フォト

LINK

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2007年1月

2007年1月31日 (水)

少し欠けた月

夕方、恵比寿で打ち合わせがあったので、その前に写真美術館に立ち寄りました。友人の動物写真家、前川貴行氏の写真展を観るためです。迫力ある動物写真の数々で、感動しました。
このような優れた写真展を観ると、自分ももっと頑張らなきゃ、と刺激を受けますね。そう、写真家にとって、他の写真家の作品を観ることはとても大切なのです。
Img_0921 帰りは渋谷経由、半蔵門線に乗って帰ることにします。渋谷は年に一度来るか来ないかの場所。乗り換えの時、何ヶ月ぶりかで交差点の喧噪を目にしたら、何だか新鮮な気分を味わいました。
家に戻る途中、今日はやけに明るいな、と思ったら、天上に丸い月が輝いていました。よく見ると、少しだけ欠けています。満月は2日後です。
今日も急に月の写真が撮りたくなり、家に戻るとカメラを構え、パチリと一枚の写真を撮りました。
_igp0888_1

2007年1月30日 (火)

絵本

夕方、新宿のペンタックスフォーラムに立ち寄り、友人の写真家、小寺卓矢氏の写真展「森の息、生命の像」を観ます。北海道東部の森を統一感あるトーンで切り取った素晴らしい個展でした。
その後、空き時間が生まれたので2ヶ月ぶりに床屋へ。この大島の裏通りにある床屋さん、いつも空いており、入ったらすぐに鏡の前の椅子に座れるのですが、今日は何故か先客がいました。5分たりとも待つことが嫌いな僕は「また来ます」と言って帰ろうとしましたが、何故か気が変わりソファへ移動。
床屋さんに置いてある雑誌って、だいたいパターンが決まっていますよね。週刊文春、週刊現代、女性自身、そしてモーニング、ヤングマガジンなどの漫画雑誌。漫画雑誌って一度も買ったことがないので、これを機会にパラパラと見て、勉強します。話はすべてシリーズ物。どこが面白いのかさっぱりわかりませんでした。
Img_0902 絵本もたくさん置かれていました。何気なく「フランダースの犬」を手に取り、最後まで読んでみます。やはり長い間読み継がれる物語って、素晴らしですね。子供を対象とした本なのに、生と死がきちんと描かれているあたりが凄いと思いました。

2007年1月29日 (月)

ポイントカード2

今日都心のある場所で打ち合わせをしている時、編集者の方からこんな事を言われました。
「吉村さんはこれだけ綺麗な写真を撮る方だから、結婚式の写真を撮らせたら上手いだろうな〜」と。
「実は20代の頃、結婚式カメラマンをやっていたこともあるんですよ」と僕が言うと、編集者の方は驚いていました。
そうなんです。15年ほど前、東京で挫折し松本の実家に戻った時、ある写真スタジオに所属し、毎週のように結婚式&披露宴を撮って食いつないでいました。懐かしいですね。あの頃はまだフィルムの時代でした。
もちろん今でも、友人知人から頼まれれば結婚式を撮影することがあります。写真が上手いか下手かはわかりませんが、やはりかなりの量、撮ります。
さてさて、今日は打ち合わせの帰りに有楽町のビックカメラに立ち寄り、ポイントカードを携帯に移行する手続きを行いました。面倒なことはすべてサービスカウンターのお姉さんがやってくれたので、2分ほどで終わります。(ちなみに免許証などの身分証が求められますので、必ずお持ちください)
Img_0919
さあこれで、僕の財布から4枚のポイントカードがなくなりました。家に帰り財布の厚みを定規で測ってみると、2.8センチでした。先週より4ミリも減った計算になります。何だかダイエットに成功したようで、とても嬉しいです。

2007年1月28日 (日)

太陽と月のカレンダー

街はどこもウインドウズ・ビスタ一色ですね。パソコン画面を見たら、確かに綺麗で使いやすそう。これを機に、我が事務所もウインドウズを一台導入してみようかな、とふと考えたりもしました。
でも、「これでようやくウインドウズもマック並みになってきたじゃん」と思っているマックユーザーは、僕だけではないはず(笑)。
今日、面白いカレンダーを見つけたので、即購入しました。日付の横に、日出と日入、月出と月入の時刻が書かれているのです。天体望遠鏡のメーカー、ビクセンのカレンダーでした。ちなみに1700円(特価1260円)です。
ここ数日天気が悪く、晴れても気流がよくないので、クリアな月を見ることが出来ません。結構ストレスが溜まりますね。Img_0914

2007年1月27日 (土)

ポイントカード

近頃は多くの大型店舗でポイントやマイレージ制度を導入していますが、確かにお客さんを囲い込む意味ではいい政略ですね。僕も写真用品や電化製品はヨドバシカメラかビックカメラ以外では買わなくなり、飛行機もスターアライアンスの航空会社以外は乗らなくなりました。
でも考えようによっては、この制度を導入することが出来ない小さなお店、つまり商店街でこぢんまりと営業しているようなお店はこれからどんどんと経営が厳しくなっていくことにも繋がります。だから必ずしもこの制度を過大評価することは出来ません。
いずれにしても、ポイントの普及でイライラさせらるのは、財布の中にカードがどんどんと溜まっていくことです。いま、どーしても持たなければいけないカードが7枚あり、これだけでも財布は相当厚くなってしまいます。(昔は銀行のカード一枚だけだったのに……)
携帯電話に移行できるものはどんどん移行していこう、とふと思い立ち、まずはヨドバシカメラの手続きを行いました。必要事項を入力し、錦糸町のヨドバシの案内カウンターでピッとやってもらったら、簡単にカードとおさらばすることができました。Img_0912Img_0908 続いてマツモトキヨシの手続きを行います。こちらも簡単に終了。近日中にビックカメラも移行するつもりでいます。(量販店の場合、まずは店舗に行かなければならない)
これで3枚のカードを減らすことが出来ました。先月スイカも携帯に移行したので、正確には4枚です。だいぶ財布が軽くなりましたよ。
TSUTAYAカードも早く処分したいのですが、こちらはまだ非対応でした。

