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2007年8月

2007年8月31日 (金)

ドイツとの国境沿いの村で

2時間掛けてアルザスの山の中にある村へ行ってみました。すごく期待していましたが、ごくごく普通の村でした。まあでも大きな教会が絵になったので、何カットか撮影します。
とっても可愛らしいおばあちゃんにフランス語で話し掛けられましたが、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。
その後、山を下り、近くの町から高速に乗りまずは東へ、その後北へ。ドイツとの国境沿いにある村を目指しました。3時間後に到着。
Img_2969 曇り空なのでどうしようか迷いましたが、結局撮影することに決めました。建物が白いので、たとえ照度が低くても目を引く作品が生み出せるでしょう。
それにしても静かです。2時間ほど歩き回りましたが、3〜4人しか会いませんでした。
村を立ち去ろうとしたら、ある民家の庭でワイン用のブドウを収穫しているおじさん&お爺ちゃんを発見。勇気を出して「フォト、フォト」と言って近づいていったら、案の定、「こっちにこいよ」と庭に招き入れてくれました。ラッキーとばかりにバシバシと人物写真を撮ります。おじいちゃん、ブドウを潰すデモンストレーションまでしてくれました。
フランス語なので2人の言葉のやり取りはさっぱり理解出来ませんでしたが、おそらくこのブドウを使って自家製ワインを作るのでしょう。
時刻は5時。近くの町で一泊する予定でしたが、少しでも時間を節約したいという思いから、移動することに決めました。
再び高速に乗り、ガンガン車を走らせます。もちろんフランスの高速は有料です。でも日本も1/4くらいの料金なので、全然苦になりません。
日本では民主党が政権を取ったら高速を無料にするそうですが、別に無料じゃなくてもいいですよね。無料なんかにしたら、色々と無理が出てくると思います。それに大渋滞になることは簡単に予測できる。そう、フランスのように料金を安くすれればいいのです。それで十分です。
今日も700キロ近くは走ったかな。クタクタです。この時間でホテルが見つかるか心配でしたが、高速を下りた所にイビスを見つけ、運良く空き部屋があったので、チェックインしました。

2007年8月30日 (木)

やっぱりディーゼル

晴れました。でも外に出てびっくり、寒いのです。やはりフリースを持って来るべきでした。
Img_2953 朝食後、早速撮影に出掛けます。まずは車で20分ほどの所にある村を取材しました。ブドウ畑に囲まれた人口2〜300人の村ですが、美しいというより可愛らしい感じですね。そして、ここはフランス?と首を傾げてしまうほどドイツ色が強くなります。
ランチを食べた後、2つの村を撮影。夕方訪れた村はかなり観光地化していましたが、この可愛らしさだったら無理もないですね。村中、花だらけでした。
今日は気合いを入れて4つの村を撮影したので、クタクタです。また今日も車を600キロ以上走らせました。
Img_2963 ルノーのクリオ、いいですよ〜。プジョーの208もそうですが、ヨーロッパ車って、エンジンや足回りがしっかりしているので、運転していて楽しいです。
日本車って平均していいと思うのですが、ヨーロッパ車はそこに個性が加わります。その個性が自分にピタリとはまると、好きになってしまう。
いずれにしても、小さくでもよく走る車って、日本車にありそうでないんです。僕の知る限りでは、スズキのスイフト・スポーツくらいかな。これ、日本でバカ売れしているようですが、何となくその理由がわかる気がします。車が好きな人って、自ら車を操りたいんですよね。
もちろんルノーのクリオはディーゼル車です。やっぱりガソリン車よりもいい。粘りとパワーが全然違います。1500ccなのに、1〜3速に不思議な粘りがあるし、5速の状態でス〜ッと追い越し出来るんですよ。ガソリン車じゃ3000ccを越えないと絶対に無理。だから高速クルージングは実に快適です。
そして何より驚くのは燃費のよさ。早速計ってみたら、リッター20キロでした。満タンで800キロ以上も走る。
でも僕は、日本でヨーロッパ車を欲しいと思ったことは一度もありません。なぜなら輸出用としてガソリン&オートマチック車に変更してしまっているからです。だからパワーも落ちるし、おまけに燃費も悪くなる。みんなベンツやBMW、アルファロメオなどに、リッター5〜7キロでよく乗っているなあ〜と感心します。あっ、でも外車を買う人は金持ちだから気にしないのかな。
やっぱりヨーロッパ車の本領発揮はディーゼルなんです。今のディーゼル車はガソリン車並みに排ガスが綺麗なので、早く日本でも規制を変えるべきですね。ヨーロッパ車が日本でディーゼルとして発売されるようになったら、乗ってもいいかなって感じです。
Img_2961 ……と、車の話になりましたが、実は今、ある村の手前に車を停め、ブルーモーメントを待っています。パソコンを立ち上げ、今日の日記を書きました。

2007年8月29日 (水)

雨の中、アルザスへ

Img_2944 朝食後、部屋で機材の準備。
チェックアウト後、10キロほど離れた村へ足を運んでみます。お〜、最初から感じのいい村ですね。石造りの建物、綺麗な石畳、窓際の花……、すべてが絵になります。
8月下旬ともなれば、夏場あれほどいた観光客はほとんど見掛けません。つまり駐車場にすぐに車が停められ、風景を写真を撮る時もじゃまな人が入らない。やはり旅はシーズンオフに限りますね。
でも、天気が悪いのが残念。今にも雨が降り出しそうな、どんよりした曇り空でした。
村で2時間程過ごした後、ハウイエイに乗り、150キロ先の町を目指します。目的地に着いたら、さてこれから先どうしようと迷いました。町のすぐ側にある村はとても魅力的な村です。(クリスマスの時に確認済み)だからどうしても晴れた時に撮りたい……。
で結局、この村の撮影は後回しにし、今日は移動日と割り切り、400キロ先のアルザス地方まで一気に行ってしまうことに決めました。
Img_2950 ハイウェイに入った直後、土砂降りの雨となります。滝のような雨です。あ〜、8月下旬は天候が落ち着くと思ったんだけどな。とんだ見込み違いでした。
夕方になっても雨はいっこうにやむ気配を見ません。
眠くなったらサービスエリアに車を停めてコーヒーを飲む、というスタイルを心掛け、5時間後、どうにかアルザスの麓の町に辿り着きました。昨年泊まった33ユーロのホテルに空き部屋を見つけ、チェックイン。
またまたベッドに倒れ込みました。

