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2006年4月18日 (火)

人の波

大手町での打ち合わせが早く終わったので、近くの東京国立近代美術館に足を運びました。藤田嗣治展を観るためです。
行く前から悪い予感がしていたのですが、やはり凄まじい人でした。平日の昼間だというのに、1時間に2〜3000人のペースで入場者があるようです。
試しにチケットを買って会場内に足を踏み入れてみましたが、人の波にもまれ、絵を鑑賞するどころではありません。川に流れる桃のようにどんぶらこどんぶらこと流され、気がついたら出口でした。
静かな環境の中で絵画と接し、魂が揺さぶられるくらいの感動を受ける、というのが美術鑑賞の魅力だと思うのです。でも所詮、この東京では夢物語。マスコミが騒いでいるような絵画展では、絶対に不可能です。ある意味では、美術館が美術館として機能していないような気さえします。いずれにしても、この街、とにかく人が多すぎるんですよ。
東京で行われる絵画展に足に運ぶ度に、「もう絶対に来ない。航空券代を払ってでも外国の美術館へ行って観るぞ!」と決断するのですが、ついつい足を運んでしまうんですよね。で、結果、人の波にもまれ、後味が悪い結果ばかりが残るのです。もちろん今日もそうでした。
いずれにしても藤田嗣治氏の絵画はどんなことをしてもじっくり観たいので、雨の日の朝一で足を運ぶとかの抜け道をあれこれ検討中です。でも、同じように考えている人が、これまた何人もいるんでしょうね。
やはりパリの美術館で観た方がよさそうです。

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コメント

昨夜も、NHK・BSで取り上げられていましたね。今年はいやにフジタの番組が多いなあ、と思っていたら、生誕120年なんだそうですね。
日本、特に東京の美術館の「人の波」は、尋常ではないと思います。絵を見るというより、人の頭や背中を見ている感じですものね。それでも見たいのですから、仕方ないのですが。新聞やTVとタイアップした宣伝効果が絶大なのでしょう。また、そうしないと、元が取れないんじゃないかとも思います。
私は昔、仏アヴィニョンの小さな美術館で、フジタの絵に遭遇したことがあります。フジタはフランスでももちろん有名で、ピカソやモディリアニなど、同時代の有名画家と同列に扱われていました。そんな偉大な日本人がいたことに私は感激し、誇りにも感じたものです。ところが、最近観た番組で、フジタが戦犯として不当な扱いを受けていたこと、それもあって、日本国籍を放棄しフランス人になってしまっていたこと、等を知り、複雑な気持ちになりました。しかし、日本を捨てた(?)とは言え、あの繊細な筆使いはやはり日本人ならでは、という気がします。
蛇足ですが、私はかなり長い間、フジタのファーストネームを「ツグハル」と読めずにいました・・・。なぜか「チュウジ」だと思い込んでいたのです(読みようがないのですけれど)。お恥ずかしい話です。

こんばんは。
私も先日、藤田嗣治展見てきました。休日でしたが午前中だったので、比較的ゆったり見ることができました。最近、テレビの美術番組で続けて取り上げられているので、人が増えてしまったのかもしれませんね。
素晴らしい内容の展覧会ですから、時間&気力があれば是非再トライ!してくださいね。(近くの物にもピントが合うタイプの双眼鏡はお持ちになった方が良いと思います。)私は、会期が終わる前にもう一度見に行こうかと思っています。
あ、それともう一つ、根津美術館で修復が終わった燕子花図が見られます。今回の展示が終わると改築工事で3年半のお休みに入るそうですから、こちらも改築前に行かねば!と思っています。
確かに東京は人が多過ぎると感じることがありますが、これだけのものが見られるのも東京ならではですから、離れられません(^^;

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