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2006年8月 5日 (土)

フランスパンとおばさん

昔、フランス人は長いフランスパンを持って町中を歩いている、と何かの本で読んだことがありますが、これは本当でした。町でも村でも、多くの人がフランスパンを持って歩いています。
フランスに来て一つだけ理解できないのが、犬の○○○を路上に放置しておく、ということです。どんなに美しい町や村でも、実は路上には○○○だらけ。常に下を見て歩かないと、靴が大変なことになります。美に敏感な国民のはずなのに、どうして○○○の後始末だけは出来ないんでしょうか。
かといって、どんな田舎の村でも、公共のトイレが必ずあるんですよ。これには人間が大いに助かっています。
今日はスペインとの国境付近、ピレネー山脈の麓にある4つの村を取材しました。一つ一つが離れているので、とにかく移動が大変。まさに野を越え山を越えの世界です。
今日も宿探しで苦戦するだろうと考えていましたが、8時頃立ち寄った村のホテルで無事に空き部屋をGETでき、一安心。
当然オーナーのおばさんはまったく英語が理解できません。でも田舎って面白ことに「いいトシして暇している息子」が必ずいるものなんです。今日も「あんた、車ばかりいじっていないでこっちに来て手伝いなさい!」とおばさんの呼び出しが掛かり、彼の通訳によってチェックインがスムーズにいきました。
一泊46ユーロの古めかしいホテルでしたが、この宿は正解でした。とても清潔で、シーツもパリッとしており、いかにも日本人女性が好みそうな可愛らしい感じのプチホテルです。
夕景を撮っていたら、英語が喋れるフランス人のおばさんに声を掛けられます。「あら、あんた日本からきたの? 我が家を案内してあげるから、後でホテルまで迎えに行くわね」
まさか本当に来ないだろなあ〜と思っていたら、夜の9時過ぎ、おばさんが現れます。で、車に乗せられ、おばさんの家へ。村の中央にある豪邸でした。
どうやらおばさんは未亡人アーティスト。家の中の作品を片っ端から解説してくれます。1階まで来て、「あ〜やっと終わった〜」と安堵したら、今度はアルバムを持ち出して来て、世界各国でやった個展の状況を語りはじめました。もう勘弁してよ……って感じです。
おばさんの英語、所々フランス語が混じるので、とてもわかりにくいのです。最後は全部わかったふりをして「なるほど、それは凄いですね〜」と適当に相づちを打っておきました。
おばさんから解放されたのが10時半。

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