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2007年4月

2007年4月30日 (月)

12日目

Img_1807 予想通り11時台は混みました。1時頃からまた忙しくなり、4時頃まで会場には常に5〜10人はいるという状態が続きます。個展がはじまって以来、最もお客さんが入ったのではないでしょうか。
人の波が切れるちょっとした時間に、受付にいるスタッフ(皆、写真を学んでいます)や、写真教室の申し込みに訪れる人たちと話をします。皆さん真剣に写真を勉強し、上手くなりたいと心から願っているんです。女性ってこんなところが凄いですね。僕はいつも感心してしまいます。
たまにポートフォリオを見せてもらうことがあります。どの写真もまだ弱いのですが、面白いことに1〜2枚はキラリと光る作品があるんです。つまり個性がちらっと見え隠れしている。
このブログでも再三書いていますが、写真が上手くなるコツは、常にカメラを持ち、たくさん撮って、すべてをプリントアウトし、それらの写真をじっくりと見る……。これしかありません。
そんな生活を2〜3年続けていれば、誰もが自分らしさが溶け込んだ作品を生み出せるようになるのです。
写真を学んでいる若い人たちと接して驚くのは、誰もがフイルムカメラを使っているということです。もちろんこれは正解。最初はフイルムから入った方が、写真は明らかに上達します。デジタルに手を染めるのは、数年後でも決して遅くはないでしょう。
5時を過ぎると途端にお客さんが少なくなりました。僕はカメラ機材を持って会場を後にします。東京国際フォーラムの駐車場から車を出し、向かった先が昨日撮影で訪れた海辺です。手応えのある写真が撮れなかったので(強風のため)、今日、再撮影してみようと思ったのでした。
Img_1813 でもポイントに着いてガ〜ン。今日も強風でした。
どうせダメだろうなあ〜と思いながらも、2時間ほど野外で過ごし、フィルム1本分撮影します。
今日も手応えはナシ。どうしてもこの場所から作品を生み出したいので、これから先も何度か通うつもりでいます。

2007年4月29日 (日)

11日目(休み)

今週末、予定では近県を取材するつもりでした。でも結果として旅立てなくなり、相変わらず東京で仕事に追われています。
夕方、撮影機材を車に積み込み、海辺へ向かいました。遠くの空に飛ぶ飛行機にカメラを向けていたら、だんだんと面白くなってしまい、いつしか三脚にカメラを固定、1時間ほど真剣に撮影してしまいます。体はクタクタに疲れていますが、ファインダーを覗いている時は楽しくて楽しくて仕方ありません。やっぱり僕は根っからの写真好きなんです。
でも今日の写真はすべて失敗かな。なぜなら風が強かったからです。やはりシャープな写真は、無風状態でないと撮れませんね。
話変わって、、、
写真展会場に、「フィルム&イメージ」のチラシが置かれているのをご存じですか? これは富士フイルムが発行する小雑誌(24ページ)です。デジタル全盛期の今、フイルムの良さをもっと多くの人に知ってもらおうという趣旨で1年前に創刊されました。毎回違ったプロの写真家が登場(ちなみに今月号は吉村の特集です。表紙の写真はフランスで生み出したベストショット)し、作品やインタビューを楽しめます。もちろん写真コンテストのページもあります。年4回、1500円と低価格なので、興味のある方は定期購読してみてください。

Img_1806※3日の「トークショー&写真教室」に参加される方へ。
ご用意する写真は、どんな写真でも大丈夫です。出来ればその1点を、CD-Rに焼いてきてもらえると助かります。休憩時間に全データを吉村のマックにコピーし、それを液晶プロジェクターを使ってスクリーンに大きく映します。CD-Rの上に、必ずお名前をお書き下さい。
写真のデータ化、もしくはCD-Rに焼くのが難しい方は、ポジでもOKです。スライド映写機も用意してあります。
明日はお昼頃に会場に入り、夕方5時頃までいる予定です。

2007年4月28日 (土)

10日目

今までの経験から、休みの日はオープン直後が一番混むんです。11時5分に会場に入ったら、案の定5〜6人のお客さんがおり、40分ほど人の波は続きました。
お昼時、高校の同級生A子が来たので、シャンティのレストランで一緒にランチを食べます。学生の頃の友達って、敬語ナシ、本音バトルなので、やっぱりいいもんですね。
ちなみにまだ東京で暮らしている同級生は僕を含めて5人です。ここ数年、数に変化はないので、おそらく誰もが東京で一生暮らすことになるでしょう。
会場に戻ると6人のお客さん。2時半頃まで混み合いました。
夕方、大雨が降ります。呼応するかのようにお客さんの波がピタリと止まります。僕はポケットに入っていたコンパクトデジカメで会場の雰囲気を撮影します。
Img_1750 ある方からいただいた花の中に、見事な蕾があったので、パチリと一枚撮りました。その後、満開の花もパチリと一枚撮ります。マクロモードにして、作品っぽい写真もパチリと一枚撮っておきました。作品を生み出すって、ちょっとしたコツを掴めば簡単なんですよ。誰でも出来ます。
Img_1801_1 3日の写真教室、お楽しみに。たった1時間の講義ですが、皆さんの写真の腕を、180度ガラリと変えてみせます。
5時を過ぎると閑古鳥が鳴きはじめたので、後はスタッフに任せ、会場を後にしました。夜は誰とも会わず、久しぶりに7時前に自宅に戻ります。さあ、今週末はたまりにたまった仕事を片っ端から片付けます!Img_1802_2

2007年4月27日 (金)

9日目

つい最近まで東京人の興味の対象は六本木のミッドタウンでしたが、今は東京駅前の新丸ビルになりました。そしてあと半年もすれば、人の流れはまた別の場所に移っていることでしょう。
それにしても東京の文化って、凄まじいスピードで流れていきますね。つまり日本人は新し物好きということなんです。
Img_1747 今、写真展を行っているビルの横に、煉瓦貼りの古〜い建物があるんです。朝、会場へ向かう度に、いい感じだな〜と思っていたのですが、これも取り壊しが決まり、まもなく姿を消します。
旧をなくし、新にする。残念ですが、きっとこれが日本らしさなんです。僕はだんだんと日本はこれでいいのかもしれない……と思うようになってきました。そう、歴史的建造物を撮影する時は、欧州や北米へ行けばいいのです。
今日は金曜日。やはり皆さん忙しいのでしょう、個展会場はとっても暇でした。1時間に5〜6人といった感じでしょうか。
僕は2時半に抜けだし、ある出版社へ足を運び、ある仕事を片付けます。今回のように拠点があると、バッグを置いていくことが出来るので、都心を手ぶらで移動できます。何だかとても新鮮でした(笑)。
Img_1761 写真展には、プロの写真家もたくさん訪れるのですが、広告やファッションの世界で活躍されている方は、とっても景気がいいので、皆さんいい機材を持っているんですよ。カメラをちょっとお借りして、触ってみるのが、僕の密かな楽しみでもあります。今何かと話題のライカM8、そしてM7やM6などもいじらしてもらいました。
明日は土曜日です。さて、人の流れはどうでしょうか。例年ですと、ゴールデンウィーク中の日比谷はひっそりと静まりかえっています。
僕は12時頃から19時まで会場にいる予定です。