2007年8月28日 (火)

フランスへ

目覚ましを3つ使って4時半に起床。1時間半しか寝ていないので、まさにフラフラ状態。頭も割れるように痛いです。
朝5時半に家を出て、タクシーとリムジンバスで成田へ向かいます。ルフトハンザのカウンターでチェックイン。TSUTATAで3冊の文庫本を買った後、ANAのラウンジに入りました。いつも通りおばさんが作ってくれるソバを食べ、その後、さてやるぞと気合いを入れ、原稿書きの仕事をはじめます。パソコンを立ち上げるのが面倒だったので、白い紙に手書きで書いていきました。
Img_2941 ルフトハンザ711便は、9時55分定刻通り成田を離陸します。もちろん満席。今回エコノミーなので、気分は最悪。離陸から10分後、自然と目が閉じ、2時間ほど爆睡。その後も寝たり起きたりの繰り返しでした。
12時間後、定刻通りドイツ、フランクフルト国際空港に着陸します。ラウンジで原稿を書きながら時間を潰し、17時40分発の4176便に乗り、フランス、リヨンへ向かいました。
これでリヨンは何回目でしょうか。確か先月も来たはず。何だか新鮮味がまったくありません。
ハーツでレンタカーをピックアップ。あっ嬉しいな、ルノーのクリオでした。ネットで予約してあったホテルにチェックイン。いつも通りカロリーメイトを2箱食べた後、電気も消さず、歯も磨かず、ベッドに倒れ込むようにして眠りました。意気消沈とはまさにこのことです。

2007年8月27日 (月)

10秒前

午前中2件、午後は2件の打ち合わせ。海外出発前はたくさんの方々に迷惑の掛けっぱなしですが、どんなに仕事や時間に追われていようとも、写真家は取材に出掛けることが大切です。でないと写真家が写真家でなくなってしまうからです。
最後の打ち合わせが終わると、AさんBさんと一緒に仕事場を出て、都心に向かいました。有楽町の駅で別れた後、猛ダッシュ。4時59分50秒、交通会館の中のある東京三菱UFJ銀行のトラベルコーナーに滑り込みます。入った直後にガラガラとシャッターが下りました。
そこで円をユーロに両替します。もちろん空港でも出来ますが、手数料が高くなるので、都心の銀行で両替した方がはるかにお得なのです。
一人ポツンと待合室に座り、両替が終わるのをじっと待ちます。息はゼイゼイ。少し走っただけなのに、まったく情けないですね。せっかちな僕は、20代の頃はどの駅の階段も4段飛びくらいで駆け上がっていたんです。今はとてもじゃないけど出来ない……。
友達は毎朝走ったり、自転車に乗ったり、毎週プールに通ったりしています。僕もそろそろ水泳でもはじめてみようかな。
その後、現像所とビックカメラで用を足し、自宅に戻りました。まずは大急ぎで機材の準備とパッキングを行います。気合いを入れてやったら2時間半で終了。
それから山ほどの仕事を片づけはじめます。メールや原稿などの書く仕事はフランスへ持ち込めますが、ポジを送ったりデータレタッチなどの仕事は、どんなことをしても出発前に終わらせなくてはなりません。
ああ、早く寝たいです……。

2007年8月26日 (日)

小銭

1年ほど前にメールアドレスを変更しましたよね。でも、このアドレスにもまたまたスパムメールが大量に届くようになりました。1日10〜20通、ホント頭にきます。ちなみにフィルタリングの網に引っ掛かっているスパムは相変わらず多く、1日500通以上です。
もしかしたらまたメールアドレスの変更をするかもしれません。
さて、海外取材が近づいて来ると、どんなに忙しくても無意識に行っていることがあります。それは小銭を使うことです。量販店でもコンビニでも、例えば1567円の場合、必ず最後の7円までコインで支払うのです。
成田へ行く時の財布の小銭入れには小銭が5〜6枚入っているだけです。そして飛行機に乗り込む直前に、財布Bから取り出した現地通貨と入れ替え、出発となるのです。

2007年8月25日 (土)

買い置き

もちろん今日も仕事、仕事です。でも急ぎの仕事をしている時に限ってコピー用紙やプリンターのインク、CD-Rが切れたりするんです。そんな時に買い置きがなかったりするとパニックに……。幸い紙もインクもたっぷりあったので、今日はプッツン切れなくてすみました。
というわけで、今日も朝から晩まで仕事場に籠もっていたので、空の色さえ意識することはありませんでした。
近頃、こんな生活じゃダメだよな……と真剣に考えはじめているんです。同時に、自分がもっと楽になる方法を密かに検討中です。11月か12月に、あることを実行に移します。

2007年8月24日 (金)

遅刻

海外取材を前にやることが山積み(間違いなく50個以上)です。
よって、とてもとても時間に追われており、今日は都心で3本の打ち合わせがあったのですが、どこへ行くにも30分から1時間の遅刻でした(涙)。編集者の皆さん、申し訳ありません。。。
あ〜、以前はこんな自分じゃなかったんだけどな……。
というわけで今も仕事中で、おそらく数時間後、朝日を見ます。
今日はブログに長い文章が書けず申し訳ありません……。

2007年8月23日 (木)

