500キロ南下
朝食の前に飲む一杯のオレンジシュースって、美味しいですよね。おそらくこちらは空気が乾燥しているからでしょう。
まずは昨日フリーマーケットで撮影できなかった村に向かいます。1時間ほど村を歩き、カメラを向けました。
その後、高速を南下していきます。フランスも色々な場所を見てきましたが、おそらく風景が最も美しいのは中央山岳地帯です。今日もドライブがてら、まるで中世の絵画から飛び出したような牧歌的な風景と接し、こんな所でしばらくゆっくりできたらなあ〜と何度も夢見ました。
3時間後、目指す村にたどり着きます。村全体の雰囲気はよかったのですが、ここはバリバリの観光地でした。お店がひしめき、観光客もたくさんいます。まっ、たまにはこんな村があってもいいのですが、やはり撮影にはあまり気合いが入りませんね。
次に20キロ先にある村に向かってみます。山の中腹にある村で、こちらはとてもいい感じの村でした。
村のはずれに城があったので、中に入ってみます。ツアーに参加していけと誘われ、NOと言えなかった僕は、流れで参加することに。
案の定、ツアーは、一つ一つの部屋を説明していくというとても悠長なものでした。もちろんフランス語がわからないので、説明を聞いてもチンプンカンプン。結局ツアーが終わったのが1時間後です。
一旦町に出た後、D920号線に乗ってさらに南下していきます。ロデスまで行くつもりでしたが、途中に素朴な村が一軒あり、なかなかそこの景色がよかったことらから、一泊することに。
やはりチェックインの時ってドキドキですね。たまに、こちらが少しでも英語を使ってしまうとすかさず宿泊拒否をする「英国人嫌い」のおばさんがいたりするからです。今日のおばさんは流暢な英語を喋る人で、快く旅人を迎え入れてくれました。
夕方5時を過ぎると、体力がなくなり、カメラが石のように重く感じはじめます。で、写真を撮りたくない病にかかりましたが、どうにか気力で乗り切りました。10時、村の夜景を撮って、終止符を打ちます。