2007年4月26日 (木)

8日目

今日も午前中は仕事に追われたので、1時に会場にin。
まずは芳名帳をチェックします。午前中は10人ほどのお客さん。お話しすることが出来ず、申し訳ありませんでした。
2時半頃、人の流れが切れたので、数寄屋橋のプロラボクリエイトへ足を運びます。先日、山梨と長野で撮影した現像済みのフィルムを引き上げました。
会場に戻り、控え室に入ると、「綺麗に撮れているかな〜」とすぐにチェックしてみます。成功7、失敗3でした。個展に使えそうな写真は2点ありました。高遠の写真、すごくよかったです。
そう、今日本を撮影していますが、1回の旅で、1〜2枚のベストショットを生み出すことを目標に頑張っているのです。たったそれだけでも、40回旅を続ければ40〜80点の作品がたまりますよね。個展可能な枚数です。
作品を生み出していく作業って、カメのようにゆっくりですが、少しずつ、そして確実にゴールへと近づいているのです。数年後に行う「吉村和敏が撮るニッポン」の個展、ご期待ください。
夜は、ある本を一緒に作った編集者のAさん、デザイナーのBさんとチャイニーズレストランで食事&お酒。出版業界、写真業界に関する話に花が咲きました。
帰りの電車の中、「あっ、プリンターのインクと用紙が必要だったんだ」と思い出し、秋葉原で途中下車して、ヨドバシカメラに立ち寄ります。お店が夜10時まで開いているって、とても便利ですね。
今日も家に戻ったのは11時過ぎ。サラリーマンのようでした。

※5月3日のトークショー&写真教室ですが、すでに満員です。
トークショーはいつもの調子ですが、皆さん参加型の写真教室は初めての試みです。スクリーンに大きく投影された写真を丁寧に見ながら、吉村節でアドバイスを加えていく予定です。とっても盛り上がると思いますので、ご期待ください!

2007年4月25日 (水)

7日目

午前中は仕事に追われたため、会場に着いたのは12時半過ぎ。
小雨がぱらつく天気のせいか、お客さんはポツポツでした。まさに会場内を1人が独占し、ゆっくりと作品を鑑賞できる感じだったと思います。
何人かのお客さんとお話することが出来たのですが、写真をやっている方は決まって「これってフイルム? デジタル?」と質問してきます。
今現在、僕は、フイルムとデジタルの使用率は半々です。そのどちらの良さも認めているから、このような結果になるのです。
ちなみに今回の写真展は、フイルムが8割で、残りはデジタルです。ブルーモーメントは15年前から撮り続けているので、このような結果になりました。
フイルムのカメラはもちろんペンタックス6×45。デジタルはペンタックスやキヤノン、ソニーなどを使っています。
どの作品がデジタルで撮影したかを知りたい人は、写真枠のサイズの違いをチェックしてみてください。デジタル作品は若干横長です。
終了間近、会場に、第一線で活躍している写真家(HABU氏、相原正明氏、内田ユキオ氏、川合麻紀氏、あとA社のBさん、Cさん、Dさん、Eさん)が集結します。このそうそうたるメンバーで、近くのジャーマンレストランで食事&お酒です。皆さん拘りを持って仕事をしている人たちなので、随分と話は盛り上がりました。
さて、個展は早くも一週間経過。僕は毎日電車に乗って銀座に出て、そして帰りは夜の11時、12時です。このようにとても「規則正しい生活」を続けていると、さすがに疲れてきますね。今は少しお疲れモード。当然、朝は怠さが残ります。
でも、サラリーマンの皆さんは、このような「規則正しい生活」を30年以上も続けるわけですよね。これって、やっぱり凄いことです。今日は、新橋の飲み屋街にいるおじさんたち、そしてサラリーマン生活を40年以上も続けた父に、改めて尊敬の念を抱きました。

号外「トークショーと写真教室のお知らせ」

日時 5月3日 PM2:00〜PM5:00(途中、休憩15分)
場所 フォトエントランス日比谷
http://fic.fujifilm.co.jp/photoent/
参加費 1000円(税込)
定員30名。
参加ご希望の方は、会場の方にお電話でお申し込みください。
03-3500-5957
(4月25日AM11:00より予約を受けつけております。先着順です。定員になり次第、締め切らせていただきます。必ず前半と後半、両方ご参加ください)
●前半
吉村和敏トークショー
「ブルーモーメントの時間を旅する」
今回の展示作品をスクリーンに映写し、撮影時の状況や秘話をいつもの調子で熱く語ります。
●後半
写真教室
皆様方の作品をスクリーンに映写し、吉村和敏がワンポイントアドバイスを行います。
風景写真はもちろんのこと、スナップ写真、記念写真、子供の写真、草花の写真、ペットの写真、料理の写真など、どんなジャンルの写真でもOKです。もちろん写真の初心者も大歓迎。皆様のご参加をお待ちしております。

※当日、1人1枚、お気に入りの写真をお持ちください。(デジタル写真の場合、その作品をCD-Rに焼いてください。35ミリのポジの場合、マウントに入れてください。プリント写真は、家庭用スキャナでスキャニングし、そのデジタルデータをCD-Rに焼いてください)

2007年4月24日 (火)

