観光写真
チェックアウト後、83号線を西へ向かいます。ハンドルを握りながら周辺に目を配りますが、やはり撮りたいと思う風景がなかなか見つかりません。原因ははっきりしています。荒涼としすぎている。山肌に樹木がない。建物の形がつまらない。この3点です。
結果、一枚の写真も撮らないまま、クロムウェルの町まで来てしまいました。あ〜、これでは単なるドライブ旅行になってしまう……。写真家としてはさすがに焦りますね。
気分転換にランチでも食べようと思い、お店が連なる通りを歩いていたら、タイ料理店を発見。早速入ってみます。グリーンチキンカレーを注文してみたら、とても美味しかった! この国に来てはじめてまともな料理を食べた気がしました。
その後、一気にクイーンズタウンの町まで行ってしまいます。
南島の観光の拠点だけあって、町中は凄まじい人でした。日本人もたくさん見掛けます。
まずはインフォメーションセンターに立ち寄り、ホテル探しです。
「100ドル以下でどうにかならないか」とお願いすると、まったくこの困った子ちゃんは何を常識ハズレなことを言っているのかしら……とでも言いたげなおばさんが「その予算ではまず無理ですよ」と即答。で結果、町はずれにあるモーテル(120ドル)の空き部屋を押さえました。
それにしても、これほどまでにニュージーランドの物価が高いとは驚きです。僕が旅したこのとある国の中で一番かな。
かつて日本は、最も物価が高い国、と外人の誰もが口を揃えて言いました。でも今は、最も物価が安い国です。ホテルだって4000円台からあるし、300円あれば牛丼もラーメンもノリ弁も食べられるし、電車の初乗りは160円。先進国の中で、これほど安上がりな国はどこにもありませんよね。
例えば、高原地帯にあるペンションって、1泊たったの8000〜10000円で、フルコースディナーと朝食が付きます。世界基準からしてみれば、これって凄いことなんですよ。
宿でカメラ機材の掃除をした後、撮影に入ります。まずは有名なワカティプ湖の湖畔に行ってみました。確かに水は吸い込まれるように透明です。でも、これといって特徴のないごく普通の湖でした。「あまり写真にならないなあ〜」と呟きながらも、6×45のフィルムカメラを使って吉村お得意の観光写真を量産します。
その後、20キロほど西へ移動し、アロータウンへ行ってみました。小さな可愛らしい町でしたが、ここでもあまり心に響く被写体は見つかりません。でもせっかく来たのだからと、何枚か観光写真を撮りました。
夕方、デジカメ片手にクイーンズタウンの町を散歩してみます。この町、建物や景観に魅力がないので、全然絵になりません。どうしてここが観光地として有名なんだろう……と首を傾げてばかりです。
日本料理店を見つけたので入ってみます。何種類ものラーメンがありましたが、どれも15ドル! 僕は13ドルのカツ丼をオーダーしました。
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