職人さん
午前中、四谷にあるラボに行く必要があったので、駅へ向かいます。しかし強風の影響でJR線は全線ストップ。さてどうするか。こんな時カナダ人だったら、「よし、ヒッチハイクで行こう」と考えるんですよね(笑)。
確かにヒッチハイクが最強の手段ですが、さすがにこの東京の大通りで親指を立てる勇気が出ず、結局地下鉄駅まで歩き、地下鉄に乗って四谷まで向かいました。
30分遅れでラボに到着。依頼していたデュープを引き上げることができました。
ポジフィルムの複写を、僕らはデュープと呼んでいます。このデュープ作成の技術は難しく、最高級のデュープを生み出せるのは、この四谷にあるラボの職人さんだけです。実は多くのプロやライブラリーの担当者が、このラボを使っています。
僕も長い間、大手の名が知れたラボでデュープ作成を依頼していたのですが、仕上がりに満足いかなったため、7年ほど前にこのラボに切り替えました。
やはり僕は拘りのある職人さんとしか仕事をしたくありません。職人さんが「モノ作りニッポン」という国を支えているのだと思っています。
‘拘り’大切な事ですよね…それが自分らしさとか個性とかに繋がるし、それが偉業を成し遂げたりとか…
でも組織にいると、それを捨てないと、上手くいかない事が多々あります。上司が代わると180度変化する、そのような変化にどれだけ順応できるかが、勝負です。受け入れた上で最善策を見つける…それが最近、私が悟った事です。
吉村さんには、縁のない話でしょうが、組織が上手く動いて行くために、あえて‘拘り’を捨てる‘拘り’もありかと思います。ただ流されてしまったら、終わりですけどね。こんな世界もありますよ(^^)のお話しでしたマルm(__)m
投稿: blue crescent | 2009年10月10日 (土) 09時19分
台風の影響でタイヘンでしたね。でも、ヒッチハイクとは、なかなか日本人には浮かばない発想ですね(笑)! 親指立てたら、停まってくれるかなぁ(^_^;) きっとタクシーが来ちゃいますよ!
印刷やポジの複写などの職人さんがいるように、吉村さんご自身も、どこまでもこだわりを持った職人さんだと思いますよ。
妥協を許さない、真摯な姿勢にいつも心動かされます。そして私も頑張らなきゃ!と。
人の心や生き方にまで影響を与えられる吉村さんのお仕事、ライフワークはとても素晴らしいことだと思います。だからこそ、吉村さんの写真への情熱、自分らしさを見失わずに夢を形にし続ける姿にみんなが共感し、惹かれるのです。
いつまでも応援しています!これからも新しいチャレンジに期待してますね(^∀^)q
投稿: mari | 2009年10月10日 (土) 02時57分
あ、そのラボって前に仕事をしたカメラマンの方も使ってました。(私は広告関係の仕事をしています)デュープという単語さえ忘れてしまいそうなほど、データー入稿が一般的になったこのごろですね。
投稿: yukie | 2009年10月 9日 (金) 23時47分
拘り抜いて、その人にしか出来ない良いお仕事をするのが職人さんだとすれば…吉村さんも写真家という「職人さん」ですね

拘りがないと走り続けるのは難しいような気がします…。(私も頑張らなくちゃ。)
台風一過で、お仕事もはかどると良いですね
投稿: 和世 | 2009年10月 9日 (金) 13時53分
吉村さんの方も、台風の被害がたいしたことなかったようで良かったです
でも30分は貴重なお時間で痛かったかもしれませんね
北陸の方もたいしたことなく、午後からある写真展を見てきました
一瞬、本当にヒッチハイクされたのかと
笑
吉村さんも大変な「拘りやさん」ですからね
プロにとって、とても大切なことですね。
「モノ作りニッポン」…製造業に携わる者としてこの不況も吹き飛ばしてまた元気になっていって欲しいです
投稿: satoko*yz | 2009年10月 9日 (金) 12時45分