生きるパワー
セブ島に戻り、夜遅くまで汗だくになって撮影の仕事を行いました。
昼頃、町中にある巨大マーケットへ足を運びました。もちろん財布を身につけず、僕自身、現地のガイドさんに守られての行動です。
アジアでは、どんどんと人々にカメラを向けることができるからいいですね。肖像権がどうのこうのとうるさいことを言ってくる白人社会ではまず考えられないことです。
いずれにしても、アジアの凄まじい喧噪の中に身を置くことによって、人々から生きるパワーのようなものを感じ取りました。とにかく色々な意味で凄かった!
依頼仕事では何万枚という写真を撮ります。今回の仕事では、キヤノンの一眼デジカメ、EOS-1Dsを使っています。アマチュア用の30Dや5Dも素晴らしいカメラですが、やはり仕事ではプロ用のDかDsでないとダメ。なぜならキヤノンさんの場合、プロ用とアマチュア用では操作方法が異なるからです。
撮影時、一番使う機能が+−の露出補正です。プロ用の機種は、ボタンを押すだけでバーの目盛りをチェンジ出来るのですが、アマチュア用は誤作動を防ぐために露出補正にも安全策が取られている。つまりその安全策が、何万枚と写真を撮る仕事ではうっとうしく感じてしまうのです。
いずれにしても、どんな過酷な条件下やハードワークにも耐えることが出来るキヤノンのカメラは、素晴らしいの一言です。
あと、僕が愛してやまないペンタックス6×45のフィルムカメラも使っています。こちらも絶対に故障しないと言い切れるほど、タフなカメラです。見開きで使うような深みのある風景写真は、まだまだ中判のフィルムでないとダメ。だから僕はたとえ依頼仕事でも、フィルムを使うことに拘っているのです。
炎天下の中、15キロ以上のカメラバック2つを持っての撮影はしんどかったのですが、何度もガイドさんに助けてもらいました。
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