フォト

LINK

« 頑張ったで賞 | トップページ | 雨のウルム »

2006年5月30日 (火)

インゴルシュタット

さて、今日の天気はどうかとカーテンを開けると、ガ〜ン、またまた雨でした。
こうも天気が悪い日が続くと人生のすべてがイヤになってきますね。せっかく大金をつぎ込んだ取材が無駄になってしまう……という焦燥ばかりを感じます。
ブルーの気分のままレーゲンスブルクを後にし、ケルハイムへ行きました。雨がやむのを待って、ドナウ川沿いの崖のてっぺんまで歩き、対岸の修道院を狙います。
シャッターを押している時、いつも思うんです。この自分で決めたプロジェクト、本当に形になるのかなあ〜、って。
まあでも、「プリンス・エドワード島」「ローレンシャンの秋」どちらも写真集の出版なんて絶対に無理だろうなあ〜と思いながら何年もシャッターを押し続けていたのです。だから、歩みはカメのように遅くても、とにかく継続していけば、たぶんいつか夢は叶いますね。
昼頃、インゴルシュタットと呼ばれる町に入りました。「まっ、せっかく来たから町でも撮影してみるか」と軽い気持ちで町中を歩いたら、びっくり仰天、とても雰囲気のいい町でした。建物の造りがお洒落て、おまけに活気があるのです。その活気も、観光客の活気ではなく、地元の人たちの活気です。
急にこの町がたまらなく好きになってしまい、一泊することにしました。町中で見つけた古いホテルにチェックイン。
小雨がまだまだ降り続いています。ひとまずホテルの部屋に入り、雲の流れを待ってみることにしました。
今回もちょうど10冊の文庫本を持ってきたのですが、大急ぎで成田で買ったのがいけなかったのか、その多くがハズレでした。でも2冊だけ素晴らしい小説がありました。まずは「水曜の朝、午前三時」(蓮見圭一著・新潮文庫)。これは一気に読んでしまいました。次に「症例A」(多島斗志之・角川文庫)。この作家の本はどれも素晴らしいので、「症例A」も前から読みたいと思っていたのですが、日本ではなかなか長編を読む時間が取れません。で今回の旅で紐解いてみると……ううう、あまりの凄さに衝撃を受けました。
夕方、雲が切れはじめたので、大急ぎで外に飛び出し町中の撮影を行います。
その後、中華レストランで恐ろしく不味いチキンチャーハンを食べた後、デジカメで夜景の撮影を行いました。カフェの夜景で一枚だけ手応えのある写真を撮ることができました。

« 頑張ったで賞 | トップページ | 雨のウルム »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 頑張ったで賞 | トップページ | 雨のウルム »