2007年1月26日 (金)

ISOの話

ココセレブに入ってからほぼ毎日のように写真を発表してきたわけですが、これらの写真はすべて、2ヶ月前に購入したコンパクトデジカメで撮影されています。海外では常に首からぶら下げ、日本では常にポケットの中に入れ、アッと思った時はサッと手に取り、シャッターを切っています。
僕はどんなシーンでもストロボは使わずに、自然光で撮ります。薄暗い場所では感度をアップさせる方式をとっています。
感度を400や800にすることによって、シャッタースピードが上がりますよね。だから薄暗い場所でもブレずに綺麗に撮れるのです。(高感度フィルムを使うのと同じこと)
Cimg1320 さて、そんな撮影を続けてきて、僕はあることに気がつきました。それは、人間が生きていく上で出会う被写体の多くは、感度800で撮るのが一番いいのではないか、ということです。
例えば家の中。感度100では確実にブレます。手ぶれ補正を効かせてもダメ。400になると幾分マシになりますが、人やペットなど、動きのある被写体はまだダメです。で800にすると、どの被写体もピタリと止まり、とても綺麗に撮れるのです。
もちろん薄暗い野外でも同じです。朝や夕は、100でも400でもダメ。やはり800が一番いいのです。昨日のブログで発表した青い空の写真がありますよね。これは800にして手持ちで撮っているんですよ。全然ブレていないでしょ。
ただ、感度を上げていくことによって、一つ困った問題が発生します。それはザラザラ感です。風景ならまだしも、人物写真で荒れてしまうのは致命的。
だから僕は思います。感度を800に上げても、100並みのクオリティーで撮れるデジカメが開発されないかな、と。もし発売されたら、即買いですね。

2007年1月25日 (木)

当日配達

ポジ、つまり写真原稿を送るとき、僕はここ数年、郵便局のエクスパック500を利用しています。速達だし、書留だし、何より500円と安いのがいいですね。
そして大物を送るときは、クロネコヤマトの宅急便です。実は徒歩5分の所に営業所があるため、ランチや外出の折に荷物を持ってせっせと足を運んでいるのです。
今日も一つ送る荷物があり、ヤマトさんに立ち寄りました。
「これって、今日中の配達は無理ですか?」と試しに質問すると、「このエリアなら大丈夫ですよ」という回答。おじさんは17時必着のシールをペタンと貼り、いつもと同じ要領で荷物を預かってくれました。800円だったので通常料金とそれほど大差ありません。というか、これが通常料金?
江東区のこんなローカルな場所から本当に5時までに先方に届くのかなあ〜と半信半疑でしたが、夜外出先から戻り、ネットの荷物検索サービスで調べてみたら、「15時半にお届け済み」になっていました。
す、凄いですね、驚きました。たったの3時間半ですよ!
今まで急ぎの荷物はすべてバイク便に頼っていたのですが、これからは積極的にヤマトさんを使おうと思いました。
いずれにしても日本の物流って、ホント、凄いと思います。19時に出した荷物が翌朝大阪に届くだけでもびっくりなのに、北海道や九州に翌日配達が可能になったといのはまさに驚異です。
Img_0901 さてさて今日一日風が強い日でしたが、とても空気が澄んでいました。昨年6月に出したフォトエッセイ集「こわれない風景」に〈青い世界〉という単文がありますが、そこで語られている色彩が、今日の夕方、この東京でも見ることが出来たのです。家に戻る途中、思わすパチリと写真を撮ってみました。

2007年1月24日 (水)

二つの失敗

日本とニュージーランドの時差はたったの4時間。昼と夜が逆転することがないので帰国してからとっても楽です。今日はいつも通り起き、いつも通り仕事に没頭することができました。
でも海外取材の後は、表面には出てこないだけで、体は相当疲れているんですね。実は今日、2つの失敗をやらかしてしまいました。
夕方、ひと息入れようと、コーヒーの準備をはじめました。いつものように豆と水を入れてコーヒーメーカーのスイッチをオン。そして5分後に行ってみると……、何と上のドリップ&ペーパー部分からコーヒーがこぼれていたのです。そう、ガラスサーバーをセットし忘れたのが原因でした。
「今のコーヒーメーカーは、ガラスサーバーをセットしないと下にポトポトと落ちないように出来ているんだ、凄いなあ〜」と感心しながらも、ごく初歩的なミスに大きなショックを受けます。
夜、有楽町に出る用事がありました。通りを歩いていたら突然何かに躓き、転倒してしまったのです。左足の膝と右腕の肘をアスファルトに強打。皿や骨は割れませんでしたが、バンドエイド3枚分の擦り傷と大きな青痣ができました。
それにしても痛かったです。側にいたサラリーマンやOLたちは心配そうにこちらに視線を送ってくれましたけど。
でも自分が凄いなと思ったのは、躓いてからアスファルトに叩きつけられる1〜2秒の間に、「あっ、先月機種変更したばかりの携帯はどんなことをしても守らなきゃ」と咄嗟に考え、右手で胸ポケットにあった携帯を鷲掴みにすると、手首をキュッと曲げてアスファルトに接触しないようにしたのです。お陰で携帯は無傷でした。

