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2006年5月26日 (金)

つぐない

朝からシトシト雨です。でも近頃、「雨も風景の一つの顔」という捕らえ方をしているので、雨を見てもそれほど暗い気持ちになったりはしません。そう、雨と友達になったのです。
チェックアウト後、リンツのダウンタウンに車を進めました。街で大変な点は駐車場探しです。路上はびっしりで、立体に入っても空きがほとんどありません。さて、こんな時はどうするか。
ショッピングカートを押している人を見掛けたら車でゆっくりと後をついていきます。で、その人が車に辿り着いたら発進するまでじっと待つ。当然後ろからはクラクションの嵐ですが、ヨーロッパだって自己主張の国。徹底的に無視するのです。そして車が出たらすかさず入る。そう、街で駐車場を確保するには、このような自分勝手な強引さが必要なのです。
今日も後ろでは、大型ベンツに乗ったおっさんが関西人以上に怒り狂っていましたが、僕はクラクションなんか聞こえませんよ〜というふりをしてその場で辛抱強く待機。どうにかパーキングに成功しました。ちなみに日本でベンツに乗った方を怒らせたら大変です。
雨のリンツを撮影後、3号線を走って西へ向かいます。心ときめく風景を見つけるとシャッターを押しますが、それにしてもこの雨、悔しいですね。写真の仕上がりは期待薄でしょう。
残念ながらあのメルク修道院は修復中で、足場が組まれていました。
ヨーロッパ旅行をして、絵はがきのような風景が簡単に見られると思ったら大間違い。大抵の大聖堂や修道院、博物館などは修復をしています。また、どんな街でもあのT字型をした大型クレーンが3〜4つは設置されている。つまり写真家はそれをいかにごまかして撮るかが腕の見せ所。ちなみに広告や観光ポスターは、完璧な風景写真を使っていますよね。でもあれは全部、足場やクレーンを画像処理で消しているのです。旅行パンフレットも全部そう。
メルクの撮影は諦め、オーストリアでもっとも風景が美しいとされるヴァッハウ渓谷に入りました。
確かにアッと驚く風景がたくさん転がっています。でも昨年の「晴れ」を知っているだけに、なかなかシャッターを押すことができません。雨や曇りで似合うのは城くらいですね。
夕方、宿探しをはじめました。しかし行く先々の宿で満室。マインツの町中にある大型ホテルもすべて満室。ウィーンまで行ってしまおうと思いましたが、少し郊外にあるホテルで一部屋押さえることに成功しました。
夜はどーしてもライスが食べたかったので、町中で見つけたチャイニーズに入ってみます。テレサテンの「つぐない」を聴きながら、うん、やっぱり昔の歌はいい、最近の若者の歌は全然わかんないんだよな〜、と妙にオッサンくさいことを考えながら、餃子寿司弁当を口に運びました。
デュルンシュタインの夜景を撮りたいのですが、雨はいっこうに止む気配を見せません。

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