6日目

Img_1735 カナダ在住のAさんがたまたま東京に来ていたので、会場で合流し、近くのレスランでランチを食べます。確かAさんとは、以前も写真展会場で再会した覚えがあります。そう、写真展って、普段会えない人と会える貴重な場でもあるんですね。
今日は3時頃にたくさんお客さんが入りました。4時になるとプツリと切れたため、僕は控え室でキーボードを叩いて仕事をします。こんな時に仕事関係の方が現れれば打ち合わせなどが出来るのですが、タイミングがいいことって滅多にないんです。
Img_1744 会場を後にし、天王洲アイルにある劇団四季の劇場へ。最新ミュージカル「ユタと愉快な仲間たち」を観ます。
ここ数年、仕事、仕事に追われ、映画は観ない、本は読まない、音楽は聴かない状況が続いています。表現者は、これではダメなんですね。やはり自分の感性を磨き、豊かにしていかないことには、人に何かを伝える作品を生み出すことなどできるわけがないのです。だから今日は強引に時間を作り、ミュージカルを観ることに決めました。
よくこのブログでも書いていますが、僕は劇団四季のファンです。どちらかというと、海外物よりもオリジナル作品の方が好きかな。
今回の「ユタ〜」は、日本のいじめ問題にスポットを当てた作品でした。子供たち、そして大人たちへ向けての強いメッセージが込められています。
帰りの電車の中、「芸術」の果たす役割を考えます。僕が定期的に行っている個展って一体何なんだろう……と。

2007年4月23日 (月)

5日目

午前中は仕事に追われたので、午後から会場にin。この時、3人のお客さんが作品を鑑賞されていました。サインのため、わざわざ戻って来てくれた方もおり、恐縮しております。
ちなみに明日は11時に会場に入りますが、カナダからの友人と一緒にランチを食べるため、1〜2時間ほど会場を留守にします。2時以降でしたら確実に会場にいます。
今日は1時間にお客さんが数名という、とてもゆっくりしたペースで流れていきました。まさに個展ですね。おそらく明日もこんな感じでしょう。やはり平日は穴場です。
夕方、九州の熊本から、阿蘇白水郷美術館のスタッフの方々がいらっしゃいました。別室で、年末に行われる「赤毛のアン誕生100周年記念」の展示会の打ち合わせを行います。ちなみに僕は、写真パネルの展示と、トークショーでご協力する予定です。
さて、5月3日にこの会場で行われる吉村和敏トークショーですが、どうにかスケジュールの調整がついたので、行うことに決めました。
詳細は近日中にこのブログとフォトエントランスのホームページで発表し、同時に30名の募集を行います。もうしばらくお待ちください。
内容はまだ検討中です。おそらく前半は僕のトークショー。後半は写真教室。参加させる皆さんの写真を使いながら進行していきます。もちろん初心者の方も大歓迎です。
今日、会場は6時に後にしましたが、ある場所に立ち寄ったため、自宅に戻ったのは10時です。ふ〜、今日は疲れました。
ちなみに明日は5時40分まで会場にいます。

2007年4月22日 (日)

4日目(休み)

今日は初めての日曜日、自宅で休息です。と言っても、パソコンの前でしばらく停滞していた仕事に追われていましたが……。
Img_1692 今回写真展を行っているフォトエントランス日比谷の受付は、写真教室の事務局でもあります。そのため、日に何人か、受講の申し込みにやって来る人がいます。そう、今の時代、写真を学びたいという人がたくさんいるんです。
写真上達のコツは、とにかくいっぱい撮って、その写真を見ることだと僕は考えています。デジタルの場合、モニターでチェックするのではなく、必ずプリントアウトすることが大切。
次に、自分の写真を表現する喜びを知ってください。
僕が写真に目覚めた高校生の頃、生み出したお気に入りの写真を、毎月のようにCAPA、カメラマン、県展、各メーカーのコンテスト(高校生の部)に送っていました。入賞し、作品が印刷物となり、賞金が入る。この流れが楽しくて楽しくて仕方なかったのです。賞金は毎月の貴重な活動資金、だから必死でした。月に2〜3万の収入はあったかな。
そうそう、先月高遠へ行ったとき、余所の県から来ていた観光協会のおじさんたちが、「ぜひ私たちの花の里にも来てください〜。写真コンテストもやっています〜。賞金は100万ですよ〜」と言いながら観光パンフを配っていました。
このように、今の時代は、全国各地に魅力的な写真コンテストが山ほどあります。アマチュアの方々は、そのトップを次々と狙っていく、というような目標を立てても面白いかもしれませんね。
話変わって……
今回も会場にいる時に、「どんなBGMが適するのかなあ〜」と真剣に考えています。
北国の神秘を伝える世界。まず思い浮かぶのはエンヤですが、試しにCDを流してみたら、全然違いました(笑)
僕は絶対にバイオリン曲だと思うのです。
で、先日秋葉原のタワーレコードへ行き、有名な方のベストアルバムなどを中心にバイオリン曲を試聴してみした。(今、CDのバーコードを機械に「ピッ」とかざすだけで、すぐにナップスターに繋がり、全曲試聴できるのですね。驚きました)
確かにいいなあ〜と思う曲はたくさんありましたが、クラシックのアルバムって、激しい曲もたくさん入っているんですよね。また、最初は静かでも途中から激しくなってしったりもします。例えばエターナリィとか。これではBGMとして使えません。
Img_1720 で、今日は朝からアップルのアイチューンストアで検索します。そして気になる曲やアルバムを次々と購入。そして、「うん、やっぱりこれだな」と納得するバイオリン&ピアノ曲のアルバムを見つけました。月曜日から会場で流します。

2007年4月21日 (土)

3日目

Img_1709 会場にはお客さんが常に1〜8人いる状態でした。でも2時半頃、30分ほど誰も来ない状態が続きます。
僕は近くのampmに行き、パスタとおにぎりなどを買い、控え室で食べました。このコンビニのパスタは美味しいので嬉しいです。そうそう、カロリーメイトは出たばかりのポテト味にしてみましたが、う〜ん、イマイチですね。
食べ終わってから会場を覗くと、やはり誰もいなかったので、近場を探検してみます。隣は宝塚のグッズを売るショップ。店内にはいつもたくさんの女性客がいます。
こんな機会がなければ一生入らないお店だろうなあ〜と思いながら、ドアを潜り、店内を一周してみました。
その後スタバに移動し、コーヒーをテイクアウトします。相変わらずスタバの店内は混み合い、ひっきりなしにお客さんがやって来ます。そう、OLをはじめとする女性陣は、心からスタバを愛しているんです。
でも僕は、(何度もこのブログでふれていますが)、スタバのコーヒーに美味しさを感じません。というか、自分好みのテイストではありません。あまりに苦い。ミルクを2つ入れて、ようやく飲めるようになるかな、といった感じ。だから今日も上から7ミリのコーヒーを捨て、その空いた所にミルクをドボッと入れて飲みました。
そんな僕がスタバに心惹かれているのは、あの期間限定の「クリスマスブレンド」があるからなんです。これは世界一と言えるほど、美味しいコーヒーです。いずれにしても、年末が楽しみですね。(昨年と同じ味だといいのですが)
Img_1701 会場に戻ると6人のお客さんがいました。このくらいの人数だと、誰もがゆっくりと写真を鑑賞できます。そして何より僕自身が、皆さんと交流することができるのです。
僕は今回の個展を通して、いかに数多くのお客さんが入るかより、足を運んでくれたお客さんがいかに個展会場で快適に過ごせるかが大切、ということを学びました。
そんな意味からも、フォトエントランス日比谷はとてもいいギャラリーです。
「次の個展はいつですか?」という質問を多く受けます。正直言って、まったくの未定です。フランスもドナウも日本の風景も、あと1〜2年は撮影しなければならないので、当然個展はその後になります。
でも今回のように、「吉村さん、ギャラリーに空きがでましたよ」という形でひょんなところから話しが芽生えることもあるのです。突然個展開催の発表をすることがあるかもしれないので、時々このブログをチェックしてみてください。もちろん案内状を郵送します。
あと、トークショーに関しても、「本当にやるんですか」とよく質問されます。
すみません、まだ取材と雑誌原稿のスケジュール調整をしている段階です。もしやるとしたら、間違いなく3日の午後です。すでに奥の教室は押さえました。
トークショーはいつもやっているので、今回は、「吉村和敏が教えるプチ写真教室」にしてみようかなと検討中です。僕はいつもの調子でペラペラと喋りますが、後半は、皆さんが今までにお撮りになった写真を批評しながらのレベルアップセミナーになるでしょう。
3日の件は近日中に決めますので、あと少しお待ちください。

