、大急ぎで外へ飛び出していきました。近頃厳しいですねー。車からちょっと離れただけでアウトです。
午後はある出版社で、別の仕事の打ち合わせ。4時間ほど掛かります。
その後、編集者のSさん、デザイナーのKさんと近くの居酒屋で軽くお酒。
家に戻りると、深夜2時まで気合いを入れて仕事をしました。
まいったな……。写真選びも、原稿書きも、相当な量、詰まってきてしまいました。無事にすべてをクリアしていくことが出来るでしょうか……。明日は朝から優先順位表を作るつもりです。
今日は短い日記ですみません!

2006年4月20日 (木)

現像が大変……

昼頃、急がれていた雑誌の原稿がようやく仕上がったので、編集者にメールで送ります。
写真家になってから色々な文を書いて来ましたが、書くスピードって、全然早くなっていないんですよね。きっと僕の頭は作家用には出来ていないのです(笑)。
でも、現地の素晴らしさを「伝えたい!」いう思いは強くあるので、それが写真を撮り、文を書くことに繋がっているのでしょう。いずれにしても、これからも頑張ります。
午後からは、これまた急がれている写真選びの仕事を行いました。
以前にも書きましたが、RAWデータって、現像しなければならないので、取り扱いが厄介です。クリックと同時に現像出来るようなソフトが早く開発されればいいのですが……。
今まではRAWだけの撮影でした。でも次回の海外取材から、jpegとの同時記録にしていくつもりです。データ量は増えてしまいますが、後からの作業のことを考えれば、たぶんその方が楽です。
そうそう、今一つ買おうかな、と検討中の商品があります。それはペンタブレット。僕の知り合いのデザイナーは皆さん使っており、「いいよこれ。吉村さんも買いなよ」といつも勧めてくれます。

2006年4月19日 (水)

桃の花

今日は打ち合わせの予定も、原稿の締め切りもありません。ぽっかりと空き時間が生まれたので、写真を撮りに行く事に決めました。
朝5時、機材を車に積み込み、まずは都心を横断し、調布ICから中央道に乗ります。ここ数日、4〜5時間睡眠が続いているので、途中何度も激しい睡魔に襲われました。ブラックのコーヒーとミントの強いガムでどうにか睡魔の押さえ込みに成功。
山梨県へ入ると、一宮御坂ICで降り、まずは八代町へ行ってみます。ちょうど桃の花が満開。心に響く光景を見つけると、車を停めて写真を撮りました。何気ない風景でも、凄い風景として撮ってしまう所が、プロとアマの違いなのかもしれないなあ〜と、超天狗的な発想で物事を考え、少しだけ自分で自分を好きになってみます。典型的な○○型。(笑)
いずれにしても、やぱりシャッターを押すって、楽しいですね。生きている中で、写真を撮っている時間が一番幸せです。
朝からあまりに熱中しすぎたので、お昼を食べるのを忘れていました。3時に近くのコンビニに入り、パスタを買います。お金を払ってから、このコンビニのパスタはあまり美味しくないことを思い出しました。で、食べてみたらやっぱり不味かった……。僕の今までの経験から言うと、コンビニの中でパスタが一番美味しいのはampmですね。
天気が崩れてきたので、一泊するのをやめ、東京へ戻ることにしました。
被写体を探しながら国道20号線を走りましたが、結局、何も心に響く風景を見つけることができなかったので、上野原ICで高速に乗ります。
八王子を過ぎると、電光掲示板に「首都高渋滞、飯田橋まで55分」と書かれています。その先の箱崎も渋滞しているわけで、つまり錦糸町まで2時間は掛かることに。
すぐに高井戸ICで降り、下の道を走ります。車は順調に流れ、自宅までたったの40分で着いてしまいました。
朝方と夕方、都心を走る時は首都高を絶対に使わない。前にも書きましたが、もうこれは東京生活の常識ですね。
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2006年4月18日 (火)