2007年1月23日 (火)

日本へ

僕は海外のホテルのモーニングコールはあまり信用していません。きちんとお願いしても、忘れることがしょっちゅうあるからです。
たった3〜4時間の睡眠で起きなければならない時のコツは、部屋の電気をつけて寝ることです。今朝はその作戦で難なく3時に起きることに成功。チェックアウトし、シャトルバスで空港へと向かいました。
アジア&オセアニア路線は、荷物の重量規制がとて〜も厳しいのです。当然、僕の荷物はどれも重量オーバー。
まあどうにかなるだろう、と軽い気持ちでカウンターに行ったら、やっぱり引っ掛かりました。スーツケースの方は4キロオーバーだったので交渉してまけてもらいましたが、問題は手荷物の方です。7キロまでなのに、僕のバッグは一つが18キロ、もう一つが9キロでした。
貴重品だから特別に認めて欲しい、とお願いしても、スタッフは首を縦に振りません。そこで僕は最終手段に出ました。3台のカメラを取り出し、そこに重い望遠レンズを取り付けると、それらすべてを首からぶら下げたのです。そして一言、「これで観光客と一緒でしょ」と口にします。
そんな僕の姿を見たスタッフは、「ウエル……」と呟いたきり、後は何も言えなくなりました。完全に僕の勝ちです。そして第一関門を突破。
Img_0888 問題は次の経由地です。NZ500便は1時間後にオークランドに到着。予想した通り、ここでも出国審査の前にバッグの重量をチェックする関所がありました。まずは遠くから観察してみます。すると、抜き打ち検査ということがわかりました。
そこで僕は、出来るだけ体の大きなおばさんグループの影に隠れながらそ〜っと先へと進み、係員が向こうに視線を投げた隙を狙って、サッと関所を通過してしまったのです。ふ〜、無事にクリアです。
いずれにしてもこれからの海外取材、グラム単位で写真機材を削っていくことを考えなくてはなりません。レンズは単焦点よりもズーム。三脚は絶対にカーボン。パソコンだって、約2キロもあるマックのパワーブックはやっぱりダメですね。600グラムくらいの小さなウインドウズノートを買う必要性に迫られそうです。
NZ99便は定刻通りオークランド空港を飛び立ちました。運良く僕の隣には誰も来なかったので、まあまあ快適なフライトでした。映画を観て、音楽を聴いて、読書をして時間を潰します。
定刻通り4時20分に成田着。一日2本ある錦糸町行きのリムジンバスにギリギリ間に合いました。
Img_0889 車内はガラガラでまさに僕の貸し切り状態。ダメもとで僕の自宅前で降ろしてくれませんか? とお願いしてみようと思いましたが、ここは規律が厳しい日本、強烈な自己主張はやめておきました。

2007年1月22日 (月)

クライストチャーチ

Img_0878 朝は海沿いで、眩しい光の写真を何枚か撮りました。その後、空いていたコーヒーショップで朝食。
チェックアウト後、1号線を200キロほど南下し、クライストチャーチに戻りました。
まずは空港でレンタカーを返却します。その後、予約してあるホテルに行こうと、ホテルに電話してシャトルバスの手配をします。でも10分待っても20分待ってもバスが現れません。もう一度電話。でも来ない。結局5回も電話することになり、空港で1時間半も待ちぼうけを食らいました。ホント、いい加減ですよね。
ホテルまではタクシーでたったの5分です。でも僕はこんな時、「ちきしょう、こうなったらどんなことをしてもシャトルバスに乗ってやるぞ!」と意固地になってしまうのです(笑)。
チェックインの際、電話に出たスタッフと鉢合わせしましたが、彼女からはスミマセンの一言もありませんでした。僕はググッと怒りの感情を抑え、ごく普通に受け答えをします。そう、ここでプッツンきたらおしまいなのです。
ホント世の中って、頭に来ることがたくさんありますよね。僕は最後の最後まで我慢できる人間ですが、100回に1回くらいは思いっきり切れることもあるんですよ(笑)。
部屋で一息ついた後、タクシーでクライストチャーチのダウンタウンに出掛けてみました。
Img_0883 観光写真でも撮ろうと意気込んでいたのですが、残念ながらどんよりとした曇り空。肩に担いできたペンタックス6×45の出番はなく、一眼デジカメでスナップ写真を何枚か撮影したのみでした。
ちなみに、今回のニュージーランド取材に持ってきた一眼デジカメは、昨年末ペンタックスから発売になった1000万画素機、K10Dです。とても素晴らしいカメラですよ。
クライストチャーチもあまり絵になりません。でも、街中に美しい緑の芝生や大木があり、そこに川が流れる雰囲気は洒落ていますね。
観光客が舟下りを楽しんでいます。それを見ていてふと、「ボートはどうやって上流に戻るのだろう……」と疑問を抱きます。
Img_0881 すると終点まで行った船頭さん、何と一本の棒を使って人力で川を遡りはじめました。凄い体力! 感動した僕は、思わずパチリと写真を撮ってしまいます。
メインストリートには、日本人経営のお土産さんが軒を連ねています。試しに一軒のお店に入ってみると、すぐに日本人のワーキングホリデーのお姉さんが、「お探し物はなんですか?」と近寄ってきました。僕は何だか気恥ずかしくなり、速攻で店を出てしまいました。
その後、中国人がやっているジャパニーズレストランで軽く食べ、タクシーに乗ってホテルに戻りました。
明日のフライトは5時発なので、朝は3時起きです。今日は10時に寝ます。

2007年1月21日 (日)

