フィルター
気晴らしに写真機材の整理をしている時ふと思ったんです。昔使っていて今使わなくなった用品はなんだろう……と。
ありました、ありました。それはUVフィルターです。
一昔前、このフィルターはレンズ面につけっぱなしにしておくのが常識でした。
でも今のデジタルカメラはセンサーがあまりに優秀なため、レンズのよしあしまでシビアに見てくるのです。だからフィルターという余分なガラスはない方がいいに決まっている。
実は銀塩の世界でも同じなんです。究極の画質を求めるとしたら、フィルターナシがベストでしょう。今では6×4.5と6×7使用時もフィルターは使っていません。(もちろんPLフィルターは時々使っています)
でも、フィルターナシでは、レンズ面に傷が付きます。カメラを肩からぶら下げていて、ちょっと壁にレンズの出っ張りをぶつけただけでアウトです。この事故、石造りの建物が多いヨーロッパではしょっちゅうです。
僕らプロは、レンズに傷がついても仕方ないな、で割り切れるのですが、アマチュアの皆さんはやっぱり悲しいですよね。となると皆さんはフィルターを付けっぱなしにしておいた方がいいのかもしれませんね。
今日、引き出しの奥までチェックしてみたら、使わなくなったフィルターが山ほど出てきました。100枚以上あります。売るにしても表面が傷だらけなので、1円の価格もつかないでしょう。
デジタルになってから、フィルター使用によるゴーストが気になりますね。私もほとんど使わないようになりました。
ただ、やはりアマチュアの悲しさ、ぶらぶら持ち歩く時はフィルター付けようか迷います。フィルムの場合は付けることが多いです。
最近、F1.2などの大口径にISO1600のフィルムを入れてノーフラッシュでその場の雰囲気を生かした撮影を楽しんでいます。バーなどの場合、たばこのヤニが気になりますので、フィルター必携です。
投稿: ワタナベ | 2008年3月17日 (月) 01時16分
色々、勉強させて頂いています。
若い頃、Canon・FTbを使用していた時は何も付けてなかった事を思い出しました。
FZ50にはプロテクト用のを付けています。
K10Dには何も付けていません・・・。
投稿: 雪風 | 2008年3月17日 (月) 00時14分