少し欠けた月
夕方、恵比寿で打ち合わせがあったので、その前に写真美術館に立ち寄りました。友人の動物写真家、前川貴行氏の写真展を観るためです。迫力ある動物写真の数々で、感動しました。
このような優れた写真展を観ると、自分ももっと頑張らなきゃ、と刺激を受けますね。そう、写真家にとって、他の写真家の作品を観ることはとても大切なのです。
帰りは渋谷経由、半蔵門線に乗って帰ることにします。渋谷は年に一度来るか来ないかの場所。乗り換えの時、何ヶ月ぶりかで交差点の喧噪を目にしたら、何だか新鮮な気分を味わいました。
家に戻る途中、今日はやけに明るいな、と思ったら、天上に丸い月が輝いていました。よく見ると、少しだけ欠けています。満月は2日後です。
今日も急に月の写真が撮りたくなり、家に戻るとカメラを構え、パチリと一枚の写真を撮りました。
絵本もたくさん置かれていました。何気なく「フランダースの犬」を手に取り、最後まで読んでみます。やはり長い間読み継がれる物語って、素晴らしですね。子供を対象とした本なのに、生と死がきちんと描かれているあたりが凄いと思いました。

続いてマツモトキヨシの手続きを行います。こちらも簡単に終了。近日中にビックカメラも移行するつもりでいます。(量販店の場合、まずは店舗に行かなければならない)
さて、そんな撮影を続けてきて、僕はあることに気がつきました。それは、人間が生きていく上で出会う被写体の多くは、感度800で撮るのが一番いいのではないか、ということです。
さてさて今日一日風が強い日でしたが、とても空気が澄んでいました。昨年6月に出したフォトエッセイ集「こわれない風景」に〈青い世界〉という単文がありますが、そこで語られている色彩が、今日の夕方、この東京でも見ることが出来たのです。家に戻る途中、思わすパチリと写真を撮ってみました。
問題は次の経由地です。NZ500便は1時間後にオークランドに到着。予想した通り、ここでも出国審査の前にバッグの重量をチェックする関所がありました。まずは遠くから観察してみます。すると、抜き打ち検査ということがわかりました。
車内はガラガラでまさに僕の貸し切り状態。ダメもとで僕の自宅前で降ろしてくれませんか? とお願いしてみようと思いましたが、ここは規律が厳しい日本、強烈な自己主張はやめておきました。
朝は海沿いで、眩しい光の写真を何枚か撮りました。その後、空いていたコーヒーショップで朝食。
観光写真でも撮ろうと意気込んでいたのですが、残念ながらどんよりとした曇り空。肩に担いできたペンタックス6×45の出番はなく、一眼デジカメでスナップ写真を何枚か撮影したのみでした。
すると終点まで行った船頭さん、何と一本の棒を使って人力で川を遡りはじめました。凄い体力! 感動した僕は、思わずパチリと写真を撮ってしまいます。
町の側にある泉を撮影。天気が悪かったので、あまりいい写真が撮れませんでした。
朝早起きして、有名な善き羊飼いの教会へ行ってみます。上空は雲に覆われていましたが、淡い光の中に佇む教会もなかなか絵になりました。
72号線を通って73号線に抜け、内陸部の山越えを行います。睡魔と戦いながらのロングドライブ。運転中は暇なので、またまた車ウオッチング。
その後、海沿いの6号線を北上して行きます。途中、パンケーキロックスと呼ばれる景勝地に立ち寄ってみました。それほど期待はしていなかったのですが、なかなかよかった! 我を忘れ、撮影に没頭してしまいます。
どのモーテルも、チェックインの際、牛乳をくれるんですよ。これが NZの宿の一つの決まり事なんですね。
何枚も手応えのある観光写真を撮ることができましたが、問題は「作品」の方です。太陽が燦々と輝いている日中は、なかなか作品が生まれにくいのです。やはりこの場所に最低で1週間は滞在し、ハイキングをしたり、朝夕の時間を狙ったりしないとダメ。また数年後に戻り、じっくりと撮影してみようと思いました。
8号線を東へ向かっていたら、またまた心響く景観と出会いました。静かな湖に姿を写すマウントクック。溜息が出るような美しさです。ここも朝夕の時間帯だともっと絵になるのかもしれませんね。
夜はチャイニーズでチャーハンを食べます。何とこれだけで20ドルもしましたが、味はよかったので、許します。
気分転換にランチでも食べようと思い、お店が連なる通りを歩いていたら、タイ料理店を発見。早速入ってみます。グリーンチキンカレーを注文してみたら、とても美味しかった! この国に来てはじめてまともな料理を食べた気がしました。
それにしても、これほどまでにニュージーランドの物価が高いとは驚きです。僕が旅したこのとある国の中で一番かな。
宿でカメラ機材の掃除をした後、撮影に入ります。まずは有名なワカティプ湖の湖畔に行ってみました。確かに水は吸い込まれるように透明です。でも、これといって特徴のないごく普通の湖でした。「あまり写真にならないなあ〜」と呟きながらも、6×45のフィルムカメラを使って吉村お得意の観光写真を量産します。
まずはホテルです。郊外の安そうなモーテルで一部屋押さえましたが、やっぱりここも100ドル以上しました。
レンタカーを借り、運転席に滑り込みます。ここではじめて、「さて、これからどうするか」と考えました。そう、いつも現地に来るまで何も決めていないんです。
エコノミーは快適でした。プライベートモニターは解像度が高く、シートもわりかし倒れる方です。夜間飛行のため、本を読んだり映画を観たりする人はあまりいません。僕も2本映画を観た後、電気を消して目を瞑りました。
Eチケットの場合、受け取ったらすぐにプリントアウトするのがコツです。仮に当日の朝まで引っ張ってしまうと、パソコンやプリンターが故障した場合、最悪の結果になるからです。週末で旅行会社が休みだったりすると、再度送ってもらうというわけにはいきませんね。
仕事場に戻り早速取り付けてみると、バッグは新品同様に生まれ変わり、少し得した気分になりました。
白石一文作品はすべて読んでいます。ファンです。
なぜ僕が畑違いのロックに興味を持ったかというと、ASIAN2は長野県松本から全国へと羽ばたいたバンドだからです。そう、同郷の僕は、密かに彼らを応援しているのです。応援と行っても、CDを買うくらいしか出来ませんけれど。
僕はもう何年も前にタバコをやめたので、いつも禁煙席に座ります。でも日本の喫茶店って、禁煙席と喫煙席の仕切りがないので、禁煙席に座ってもあまり意味がないんです。