人の波

大手町での打ち合わせが早く終わったので、近くの東京国立近代美術館に足を運びました。藤田嗣治展を観るためです。
行く前から悪い予感がしていたのですが、やはり凄まじい人でした。平日の昼間だというのに、1時間に2〜3000人のペースで入場者があるようです。
試しにチケットを買って会場内に足を踏み入れてみましたが、人の波にもまれ、絵を鑑賞するどころではありません。川に流れる桃のようにどんぶらこどんぶらこと流され、気がついたら出口でした。
静かな環境の中で絵画と接し、魂が揺さぶられるくらいの感動を受ける、というのが美術鑑賞の魅力だと思うのです。でも所詮、この東京では夢物語。マスコミが騒いでいるような絵画展では、絶対に不可能です。ある意味では、美術館が美術館として機能していないような気さえします。いずれにしても、この街、とにかく人が多すぎるんですよ。
東京で行われる絵画展に足に運ぶ度に、「もう絶対に来ない。航空券代を払ってでも外国の美術館へ行って観るぞ!」と決断するのですが、ついつい足を運んでしまうんですよね。で、結果、人の波にもまれ、後味が悪い結果ばかりが残るのです。もちろん今日もそうでした。
いずれにしても藤田嗣治氏の絵画はどんなことをしてもじっくり観たいので、雨の日の朝一で足を運ぶとかの抜け道をあれこれ検討中です。でも、同じように考えている人が、これまた何人もいるんでしょうね。
やはりパリの美術館で観た方がよさそうです。

2006年4月17日 (月)

社員食堂

朝からの原稿書きに終止符を打ち、総武線に乗って都心に出ました。T社のKさん、Aさんと合流、お昼を一緒に食べます。一般に開放されているある大企業の社員食堂に入ってみました。僕のようなフリーランスは、このようなレストランが楽しくて仕方ありません。
大企業の社員食堂って、サラダやスープ、デザートはビュッフェスタイル。だから今日は野菜をプレートにモリモリに盛ってみました。僕の大好きなコーンもあったので大満足。
「近頃何か面白い本、読みましたか?」と質問すると、Aさんは「『ウェブ進化論』(ちくま新書)かな」と答えます。そこで、帰り道、本屋にふらりと立ち寄り購入してみます。
夕方仕事場に戻り、編集者のSさんと電話で打ち合わせ。実は今、次に出すフォトエッセイ集のタイトルを考えているのです。
今まで出してきたどの本もそうですが、まずは100〜200以上考え、そこから10個→5個→3個と絞り込んでいくのです。時には書店員さんの意見も参考にしたりしながら。
タイトルが最後の一つに絞り込まれるまでは、長い長い道のりです。

2006年4月16日 (日)

東京の癒しスポット

時々、東京の癒しスポットってどこかな〜と考えることがあります。公園とか川辺とか、まあそれらしい所はいくつかあるのですが、僕はどこへ行ってもあまり癒されないのです。やっぱり街にある自然って、どう頑張っても、所詮、作り物なんですよね。
そんな中で、お気に入りの場所があります。それが城南島海浜公園。
どこにでもありそうな普通の公園ですが、一つだけ他と大きく違っている点、それは、公園が飛行機ルートの真下にあるということです。
羽田空港は、2〜3分に一回の割合でジェット機が着陸、もしくは離陸しますよね。この公園にいると、とにかく凄まじい迫力で飛行機を目にすることが出来るのです。
爆音を聞いていると、癒されるどころか逆に気分が高鳴ってくるのですが、でもモヤモヤ気分がスカッするので、結果、癒しにつながっていきます。
今日は曇り空でしたが、買い物のついでに公園へ車を回してみました。(自宅からたった25分の距離です)
運良く西側の滑走路が使われていたので、まさに自分の真上を着陸寸前のジェット機が次々と通過いきます。(ちなみに、東側の滑走路が使われている時は、あまり迫力はありません。こればかりは運です)
滑走路に接地する瞬間を600ミリの望遠レンズで狙えば面白い写真が撮れそうだな……とここに来る度に思うですが、いつも撮影の機会を失っています。
ちなみに下の写真は、ポケットに入っていたSONYのサイバーショットで撮影。コンパクトデジカメでもこの迫力です。
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2006年4月15日 (土)