絵になる漁港

朝、激しい雷の音で目が覚めます。土砂降りの雨でしたが、ホテルを出る頃には上がりました。
まずは高速を使って内子まで足を伸ばします。地方都市の郊外にある高速ってガラガラですが、ここ愛媛でも、走っている車はまばらでした。いまETC利用者に限って通勤割引50パーセントオフとうのをやっていますが、やはり7〜8割引きくらいにしないとダメなのかもしれません。
2時間ほど内子の古い町並みを歩きます。あまり心に響く被写体は見つかりませんでしたが、それでも3カット撮影できました。
その後、長浜へ出て、378号線を北上して行きます。途中、とても絵になる漁港を発見。うん、いいです。お陰で6カットも撮影できました。
お昼でも食べようかと思い、サークルKに入ったらパスタが売り切れです。弁当を食べる気にもなれず、僕の大好きなマンゴーヨーグルトジュースだけを買ってお店を後にしました。
近くにあったセルフサービスのウドン屋に入ってみます。さぬきウドンのような味を期待していましたが、全くと言っていいほど掛け離れていました。同じ四国でもうどんの味ってこうも違うんですね。
夕方、レンタカーを返却するため空港へ向かいます。
そうそう、僕は車の燃費を計ることも趣味の一つです。毎朝ガソリンを満タンにする度に計算しているので、吉村和敏調べの数値は、メーカーの人が調べる以上に正確です。ちなみにマーチの平均燃費は14.8キロです。
日産レンタカーで車を返却。駐車場の空きスペースを借りて機材の整理とパッキング。いつものことですがこれが結構大変。20分ほど掛かりました。
JAL1472便は定刻通り18時に松山空港を飛び立ち、1時間半後、東京に着陸します。空港からはリムジンバスで秋葉原へ(何とたったの18分!)。その後、満員電車の総武線に乗って自宅へ戻りました。巨大なスーツケースと大きなカメラバッグ2つを肩から提げていたので大顰蹙でしたが……(笑)。
あっ、今日もブログ用の写真を撮りませんでした。スナップ写真を撮るのって、ホント大変。お許しください〜

2007年8月22日 (水)

愛媛へ

朝からグングン気温が上がります。でも東京のジメットした暑さとは違うので、野外にいてもそれほど不快感はありません。
高速を使って須崎へ移動。窪川から四万十川沿いの381号線を走ります。四万十川は確かにシンプルで美しい川ですね。でも撮るのは難しいかな。必死に絵になる被写体を探してみましたが、結局1枚も撮ることが出来ませんでした。
快晴というのもよくないのです。こんな時に写真を撮っても、当たり前の風景写真にしかならない。空には、白い雲が浮かんでいたり、雨雲があった方が面白いのです。
320号線である風景に心ときめきシャッターを押しました。うん、十分に手応えあり。これは写真展で使える作品になるでしょう。
撮影後に時計を見ると3時30分。今日初めてのショットでした。
空腹感を覚えたので、近くのサークルKでパスタを買い、遅めのランチにします。その後、高知県に別れを告げ、愛媛県に入りました。
ん? 香川や徳島や高知とは何かが違う……。車を進めていくと、その違いは民家にあることに気が付きました。古い建物が多く、村としての統一感もあります。
すぐにある村で車を停め写真を撮ります。この作品も写真展で使えるでしょう。
6時、宇和島市に入りました。今日の宿泊先は松山です。高速に乗り、松山方面へと向かいます。途中パーキングエリアの展望台から伊予と松山を眺めましたが、この何気ない風景にも心打たれました。僕の中で、愛媛県は何か感じるものがある。
9時、町中のホテルにチェックイン。今日の走行距離は約620キロ。クタクタです。
すみません、ブログ用の写真を1枚も撮りませんでした〜

2007年8月21日 (火)

香川→徳島→高知

Img_2928 チェックアウト後、まずは昨日も足を運んだ瀬戸大橋の麓まで行ってみます。昨日より大気の透明度が高かったので1枚だけ撮ることに決めました。ただ橋と海を撮るのは観光写真。もちろん今回は、吉村なりのちょっとしたヒネリを入れてシャッターを押します。(その作品は、写真展まで内緒です)
瀬戸大橋って、車だけでなく電車も走っているんですね。麓からこう改めて眺めるとやっぱり迫力ある。これを生み出した人間って、やっぱり凄いと思いす。
国道32号線を南下して行きます。徳島に入ると突然の大雨。でもすぐに上がり、辺りは透明な大気に包まれました。ラッキーとばかりに小さな村で車を停め、2枚の写真を撮りました。そう、雨上がりの風景が一番「作品」になるのです。
時計を見ると5時。熱中していたので、今日もお昼を食べ忘れてしまいました。
高知の街中へ入り、まずはホテルにチェックイン。その後すぐに外へ飛び出します。
せっかくここまで来たのだからと桂浜へ足を運んでみます。海岸線と坂本龍馬像を見ましたが、このような観光地で撮りたいと思う被写体は何一つとして見つかりません。
海沿いの道を走り西へ向かいます。ある風景に心ときめき3枚撮影。
日暮れ時、宇佐漁港へ行き、ブルーモーメントを狙いました。ある漁師は、「一体、何を撮ってるの?」と興味津々。真っ暗になるまで漁港で過ごし、一日の取材に終止符を打ちました。
近くに食堂があったので入ってみます。海の幸がたくさん入った弁当と、カツオのたたきを食べてみましたが、味はごくごく普通でした。
フラリと入った食堂で注文した料理がとびきり美味しかった、という感動って、滅多にないんですよね。やはり地元の美味しい物を食べるには「るるぶ」のようなガイドブックに乗っているお店に行くのが手っ取り早いのかも。
でも僕は、撮影中に美味しい物を食べたいと思ったことは一度もないのです。撮影という目的と、美味しい物を食べるという目的を同時に考えるのは絶対に無理。写真家でもグルメの人がたくさんいますが、そのような写真家の作品って大抵「弱い」です。そう、作品を生み出している時って、ある意味では、美味しい料理なんかどーでもいいことなんです。
9時半、ホテルに戻りました。大急ぎでデジカメデータの整理をし、メールのレス書きを行い、ベッドに倒れ込みました。