カイコウラの町で

いったんは6時に起きましたが、二度寝をしてしまったので、目が覚めた時は9時半でした。どのホテルも宿泊料金が高い割にはチェックアウトが10時と早いのです。大急ぎで準備し、宿を飛び出しました。
6号線を東に向かって走り、いくつかの山を越えます。ブレナムから1号線に乗り、海岸線を南下して行きます。
4時間後、カイコウラの町に入りました。クジラやイルカウオッチングで有名な場所です。メインストリート沿いにはたくさんのモーテルがありました。だから宿は難なく取れるだろうと思っていたら、甘かった。行く先々で「満室です」の返事。仕方なくインフォメーションセンターに駆け込み、空いている宿を探してもらいました。
「予算100ドルでは厳しいわよ」とスタッフは呟きながらパソコンを叩いていましたが、ちょうど100ドルぴったりの宿を発見、速攻で予約を入れました。
宿に入ると自分のマックを起動させ、急がれている原稿書きの仕事を行います。それが終わると町周辺の撮影に入りましたが、これといって撮りたいと思う風景には出会いませんでした。
夕暮れ時、油分ギトギトのフィッシュアンドチップスを胃の中に流し込み、胃もたれしながら宿に戻ります。

2007年1月20日 (土)

撮影スタイルについて

朝から山越えです。南島北部は、日本のように険しい地形ですね。
4時間後、ネルソンに到着。その後東へ向かい、また別の山を越えタカカまで行ってみます。Img_0863町の側にある泉を撮影。天気が悪かったので、あまりいい写真が撮れませんでした。
ネルソンに戻ってきたのは7時。今日の走行距離も600キロを超えていますが、走ったわりには数カットしか撮影していない状況に思わず愕然とします。
3年前は北島を、そして今回は南島を巡ってみたわけですが、ニュージーランドのことが何となくわかってきました。
国自体の風景はあまり絵になりません。よってただ単にこの国を訪れ、車でグルグルと回っても、心に響く風景を発見するのはまず不可能です。おそらくこの国から「作品」を生み出していくには、徹底的に自然の中を歩かなくてはだめですね。書店で並んでいる写真集を見ても、どの写真家もそのようにしてニュージーランドの景観を切り取っているようです。
次回、この国に戻って来ることがあれば、可能な限りポイントを絞り、そしてテントや寝袋を担いで積極的に山の中に入ってみる。そして、豊かな森や、滝や、洞窟などをじっくりと撮影していく。このスタイルでいこうと思いました。ドライブ旅行ではダメです。
ネルソンの郊外で見つけた95ドルのモーテルにチェックイン。夏といえども、夜になると気温がグッと下がります。どの宿にも簡易ヒーターや電気毛布が用意してあるのですが、このモーテルには見あたりません。Tシャツ一枚だと風邪をひくような気がしたので、服を着たままベッドに入りました。

2007年1月19日 (金)

パンケーキのような岩

Img_0834 朝早起きして、有名な善き羊飼いの教会へ行ってみます。上空は雲に覆われていましたが、淡い光の中に佇む教会もなかなか絵になりました。
ガソリンスタンドに立ち寄ります。いつものクセでついついコーヒーとサンドイッチをテイクアウト。「あっ、しまった」と思った時はすでに遅し。レジで8ドルも払う結果となりました。この国にいると、100ドル札がどんどんとなくっていきます。
さて、今日は移動日です。西海岸のウエストポートまで一気に行ってしまうことにしました。Img_0838 72号線を通って73号線に抜け、内陸部の山越えを行います。睡魔と戦いながらのロングドライブ。運転中は暇なので、またまた車ウオッチング。
この国もやっぱりトヨタが一番人気のようです。でも、スバルのレガシーやアウトバックもたくさん走っています。スバリストの僕としては嬉しい限り。日本で販売に苦戦している分、この国で頑張っていると思うと、ますます親しみが沸いてきました。
いずれにしてもニュージーランドは日本と同じ右ハンドルなので、日本の中古車をそのまま輸入することが可能なのでしょう。「埼玉日産モーター」というステッカーが貼られた1998年式のサファリを見掛けました。
5時間後、グレイマンスの町に入ります。マックでコーヒータイム。
Img_0848 その後、海沿いの6号線を北上して行きます。途中、パンケーキロックスと呼ばれる景勝地に立ち寄ってみました。それほど期待はしていなかったのですが、なかなかよかった! 我を忘れ、撮影に没頭してしまいます。
夕方、ウエストポートに到着。本日の走行距離750キロ。
寂れた小さな町です。それでもモーテルが何軒かあったので、そのうちの安そうな宿(それでも95ドル!)にチェックインしました。Img_0853 どのモーテルも、チェックインの際、牛乳をくれるんですよ。これが NZの宿の一つの決まり事なんですね。
チャイニーズでチャーハンを食べ、その後少しだけ夜景の撮影をし、宿に戻りました。

2007年1月18日 (木)

