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2008年4月14日 (月)

ワープロの思い出

秋葉原で打ち合わせの後、少し時間があったので、ヨドバシカメラのマックコーナーに立ち寄り、ノートパソコンを入れるクッションケースを買いました。やはりバッグの中でそのまんまは危険。なぜならカメラも一緒に入っているので、移動の度に傷がついてしまうからです。傷だけならまだしも、液晶モニターがベキッと割れてしまったら、やはり悲しいです。
ケースを選んでいる時、ふと16年前の出来事を思い出しました。
カナダで暮らすと決めた時、ワープロを持っていくことに決めたのです。プリンターがセットになったあの大きく重いワープロです。出発前、それをどうやって海外に運ぶか、随分と頭を悩ませました。
少し大きめの箱形のバッグに入れてみましたが、それでも少し飛び出してしまったので、ファスナーが閉まらないところは紐で縛って固定したのです。もちろん手荷物扱い。だからシャーロットタウン空港に降り立った時はぐったりでした。
そのワープロ、やがて借りた部屋の机の上にでんと置いてありましたが、思い起こしてみれば、あまり使うことはありませんでした。あの頃、原稿の仕事といえば、「私のカントリー」から依頼された「プリンスエドワード島のクリスマス」の取材くらい。そう、それが年に一度の貴重な原稿書きの仕事だったのです。
でも、日記は毎日つけていたし、手紙もせっせと書いていました。日本側とはファックスのやりとりもしていたかな。もちろんどれも手書きです。
今は何から何までキーボードです。先日マンションの管理組合のアンケート用紙が配られたのですが、手書きが面倒だったので、ワープロで書き、それを切って糊で貼りつけておきました(笑)
いずれにしても、僕は手書き時代を生きた人間です。つまり今でもその頃の虫が疼くんですね。万年筆を買おうかな、というのはたぶんそのあたりから来ているのでしょう。
帰り掛け、またまた万年筆コーナーを覗いてしまいました。手に入れる日は近いかも……。

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コメント

 私も万年筆を愛用しています。高校生のころから大学ノートに日記のようなものを毎日書いています。今使っているペンは大学生の時から使っています。もう30年になります。その間全く不調はありません。モンブランのそれほど高価なモデルではありません。シンプルそのもののデザインも好きです。実は同一メーカーのもう少し値の張るモデルも持っているのですが、今使っているものが壊れないので出番がありません。悪筆ですが年賀状の宛名やその人ごとに添える一言もこのペンでさらさらと書いてしまいます。実用品として万年筆を使う生活というのはちょっとだけ贅沢な心の楽しみを味わえるように思います。

吉村さん、その頃から日記を付けられていたんですか。だから今もマメにブログを毎日書かれているんですね。私は、わりと何でも手書きする方です。最近始めたばかりですが一言日記を書くようになりました。
ホントに一言ですが先週の何曜日は、何をしてたっけ?の世界なので危機感からですが…
少し前にここで書道展のお話を読んで子供の頃に習った事がある程度の書道をもう一度習ってみようかなと真剣に考え中です。   吉村さん、万年筆 買ってしまいましょうよ。  そうしたら、書く事が増えるかもしれないですよ〜
写真、楽しみにしてますね。(笑)

最近は本当に手書きの機会が少なくなりました。でも吉村さんの字って綺麗でしたよね? 震えずに書けるうちにたくさん手書きしないともったいないですよ。
ウチは母も父も祖父も綺麗な字を書くのに私はイマイチで・・・。こんど祖父の書いたもの(清元の歌本)を写本して字を練習しなおそうと思っているところです。

そういえば私も、キーボードとのお付き合いは40年ほどになります。でも、講演会や受講のときのノートは手書きですから、『書く』ことそのものに親しんできた人生と言えます。
 大きなワープロ懐かしいですね。私はパソコンと同じくらい大きな(もちろん液晶ではなく)ディスケットのワープロを使っていましたよ。その当時、『こうできれば良いのに・・』と思っていたことが、今ではもっともっと進歩した形でできるようになっていますが、まだ『ここの所こうできればもっといいのに』と思っています。もっともっと使いやすい道具になると良いですね。
 それほどまでに吉村さんの心を奪っているのはいったいどんな万年筆でしょう? 写真で見せてくださいね。

私も20年前。父からの就職祝いがワープロでした。4月から異動で毎日ボールペンで手書き作業していますがキーボードに慣れた20年、ブランクはそうとうなものです。たぶん近日中に万年筆を購入されることでしょうが(笑)書き始めは「あれっ?」ていう事あるかもしれませんよ。

ワープロといえば、20年前、就職先でまず最初に覚えてくださいと言われて使ったのが初めてでした。
ワープロ全盛期でしたね。担当する部屋によってみんな機種が違って、同時に5、6機種で書類を作っていた覚えがあります。
最近は手書きすることはほとんどありません。年賀状の宛名だけは、筆タッチペンで手書きしています。
そういえば先日、十数年ぶりに履歴書なるものを必死で手書きしました。明日その面接です。

毎日、お疲れ様です。
吉村さんは手書き世代ですよね。私もです。
私は吉村さんとは実は一歳違いなんですよ。
だから、吉村さんの言わんとする微妙なニュアンスがなんだかすごくわかるんです。
新しい物を受け入れつつも、古いものにもこだわってしまう…そのバランスって難しいけど、いつも自然体で時代に順応していきつつ、大事にしていきたいものを守って生きたい…そんな感じかな
…?でも、時々いろいろノスタルジックになるときもあります(笑)みんなそうなのかしら…?

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