2007年4月20日 (金)

2日目

Img_1712 個展会場では本にサインを書くために油性のマジックが必要になります。まずはコンビニでマジックを買ってから会場入りするのですが、昨日、いざサインを書こうとしたら、ちっともマジックのキャップが外れませんでした。かなり力を入れてもダメ。
すると目の前にいた方が、「あの〜、それってプッシュ式ですよ」と教えてくれました。ん、プッシュ式?
すぐにボールペンのように先を親指で押してみます。すると、ペン先が勢いよく飛び出てきたのです。へ〜、今の油性マジックって、キャップが必要ないんですね。驚きました!
新し物好きの僕は、お客さんが切れた時に面白がってペン先の出し入れを繰り返していたら、何とジャケットの腕の部分に、思いっきり黒い1本の線を書いてしまったのです。
というわけで、今日は家を出たらまずクリーニング店に立ち寄り、着ていたジャケットをそのまま出し、すでに預けてあった別のジャケットを着て会場入りしました。
今日は前置きが長くなりスミマセン……。
11時から18時まで会場にいましたが、1時間に6〜7人のお客さんでした。このくらいだと、1人が個展会場を独占できます。
ちなみに2〜3時頃はとても暇で、20分くらいお客さんが途切れることもありました。
たくさんの方とお話しましたが、「今回の個展、いいですね〜」と言ってくれる人が多いので、僕はとても嬉しいです。
その他では、
Img_1687 「吉村さん、ブログで小さな会場と言っていますが、私は全然小さく感じませんよ」
「そうそう、私はこんな感じの青の色彩が一番好きだったんです。それにしても、今回のプリントは色鮮やかで素晴らしいですね」
「あの王冠の写真、すごいですね。どうやって撮ったのですか?」
「確かにこの構成なら、吉村さんお得意のキャプションはいりませんね。時間が書かれているのがたまらなくいいです。世界にはたくさんの時間があることを改めて思い知らされました」
「吉村さん、個展の度に毎回違う扉を開いて私たちを楽しませてくれますが、今回はとても私好みです。早く本にしてください!」
「ポツンと黄色く灯る窓明かりに、物語を感じます」
「どうしていつも東京なんですか? 関西でも個展をやってください」
……というような意見が寄せられました。
さて皆さん、今回、とても落ち着いた世界に感じるのは何故だかわかりますか?その理由はプリントの紙質にも隠されているのです。
Img_1694 いつもはガラスのようにテカテカと艶があるクリスタルペーパーですが、今回はマットの紙を使って、仕上げています。だから個々の写真がしっとりとし、静けさのようなものが伝わってくるのです。
明日は初めての週末。きっと2〜5時は混むでしょう。

2007年4月19日 (木)

1日目

Img_1672 写真展の初日です。僕はオープンと同時、つまり11時きっかりに会場に入りました。
午前中は結構バタバタしましたが、お昼からラストまでは1時間に10〜20人ほどの入場者。1人1人がじっくりと写真を観ることが出来るので、まさに理想の個展会場と言えるでしょう。
たまに15〜20分くらいの間、人が途切れることがあります。こんな時にぶつかれば、ブルーモーメントの世界を独占できると思います。
今回の個展、訪れる皆さん、とても感動してくれます。あとやはり、プリントの質の高さには相当驚かれているようです。青の色彩の深み、とにかく凄いですよ。
今日はある方から、こんなことを言われました。
「吉村さんの写真から感動を受けるのは、きっと吉村さんが実際の風景を見て深く感動しているからだと思う。だからこそ、その感動が写真を通して私たちにも伝わってくるんですね」と。
さて、フォトエントランス日比谷は少々わかりにくい場所にあるため、たとえ案内状の地図を見ても迷われる方が多いようです。そこで今日はアクセス方法の裏技をご紹介します。
道に面した所にスタバを発見したら、まずは店内に入ってください。そして店内を横断し、突き当たりの出口から外へ(ビルの中)へ出るのです。すると目の前が、フォトエントランス日比谷です。
Img_1683 このルートだと、宝塚劇場の横の自動ドアを通って来るよりも、23秒ほど短縮できます。スタバを出たらすぐ会場。このショートカット、結構感動しますよ。
いずれにしても、会場周辺は四六時中、コーヒーのいい香りが漂っています。
明日は11時から18時05分まで会場にいます。ただ多くの時間、奥の部屋で打ち合わせか原稿書きをしているので、話し、質問、握手、記念写真、サイン希望の方は、お気軽にスタッフに声を掛けてください。

2007年4月18日 (水)