マウントクック

クイーンズタウンの町を後にし、8号線を北へ向かいます。1時間半後、オマラマの町に入ります。簡単にランチを食べた後、80号線を通ってマウントクックを目指しました。
突然目の前に、雪を抱いた巨大な岩山マウントクックが現れます。おおっ、これは凄い! ニュージーランドに来て初めてのときめき+感動です。
道沿いに、湖と山と道を同時に撮ることができるいいスポットがあったので、そこで15分ほど過ごし、気合いを入れてシャッターを押しました。これで来年のカレンダーの写真はばっちりです。Img_0811
再び80号線を走り、マウントクックを目指します。ここは最高のドライブコースですね。車のコマーシャル撮影にはピッタリのような気がしました。
30分後、アオラキ・マウントクックビレッジに到着。氷河を抱いた岩山がものすごい迫力で目に飛び込んできます。うん、ここはいい。
Img_0817 何枚も手応えのある観光写真を撮ることができましたが、問題は「作品」の方です。太陽が燦々と輝いている日中は、なかなか作品が生まれにくいのです。やはりこの場所に最低で1週間は滞在し、ハイキングをしたり、朝夕の時間を狙ったりしないとダメ。また数年後に戻り、じっくりと撮影してみようと思いました。
Img_08258号線を東へ向かっていたら、またまた心響く景観と出会いました。静かな湖に姿を写すマウントクック。溜息が出るような美しさです。ここも朝夕の時間帯だともっと絵になるのかもしれませんね。
夕方、テカポに辿り着きます。クタクタに疲れていたので、この町で宿を取ることにします。一泊75ドルと良心的なプライスのモーテルを発見し、すぐさまチェックインしました。
Img_0833夜はチャイニーズでチャーハンを食べます。何とこれだけで20ドルもしましたが、味はよかったので、許します。
夕方、上空は雨雲に覆われます。夜景を撮ろうと思いましたが途中で断念。宿に戻りました。
ニュージーランドに来て4日目、ようやくときめきの風景と出会えたことで、まずは一安心です。

2007年1月17日 (水)

観光写真

チェックアウト後、83号線を西へ向かいます。ハンドルを握りながら周辺に目を配りますが、やはり撮りたいと思う風景がなかなか見つかりません。原因ははっきりしています。荒涼としすぎている。山肌に樹木がない。建物の形がつまらない。この3点です。
結果、一枚の写真も撮らないまま、クロムウェルの町まで来てしまいました。あ〜、これでは単なるドライブ旅行になってしまう……。写真家としてはさすがに焦りますね。
Img_0796 気分転換にランチでも食べようと思い、お店が連なる通りを歩いていたら、タイ料理店を発見。早速入ってみます。グリーンチキンカレーを注文してみたら、とても美味しかった! この国に来てはじめてまともな料理を食べた気がしました。
その後、一気にクイーンズタウンの町まで行ってしまいます。
南島の観光の拠点だけあって、町中は凄まじい人でした。日本人もたくさん見掛けます。
まずはインフォメーションセンターに立ち寄り、ホテル探しです。
「100ドル以下でどうにかならないか」とお願いすると、まったくこの困った子ちゃんは何を常識ハズレなことを言っているのかしら……とでも言いたげなおばさんが「その予算ではまず無理ですよ」と即答。で結果、町はずれにあるモーテル(120ドル)の空き部屋を押さえました。
Img_0801 それにしても、これほどまでにニュージーランドの物価が高いとは驚きです。僕が旅したこのとある国の中で一番かな。
かつて日本は、最も物価が高い国、と外人の誰もが口を揃えて言いました。でも今は、最も物価が安い国です。ホテルだって4000円台からあるし、300円あれば牛丼もラーメンもノリ弁も食べられるし、電車の初乗りは160円。先進国の中で、これほど安上がりな国はどこにもありませんよね。
例えば、高原地帯にあるペンションって、1泊たったの8000〜10000円で、フルコースディナーと朝食が付きます。世界基準からしてみれば、これって凄いことなんですよ。
Img_0798 宿でカメラ機材の掃除をした後、撮影に入ります。まずは有名なワカティプ湖の湖畔に行ってみました。確かに水は吸い込まれるように透明です。でも、これといって特徴のないごく普通の湖でした。「あまり写真にならないなあ〜」と呟きながらも、6×45のフィルムカメラを使って吉村お得意の観光写真を量産します。
その後、20キロほど西へ移動し、アロータウンへ行ってみました。小さな可愛らしい町でしたが、ここでもあまり心に響く被写体は見つかりません。でもせっかく来たのだからと、何枚か観光写真を撮りました。
夕方、デジカメ片手にクイーンズタウンの町を散歩してみます。この町、建物や景観に魅力がないので、全然絵になりません。どうしてここが観光地として有名なんだろう……と首を傾げてばかりです。
日本料理店を見つけたので入ってみます。何種類ものラーメンがありましたが、どれも15ドル! 僕は13ドルのカツ丼をオーダーしました。

2007年1月16日 (火)

メロンパンのような岩

疲れていたのか、目が覚めたら9時でした。日本時間は朝5時なので、今日もいつもと同じように起きたことになります。
チェックアウト後、近くのレストランで朝食をオーダーします。食パン2枚と卵2個と小さなコーヒー。この子供だましのようなセットが何と9ドル!です。
海沿いを歩いてみます。でも曇り空のため、あまり写欲が沸きません。数カット撮影し、そそくさとアカロアを後にしました。
クライストチャーチ手前で1号線に復帰。ずんずんと南下して行きます。2時間後、オマルの町に入りました。
Img_0790まずはホテルです。郊外の安そうなモーテルで一部屋押さえましたが、やっぱりここも100ドル以上しました。
すぐに撮影に入ります。海岸線を巡ってみましたが、う〜ん、なかなかシャッターが押せません。正直言って、ニュージーランドの風景は、あまりときめかないのです。確か4年前に北島を巡った時も、被写体探しで随分と苦労した覚えがあります。
日が沈むまで頑張ってみましたが、海辺でメロンパンのような岩にカメラを向けたのみでした。Img_0792

2007年1月15日 (月)