2007年8月20日 (月)

四国へ

今日から四国取材です。5時に起き、6時ちょっと過ぎに家を出たのですが、空港に着いたのは7時半。大急ぎでチェックインの手続きをし、荷物検査を終え搭乗口へ。JAL1403便にギリギリセーフで滑り込みました。
Img_2939 座席に着いた直後に目が閉じます。その後爆睡。もちろん今日も座席の前に「お目覚めですか?」シールを貼られてしまいます(笑)。
生まれて初めての高松。まずは日産レンタカーでマーチを借ります。車内に体を滑り込ませてから、さて、まずはどこへ行こうかと考えました。瀬戸大橋でも見てみようと思い、カーナビの地図を頼りに北上して行きます。
漁村と瀬戸大橋を同時に撮影できる場所を探してみましたが、残念ながら見つかりません。やはり瀬戸内海に浮かぶ小島に行かなければダメですね。この短い日程では島へ渡るのは無理。よって諦めました。
海沿いの道を走って高松方面へと向かいます。途中何度か車を停めて撮影しますが、「うん、これは決まったな」と思える作品はなかなか生み出すことが出来ません。ごくごく普通の場所から被写体を探していくのって、ホント大変。ベストショットを得るためにはとにかく積極的に動き回るしかないのです。
それでも3時頃、さぬき市郊外で、「これは写真展に使えるだろう」という作品を1枚だけゲットすることが出来ました、
あっという間に6時を回ります。高松の街中へ出て、まずは予約を入れてあったシティホテルにチェックイン。その後すぐに車を出し、サンポート高松の防波堤へ。先端に建つ赤い灯台まで行ってみましたが、う〜ん、この灯台、確かに色彩は美しいと思うのですが、形にもう一工夫ほしかったかな。でもせっかく来たのだからと数枚撮りました。
ホテル近くのお店で本場のさぬきウドンを食べます。コシがあって美味しい〜。幸せ気分のままホテルに戻りました。

2007年8月19日 (日)

お知らせ

テレビCM出演に出演しました。詳しくは下記のホームページをご覧下さい。
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/tvcm/cm_patecs_felbinac_sip/index.html
明日から四国取材。夜は準備に追われました。今回パソコンを持っていかないので、取材記は東京に戻ってから更新します。

2007年8月18日 (土)

回想

僕のいる出版界って人の繋がりが面白いんです。普段は会わなくても、ひょんかことからまた会ったりする。つまり編集者が急にカナダの写真が必要になり吉村にコンタクトするとか、僕が何かの企画の相談を昔お世話になった編集者にするとか……。
昨日も約1年ぶりに懐かしい編集者と会ったのですが、「あれっ、もう1年経ったっけ」という話でまず盛り上がりました。それにしても1年って、早いですね。
1年前の今頃、自分は一体何をしていたのかな〜と振り返ってみると、ちょうど旅行会社からの依頼でフィリピン取材に出掛けた頃でした。つい最近の事のような気がしますが、実はもう一年も経ってしまったのです。
フィリピンで目にした光景は衝撃的でした。記憶を風化させないためにも、今抱えている雑誌の連載に書くつもりでいます。
写真展会場ではよく「吉村さんはどうしてアジアをテーマにされないのですか?」と質問されいます。
もちろん北米や欧州と同じくらい、アジアにだって興味があります。興味の対象は全世界です。であるにも関わらず足を運ばない理由は、一つのテーマを中途半端に終わらせたくないからです。カナダもフランスも、しっかりと形で残していくのが僕のポリシー。だから今はまだアジアの「時期」ではありません。
でも、人生はどうなるかわかりませんよね。もしかしたら10年後は中国かアフリカに住んでいるかも(笑)。
ちなみに僕は20歳の時に思い切って海を越え、カナダに渡りました。そこで1年住んだのがすべてのはじまりです。
実は出発前、カナダの他にもう一つの候補地があったのです。それはインドでした。インドに関しても下調べをしていたのです。「地球の歩き方・インド編」も買いました。
たまに、あの時インドに旅立っていたら今はどうなっていただろう……と考えることがあります。

2007年8月17日 (金)

キヨスク

先日ポカリスエットのことを書いたら、たくさんの人から「糖分の取りすぎに注意するように!」と言われました。はい、注意します。確かにポカリスエットは甘いですね。
ポカリスエット同様、ペットボトルのお茶も飲んでいます。暑い、暑い、と言いながら仕事場に戻り、氷でギンギンに冷えた日本茶をがぶ飲みするって、いいですよね。
ちなみに夏の季節、必ずはまるのが、ケンタッキーのレッドホットチキンです。このピリカラチキン、美味しいですよ〜。マクドナルドやサブウェイ同様、ケンタッキーも日本が一番美味しいです。
そうそう、今日嬉しい発見がありました。亀戸駅ホームにあるキヨスクが営業を再開していたのです。
人手不足が原因で都内の駅のホームにあるたくさんのキヨスクがクローズしてしまった「事件」は、以前大きなニュースになりました。キヨスクファンだった僕は大ショック。
キヨスクがクローズするって、きっとカナダ人は驚くでしょう。でも日本人は、大変な仕事をやりたがらないのです。だからこのような問題が度々起きてしまう。
たいへんな仕事は、もっと給料が高くてもいいと思います。例えば介護士や看護婦さんは、今以上にもらうべきです。でも現実は厳しい。
「ブルーモーメント」の写真が掲載された週刊朝日が少し余分に欲しかったので、キヨスクで数冊買いました。

2007年8月16日 (木)

