表彰式
で、今日はその写真協会賞の表彰式です。夕方、笹川会館へと足を運びました。
国際賞のテリー・ベネット氏の講演の後、多くの人が見守る中で表彰式がはじまります。受賞者全員に表彰状とブロンズ像が手渡されました。表彰状をもらうなんて中学校の夏休みに行った自由研究「アリの巣作りに適した環境」以来だったので、何だかとっても嬉しかったです。
その後のスピーチも無事終了。僕はついつい、いつもの講演会のような調子で語ってしまいました(笑)。
別会場で行われたレセプションも、盛大でした。たくさんの方々と名刺交換をします。でも多くの方から、「吉村さん、いつカナダへ帰るのですか?」と質問されます。「今は東京をベースにしているのです」と答えると、皆さん「えっ、日本で暮らしているんですか!」と驚いていました。
そう、僕自身、これだけ色々な所で今の近況、つまりヨーロッパや日本も撮っていることを伝えていても、世間一般では、吉村和敏はカナダのみをテーマにしている写真家、ということになっているのですね(笑)。
理由は簡単。形になっている作品集が、すべてカナダ関係の本だからです。つまり、人は「実績」が大切だということ。「現在進行中」という形では、人はなかなか評価されません。
だから今抱えているヨーロッパや日本のテーマが、「写真集」「写真展」という形になった時に初めて、色々な方から「吉村さん、今は世界のどこを撮影されているんですか?」という感じで質問されるようになるのでしょう。
そんな意味からも、今日は「よーし、取材、引き続き頑張るぞ!」と決意を新たにしたのでした。気持ちに拍車を掛けてくれる「賞」って、やはりいいもんですね。
吉村さん、このたびの受賞本当におめでとうございます。新たなるスタートラインのような気持ちのいい瞬間ですね。
これを機会に、より多くの方々に吉村さんの作品を知っていただき、また見た方の多くがその作品に感動し、『ここへ行きたい』、『こんな瞬間を見てみたい』って思ったりして、吉村ワールドの虜となってもらえたら最高だと思います。これからも頑張ってください。
投稿: くんぷう | 2007年6月 3日 (日) 23時46分
ついつい、いつもの講演会のような調子で語ってしまえるだなんて。。。吉村さんは凄い!!です。 尊敬
「アリの巣作りに適した環境」って、どんな環境なのかしら?
投稿: みんみん | 2007年6月 3日 (日) 18時45分
カズ良かったな。本当におめでとう!自分のことのように嬉しいです。
業種は違うけど、俺もカズに負けないように頑張るよ。
次の写真集も期待してます。
投稿: マーライオン | 2007年6月 3日 (日) 14時55分
新人賞受賞、おめでとうございます!!
何か凄いよ?吉村君…
投稿: イチカワ | 2007年6月 3日 (日) 10時40分
お!あるところで吉村さん晴れ姿写真発見!へ~、スーツ姿、初めて見ました♪お似合いですね。晴れやかな笑顔♪よかったですね~(^^)
チャップリンが「あなたの最高傑作は?」と訊かれて「next one」と答えたそうです。吉村さんの次回作、楽しみにしています。
投稿: アンリ・ルソー | 2007年6月 2日 (土) 20時33分
読んでいて思わず微笑んでしまいました(*^^*)
よかったですね。ほんとうにおめでとうございます♪ひとつの区切りであり新たな出発点ですね。今撮り続けているヨーロッパや日本の風景が、吉村さんの新たな地平を切り開くものであると信じています。がんばってくださいね♪
ところで!その晴れ姿、とっても見たいんですが♪♪授賞式のスナップはないんでしょうか??表彰状の写真でもいいなあ~。是非アップしてください♪
投稿: アンリ・ルソー | 2007年6月 2日 (土) 20時21分
写真協会賞新人賞受賞、おめでとうございます!
私もこつこつがんばろう。地道な努力ですよね。
ノルウェーは素敵ですね。
そう、民家が可愛いんです。私が撮ったお気に入りの写真を吉村さんに見せたいです!
私が行った時は白夜で、夜中でも眠くなくて、うきうきしていました(笑)また、ノルウェーは行きたいです。
投稿: ピッコロ | 2007年6月 2日 (土) 18時13分
昨日までとは違う何かが、自分の意識の中に付加されたんではありませんか。今でも写真集売場で一番よく目につくのが7年前第1刷だった「プリンス・エドワード島」です。ネーミングもいいですね。イメージ上、これに代わる(打ち破る)インパクトの強い何かを皆さんが期待しているということでしょうか。
投稿: 利倉 | 2007年6月 2日 (土) 14時27分