作品の生み出し方
今日は1日中、ああもう12時……、ああもう3時……、ああもう6時……という感じで時間に追われました。
忙しい時、クロネコヤマトの当日配達便に助けられています。今日もお昼までに6個の荷物を出しましたが、すべて4時までに先方に届きました。
さてさて、個展期間中に行った写真教室、それなりに評判がよかったらしく、今だ感想メールが届きます。同時に、私も参加したかったです、というメールもたくさん寄せられます。そこで、少しこのブログで再現してみますね。
ある方が、ヨーロッパの風景写真を提出して下さいました。(写真使用に関しては、撮影者の許可を得ています)
この風景写真、パッと見てどこか弱さを感じますよね。例えば僕がこの光景と出会ったらどのように撮るか。
まずは空の部分を大幅にカットします。そしてズームレンズを使って木々の緑と川と建物をクローズアップ。その後、マイナス1の露出補正をし、右上の影の部分をあえて黒く潰し、遠近感を出してみます。そしてレリーズを使って静かにシャッターを押す。
←完成した作品がこれです。
どうですか、こちらの方が作品っぽく感じませんか? ヨーロッパの片田舎にある素朴な村という感じがよく出ています。
そう、このように作品作りって、実に簡単なことなのです。少しトレーニングを積めば誰でも簡単にできるのです。
いずれにしても、誰かに写真を教えていくって、やっぱり楽しいですね。僕は人前で喋るのが好きなので、もしかしたら教師という職業が向いているのかもしれません(笑)。
写真教室やコンテスト審査員の仕事はやりたくて仕方ないのですが、やはり今の状況でお受けするのは100パーセント無理。海外へ行ったり、原稿を書いたり、本作りの準備したりしていると、これっぽっちも時間を生み出すことが出来ないのです。
でも、単発で入る仕事は、時間さえあれば受けるようにしています。もしかしたら年内にもう一度行うかもしれないので、その時はブログで発表しますね。
« 21日目(最終日) | トップページ | 仕事に追われています »
なるほど~と目からうろこです。
私は、空が青いと空もきれいだし、隅々まで写したほうがよいのかと思っていました。
ゴールデンウィークはニュージーランドの北島へ行きました。一番北にある灯台と90マイルの砂浜へ行きました。タウポ湖もよかったです。
風邪をひいてしまいました。吉村さんは一人で旅行して病気になられ時は、どうされているのですか?不安ではないですか・・・
投稿: ピッコロ | 2007年5月14日 (月) 10時45分
とっても悲しいことに今回の写真展に色々なことが重なり行けませんでした。。。。吉村さんの写真に出会ってから都心の写真展は欠かさず行っていたのに。。。かなしぃいっぃ。なかなか独身時代のように時間が自由にならない、、、。友人は行ったのですがすごい人で忙しそうだったといってました。ところでこの四月の夜。桜の大きな木のそばに街灯が立っていて明かりの下に桜の花びらが舞っている様子がとてもきれいで携帯で撮りましたが真っ暗でした。こんな桜の舞う姿吉村さんならどう撮るのかなぁとおもいました。桜が咲いてる様子より舞ってるところがいつもきれいでお花見はすこしずらしていくんです。
ところで来るの運転には十分に注意をしてくださいね。自分がちゃんとしていてもぶつけられる。。。。。うちがそうなんですよぉ。。
投稿: 安藤美奈子 | 2007年5月13日 (日) 22時37分
全く同感です!masaさんのご意見に。
吉村さんのお身体が本当に心配です。
それから、出来るだけ命あるもの(自然のもの)を食べてください。
人間の身体は食べ物で作られているのです。
食べることも是非、生活の中でデザインなさってください。
お願いします。
投稿: ののこ | 2007年5月11日 (金) 21時27分
写真教室で、空を思い切ってカットすることについて話されたので、恐らく、空がなくても、風景に十分に注がれた光は、空の存在を雰囲気で残すのだろうと思っていました。でも、実際に比較すると、空のない写真のほうがずっと明るく感じます。
教室で始めて上のほうの写真が映った時に、「わあ、素敵なところ」と思ったのですが、下の写真を見ると「行って見たい。いえ、住みたい」という気持ちになります。写真が迫るというような表現を使われたと記憶していますが、確かに・・・ぐっと心の中に入ってきますね。
では、この言葉も吉村さんの心にぐっと入るといいのですが・・・
休養をなんとしても、十分にとってください。
生きているということ、または、命というのは、時間が使える状態のことを言います。死んだら時間を使って何かをすることは出来なくなります。何も出来ません。命と時間は切り離せません。
命の使い方を誤まってしまうと時間も失います。時間の使い方を誤まると命も失います。人間は不死身ではありません。適度な休養のための時間がどうしても必要です。そう造られています。 どうぞ、休養のための時間を惜しまないでください。また、睡眠が本当に体を癒すように、快適な寝室で休むこともお勧めします。日中適度に運動をすることと、太陽の光を適度に浴びることも大切なようです。陽を浴びない人は、夜眠ることが出来ないようです。
睡眠を厄介なもの、寝ないでずっと仕事ができたら・・・などと考えないで、気持ちよく眠ることも、生活の中でデザインして、体をいたわってあげてください。
吉村さんの頭の中でまだ隠されている構想が展開されていく将来を多くの人が楽しみにしていると思いますので。
投稿: masa | 2007年5月11日 (金) 18時06分
前のコメント名前を入力まちがえてしまいました。
すみません!!
投稿: 寛子 | 2007年5月11日 (金) 08時08分
思い返すと本当に写真教室に参加できず残念に思います!!
このヨーロッパの写真は空をカットしたら、建物の存在感がぐ~んと出てきたのが感じました。。すごいです☆
作品展が終わってもパワフルな吉村さん、息をぬくことも忘れないでくださいね!
吉村さんの教師姿・・いいですね。きっと生徒の人気者ですね♪社会科の先生かな??
投稿: 浩子 | 2007年5月11日 (金) 08時06分
カメラを自在に操れる吉村さんがうらやましいです。
私も自分の感動をそのまま作品に表現できるようになりたいな~
投稿: えひめみかん | 2007年5月11日 (金) 00時35分
フォトコンテストの選者
ぜひお待ちしています(笑)
投稿: 小谷輝之 | 2007年5月11日 (金) 00時29分
うわっ、すごい!
こんなにも違って見えるんですね。
勉強になりました。
今度、試してみよっと。
投稿: りんご娘 | 2007年5月11日 (金) 00時22分
漠然としたものが、テーマ性のある作品になったような気がします。
投稿: みんみん | 2007年5月10日 (木) 23時10分
うぅむ・・・。
本当に2枚の写真は全く別の風景に見えます。
面白い!!
投稿: Keko* | 2007年5月10日 (木) 22時56分
たしかに2枚の写真は全然違いますね。
でも、それって…簡単かなあ(@_@;)
この風景を見て「こうすればいい感じになる」と思いつくのは簡単にはいかないのでは…(@_@;)?私は全然撮らないからわからないですけど、私にはプロの技に思えますが…(@_@;)そこがトレーニングということなのでしょうか(^^;
それにしても個展終了の翌日からパワフルに活動されているんですね。すごい!
投稿: アンリ・ルソー | 2007年5月10日 (木) 22時27分