レンズペン

「食わず嫌い」という言葉がありますが、僕の食わず嫌いはラッキョウです。でもこれから先もラッキョウは食べる必要性は感じないし、食べないで寿命を迎えてもいっこうに構わないので、別にラッキョウの事はどうでもいいのです。
で、今日は「使わず嫌い」の話。
カメラのレンズやフィルターの掃除用に、レンズペンというのがあります。こんなもんで本当にヨゴレが落ちるのかよ……と、僕は店頭でこの商品を見掛けても手に取ることはしませんでした。
しかし先日のPIEで、メーカーさんのデモンストレーションを目にし、何となく興味を惹かれたので、試しに1本買ってみたのです。そして使ってみたら……
びっくり仰天! とっても簡単にヨゴレを落とすことができたのでした。
例えば撮影の時、偏光フィルターをよく使います。これは付けたり外したりするので、手の指紋や大気に漂っている油分が付着して汚れます。取材先では、毎晩クリーニングペーパーやクリーニング液を使ってふきふきするわけですが、でも油ヨゴレってなかなか落ちないいんですよね。また、何度も拭いていると、フィルターに傷がついてきます。
でもこのレンズペンで軽く撫でると、どうやっても落ちなかった頑固な油ヨゴレが、あっという間に綺麗になり、フィルターはまさに新品状態。
僕はこのレンズペンを使いはじめてから、あ〜、もっと早く良さに気づいていればよかったなあ〜、とつくづく思いました。
このブログはプロのカメラマンの人はまず読んでいないと思うので、「お勧めですよ!」と言っても空振りに終わってしまいますが、もしアマチュアカメラマンの方で、フィルター掃除に頭を悩ませている方がいたら、是非このレンズペンを使ってみてください。1890円とちょっと高めですが、ヨドバシでは1029円(13%ポイント)でした。
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2006年4月14日 (金)

ハンズ

今は東京暮らしでいいと思っていますが、僕もいつかは田舎、もしくは地方へ引っ込むと思うのです。
今の時代、たとえ都会から離れて暮らしていても、本だって家電だってカメラだって全部ネット通販で購入できます。だからそれほど不便さは感じない気がするのですが、一つだけ、ああなくて残念だな、と思うのは、そう、東急ハンズです。
ホームセンターでどんなにさがしても見つからない部品や、珍しい物、面白い物が手に入るのは、おそらくハンズだけ。今まで何度も助けられました。
でそのハンズに、取り寄せをお願いしていたバッグがありました。
僕の場合、重い機材を詰め込むので、ハードタイプのスーツケースではダメ。すぐに30キロを超えてしまうし、重さで上下の蓋がゆがみ、鍵の部分にヒビは入ってしまいます。
登山用のデイパックがいいかなと思い、一時期使ったことがありますが、荷物があまり入らないし、さすがに30キロを超えるとしょうのがシンドイ……。
この18年間で、色々なバッグを使っては壊し、使っては壊ししてきました。スーツケースだけでも間違いなく5つは買い換えています。
2年前のカナダの旅で、いいな、と思えるバッグをついに発見! それがイーグルクリークのトランクでした。
日本で手に入るのかなあ〜と思い、ネットで検索してみると、ありました、ありました。そこで、数ある取扱店の中からハンズ新宿店を選び、注文してみたというわけです。
でも、なぜ注文になってしまったのか? やはりここまで大きなサイズとなると、さすがのハンズでも商品は置いてなかったのです。当然ですよね(笑)。
まずはトランク(115リットル)を取り寄せてもらい、少し小さいかなと感じたので、次にスーパートランク(145リットル)を同じように取り寄せてもらいました。担当者がとってもいい方で、この厄介な客の申し出にも親身になって対応してくれたのです。
今日は打ち合わせの後にハンズに立ち寄り、じっくりと二つを見比べ、結局大きい方のスーパートランクを購入しました。ちなみに、これを販売したのはハンズでは初めてだとか。
定価32,550円もしましたが、イーグルクリークは無期限保証だし、また、2万円のスーツケースを1〜2年でダメにしてしまうことを考えれば安い買い物だと思います。
僕は、いいバックは価格に比例する、と考えています。1万より5万、5万より10万のバッグの方が作りはしっかりしているし、当然もちも違います。それはカメラバッグで実証済み。日本製や中国製の安物はアッという間に縫い目が綻びてしまいますが、アメリカ製の高いバッグは、何年使ってもへこたれません。ちなみに僕はタムラックがお気に入りです。
かと言って、すべての商品においてデザイナーズブランドには全然興味がありませんので、念のため。
さてさて、今日手に入れたイーグルクリークのスーパートランクは、今年予定している計5回の海外取材で使ってみるつもりでいます。使い勝手はまたこのブログで書きますね。(興味のある方はネットで検索してみてください。商品の写真が出てきます)
おっと、今日はハンズの話から飛び火して、ついつい長い文章になってしまいました。20分もブログ書きに使ってしまった……
最後に一つ、ハンズに足を運ぶ度に、面白いな、と思うこと。
店員さんは皆エプロンをしていますが、そのポケットには手帳やペン、定規などがはち切れんばかりに詰め込まれています。僕はその光景を目にする度に、いかにもプロの販売員って感じでいいなあ〜と感心し、笑顔がこぼれてきます。