写真展の飾り付け

午後、フォトエントランス日比谷に入ります。
2時から飾り付けがスタート。パネル写真を見ながら大急ぎで写真の並びを考え、後は専門の業者さんにお任せしました。そして1時間後、40点の額がビシッと展示されます。
今回、とても小さな会場です。でも僕は、小さな会場だからと言って、気を抜くことはしません。でも正直言って、パネルを縦に使って圧迫感がないのか、「青」だけのテーマで大丈夫なのか、キャプションなしでも感動を伝えることが出来るか……など、たくさんの心配事がありました。
Img_1671 でも、こうして仕上がりを眺めてみると、それらの不安は綺麗に払拭されました。
とにかく素晴らしい個展です。もしかしたら今までで一番いい個展かもしれません。少なくもとも、プリントのクオリティーの高さは、今までの中でベストです。皆さん、きっと驚きますよ。
この「ブルーモーメント」、いつの日か写真集にする予定です。でも印刷では、このオリジナルのよさは、どー頑張っても出ないのです。やはりオリジナルプリントはオリジナルプリントとして完結するんですね。
写真に癒される意味でも、今回の個展、もしお時間がありましたら是非、お立ち寄りください。吉村和敏の自信作です。
さて、今回期間が長いので、僕は会場にいたりいなかったりです。明日から21日までは、午後でしたら会場にいます。いない時は、奥の小部屋で打ち合わせか原稿を書きです。締め切りに追われているんです〜(涙)
打ち合わせは1日に2〜3件はあるので、もしかしたら吉村を会場で見掛けることは少ないかもしれません。そんな時は、受付のスタッフに言って、呼び出してもらってください。
お昼は1時頃、近くで食べています。トイレは1分30秒で戻ります。28日〜30日は、もしかしたら取材で東京を離れます。
そうそう、トークショーですが、おそらく5月3日の午後に行う予定でいます。今回、トークショーというより、写真教室のような形にしてみようかな、と思っています。皆さんからも写真を提出してもらい、それを批評し合ったりするアットホームな会に。
詳細が決まりましたらこのブログで発表しますね。
では、明日からの写真展、よろしくお願いいたします。ブログは毎日更新します!Img_1665

2007年4月17日 (火)

準備に追われています

とにかくやることが山積みで、睡眠時間を削って頑張っています。写真展の準備も大変です。
同時に、いくつもの仕事が後回しになっているので、先方の担当者に迷惑を掛けっぱなし。仕事メールに、全然返事をしていないのです。
今日も「先日、お願いした件ですが、まだでしょうか……」という電話が3本も入りました。
こんな時、「忙しくて出来ないんです」と素直に言えず、「すみません、継続中です」と言ってしまう僕は、もしかしたら相当な嘘つきなのかもしれませんね。
Img_1661 さて、今日は午後に3時間だけ強引に時間を作り、新宿ペンタックススクエアのオープン記念パーティー&内覧会に出席しました。
写真展「林檎の里の物語」を行ったペンタックスフォーラムを覚えていますか? このほど1つ手前の新宿センタービルに移転し、ペンタックススクエアとして新たなスタートきったのです。
写真展会場はもちろんのこと、奥の会員専用のラウンジ、パソコンルームなど、とにかく素晴らしいですよ!
いつの日か、ここで写真展、トークショーを行ってみたいな、と心から思いました。
その後近くのレストランで立食パーティー。僕は途中で抜け出し、大急ぎで仕事場に戻りました。
さてさて、今日は徹夜で写真展の準備です。

2007年4月16日 (月)

高遠の桜

Img_1652 ホテルをチェックアウトした後、高遠の高遠城址公園へ行ってみます。桜は満開、今が見頃です。
昨日ほどではないにしろ、すでに数千人の観光客がいました。観光バスは4〜50台停まっています。
このような観光地からアート作品を生み出していくのは至難の業。でも、3時間ほど粘ったら、4カット撮影できました。
その後、高遠、伊那周辺を巡り、被写体を求めます。途中から大雨。
夕方、高速を走って東京に戻りました。とにかく仕事が山積みなんです(涙)……。

2007年4月15日 (日)

桃源郷

昨日も寝たのが12時過ぎでしたが、今日は朝3時に起き、身支度を整え、家を飛び出します。高速に乗り、山梨を目指しました。首都高と中央道がガラガラだったので、たったの1時間半で到着。
Img_1645 午前中はみっちり桃の花の撮影を行いました。実は昨年も同じ場所に来ています。その時の作品は今月20日発売の「CAPA」に一点だけ発表していますので、興味のある方は立ち読みしてみてください。
まさに桃源郷を思わせる世界を撮影していると、時の経つのを忘れます。時折、ホーホケキョとウグイスが鳴いたりするんですよ。
10時を過ぎるとアマチュアカメラマンのおじさんたちがふえてきたので、桃の里を後にしました。
ちかくのコンビニでランチ。パスタがなかったので、仕方なく弁当。やっぱり不味かったです。こんな時はカロリーメイトが一番。
韮崎へ移動。次々と心響く風景を切り取っていきます。
僕は色々な国を旅してきましたが、日本のようにこれほどまでに被写体がたくさん詰まった国って、他に知りません。20年間世界を見てきたからこそ、そう感じるようになったのでしょう。3〜4年後の個展をお楽しみに。
今日はフィルムの装填ミスを3回もしてしまいました。そうそう、ペンタックスの50-200のズームも家に忘れてきました(涙)。
やはり慌ただしい中で国内取材するって、あまりよくありませんね。
長野県へ移動。桜祭りのため高遠周辺は大渋滞。郊外で数カット撮影し、伊那市へ。ルートインにチェックインしました。
今日は15時間以上も車を運転しっぱなしだったので、超クタクタです。

2007年4月14日 (土)

ライカ

ライカから、MP(日本限定のモデル)が発売になるそうです。いいですね〜。製品の写真を見ているだけでゾクゾクしてきます。
89万もするのでとてもじゃないけど買えませんが、新品のまま保存しておけば価値は下がらないし、むしろ価値は上がっていく一方なので、無理して手に入れても損はないのかもしれません。いずれにしても、この限定モデル、コレクターにすぐに売れてしまうでしょう。
写真家の誰もが同じように、僕もライカのカメラには憧れています。やはり1台は欲しいと思う。もちろんデジタルではなく、銀塩のM7。
でも、仕事ではライカを使う気にはなれません。ライカって、僕の中では、見て、さわって、たまにシャッターを切って楽しむというカメラなんです。また、ライカ一台だけを持って気ままな一人旅(仕事ではない旅)をする。考えただけでワクワクしてきますね。
僕は、使い勝手がよく、故障が少ない日本製のカメラは世界一だと思っています。だから、仕事のパートナーとしていつも一緒。
ライカは、僕からはとても遠い所にいる気がします。だからきっと憧れのような存在になるんですね。
さて、昨日の「こだわりについて」について、皆さんたくさんのメールをいただきました。
人はそれぞれ好みが違うので、難しい問題ですね。
でも近頃、俗に言う「いい作品」って、パッと見た瞬間にわかるような気がしてきました。見せられた瞬間、考える時間を与えず、「おっ、これは凄い!」と思わせてしまう作品。
たとえば今抱えているロゴマークにしても、デザイナーが上げてきたものをパッと見たとき、そこにいる10人が10人とも「おおお、これは凄い!」と唸り声を上げる作品があったりするんですよね。10人が最初から「う〜ん」と考え込んでしまうような作品は、やっぱり何かが違っているんだと思います。(まあ、じわじわとそのよさがわかってくる作品もたまにあったりはしますけど)
僕は、やはり「直感力」を信じています。
そうそう、以前何かの番組で、今井美樹がこんな事を言っていました。「初めてPRIDEを受け取った時、震えがきました」と。
何だかわかるような気がします。