まずはアカロアで一泊

日本時間の朝6時、北島のオークランドに到着します。入国審査後、バスに乗って国内線ターミナルへ移動。 NZ525便に乗り、約1時間のフライトで南島のクライストチャーチに入りました。
Img_0785 レンタカーを借り、運転席に滑り込みます。ここではじめて、「さて、これからどうするか」と考えました。そう、いつも現地に来るまで何も決めていないんです。
まずは地図を見て、南島の全体像を把握します。クライストチャーチの撮影は最終日に回すとして、まずはイギリス人が到達する前にフランス人によって開拓された町、アカロアへ行ってみることにしました。
ニュージーランドは日本と同じで左側通行、右ハンドルです。外国はその逆で慣れているので、運転していると違和感を覚えます。
しばらくは草原地帯を走り、その後、山を越えます。2時間後、アカロアに辿り着きました。
まずは宿を決めてしまおうと思い、インフォメーションセンターに立ち寄ります。そこのリストにあった一番安いモーテル(それでも一泊105ドル!)の部屋を押さえました。それにしてもこの国、物価が高いですね。
チェックイン後、荷を解いていると、途端に天候が崩れてきます。夕方ビーチまで行ってみたのですが、ときめきの風景は少なく、夜景を数カット撮ったのみでした。

2007年1月14日 (日)

ニュージーランド取材に入ります

今回のニュージーランド行きで候補にあがった航空会社は、安い順に、大韓航空、シンガポール航空、ニュージーランド航空の3社でした。でも結果として大韓とシンガポールは席が取れず、ニュージーランド航空になってしまったのです。大韓に比べ8万円も高いのですが、スターアライアンスのマイレージがたまるので、まあ仕方ないですね。
PM6時半、NZ90便は定刻通り成田を飛び立ちます。満席です。
Img_0781_1エコノミーは快適でした。プライベートモニターは解像度が高く、シートもわりかし倒れる方です。夜間飛行のため、本を読んだり映画を観たりする人はあまりいません。僕も2本映画を観た後、電気を消して目を瞑りました。

2007年1月13日 (土)

出発準備

朝から必死になって仕事を片付けていきます。途中、ヤマトさんへ行ったり、郵便局へ行ったり……。そうそう、今、郵便局の本局は、土曜日でも開いているんですよね。以前は夜間窓口だけでしたけど。
で、今日足を運ぶと10人ほどの長〜い列。学生さんが願書を出すためです。簡易書留にしているので、1人の持ち時間が長い長い。早くしてくれ〜とイライラしながら辛抱強く待ちました。
夜、海外取材で使う機材の選び出しです。今回、どんな機材で勝負するのかは、取材中のブログで書きますね。
今日もあっという間に深夜2時。そろそろ寝ます。

2007年1月12日 (金)

車の色

ある雑誌で、「オートカラーアウォード2007に、ニッサン、ティアナのミスティグリーンが選ばれた」という記事を読みました。
そうそう、街でティアナのミスティグリーンを見掛ける度に、綺麗な色だな〜と思っていたんですよね。だからこのニュースを知り、ああやっぱりな、と納得したわけです。(それ以上に、こような賞があること自体、驚きましたけれど……)
フランスからのレポートでも書きましたが、海外の道を走る度に、ヨーロッパ車の個性豊かなボディーカラーに感心ばかりしています。特に中間色の充実ぶりがすごい。
それと同時に、日本車の個性のなさに失望します。日本で走っている車を見ても7〜8割が白か銀か黒。これはメーカーのせいと言うより、多くの日本人が無難な色を選ぶからですね。やはり水墨画の国なんです。
そんな状況の中でも、唯一頑張っているメーカーはニッサンでしょう。個性あるボディーカラーの車をたくさん出している。かつてのニッサンでは考えられなかった。ゴーン社長って、やっぱり凄い人なんですね。
写真家の僕は、色には相当な拘りがあります。この20年間、海外の色彩を忠実に撮影し、作品に残していきたいと努力してきました。「プリンス・エドワード島」や「ローレンシャンの秋」や「林檎の里の物語」などの作品集は、構成同様、色彩表現にも相当な神経を使っているのです。
実はこのところ、中間色にも魅力を感じはじめてきました。そう、夕焼けの前と後に出るような、淡〜い色彩です。もっとたくさんの被写体を撮影し、いつか写真集としてまとめてみたいです。

2007年1月11日 (木)

Eチケット

海外取材の前にどーしても終わらせなければいけない写真選びの仕事が何本か詰まっており、今日も朝から必死になってポジと格闘しました。
午前中は戻りポジの整理を行い、ランチの後、いよいよ写真選びです。3時になっても終わらず、6時になっても終わらず、深夜1時にやっと一つの仕事が片付きました。今日はこれで終わり。残りは明日へ持ち越しです。
一日中ライトテーブルを見つめていたので、目がしょぼしょぼです。
そうそう、旅行会社から航空券とホテルのバウチャーがメールで送られてきました。そう、今はEチケットなんです。時代が変わったなあ〜という印象を受けますね。
Img_0719 Eチケットの場合、受け取ったらすぐにプリントアウトするのがコツです。仮に当日の朝まで引っ張ってしまうと、パソコンやプリンターが故障した場合、最悪の結果になるからです。週末で旅行会社が休みだったりすると、再度送ってもらうというわけにはいきませんね。

2007年1月10日 (水)

取っ手の修理

新宿での打ち合わせの後、前から行きたい行きたいと思っていた東急ハンズに立ち寄りました。
今日の捜し物は、ビジネスバッグの取っ手です。
3年前、カナダで79ドルで買ったサムソナイトのビジネスバッグ。東京にいる時に毎日のように使っていたら、ついに取っ手部分が壊れてしまったのです。他はバリバリ調子がいいので、まだ捨てるのはもったいない。取っ手なら東急ハンズに売っているかもしれないなと思い、探してみることにしました。
さすが東急ハンズ。革製品のコーナーにありました。価格は1700円。もちろん別メーカーですが、サイズはピッタリです。
Img_0714 仕事場に戻り早速取り付けてみると、バッグは新品同様に生まれ変わり、少し得した気分になりました。
夕方は、今週末からはじまる海外取材の航空券を予約したり段取りを練ったりと大忙し。その後、停滞していた写真選びの仕事に着手しました。

