たくさんの子供たち
もちろんフィリピンでは地元のガイドさんがつきっきりで案内してくれます。そして朝から晩まで移動を繰り返し、撮るべき物を撮影していくといった感じです。
途中、幾つもの村を目にしましたが、たくさんの人がいることにまず驚かされました。日本でもカナダでもヨーロッパでも、村で人を見掛けることは稀です。でもここフィリピンでは(アジアはどこも同じだと思いますが)、とにかく野外に人がわんさかおり、「何か」をしているのです。特に多いのが子供たち。
もちろん生活のスタイルは、日本を50〜100年くらい逆戻りしたような感じ、言い方を悪くすれば貧しい感じです。
でも人々を見ていると、何だか不思議な豊かさを感じるんですよね。もちろん豊かかどうかは本人たちに聞いてみないとわからないのですが、僕がそう感じるのは、たくさんの子供たちがいるからですね。フィリピンでは、一人平均で5〜6人は生むとか。日本の少子化って、実に深刻な問題なのかもしれません。
また、こうしてフィリピンにいると、先進国の人々が考える基準や理屈が実に馬鹿げたことだと感じはじめてきます。
例えばネット社会。よく人は「インターネットは全世界を繋ぐ」と口にします。でもそれは大嘘。世界には、インターネットのイの字も知らないような人たちがまだたくさんいるわけだし、そんな人たちはネットなんか必要としていません。パソコンがなくなって全然困らないし、パソコンを使っている人たちよりも生き生きと輝きながら生きています。
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