2007年4月13日 (金)

こだわりについて

今日はちょっとしたデザインの件で、何度も何度もある方とメールのやり取りを行いました。
今抱えている問題は、、、
100人いたら100人がAパターンの方がいいというのに、それを生み出している人、つまりデザイナー1人だけが、Bパターンでいきたいと言って、その考えを押し通そうとしているのです。
もちろんBパターンでいっても問題はないのですが、きっと誰からも見向きもされないだろうなあ〜というのが簡単に予測できます。
例えば車にしても、このデザインじゃあ絶対に売れないだろうなあ〜と思う車がたまに登場したりしていますよね。きっと社内では、今回のような問題が起きているのではないでしょうか。
僕は物を作り出す人間の「拘り」って、とても大切なことだと考えます。僕自身も超拘りがある写真家。
でも人間社会って、色々な人が結びついて成り立っているわけだから、その「拘り」を強引に押し通すのもどうかと思うのです。
そう、みんなと上手く手を結びながらも、拘りを押し通していくというパターンが理想。例えばアップルのiPotのような、デザイナーの強い拘りがありつつ、誰が見ても「おお、凄いじゃん!」というようなインパクトあるデザインが好きです。そんな製品って、結果として売れるわけですから。
あ〜、これからまた長いメールを書かないと。近頃何かと慌ただしいです(涙)

2007年4月12日 (木)

薔薇の撮り方

木曜日って、何故か電話もメールも多いんです。ほぼ1時間おきくらいに仕事場の電話が鳴り、15分に一通くらい新規メールが届きました。
で、その仕事をさばいた後、再びキーボードを叩き、原稿書きを行います。
あっという間に夕方、あっという間に深夜になってしまいました。1日って、ホント早いですね。
写真展の準備も行わないと。そうそう、案内状はそろそろ皆様のお手元に届く頃だと思いますよ。
フォトエントランス日比谷は、奥に30人ほど入る教室が併設されています。聞いたら、写真教室がない日は自由に使えるとか。
連休中、ここでスライド&トークをしてみようかな、と検討しています。気持ちが固まったら、ある日突然このブログで募集を掛けますね。
このところ、細々した仕事に追われ、少々バテ気味です。ブログにロクな写真が発表出来ず、申し訳ありません。常にカメラを持っていながら、シャッターを押す心のゆとりすらないのです。
で、今日はちょこっとだけ写真講座。
Img_1643 コンパクトカメラで薔薇の花を撮る時、自然光で普通に撮ると、まあそれなりの写真が生まれます。
もっとプロっぽい写真を撮りたいな〜と思ったら、マクロモードに切り替え、ググッと花に近づいてみてください。
花の全体像を捕らえた方が、アートっぽく感じませんか?
余分な物を次々と剃り落としていく。これって、写真撮影ではとても大切なことなんです。Img_1639

2007年4月11日 (水)

カナダの友人とランチ

新規ビジネスの立ち上げのため東京に滞在しているカナダ、ノヴァ・スコシア在住の日本人の友人と六本木でランチを食べました。ある企業のカナダ人社長さんも一緒です。
それにしても皆さん、頑張っていますね。前向きに生きている人と話をすると、僕も頑張らなきゃ、と心にエンジンが掛かるから不思議です。
僕もまあそれなりに一生懸命やっている方だとは思うのですが、たまに失速することもあり、そんな時は友人の「刺激」が必要です。
今日は1時間という短い時間でしたが、東京のど真ん中でカナダの風を感じることが出来て本当によかったです。
そうそう、別れ際、富士フォトサロンで行われている200人展を一緒に鑑賞しました。僕の出展作はノヴァ・スコシアの古い民家の写真。社長さんは東京の街中で目にしたホームタウンの風景に、感動していました。
ちなみにこの200人展ですが、もうじきすべてのパネルが2作目に入れ替わります。僕の次の出展作は、プリンス・エドワード島の教会の写真です。
さて、昨日のブログで書いた携帯電話の話。
僕は完全に誤解していました。コメントにも書かれている通り、今は多くの人がこのブログを携帯で読んでいるのですね。知らなかったなあ〜
そう言えば、先日の「いきいき」の講演会の時も、「毎日携帯で読んでいますよ〜。頑張って更新してくださいね」と声を掛けてくださった方が何人かいました。
よくよく考えてみれば、飛行機も、新幹線も、ホテルも、今はみんな携帯で予約を取る時代。欲しい本も携帯で買えますね。
そうそう、先月、10枚の高画質Photo壁紙を無料でゲットできるサービスをはじめましたが、実は吉村本人はまだそのページを見ていないんです。理由は、アクセスしてファイルをダウンロードしたらパケット代が高くなるから、です(笑)
僕も早く定額制にしないとダメですね。

2007年4月10日 (火)

QRコード

今日はどこへも行かない日と決め、仕事場に籠もって必死にワープロを叩きます。あっ、でも郵便局とコンビニへは行きました。
同業者の多くは、今東京にいません。そう、桜前線を追い掛けて旅を続けているのです。僕もそんな「春の旅」に憧れたりしますが、たぶん来年も再来年も無理でしょう。
というわけで、今日もキーボードが友達だったので、ブログに書くような変化は何もありませんでした。写真も撮りませんでした。すみません〜
そうそう、このブログ、つまりココログが携帯電話対応になったという知らせが、ニフティさんから届きました。
試しに自分の携帯電話で見てみると、お〜凄い、凄い、メール文を読んでいるような感じでサクサク読めます。写真も見ることが出来るし、コメントもチェックできますよ。ちょっと感動します。
ただやはり、アクセスばかりしていると、パケット通信料が高額になるので、携帯で読むとしたら定額制にした方がいいでしょう。僕も契約変更しようかな。
012 ←これが僕のブログのQRコードです。画面に携帯電話をかざして「ピッ」と読み込んでみてください。すぐにジャンプします。

