書店にて
地下鉄に乗って丸の内へ。マルビルでランチを食べながらSさんと打ち合わせ。その後、日比谷のラボに立ち寄って写真をピックアップ。地下鉄で神楽坂へ移動し、ある会社で4人の方々と打ち合わせ。5時頃、仕事場に戻りました。
移動の途中、いくつかの大型書店に立ち寄ったのですが、どこでもまずは写真集コーナーへ出向き、自分の写真集「林檎の里の物語」をチェックします。
ある書店では、林檎〜の上に別の写真集が1冊置かれていたので、それを移動し、なおかつ林檎〜の帯を整え、綺麗に並べ直しました。別の書店では、林檎〜は平積みになっていましたが、棚差しになっている別の写真集が邪魔していたので、まずはその本を移動、そして林檎〜の表紙がお客さんの45度の角度からパッと目に飛び込んでくるようにしました。
本は印刷による大量生産品ですが、それでも1冊1冊に自分の想いや魂が溶け込んでいます。だから僕は書店で、躊躇うことなく大胆な行動に出てしまうのです。
ネット書店大手のアマゾンは時々覗くのですが、一つ不思議なことがあります。それは、出版されたばかりの本が、瞬く間に古本として出ていたりするのです。この早さはなぜ???
そう言えば、この前の写真展で、こんな出来事がありました。
テーブルの上に本を並べて売っていましたが、あるおじさんから、「この中で絶版になっている本はありませんか?」と尋ねられました。僕が「光ふる郷です」と言ったら、「じゃあ、それをください」と言って2冊も購入していったのです。
その方は、写真展を観なかったし、僕の写真には全く興味なさそうな感じの人でした。ネット書店などで本を上手く売っている商売人かもしれません。