病院へ

珍しく朝8時に家を出ます。向かった先が東大島にある大きな病院。そう、今日は年に一回の健康診断の日です。
僕らのようなフリーランスの人間は国民健康保険。この保険に加入していれば、年に1度の健康診断は無料で受けることができるのです。
こうも毎日仕事に追われていると、昼間の1〜2時間がとても貴重であり、よって健康診断なんかに時間を割いている暇はないのですが、それでも毎年強引に時間を作り、病院に行くようにしているのです。
昨年は待ちばかりしたが、今日はわりかし空いていたのか、2番の部屋、5番の部屋、1番の部屋……と、少しも待つことなく検査が進行していきました。
採血の時って、いつも感心してしまいます。なぜなら、僕の腕は、たとえゴムで縛られ拳を握っても、血管が浮き出てこないんです。それなのに看護婦さんは「ブチッ」と一発で決めてしまう。プロですね。自分でやったら5〜6回は失敗するでしょう。
お昼前にはすべての検査が終了、病院を後にしました。昨日の夜9時から飲まず食わずだったので、ランチは普段の倍の量食べました。

2007年8月15日 (水)

夜の訪問者

実は昨晩、ある小さな事件がありました。何と、我が家に今年はじめてのゴキブリが入り込んだのです。奥の部屋に行こうと廊下の電気をつけたら、白壁にゴソゴソっと動く黒い固まり。よく見ると、体長4.5センチくらいの巨大ゴキブリでした。
いつもは丸めた古新聞を使ってバシッと叩き落とすのですが、先日エアコンクリーナーを買った時に試供品でもらったスプレー式の殺虫剤があったので、早速それを使ってみることにします。
でも、シューっと一吹きしても、ゴキブリは激しく動き回るだけでなかなかくたばりません。すべての液を噴射したら、ようやく一回転し、ヒクヒクとなりました。その後、ティッシュでつまんでポイします。
何だこのスプレー、全然効かないじゃん、と思ってよくみたら、ハエ&蚊専用でした(笑)。
Img_2844 で、今日はランチの後に駅前のドラックストアに立ち寄り、ゴキジェットプロを手に入れます。缶の表面に書かれたコピーが凄いですよ。
「秒速ノックダウン。逃がさない。暴れさせない。はいずり回って逃げる余裕を与えない!」
う〜ん、効きそうですね。また巨大ゴキブリが出ないかな。
でも不思議です。何で築浅のマンションの11階にゴキブリがやって来るのでしょか……。

2007年8月14日 (火)

ブルーモーメント

Img_2839 5月の個展「ブルーモーメント」を覚えていますか? いつかは作品集としてまとめるつもりでいますが、同時に雑誌媒体にも精力的に作品を発表していくつもりでいます。
ちなみに、今日発売の「週刊朝日」に何点かの作品が掲載されています。ドキッとするほど美しいページに仕上がっていますので、是非ご覧になってみてください。ちなみに最初の噴水の写真は、先月のフランスの旅で生み出しました。
さて昨日のブログで、大型テレビは「液晶か、プラズマか」について書いたら、実に多くの方からメールを頂きました。このブログはじまって以来かも(笑)。やはり皆さん、身近な家電については感心が高いんですね。
どちらがいいかは、結論が出ません。液晶テレビを生み出している技術者は「絶対に液晶!」と言うはずだし、プラズマを生みだしている技術者は「絶対にプラズマ!」と言うでしょう。
実際、僕のまわりにも大型テレビを買った人がたくさんいますが、液晶を買った人は「プラズマなんて映像にメリハリがないじゃん」と言うし、プラズマを買った人は「液晶なんて映像がじゅるじゅるして見にくいじゃん」と言います。
何だかこれって、数年前の「フィルムかデジタルか」に似ています。こちらの方は、結果として、プロの写真家と一般ユーザーが、どちらの良さも認める形となり、今でははっきりと棲み分けが出来るようになりました。僕も仕事内容や被写体によって上手く使い分けています。
いずれにしても、僕が大型テレビを買うのは、3年後です。家電は常に進化していくものだから、どちらを選ぶかは、その時になってみないとわかりませんね。

2007年8月13日 (月)

テレビのカタログ

お昼はカレーでも食べようかと思い、駅前のリトルスプーンへ行くと、ガ〜ン、お店がなくなっていました。ここのカレー、美味しかったのにな……。東京の飲食業って、ホント浮き沈みが激しいんですよ。
仕事場に籠もっていたらイライラがはじまったので、夕方、日比谷のラボへ足を運びました。先日岐阜取材で撮影したフィルムをゴソッと現像に出します。これだけでも4〜5万。「吉村さんって、根っからのフィルム派なんですね」と、よく人に言われます。
帰り掛けビックカメラに立ち寄り、修理が完了したハードディスクを引き上げます。新品同様に生まれ変わりました。前にも書きましたが、ハードディスクはしょっちゅう壊れます。だから皆さんもくれぐれも注意してくださいね。3重、4重のバックアップが基本です。もしくは、3〜4年で新しい機種に買い換えていくことも大切かもしれませんね。
1階の喫茶店で、アイスコーヒーを啜りながら、テレビコーナーを眺めます。我が家も2011年までにデジタル放送対応のテレビを買わなければいけないのですが、なかなか踏ん切りがつきません。まあでも、ギリギリまで待つのが一番いいのかもしれませんね。
大画面は液晶がいいか、プラズマがいいかは、僕なりにずっと調査&研究を続けています。液晶は動きに弱いと思ったらあるメーカーから動きに強い機種が出るし、プラズマは黒のしまりがないと思ったらあるメーカーから黒の再現に強い機種が出ました。う〜ん、悩みます。でも何となく、映像の美しさはプラズマの方がほんの少しだけ勝っているかな。
僕は、家電のカタログをチェックするのが大好きです。帰りの電車ではそれを読みながら過ごし、そして駅に着いたらリサイクルのボックスに入れる、というスタイルを外出の度に繰り返しています。
今日は各メーカーのテレビのカタログをもらい、隅から隅までじっくりと読んで知識を吸収しました。ちなみに今のパイオニアのカタログ、星野道夫氏のアラスカの写真で構成されており、なかなか見応えがありますよ。