2007年4月 9日 (月)

花の取材

ある仕事で花の写真が必要だったので、早起きして千葉へ。
びっくりするほど高速が空いていたので、1時間半で千葉のど真ん中へ入ることができました。
菜の花って、花期が長いですね。まだまだ満開でした。逆に桜はかなり散っています。
ある畑で3〜4カット撮影。
2時、コンビニでパスタとおにぎりを買って遅めのランチ。
午後は居眠り運転をするようになったので、空き地に車を停め、10分ほど仮眠します。
「眠くなったら眠る」大切ですね。
その後、千葉の田舎もいいなあ〜と思いながらドライブしていたら、あっという間に夕方になってしまいました。
Img_1625_1 今日は早く東京に戻って原稿書きの仕事をするつもりでしたが、結局高速に乗ったのは日が沈んでからでした。途中、土砂降りの雨になります。
家に戻ったのは8時。結局、14時間も運転していました。今日もクタクタです。

2007年4月 8日 (日)

画集

Img_1611 イラストレーターの内田新哉氏から、『風のパレット』(愛育社)という大きな画集が届きました。10年の集大成の作品集です。
内田氏のイラスト&文はもちろんですが、構成、紙質、印刷など、画集のすべてが素晴らしく、しばらく時間を忘れて見入ってしまいました。
紙の本って、やっぱりいいですね。僕はどんなにデジタル化が進んでも、紙媒体も大切に考えています。よって、写真集は今後も作り続けていきたいです。
『風のパレット』、とにかく素晴らしい画集ですので、ご興味のある方は是非手に入れてみてください。こんなに立派な本なのに、2800円とかなりの低価格です。

2007年4月 7日 (土)

フィルムを買う

午後は表参道へ。2週連続です。ある特殊な写真用品が必要だったため、この街にあるプロショップへ足を運んだのでした。
でも、残念ながら品切れ。仕方なく原宿の駅まで歩き、山手線に乗って新宿のヨドバシカメラへ向かいます。そして、春の国内取材で必要なフィルムなどをまとめ買いしました。
写真家になりたての頃、10万円単位でどんどんとお金が出て行く現状に直面し、「まあそのうちに慣れるだろう」と考えていましたが、正直言って20年経った今でもちっとも慣れません。やはり大金を使う時って、「ふ〜」と溜息ばかりです。
でも僕なんかまだマシな方。水中写真のような特殊な分野の写真家さんたちは、ゼロが一つ多いんですよ。
いずれにしても、貯金することが好きな人は、絶対に写真家にはなれないと思います(笑)。
仕事場に戻り、今年受け取った年賀状の整理に取りかかりました。そう、住所変更のデータを書き換えていく作業です。写真展の前に案内状を送るので、あと数日で終わらせなくては。
そうそう、お年玉の番号もチェックしないといけませんね。でも今年も面倒でやらないだろうなあ〜。僕はクジ運が悪い人間なので、絶対に当たっていないんです。

2007年4月 6日 (金)

いい時代

写真展で発表する第2回目のプリントが仕上がったので、ラボへ。
今度は原寸サイズ、とても美しくプリントされていました。まだまだ、と感じたのはそのうちの2割くらい。焼き直しを依頼します。
僕自身も、これらの作品が会場に展示される日が待ち遠しくなってきました。
今回の個展、数年前のバートックギャラリーのような、とても小さな会場です。でも半切40点を展示する予定。壁はいっぱいいっぱいになりますが、横位置の写真を縦の額に入れるという裏技を使います。
そうそう、個展の案内状は、今スタッフが必死になって準備をしています。あと1週間〜10日ほどお待ちください。もちろん登録者全員に送ります。
その後、丸の内線で小川町へ移動。オリンパスギャラリーで開催されている高砂淳二氏の写真展「fish」を観ます。とても素晴らしい個展でした。
余韻を引きずりながら、都営新宿線に乗って仕事場に戻ります。
近頃、僕は素直に、「写真表現において、いい時代になってきたなあ〜」と感じています。だって、デジタル全盛期でも、従来の銀塩、つまりフィルムの世界もますます充実度が増していますよね。あのベルビア50もまた生産がはじまるし。
デジタルは確かに素晴らしい。でもどんなに背伸びしても、デジタルには表現出来ない世界が、フィルムにはあるんです。
今、僕をはじめとする多くのプロがフィムルを継続して使用しているし、アマチュアの方々も、「やっぱりフィルムだよなあ〜」と言って、フィルムに戻りつつあるのが現状です。
今回の写真展のプリントだって、フィルム→デジタル化→印画紙にプリント、というデジタルとアナログが上手く結ぶ方式です。(もちろんデジカメで撮影した写真もあります)
選択幅の広がりは、時に振り回されたりもしますが、でもやっぱり写真表現においてはいいことなんですよね。

2007年4月 5日 (木)

銀座のギャラリー

以前このブログにも書きましたが、今雑誌「いきいき」で、プリンス・エドワード島の旅のツアーを募集しています。(ちなみにこのツアー、申し込み殺到です)
今日はそれに関するイベントの一つ、「吉村和敏がプリンス・エドワード島の魅力を語る会」があったので、神楽坂の出版会館へと足を運びました。
参加者は140名。僕はいつもの調子で島の魅力を熱く語ります。その後、質疑応答。約1時間半、とても楽しい一時でした。
終了後、仕事場に戻り、急ぎの仕事を片付けます。
夜は銀座へ。ある雑誌の編集者のAさん、評論家のBさんと合流し、3人でシャネル4階のギャラリーで開催される写真家エリオット・アーウィット写真展のオープニングパーティーに参加します。
Img_1603 オープニングパーティーって、写真家本人はもちろんのこと、色々な人が来るので楽しいのですが、会場がざわついているので、作品をじっくり鑑賞するわけにはいきません。色々な人のパーティーに参加する度に、思います。
今回の写真展も1ヶ月間開催しているので、また別の日に来てみようかな。ちなみに入場無料です。
「へ〜、銀座の一等地にこんなにも素晴らしいギャラリーがあるんですね〜」と僕が驚いていると、Bさんが、エルメスの上にも凄いギャラリーがあることを教えてくれました。
パーティー会場を後にした後、三人で足を運んでみます。でも時間が遅かったこともあり、クローズしていました。
今後、この二つのギャラリーで開催される写真展は要チェックですね。
でも、ブランドのお店って、入口の所に黒服のガードマンがいるので、何だか入るのに気後れしてしまいますよね。特に僕のようなブランドに弱い人間はなおさらです(笑)。
でも今度、勇気を出して入ってみるつもりです。もちろんGパンとユニクロで。何事も行動力って大切ですから。
3人で近くのジャパニーズレストランへ移動。写真談義に花が咲きました。