2006年4月13日 (木)

スープヌードル

またまた近くに100円ショップが出来ました。お昼、コンビニや弁当屋に行くのが面倒な時、ここで380円弁当を買うのですが、あまり美味しくないし、おまけに量が少ないので、いつもインスタントラーメンを一緒に買うようにしています。
で、そのインスタントラーメンですが、どれを買おうかと迷った時、定番の日清のカップヌードルを選びます。中でもシーフード味がお気に入り。
でで、今日もカップヌードルを買ったのですが、食べはじめてビックリ、全然美味しく感じませんでした。どこか体の調子でも悪いのかな……と心配になり容器をよーく観察してみると、何と、カップヌードルではなく、スープヌードルと書かれています。えっ? 2種類あったなんて知らなかったですよ〜
早速ネットで調べてみると、確かに日清さんのホームページに詳しい説明書きがありました。でも、他のブログなどもチェックしてみた結果、よは、100円ショップ用に作られたヌードルだということが判明。
まあ、それはそれでいいことだと思うのですが、僕のように間違えて買ってしまう人がたくさんいると思うので、もう少し容器のデザインを変えた方がいいでしょう。ホント、買う時に細心の注意を払っていないと、違いに気がつかないんですよ。
いずれにしても、僕はこれからも、「カップヌードル」のファンでありつづけます。
もしかしたら、薄味のスープヌードルの方が美味しい、と感じる方もたくさんいるかもしれません。100円ショップに行ったら試しに買ってみてください。もちろん105円です。

2006年4月12日 (水)

ずっと仕事場

原稿の仕事が詰まってしまい、今日は仕事場から外に出ることができませんでした。ヨドバシカメラへ行き、春の新製品をチェックしたいなあ〜と夢見ていますが、今の状態で遊びに行ったら完全にアウトです。
で、今日は1日中パソコンの前でウンウンと唸っていただけで、特にブログに書くようなことはなかったなあ〜
そうそう、朝方宅急便が届き、ラボから現像済みのフィルムが送られて来ました。前回の北欧取材で、発売されたばかりのフィルム、プロビア400Xを使ってみたのですが、その撮影結果です。
仕上がりを見てびっくり! 感度400でありながら、100のような粒子の細かさで、色彩もとっても美しい。次回の海外取材から標準フィルムにしてみようかな、と真剣に思いました。だって、感度が400だと、少し暗めの所でも手持ちで撮れますよね。
今はデジタル全盛期ですが、フィルムの世界も確実に進化を遂げているんですよ。こんな時代でもしっかりと研究開発を続け、新製品を市場に投入していく富士フイルムって会社は、本当に凄いですね。
で、このプロビア400Xの凄さは、来月ある雑誌に発表する予定です。あっ、この原稿も書かないと……