2007年8月12日 (日)

ポカリスエット

ここ数日、日本の空が青いですね。まさに抜けるような青さです。日中は暑くてどうにかなりそうですが、そんな夏らしい青空を見る度に、心の中に清々しさが宿ります。
夏の季節は、どーも仕事に集中出来ない。原稿書きをはじめてもすぐに飽き、近くのコンビニに脱出します。今年はあのソフトクリーム型をした大きなバニラアイスがどこにも見あたりません。去年まであったのにな……。
僕は結構マメに水分補給する方です。水、お茶、ジュースとすべて好きですが、ナンバーワンはやはりポカリスエット。喉が渇いた時はもちろんのこと、風呂上がりや体調の悪い時もグビグビと飲みます。
Pocali_15l 水分が体内に素早く吸収されるので、体の細胞が元気になる気がするんですよね。また、冷たいポカリスエットをどんなに飲んでもお腹をこわさない点も気に入っています。
今日も大きなペットボトルを2本抱えて仕事場に戻りました。

2007年8月11日 (土)

東京へ

僕が宿泊したのは合掌造りの民宿です。1泊2食着きでたったの8000円。この値段、北米や欧州では考えられません。日本って本当に宿が安いです。
Img_2832_3 朝食後、チェックアウト。2時間ほど村の中を歩き回り、被写体を求めました。でもあまりシャッターが押せません。なぜなら朝の光が眩しすぎるから。白川郷の素朴さは、夕暮れ時の淡い光の方が似合っているようです。
白川郷全体を俯瞰できる展望台へ行き、お決まりの観光写真を撮影。その後、白川郷に別れを告げました。またいつか来てみようっと。
近くの道の駅で、焼きトウモロコシを売っているおばさんがいました。「すみません、焼いてないのをください」と言って、特別に5本、皮付きのトウモロコシを売ってもらいます。こんな客は珍しいでしょうね(笑)。
道路地図を見ると、岐阜まで高速で行けそうな気がしますが、実はまだ全線開通していないのです。よって国道156号線を南下して荘川へ。そこで高速に乗り、東京を目指しました。お盆の帰省ラッシュのため、下りは大渋滞です。上りでよかったと安堵しながら車を走らせます。
浜名湖パーキングエリアでランチタイム。せっかくここまで来たのだからウナギでも食べようかと思い、1050円のウナギ弁当を買います。でも失敗。実に貧相な味でした。いくら名産と言えども、きちんとしたお店に入って食べないとダメということですね。
静岡を過ぎると、上り車線もそれなりの交通量。途中何度か渋滞がありましたが、そのどれもが追突事故が原因でした。今日だけで4件は見たかな。オーバーヒートが原因の故障車も路肩に何台も停まっていました。こうも暑いと、JAFは大忙しですね。
花火大会のため、首都高、特にお台場周辺は大渋滞。10時間後、無事に東京の自宅に辿り着きました。クタクタです。

2007年8月10日 (金)

白川郷

自分の車を見て、「ああ、何て美しい色なんだろう……」と吐息をついた後、エンジンをスタート。国道158号線を走り、飛騨高山へ行ってみました。
町中をぐるりと一周してみましたが、う〜ん、何かが違う。結局一枚も撮らず、町を後にしました。
Img_2830 午後、世界遺産・白川郷に入ります。お〜、確かにここは素晴らしいですね! これだけメジャーな観光地だから、きっと観光地化してボロボロだろう、と勝手に想像していましたが、全然そんなことはありませんでした。住む人の暮らしの気配がとけ込んだ、素朴な村の佇まいが広がっています。
まずは予約してあった民宿にチェックイン。休む間もなくカメラを担いで村の中を歩きはじめました。
今、一風変わった作風で日本各地の風景を切り取っているのですが、白川郷の風景は僕の感性にピタリとはまりました。たった2時間で何と30枚!も写真を撮ってしまいます。1日2〜3枚ペースの僕にとって、これって驚異的なこと。
それにしても白川郷の景観と雰囲気は素晴らしいですね。長野県がどんなに背伸びしても、白川郷にだけは勝てません。
このような村が、日本各地にもっともっとたくさんあれば、観光産業が活性化し、地方の財政が豊かになっていくでしょう。へんてこなテーマパークや巨大な保養施設を造って人を集めるやり方は、絶対に間違っています。だって関係者しか儲からないし、数年で衰退してしまうから。多くの人の心を惹きつけるには、やはり昔ながらの景観の美しさを引き継ぐことが一番でしょう。
夕食後、手応えのあるブルーモーメントの作品をゲットします。ああ、来てよかった。
やがて辺りは暗くなります。夜の闇って、日本では久しぶりに目にしました。
肝試しをして遊ぶ村の子供たちの声が聞こえてきます。小川のせせらぎの音も個心地良く耳に響きます。あ〜、日本の田舎はいい感じだなあ〜。

2007年8月 9日 (木)