2007年4月 4日 (水)

食堂

近頃文具はすべてカウネットかアスクルです。でもカタログに載っていない商品もあるので、そんな時は浅草橋のシモジマへ行きます。で、今日もシモジマで買い物をしました。
その後、少し歩いた所にある食堂でランチを食べました。でも失敗。出てきた料理は最悪の味でした。僕の美味しさの基準、10パーセント以下。
それにしても東京って、「えっ、マジ?」と思わず呟きたくなるようなお店がたくさんありますよね。今までの経験から、勇気を出して入った食堂5軒のうち、3軒は外れです。だからいつも、迷った時はチェーン店かファーストフードになってしまうのです。(今日はたまたま近くになかった)
「関西って、どのお店も美味しいので、羨ましいなあ〜」と関西の友人に言うと、「いや、吉村君、それは間違い。関西は70パーセントくらいのお店がたくさんあるんだよ」と教えてくれました。
「究極に美味しい料理、つまり100パーセント以上のお店の数って、関東も関西も、いや全国各地、それほど大差ないと思うな」と友人。
さすが関西人って、いい事を言いますね。確かにこの東京にも、超美味しい料理を出すお店がたくさんあります。
午後は都心で2件の打ち合わせがありましたが、話の途中、胃がむかむかしてしょうがなかったです。もうあの食堂には2度と行かないつもり。

2007年4月 3日 (火)

JPEGで

「わたしも一眼デジカメデビューしました! ところで吉村さんに質問ですが、アマチュアは、RAW(非圧縮)とJPEG(圧縮)、どちらで撮ればいいのですか?」
このような質問が度々寄せられます。
そうですね、回答が難しいのですが、僕は、アマチュアの皆さんはJPEGで十分だと思います。
よく写真講座では、プロの先生方が、「絶対にRAWで撮るべし」と教えているかもしれません。でも僕はその考えに反対です。だって、RAWデータは取り扱いが厄介だし、それに、プリントしたり、コンテストに出したり、パネルにしたりする分には、RAWデータの必要は全然ないからです。それよりも、JPEGでバシバシ「撮る」という面白さを選んだ方がいいと考えます。
でも念のため、JPEGの一番大きなサイズで撮影しておいてください。
もちろんプロは、作品作りはすべてRAWで行っています。(正確にはRAWとJPEGの同時撮り。JPEGはあくまでサムネイルなので一番軽いサイズです)やはりポスターなどの仕事が入ったりすると、どうしてもクオリティーの高いデータが求められるからです。
でも、雑誌からの依頼仕事などは、すべてJPEG(最大サイズ)で撮影しているんですよ。もしRAWで撮ったとしたら、入校前に、数千点をすべて現像しなければならないので、大変なことになってしまうでしょう。考えただけで恐ろしいです
もちろん、アマチュアの方でも、将来プロになりたいと夢見ている方は、やはりRAWで撮影した方がいいですね。

2007年4月 2日 (月)

ゴールドカード

夕方、総武線と山手線に乗りましたが、どこでも新入社員が溢れていました。とても初々しいので、見てすぐにわかりますね。
「スイカとパスモを同時に財布の中に入れ、改札をピッと通ったら一体どうなるの?」電車の中では、そんな話をしていました。
そうそう、クレジットカードに関してですが、
ここ数年、僕はJRのVIEWカードのVISAを使っています。ポイントがスイカに移行できるのでとっても便利。
Img_1520で、そのVIEWカードですが、さすがJR、今いろいろな会社と契約し、次々と仲間を増やしていますよね。でも僕は思うのです。そんなのはどーでもいいから、早くゴールドカードを作ってくれないかな〜と。
もちろん僕は、ゴールドカードをふりかざすような見栄っ張り人間ではありません。そのような見せびらかす「ステイタス」って、大嫌いです。
でも、僕のような庶民にとっても、ゴールドカードって便利なんですよ。
まず、海外旅行保険がセットになっている点です。模範に海を越える人間にはホント、助かっています。あと、海外での利用限度額が300〜500万に膨れあがる点ですね。向こうで何かあった時に、やはりそれだけ借り入れが出来るというのは、一つの安心感につながります。
だから、ゴールドカードの年会費1万円って、考えようによってはすごく安いんです。ちなみに今は、仕方なしに、ある銀行系のゴールドカードを上記の理由のためだけに所有している状態です。
クレジットカード会社はどこもゴールドサービスを行っているのに、何故VIEWカードはちっともはじめないのか? 明日、フリーダイヤルに電話して聞いてみようかな。

2007年4月 1日 (日)

雑誌の定期購読について

欲しい新書があったので、近くの書店に足を運びました。本を手に入れた後、いつも通り雑誌の立ち読みをはじめます。
日本の雑誌って、よく編集されているし、写真も美しいし、ホント、素晴らしいですね。でも相変わらず販売に苦戦している。その原因は、書店でしか買えないという売り方にも問題があるのではないでしょうか。
やはり僕は、雑誌は、新聞のように、自宅に送られてくるのが一番のスタイルだと思うのです。
現にアメリカやカナダなどの国は、雑誌を書店で買う人はあまりいません。多くの人が定期購読です。あの「タイム」も「ナショジオ」も、みんなポストに届くんです。その原因は、定期購読の方が安い(書店で買うよりも半額〜1/3)から。あと国土が広いからですね。
今日本の雑誌も、さかんに定期購読サービスをはじめています。それも送料を無料にして。でも、価格が書店と同じだとしたら、どんなに好きな雑誌でもわざわざ定期購読なんてしませんよね。それほど消費者は甘くないと思う。
まあ日本の場合、再販制で統一価格が義務づけられているので、定期購読に限って値段を下げるというのは出来ないわけです。
でも、雑誌というのは旬の物だから、自由価格にしてバンバン売ってもいいんじゃないかな〜と僕は思うのです。
いずれにしても、すでに再販制って崩れていますよね。だって、書店によってはポイントがついたりしますから。これは明らかに値引きです。それにバーゲンフェアをやっている書店だってたくさんあります。また、再販制とは関係ありませんが、フリーペーパーの数がやたらと多くなってきた。
今日は書店で色々なジャンルの雑誌を片っ端から立ち読みし、その内容の濃さに改めて感動しました。だからもっともっと日本人は、雑誌を読むべきだと思ったわけです。Img_1505

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