2007年1月 9日 (火)

朝のコーヒー2

以前は、免税品店で売っているような安い豆を使って淹れたコーヒーも飲めたんです。でも、スタバのクリスマスブレンドがあまりに美味しかったため、その味ばかりが尾を引き、少しでも「これは違う」と感じるコーヒーは一口すら飲めなくなりました。
今日は外回りの最後にスタバに立ち寄り、クリスマスブレンドに関して尋ねてみます。するとコーヒーに詳しい店員さんが、「お客さんのようなお客さん、たくさんいらっしゃいます」という前置きの後、クリスマスブレンドがいかに特別であったかを説明してくれました。
どうやら、ラテンアメリカ産の豆と、アジア/大西洋地域産の豆を職人のテクでブレンドし、なおかつエイジド(3〜5年寝かせた豆)を使っているから、究極の味が生み出せたとのこと。
「この中で、クリスマス〜と似たような豆はありますか?」と質問すると、「残念ながら……」という回答。
比較的近いとされるユーコンブレンドを試飲してみたら、スタバ特有の苦みと焦げ臭さがあり、僕はダメでした。そう、基本的には、僕はスタバのコーヒーが苦手な人間なんです。
仕方なく定番のモーニングブレンドを購入してお店を後にしましたが、やっぱりクリスマスブレンドが恋しいです。ホント、究極の味だったんですよ〜

2007年1月 8日 (月)

朝のコーヒー

朝はまず一杯のコーヒーから。世界中、どこにいても同じです。
コーヒーが美味しいと朝からとても機嫌がいいし、逆に不味いと朝から機嫌が悪くなります。
美味しい豆が底をついたので、今朝からフランクフルトの免税品店で買った豆を使いはじめたのです。でもこれは外れ。実に不味いコーヒーとなり、1/3しか飲めませんでした。あと4日我慢し、またどこかで新しい豆を買ってくるつもりです。
ちなみに数週間前に使っていた、スタバの「クリスマスブレンド」はとても美味しかった! 今度特別に頼み込んで同じようにブレンドしてもらおうかな。スタバは当たり外れがあるので、すでに轢いてある豆を買う時はいつもドキドキです。
Img_0705

そうそうコーヒーフレッシュですが、どう考えても、牛乳成分から出来た本物より、添加物で作られた偽物の方が、コーヒーの味が引き立つような気がするんです。本物は、ミルクの香りが強すぎ、逆にコーヒーの味が落ちてしまう。
体に悪いとわかっていながら、添加物の方を好んで窃取する僕のような現代人って、やっぱり悲しいですね。

2007年1月 7日 (日)

ファイルへ戻す

写真家は、撮った写真を貸し出し、その著作権料で生活しています。つまり先方とは、常にポジのやり取りがあるのです。
写真の使用が終わったら宅急便で写真が戻ってくるわけですが、それを再びファイリングしていく作業って、面倒なんですよ〜
いつも「この束は来週やればいいや」と保留にしているので、気がついたら返却ポジが山積みになっていた、というのが現実です。
写真集製作の時も同じです。写真集で使うのは約100点ですが、実際はその10倍、つまり1000点あまりの写真を選び出し、デザイナーに渡します。これもすべてファイルに戻さなくてはならないんですよ〜。気合いを入れてやっても3日は掛かります。
この仕事を人に任せることは出来ません。なぜなら、写真の出所は吉村本人しかわからないから。そう、だから自分でやるしかないのです。
昨年の夏から溜まっている分を片付けようと、今日は気合いを入れてデスクに向かいました。でも2時間ほどで嫌になり、6×7のマウントの在庫が切れたのを機に、原稿書きの仕事に切り替えてしまいました。Img_0683

2007年1月 6日 (土)

白石作品

さて、毎年恒例になっている直木賞の吉村予想ですが、う〜ん、今回は難しいですね。候補者を見ると、まだ一冊も読んだことがなかったり、読んでいても1冊だけという作家が多いからです。
この中で好きな作家は荻原浩と白石一文です。このお二方だとしたら、今勢いがある荻原氏の「四度目の氷河期」が受賞するような気もしていますが、直木賞は短編の方が受賞しやすいので、白石氏の「どれくらいの愛情」が有力でしょうか。
Img_0684 白石一文作品はすべて読んでいます。ファンです。
でも、白石氏の作品は、女性では好き嫌いがはっきり分かれますね。ちなみに僕の友達は、ダメ、という人の方が圧倒的に多いです。
つまり男から見た女性の理想像が描かれているのかも。実際、世の中のおじさんたちは、主人公のようにこれほどもてたりはしないし、女性だってもっとしたたかだと思います。

2007年1月 5日 (金)