郡上八幡

以前なら1時に寝て3時に起きて取材に出掛ける、ということがごく普通に出来たのですが、近頃はダメ。結局今日も4時に起きるつもりが5時まで寝てしまい、6時の出発となりました。あっ、メガネがなかなか見つからなかったので、正確には家を出たのは6時15分です(笑)。
首都高から東名高速に乗り、西へ向かいます。長距離運転中、音楽でも聴こうかと、昨日TSUTAYAで5枚のCDを借りてきました。その中で、懐かしい歌がいっぱい入っている「R35」というのがよかったです。そう言えば藤谷美和子と大内義昭の「愛が生まれた日」はヒットしましたね。
もし僕がサラリーマンだとしたら、きっと2次会で行くカラオケボックスで、「吉村係長、一緒に歌いましょうよ〜」なんて女性社員に誘われ、こんな曲を歌っているかもしれませんね。(笑)。そんな普通の生き方もよかったのかもしれないなあ〜と、ハンドルを握りながらふと考えます。
名古屋の手前で少しだけ渋滞に巻き込まれましたが、東海北陸道は順調に車が流れ、1時には岐阜に入ることができました。
郡上八幡インターで一般道におり、被写体を探します。が、暑い。凄まじく暑いのです。機材を担いで川の風景を一枚撮ったら体中から汗が噴き出してきました。
4時頃、居眠り運転がはじまったので、スーパーの駐車場に車を停め、30分ほど仮眠します。
太陽が山に隠れてから、郡上八幡の町中へ行ってみました。カメラを肩に担ぎ、徒歩で路地裏を精力的に歩き回ります。景観にそれほどときめきませんでしたが、4カットは撮りました。
Img_2825 日暮れ時、八幡城へ足を運びます。車の中で東野圭吾の新刊を読んで時間を潰し、ブルーモーメントの時間になったら外へ飛び出し、お城のライトアップにカメラを向けました。確かに綺麗でしたが、少し光量が強すぎるかな。露出オーバーになってしまう恐れがあったので、途中で撮影を断念。山の上から見る町明かりの方を撮りました。
国道沿いの喫茶店でミソカツ定食を食べ、近くのビジネスホテルに入ります。

2007年8月 8日 (水)

ガソリン

このところ毎日のように「ガソリンが最高値を記録した」というニュースが流れます。その時決まってスタンドで拾った庶民の声を紹介しているのですが、その誰もが「いや〜、困っちゃいますよね〜」「もう、車なんて乗っていられませんよ」「この車を売るつもりです」という感じでマイクの前で悲惨な叫びを上げています。でも僕はそれを見る度に、はっ?と首を傾げてばかりです。
だって、ガソリンが値上げしたと言っても、たった3円ですよ。例えば60リッター入れるとしたら、180円アップしただけ。どうしてこれが「人生一大事」のような深刻な問題になるんでしょうか。180円なんてアクセルワークを工夫すれば燃費で調整できる範囲内です。
まあでも、ガソリンが安いに超したことはありませんね。
写真家の人生イコール車の運転と言えるほど、僕と車とは切っても切り離せない関係です。この20年で300台以上のレンタカーを運転してきたでしょうか。その結果、やはりカメラマンの車は燃費のいい車が一番だな、という結論が出はじめています。
リッター20キロは走るヴィッツやフィットに乗るたびに、何だかとても幸せな気分になるんです。新しくなったマツダのデミオも燃費がよさそうですね。秋にフルモデルチェンジするフィットは、きっと今以上に凄い数値を出してくるんじゃないかな。楽しみです。
ハイブリッド車は確かに最高峰ですが、まだまだ車体価格が割高。それに高速走行になってしまうと、燃費はあまり伸びません。
やはり今の時代、ディーゼル車が一番だと思います。パワーもあるし、燃費もいい。そして環境にも優しい。今日本の各メーカーがディーゼルエンジンの開発に力を入れていますが、あと3〜4年もすれば、日本の乗用車の1/3がディーゼル車になると勝手に予測しています。

2007年8月 7日 (火)

気ままな一人旅

今日NHKでやっていた「関口知宏の中国鉄道大紀行」という番組を観て、「いいなあ〜、こんな旅」と羨ましくなりました。
僕が年がら年中行っている旅というのは、このような気ままな一人旅とは違います。重い機材を担ぎ、1日に車で500キロ以上も走り、重い機材を担いで町や村を歩き、必死になって被写体を探す……。そう、写真家の旅は、あまり楽しむことの出来ない、いわば苦行に近いものです。
おそらく写真という仕事を絡めた時点で、旅は少し形を変えてしまうんですね。こればかりは仕方のないことです。
気ままな一人旅にたくさんの写真機材を持っていくというのは絶対によくありません。軽いカメラを1台だけ首からぶら下げる、というのが理想のスタイルです。僕だったら何のカメラを選ぶかな〜と考えるだけでワクワクしてきますね。充電出来ない国がまだたくさんあると思うので、やはりデジカメよりフィルムカメラになるのでしょう。
いずれにしても、プロの写真家になってしまうと、気ままな一人旅が出来にくくなってきます。それが出来るのがアマチュアの皆さんです。よく、プロよりアマチュアの方が写真を楽しめる、と言いますが、これは本当のことだと思います。
「マディソン郡の橋」という小説で、主人公キンケイドが、「いつかアマチュアリズムの美徳という本を書こうと思っているだ」と口にする箇所があります。僕はこの一文を読んだとき、「うん、わかるわかる」と頷いてしまいました。
気ままな一人旅の代表格は、沢木耕太郎氏の「深夜特急」ですね。この本、20代の頃は僕のバイブルでした。結局、深夜特急のような旅が出来ませんでしたが、もちろん今でも微かな憧れを抱いていることは事実です。

2007年8月 6日 (月)

エアコン

日中ならどんなに暑くても気にならないのですが、やはり夜中暑いというのはシンドイです。僕はエアコンの冷気が苦手なので、夜はスイッチをオフにして寝ていますが、途中何度も汗だくになって目が覚めてしまいます。
夜中になっても涼しくならないのは、東京だけのような気がしています。故郷松本はもちろんのこと、北米も欧州もカリブなどの南の島も、夜になると必ず気温が下がり、快適な睡眠が出来ました。
仕事部屋にあるエアコンは今年で4年目。超省エネエアコンなので、運転しっぱなしにしてもあまり電気代がかかりませんが、さすがにニオイはじめてきました。特にオンにした直後が最悪です。
Item_big 実は昨日、あのスプレータイプのエアコン洗浄液を買ってきたのです。で、それを使って念入りに掃除したら、見事にニオイが取れました。26度設定でも部屋がギンギンに冷えるようになり、今日から28度設定です。
やはり定期的なエアコン洗浄って、大切ですね。

2007年8月 5日 (日)