2006年4月11日 (火)

神谷町でランチ

今日も原稿執筆のため、キーボード叩きでした。海外のインタビュー記事をまとめるのって、ホント、大変です。
高校の時よりも今の方が、何十倍も勉強する必要があるし、数百倍も頭を使う……。サラリーマンの友達も、資格をとるために勉強しまくっていますが、それと同じような感じですね。
まあでも、僕は勉強嫌いな人間なので、やっぱり脳細胞を刺激することは苦手です。出来れば人生、楽に生きたいです。
お昼は神谷町に出て、友人4と一緒にチャイニーズを食べました。うち2人が結婚してバンクーバーに移住するため、その祝福を兼ねて集まったというわけです。やっぱり幸せって、人をキラキラと輝かせますね。今日は2人を見て、つくづくそう思いました。
帰り道、Hさんに、「ねえ、何だか顔が疲れてない?」と言われてしまいます。自分では別に疲れているという認識はないのですが、人から指摘されると、あ〜やっぱり疲れているのかもしれんな〜、と思うようになるから不思議ですね。
帰りの電車の中、窓に映った自分の顔を見ながら、「頑張れ吉村!、頑張れ吉村!」と何度も心の中で叫んでしまいました。

2006年4月10日 (月)

地下鉄のナンバリング

いま雑誌『私のカントリー』で、カナダ、アナポリス・ヴァレーで暮らすお年寄りたちの「歩んできた道」を、写真と文で紹介しています。
連載3回目の原稿の締め切りが間近に迫っているので、今日は朝から取材ノートを見て、時には録音テープを聴きながら、せっせと原稿書きを行いました。
お昼頃、データをノートパソコンに送り、錦糸町へと移動します。駅のモーツアルトという喫茶店に入り、コーヒーを啜りながら、40分ほどキーボードを叩きました。
その後、都心で別の仕事の打ち合わせがあったので、半蔵門線に乗りました。近頃移動はJRばかりなので、地下鉄に乗るのは随分と久しぶり。
余談ですが、僕は、車内が狭く、いつも混んでいる銀座線は苦手です。地下鉄の中で好きなのは有楽町線と半蔵門線でしょうか。
でその地下鉄ですが、2年ほど前に、全駅に番号がつきました。つまり半蔵門線の渋谷駅だったらZ01、大江戸線の光が丘駅だったらE38といった具合に。
でもこれって、確かに外国人には嬉しいサービスですが、僕らは普段の生活の中でどのように使えばいいのでしょうか?
たとえば人に行き方を説明する時、H01に乗ってC05で乗り換えてS03で降りるといいですよ、なんて言ってもわかりませんよね。そもそも駅の番号を覚えている人は、東京人にはほとんどいないと思います。
だれか実際にこのナンバリングを有効活用している人はいますか? もしいたら、その使い方を教えてください。
と、今日はぼんやりとそんなことを考えながら、地下鉄に乗ってみました。

2006年4月 9日 (日)

月島の月

夜空に興味を抱くようになってから、「天文年鑑」は常に仕事机の上に置かれています。キーボード打ちに疲れた時、パラパラとページを捲ってみるのですが、それにしても表の見方って難しいですね。理解できるのは日付と時間くらい。記号や専門用語はチンプンカンプンです。
そういえば高校の同級生TMが、確か天文が趣味でした。近頃会っていませんが、彼も東京で生活しているので、今度色々と質問してみるつもりです。
で、今日も何となく外を意識していたら、途端に風景写真が撮りたくなり、夕方、月島へ足を運んでみました。僕の場合、何か撮影したいな、と思ったら、やっぱり月島になってしまうんですよね(笑)。
ビルにカメラを向けて何度かシャッターを押し、「写真を撮っている」という喜びに浸ります。そう、この気持ちが大切なのです。
いずれにしても、今日も月島の景観と接し、「あ〜、やっぱりここはいい感じだなあ〜」と何度も思いました。水辺に高層マンションがニョキニョキ建つ無機質な景観って、何故か僕の心を打つのです。
帰り道、建物の谷間から何度も月を目にしました。月島で見る月って、これまた雰囲気がいいですね。
天文年鑑によると、今日の月出は14:05で、月没が3:14です。

2006年4月 8日 (土)

寿司

コンビニ同様、寿司屋もたくさんあります。すでに2軒あり、2ヶ月ほど前に1軒、そして先週また1軒できました。
ただ、コンビニと違って、こちらの方は生き残りが大変だと思います。何十年も続いているいかにも寿司屋って感じのお店は大丈夫だと思いますが、ここ数年のうちにオープンした新規組は、今後、客の奪い合いになるでしょう。
で今日はランチに、一番新しい回転寿司に入ってみました。店内の雰囲気はよく、味もまあまあで、1000円でお腹いっぱいになり、十分満足でした。
僕が子供の頃は、寿司といえば特別な食べ物でしたが、今は食堂でラーメンを食べるような感覚で気軽に口にすることができるのですね。
カナダ取材中は日本食が恋しくなるので、週に1度はジャパニーズレストランへ足を運んでいます。
そうそう、10年ほど前、あのプリンス・エドワード島のシャーロットタウンにも日本食が一軒あったんですよ。すぐに潰れてしまいましたが、確かにカウンターに座って寿司を食べることができました。
昨年はニューファンドランドの州都セント・ジョンズに、日本食レストランがオープンしました。今度訪れたら早速入ってみるつもりでいます。

2006年4月 7日 (金)

コンビニ

今日は朝から夕方までずっと外でした。
最寄り駅から自宅マンションまでは徒歩7分ですが、な、何とその間に3軒もコンビニがあるんです。今も2つビル工事をしているので、おそらくその1階にも入りますね。となると合計で5軒です。
よくこれで経営が成り立っているなあ〜と不思議で仕方ないのですが、人が多い東京では何ら問題がないのでしょう。
ちなみに僕は、帰宅時に、3回に1回の割合でコンビニに立ち寄り、ペットボトルのお茶、お菓子、雑誌などを購入しています。どのコンビニに入るかは、その時の状況や気分次第。荷物が多ければ家の近くのコンビニだし、信号で引っ掛かればすぐ横のお店に入るといった感じ。そう、所詮店内は似たか寄ったかなので、どこに入っても同じなんですね。
まあでも、特徴を出そうと努力はしているみたいです。パスタにしても微妙な味の違いがあるし、限定カップラーメンがあったりもします。もっと地元のお店、つまり総菜屋とか本屋とかとタイアップして個性を出していけばいいのになあ〜と思いますが、チェーン店の場合は何かと難しい問題があるのでしょうね。
そうそう、海外のコンビニにあって、日本のコンビニにないものがあるのです。
海外のコンビニには、魔法瓶がいくつも置かれており、コーヒーコーナーが充実しています。だからコンビニに立ち寄ってコーヒーをテイクアウト、何てことはしょっちゅうです。でも日本は、コーヒーの自動販売機があるから、そんなサービスをはじめても流行らないでしょう。

2006年4月 6日 (木)

本屋大賞

第3回の本屋大賞が発表されました。受賞作品はリリー・フランキー氏の「東京タワー」。この小説、もちろん僕も買って読みました。とても素晴らしい物語で、感動した覚えがあります。でも「東京タワー」は、本屋大賞というよりは、直木賞の方が適していますよね。
だって本屋大賞って、目利きの書店員さん、つまり本のプロが、本の山の中からいい作品を「発掘」し、賞を与え、大ベストセラーにする、というのが最大の魅力だったと思うのです。つまり、「東京タワー」のような、誰もが知る、すでに大ベストセラーになっている作品を選んでしまっては、何の面白みもありません。
きっと今の書店員さんは、あまり本を読んでいないのですね。
ベストセラーだけを平積みにして売っていく、いわゆる個性のない書店の状況は、今後ますます加速していくでしょう。日本の多くの書店が、文化発信から利益追求になっていくのは、やはり悲しいことです。
いずれにしても、今回の本屋大賞の発表を受けて、思いました。いい本、読みたい本というのは、やっぱり自分でさがしていくしか方法がないんだな、と。

2006年4月 5日 (水)

木星

ここ3日間ほど掛かりっきりだった仕事がようやく終わりました。コーヒーを飲みながら30分ほど休憩した後、次の仕事に取りかかります。
僕は仕事の同時進行ができない人間です。だから、いくつもの仕事を器用にこなせる人が羨ましくて仕方ありません。
そうそう、以前も少しこのブログでも書きましたが、来年、つまり2007年度のカレンダーはご期待ください。今の所3本形になる予定で、うち2本は大判です。写真はどれも「作品」なので、とても素晴らしいカレンダーになるでしょう。詳細はまだ書けないのですが、2本については6月か7月頃に、残り1本は10月頃に発表します。
今日は1日中雨でしたが、7時には上がりました。9時頃に外に出てみると、雲はすべて流れ、月と星が輝いています。南の空にひときわまぶしく輝く星があります。あれは何だ? と気になり、早速望遠鏡で覗いてみます。おおお、表面には横縞! 木星でした。僕が所有している望遠鏡は高倍率ではありませんが、それでも木星や土星ははっきり見えるんですよ。
天体観測を初めてから気になるのが、空気のゆらぎです。たとて風がなくても、月や星が結構はげしく揺れて見えるのです。このゆらぎ、本には、夏場が比較的よく冬場に悪化しやすくなる、と書かれています。やはり天体観測は夏がベストなのかもしれませんね。

2006年4月 4日 (火)

満天の星

朝からずっと原稿でした。正確には直しです。書いた原稿を編集者さんに渡すと、たくさんの赤が入りますよね。その部分を順々に修正していくのです。これも結構頭を使う作業。朝8時からスタートし、夕方4時頃まで集中してやったら、ぐったりと疲れました。
プリントアウトした原稿を持って、マックへ移動し、いつも通りコーヒーM(ミルク2つ、砂糖なし)を注文します。先日は大島のマックでしたが、今日は亀戸のマックです。
ホント、マックの2階って穴場なんですよ。夕方はほとんど人がいないし、喫煙スペースも隔離されているし、音楽も小さいボリュームで流れているので、頭を使う仕事はとってもはかどるんです。
時々やって来るういういしい高校生のカップルをチラッと見て、あ〜何だか若いっていいなあ〜とオジサンくさいことを考えながら、書き直した原稿を読み返していきました。
帰り道、空を眺めます。残念ながら今日は曇り空。春は晴れたり曇ったり雨が降ったりと、コロコロ変わりますね。
でも近頃、東京で夜空を見上げても、やっぱり都会はダメだな……と失望してばかりです。そう、「光害」があるため、明るい星しか目にすることができません。空気が澄み、本当の闇がある田舎って、家から一歩出るとまず満天の星に驚かさせることがよくありますよね。そんな環境下での生活に、微かな憧れを抱きはじめました。

2006年4月 3日 (月)

土星の輪

先日マイブームがあると書いたら「何、何、何???」というメールがたくさん届きました。
答えは「天体」です。
以前から夜空にはとても興味がありました。中学高校時代は、天体望遠鏡を持っている友人と一緒に天体観測を行ったこともあります。
つまりその頃の興味を再燃してみようと、ふと思ったのです。
また、仕事がうまくいかないことが3つも4つも続いたり、悩み事が2つも3つもあったりすると、さすがに強靱吉村も、心がブルーになります。そんな時は、星で心を癒してみるのも一つの方法だなと、突然閃きました。
で、2週間ほど前、小さな天体望遠鏡を手に入れました。その望遠鏡を使って、時々、星空を眺めているのです。
ちなみに今日は快晴。(強風でしたが……)15分程前、ベランダで土星の輪と、月のクレーターを見てきました。今の時期、土星は真上にあるんですよ。そう、オリオン座の側で、あの燦然と輝いているのが土星です。
丸い輪を見るとやっぱり感動しますね。ちっぽけな事など、どーでもよくなってしまうから不思議です。
というわけで、マイブームの紹介でした。

2006年4月 2日 (日)

デジタル暗室

フィルムカメラからデジタルカメラに移行したように、モノクロプリントもデジタルプリントへとその座を受け渡そうとしているのです。
高校時代、写真部で活躍していた頃はもちろんモノクロ写真。学校に立派な暗室があったので、そこでせっせと現像&プリントを行っていました。
写真家になってからはカラー写真ばかりになってしまいましたが、もちろんモノクロ写真は大好きだし、たまに撮影も行っていたので、引伸機をはじめとする暗室道具はすべて所有しています。(板橋にいた頃は台所を暗室にし、せっせとプリントをしていました)
でも今は、そんなモノクロ写真もパソコンで生み出す時代。エプソンからPX-5500というモノクロ写真に強いプリンターが発売されてから、写真家がいっきに「デジタル暗室」に流れてきたような気がしています。
で今日は時間を作り、モノクロプリントの勉強をしてみました。ネガフィルムをスキャニング、データをレタッチして、プリントするのです。
なるほど、確かにデジタルの場合は簡単です。部屋を暗くしなくていい、臭い現像液・停止液・定着液を使わなくていいなど様々なメリットがありますが、特に革命的なのは覆い焼きですね。以前は被写体の形に紙を切り、ゆらゆらとゆさぶりながら露光量を調整していたのが、マウスの操作だけで簡単に行えるようになりました。
それしても、デジタルの世界って、勉強することが山積みなので、ホント大変。パソコンが好きでたまらない僕でも、時々、あ〜シンドイなあ〜と感じるこもあるのです。

2006年4月 1日 (土)

オリンパスOM10

昨日の続きです。
写真とフィルムの他に、実家から1台のカメラを持ってきました。そのカメラは、中学3年の時に親に買ってもらったオリンパスOM10。そう、僕の写真人生はじまりのカメラです。
高校時代、写真コンテストの賞金や弁当屋のアルバイトで稼いだお金で何本かのレンズを手に入れ、20歳でカナダに行く前は、新宿のカメラ店で中古のOM2、OM4のボディとレンズ数本を買い足しました。それらの機材を使って、約1年間プリンス・エドワード島の写真を撮ったというわけです。
でもその頃のオリンパスの機材は、数年後、すべて手放してしまいました。
僕自身、どーにか写真だけで生活出来るようになったのは28歳頃。それまではずっとフリーターだったので、生活費が少なくなったら機材を売ってお金を作る、というスタイルが日常だったのです。また、少しずつキヤノンやペンタックスやマミヤに移行しはじめていたため、オリンパスはもう必要ないだろう、という判断も働きました。
よって、オリンパスの機材(今ヤフーオークションに出せば瞬く間に超高値がつくマクロオートベローズなども……)はすべて処分してしまったのです。
でも今になって、オリンパスを手放したことをすごく後悔しているんです。初期の作品集を作ったカメラやレンズは、やはりどんなことがあっても残しておくべきでした。
さて、そんな状況下でも決して手放さなかったカメラがありました。それが冒頭に書いたOM10です。もちろんこのカメラは死ぬまで持ち続けるつもりでいます。
きて、OM10の各所をチェックしてみました。すると、ガ〜ン。レンズ内はカビだらけ! やはり使わない機材は防湿棚に入れておかなければダメですね。
早速、オリンパスで黴取りやオーバーホールをしてもらうつもりですが、たぶん5〜6万は掛かってしまうでしょう。
湿気大国日本は、どんなカメラやレンズでも、5〜6年放置しておくと必ずカビが生えます。だから皆さんも注意してくださいね。
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