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2006年9月18日 (月)

古本

駅からの帰り道、先月開店したばかりのブックオフに入ってみました。
出版界に携わる人間からすると、やはりブックオフは「敵」なんです。このお店が全国に出来たせいで新刊本の売り上げは確実に落ちているし、特に漫画本は以前ほど売れなくなりました。
ちなみに僕の場合、写真なので、ブックオフの影響はそれほど受けていません。そもそも写真集はそれほど部数を刷らないし、また、大方の本が初版どまりなので、古本市場に出ることは滅多にないのです。
今日も写真集コーナーをチェックしてみたら、アイドルの写真集しか置いてありませんでした。
まあでもブックオフは敵と言えども、僕はわりかし好きな方です。なぜなら、「えっ、あの作家、こんな本も出していたの!」という驚きがたくさんあるからです。新刊本を扱う書店ではまずありえないことですよね。また文庫本の元となる単行本を見つけ、それがあまりに素敵な装丁だったりすると、思わず買ってしまいます。
そうそう、古本で一つ思い出があります。
僕は20代のはじめ頃、五木寛之が好きで好きでたまりませんでした。全集まで揃えたほど。で、神田の古本屋で、あの『戒厳令の夜』上下巻と『風の王国』の初版本を見つけたんです。超感動しましたよ。この本は、いまでも大切に実家の本棚に保管してあります。

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コメント

ブックオフですか~。私も本は好きです。でも中古で買うことはないですね~。好きな作家の本は出回っていれば新品で、文庫ではなくハードカバーで集めたくなります。 秋の夜長ですし読書もいいですよね!

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