たくさんのフィルム

いつものことですが、気合いを入れて仕事をはじめても、その仕事がスムーズに進まず、イライラしっぱなしです。なぜ仕事が停滞してしまうのか。それはカメラマンがたくさんの「物」を使うからです。
例えば今日、国内取材で撮影した作品を、アルバムに貼る作業を行いました。最初は順調でしたが、すぐにアルバムの在庫がなくなり、そこで作業は中断します。
次に、戻りのポジを再マウントし、キャビネットに戻す作業を行いましたが、残念ながら6×45のマウントが在庫切れ。
逆に、いつも在庫があるのがフィルムです。
毎回海外へは220のフィルムを100本くらい持っていきますが、いつも10〜15本くらいは余るんです。で、次の取材はその余りを使い、使いきったら新しいフィルムを使うとう方式を取っています。
一見、在庫管理がうまくいっているように見えますが、実はそうでもありません。フィルムはたくさんの種類がありますよね。だからどのフォルムがあり、どのフィルムがないのか、ついつい忘れてしまう……。たくさん余っているのに、たくさん買ってしまう失敗はしょっちゅうです。
Img_2822 結果、フィルムは期限切れとなり、在庫として積み重なっていきます。
カメラマンの家には、どこかしろに数百本のフィルムが眠っているというのは本当だと思います。

2007年8月 4日 (土)

旅の予約

仕事や雑用に追われ、1週間がとても早く感じます。そして面倒なのが取材の手配。相変わらず、あっ、次の海外行きの航空券の手配をしなきゃ、とか、国内取材の便を押さえなきゃ、とかで焦りまくっています。
今日は四国取材のスケジュール出しを行いました。
国内の旅は、各航空会社が作っているパッケージツアーを使うとお得です。航空会社に直接電話して航空券のみ予約すると、繁栄期は当然正規の料金。でも、パッケージツアーを旅行代理店経由で買うと、信じられないくらい安く上がるんです。
例えば、飛行機で松山に入って、帰りは高松から戻る。その間、各地のホテルを転々とする、というような自由な組み合わせも可能。そして航空券+レンタカー+ホテル代の合計が、航空会社から直接買う航空券とほぼ一緒です。(ただし8〜11日前の予約が原則)
四国、本当は東京から徳島までカーフェリーで行きたいんです。自分の車を積んでも、飛行機や新幹線の1/3の料金。でも問題は時間。移動で丸1日潰れてしまうというのは、やはり今の自分には無理ですね。
東京から車で行ってもいいのですが、長距離だと現地に着いたらぐったり疲れてしまい、撮影どころではなくなってしまいます。撮影は、移動の3〜4倍の体力を使います。

2007年8月 3日 (金)

高校時代の夏休み

今日も4〜5人と会いましたが、皆、九州に新幹線が走っていることを知りませんでした。やっぱり僕だけじゃなかった(笑)。おそらく全線開通した時に、東京でも大きなニュースとして取り上げられるのでしょう。
余談ですが、僕が小学生の時に暮らしていた長野市には、立派な地下鉄があります。この事実を知っている人も少ないんですよ。
8月になると思い出す旅があります。それは北海道の一人旅。
今から24年前の高校2年の夏休み。どーしても撮影旅行がしたくなった僕は、思い切って北海道に行ってみることにしました。電車で東京に出て、フェリーで網走へ。その後、周遊券を買って北海道を一周。帰りは小樽からフェリーで新潟へ。電車で松本の実家へと戻りました。
その時に撮った写真はまだ残っているので、北海道のどの地を訪れたのかは分かりますが、残念ながらどの電車に乗ったのか、どの宿に宿泊したのかは、綺麗さっぱり忘れています。
今の旅する人生の原点は、この高校時代に決行した北海道の旅にあるのかもしれないなと思ったりもします。

2007年8月 2日 (木)

九州について

今日の7時のNHKニュースは、台風接近に関するニュースがメインでした。九州の人はたいへんだな〜と思いながら映像を見ていると、アナウンサーの口から「九州新幹線」という言葉が飛び出します。
ん? 九州に新幹線なんてあったっけ?
すぐにインターネットで調べてみたら、おおお、確かに新幹線がありました! まだ部分開業ですが、新幹線の形をした新幹線が、コンクリートの橋脚の上を走っています。これは、在来線の上を走るようなナンチャッテ新幹線ではなく、きちんとした新幹線。いや〜、びっくりしました。
たまに、自分の無知が情けなくなることがあるんです。今日もまさにそんな感じ。でも、東京で暮らしていると、九州の情報ってまったくと言っていいほど入って来ないんですよ。いつも九州が舞台となった小説を読んで初めて九州の「何か」を知るといった感じ。そんな意味からも、学生時代に行う修学旅行って大切ですね。
ちなみに僕が九州の中で最も訪れてみたい場所は五島列島です。たくさんの美しい教会があるそうです。そんな教会たちを僕なりの視点で切り取り、作品を生み出してみたいです。

2007年8月 1日 (水)

夕空にほっ

ある2人の方と都心のフレンチレストランでランチミーティング。フランス料理は久しぶりに食べましたが、日本で食べるフレンチって、どうしてこうも美味しいのでしょうか。
フレンチでもイタリアンでも、本場で食べて感動したことは一度もありません。どんな料理も日本が一番。きっと味も量も日本人テイストに合わせているからですね。(あっ、でも本場で食べる中華料理は美味しいです)
こんな感じで、海外へ行けば行くほど、日本の良さ、素晴らしさに気がついていきます。
以前はこぞって海外へ足を運んでいたOLたちも、近頃は国内に目を向けはじめているとか。皆口を揃えて「もう海外は飽きた」と言います。
僕はまだ飽きるまではいっていませんが、先進国はどこもパターンが一緒だな、と感じはじめていることも事実。そして日本の良さを再認識しはじめたというのは皆さんと一緒です。
今日もモーレツな忙しさでしたが、すべてを終えて仕事場に戻る途中、美しい夕焼け雲と出会いました。歩みをとめてパチリ。ほっと一息つきました。
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