撮影しながら、ふと思う
車でW大学へ。日が暮れるまで、みっちり撮影します。
今日は平日だったので、多くの学生を見掛けました。この中から日本を支えていく人材が育っていくのですね。W大学を出れば、もう将来を約束されたようなものだから、よっぽど間違った道に進まなければ、きっとこれからの人生はバラ色なんでしょう。
日本はまだまだ学歴社会。特に一流企業では、学歴はとっても大事です。
だから多くの親は子供を必死になって一流大学に行かせようとしているし、多くのOLたちは合コンに参加しても一流大学卒の男しか視線に入っていない。僕は今まで何度もそのような現場を目にしてきました。写真展の会場で、「ところで吉村さんはどこの大学出身?」と、年配の方に何度訊かれたことか。おそらく100回は超えていますね。
そうそう、20代の頃に出席した友人の結婚を祝うパーティーで、あっいいな、と思える女性がいたんです。友人にそれとなく尋ねたら、「吉村、彼女はダメだよ。慶応か早稲田以外の男には興味ないから」と言われてしまいました(笑)
数年前、日経新聞に載っていたある会社社長のインタビューを思い出します。その社長、「うちでは一流大学卒しか採用しない。大学進学という競争に負けた人間は、すべての面において負け犬である!」と言い切っていました。僕はこの記事を読んだ時、社長に嫌悪感を覚え、真剣に会社が潰れればいいなと思いました。もちろん今でも商品の不買運動を続けています(笑)。
まあ学歴はさておき、大学で勉強することはとても素晴らしい事だと思うし、誰にとっても必要なことのような気がしています。近頃僕は仕事や雑用にかまけて全然勉強していないし、本も読んでいない。もっともっと勉強しなきゃ、と、今日はキャンパスを撮影しながら反省したのでした。
学歴が有用なのは、
①立てた目標に向かって受験期を過ごし努力を
実らせた証のひとつになる、②世の中は学歴だ!
と言って憚らない方から変なことを言われずに
済む、ということくらいではないでしょうか。
①について
吉村さんののブログの読者であればわかることと
思いますが、目標に向かって努力を実らせるのは、
吉村さんが常日頃なさっていることですよね。
②について
人を見る目に自信のない方は、学歴のような計り
やすい基準に頼りがちだと思います。日経新聞に
載っていた社長さんは、墓穴を掘ってしまったかも
しれません。
吉村さんはご自分の活躍の場を自ら切り拓いて
いらした方ですから、大学受験よりも厳しい競争の
勝利者といえる、と私は思います。
大学は、魅力ある場所ですよね。
学問を愛する人が集まる確率は高いし、そういう
人たちと交わす会話は、知識を共有する楽しみに
あふれています。
受験のときに培った浅くても広い知識が、興味の
対象をより良く知りたいときや問題を解決するとき、
その他様々な場面で、糸口になってくれるのは
本当にありがたいことです。
レポート作成の過程で身につけた方法や考え方は、
ものごとを探求するときにとても役立っていると
思います。
吉村さんが学びたい内容について、魅力ある研究を
している先生のいる大学が見つかるといいですね ^^
投稿: さと | 2007年2月 6日 (火) 16時21分
一流大学を出た人を採用したがる企業の論理・・・
彼らには、権威に対して、服従する癖がついているから。
それに対して、一流大学を出ていない人は、発想が自由だから(学力試験のたった一つの答えには縛られない)、芸術家には向いているのではないでしょうか。
でも、たった一つの答えしか知らない社員は、最近は「一流」と呼ばれる企業でも、敬遠されるようになってきています。
それと、欧米のように、一旦社会に出てから大学で勉強した方が、よほど学問が身に付くと思います。
吉村さんも今からでも決して遅くはないと思いますよ。
投稿: 横浜の蛍 | 2006年11月25日 (土) 14時06分
おはようございます♪
今日もよいお天気で、それだけでウキウキします。
学歴社会なのは、やっぱり否めないですね。学歴というのは、必要な人にとってはとても大切なものですし、必要に思わない人にとっては、あまり意味のないことです。今の社会は、それを必要と思う人の比重が多いのでしょう。
私は、その人の過去よりも、現在どんな生き方をして,何をしているのかというほうが、大事です。学歴で、ある程度判断してしまうのは、その人の本当の姿を見る前から、フィルターをかけてしまっているようで、もったいないなぁと、思ったりするからです。
それよりも、W大学が所沢にもあるなんてびっくりしました。いろんな大学が、すっかり巨大化してしまって、ちょっと切なく感じています。
投稿: 銀木犀 | 2006年11月25日 (土) 14時04分
条件を付けることで、極上のチャンスを逃してしまうこともあるのですねぇ。
肝に銘じよう!
学ぶってホント楽しいことです。
投稿: みんみん | 2006年11月25日 (土) 13時36分
いつも思うのですが、学歴というのは名刺の肩書のようなものなのではないでしょうか。
肩書がないからといって、その人が劣っているわけではありません。ただ、肩書のない人は実力を証明して見せなければならないということでしょう。肩書があれば証明不要なわけです。
非常に多くの人数から限られた時間で何人かを選考しなければならない時(採用とか)、初対面で相手のことが全くわからない時(合コンとか。私なら手配旅行ができるかと本をどのくらい読んでるかで考えるけど。笑)にはどうしても肩書に頼ることになってしまうでしょう。とりあえず便利だからです。
問題なのは、肩書に頼りすぎて判断することです。肩書のあるボンクラを取り、肩書のない実力者を取りこぼしてしまいます。社会自体がこの問題に気づき、以前ほど学歴は重視されなくなっているのではありませんか?逆にいつまでも学歴にこだわっているようではまずいでしょう。吉村さんが不買運動をなさらなくても、その会社はいずれ傾いてしまいますよ。
学歴は採用時のひとつの指標にすぎず、社会に出て数年もすれば努力と結果以外に実力を測る指標はない。と思っています。
吉村さんは、問題ないですね(^^)v
投稿: アンリ・ルソー | 2006年11月25日 (土) 13時04分
今日は雨上がりで空気が澄んでましたから
撮影には最適だったのではないでしょうか。
夜空もきれいでしたね。三日月をご覧になりましたか?
うっとり見惚れてしまうほど美しい月でした。
さて、2日にわたって大学の話が出たのでコメントを。
私も学歴重視の見方には否定的です。
一流と言われる大学を卒業した人でも中身のない人は
腐るほどいますから(笑)。
そんな見せ掛けのもので人を判断する人こそ問題ですね。
それよりも向学心を持ち続けることのほうが
ずっとずっと素晴らしい人間です!
吉村さんは写真を通して色んな世界を見てきていますから
きっと面白い研究ができるのではないでしょうか。
現在の多忙な日々では時間的に厳しいかもしれませんが
夜間も通信制もありますし仕事との両立は可能です。
私もわけあってOLと学生の2足のわらじ状態ですが
通信制は時間の融通がきくしスクーリング(対面授業)
での単位取得も結構あるのでおすすめですよ。
最後に、「あした」の感想です。
疲れた時やへこんだ時にいつでも見れるように
常に携帯していたい1冊ですね。心のビタミン剤です。
写真と文章がとてもよくマッチしています。
文章にあわせて写真を選んだのですか?
それとも写真にあわせて文章が書かれたのですか?
機会があったらブログで紹介して下さい。
投稿: りんご娘 | 2006年11月25日 (土) 01時56分