「遠く」

夕方5時まで仕事場に籠もり、仕事。その後、ふらりと錦糸町へ。
ヨドバシカメラでプリンターのインクや用紙を購入した後、趣味である家電探究。別に買う予定もないのに、エアコン、冷蔵庫、コーヒーメーカー、掃除機、ウオッシュレット、テレビ、デジカメ、ビデオカメラ、時計……と、すべての新製品の善し悪しをチェックしていきます。
今日のメインはナショナルのエアコンCS-X287A。ちょうどデモ機が置いてあったので、本当に足下まであたたまるのか、消費電力はどのくらい改善されたのかを調べます。
う〜ん、やっぱり家電量販店を散歩するって、楽しいです。僕の究極の癒しタイムです。
仕事場に戻る前に、フラリとTUSTAYAに立ち寄り、シングルCDを1枚買いました。インディーズから一気にメジャーに躍り出たASIAN2の「遠く」です。この歌、とてもいいですね。特にサビ部分がいつまでも耳に残ります。
Img_0676 なぜ僕が畑違いのロックに興味を持ったかというと、ASIAN2は長野県松本から全国へと羽ばたいたバンドだからです。そう、同郷の僕は、密かに彼らを応援しているのです。応援と行っても、CDを買うくらいしか出来ませんけれど。

2007年1月 4日 (木)

原稿の直し

多くの会社は今日が仕事始めですが、まだ出版業界は動いていません。年中忙しいからこそ、どの出版 社も年末年始はたっぷりと休みを取るようです。
こんな時に原稿でも進めておこうと、今日は朝から仕事場に籠もり、キーボードを叩きました。
僕の場合、原稿書きという表現は正しくありません。多くの時間がすでに書いた原稿の「直し」に費やされているからです。そう、一度書いた原稿を何度も何度も書き直す。きっと頭が悪いから、こうなってしまうのですね。
通常、作家さんやライターさんは、原稿はほぼ一発書きです。つまり書いた原稿がそのまま入校原稿になるのです。ホント、皆さん凄いんですよ。
まあ僕も、写真の方は、一発撮りでも大丈夫です。撮り直しはまず必要ありません。これと同じことですね。
午後になると仕事場の空気に飽きてきたので、ランチがてら、駅ビルの喫茶店へ移動しました。
Img_0375僕はもう何年も前にタバコをやめたので、いつも禁煙席に座ります。でも日本の喫茶店って、禁煙席と喫煙席の仕切りがないので、禁煙席に座ってもあまり意味がないんです。
今日もおじさんやOLたちがはき出す煙に巻かれての原稿書き、いや原稿直しとなりました。

2007年1月 3日 (水)

福袋

連日百貨店の副袋のニュースが流れていますが、カメラもこの時期に買うとお得です。量販店の2万円の福袋には3〜4万円相当のコンパクトデジカメが入っているし、7〜8万円には10万円以上の一眼デジカメと交換レンズです。
さて、毎年恒例になっているヨドバシカメラのドリームスペシャルセットですが、今年も500万円コースがありました。
今日本で一番高い一眼デジカメに、広角14mmから始まり、300mm〜600mmの高級白レンズがセットになっています。でもレンズの組み合わせをよ〜く見ると、おかしな点にきがつきます。85mmから300mmまでの間が抜けているんです。つまり135mmや200mmがない。不思議ですね。
いずれにしても、この500万円のセットは、プロは絶対に手を出さないと思います。なぜならプロは、不必要な機材を買わないから。レンズ1本買う時でも、何日も掛けて検討し、そして財布の紐を解くのです。例えばこの中だったら、500mmと600mmが2本ありますが、購入するとしたらそのどちらかを選ぶでしょう。

2007年1月 2日 (火)

マグロ

近頃テレビでは、マグロに関する番組が必要以上に多いですね。いま、マグロがブームなのでしょうか?
いずれにしても、近い将来、クジラのように捕獲規制がかかるのは確実でしょう。でも僕は、100パーセント規制してしまうのはどうかと思うのです。マグロと共に歩み続けてきた一本釣りの漁師たちの生活は、どんなことをしても守っていきたいですね。
僕が追い掛けているアトランティック・カナダとマグロは、昔から深い関係にあります。ニューファンドランドやノヴァスコシアの港へ行くと、日本からやって来たマグロ漁船の船員さんたちとよく出会います。
もちろんプリンス・エドワード島も例外ではありません。ロブスターではなく、マグロを捕って生活している漁師も何人かいます。1匹で数百万円。数匹捕ればそれだけで1年間生活出来てしまうのです。
このあたりの詳細は、「空飛ぶマグロ」軍司貞則著(講談社)で詳しく描かれています。1991年の本なのですでに絶版になっていますが、興味のある方は図書館で探してみてください。
著者の軍司氏とは島で一瞬だけお会いしたことがあります。「カメラマンになりたいな〜」とぼんやり考えながら島に1年住んでいた時、カナダに取材で訪れていた氏から、「頑張れよ」と一声掛けていただきました。

2007年1月 1日 (月)

元旦

明けましておめでとうございます。
お陰様でこのブログも1年半続きました。今年も1日も欠かすことなく書き続けるつもりですので、よろしくお願いいたします。
ココセレブに入ったのを機に、よーやく写真を発表するようになりましたが、もっと大胆な取り組みをやってもいいかな〜とあれこれ模索しています。例えば今抱えている新規テーマの作品を小出しで発表していくとか、新たに読書日記のページを作るとか……。
いずれにしても、2007年もブログには力を入れていきますね。(ホームページの方は、もしかしたらクローズするかもしれません。だんだんと必要性を感じなくなってきました)
さて、今年の予定ですが、春〜夏はヨーロッパ(主にフランス)に何度も足を運ぶつもりでいます。もちろんカナダへも行きます。取材先は、ニューファンドランドか、BC州のどこかになるでしょう。
写真ギャラリーでの個展は行いませんが、地方でいくつかミニ写真展の予定があります。詳細が決まり次第、このブログで発表します。
今日は、思い出に残る朝日の写真を1枚アップします。場所はノヴァ・スコシア州、大西洋です。0123_2

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »