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2009年12月

2009年12月31日 (木)

精米

Img_2990田舎には必ずあるのに、東京の都心にはないもの、それは「コイン精米所」です。
実は数ヶ月前、ある方から玄米をいただきました。これ、どうしよう……とずっと悩んでいたのですが、今日、精米機を借りることが出来、ついに精米に成功。ようやく2009年の新米をいただくことができました。美味しかったです!
撮影で地方を旅する度に目にするコイン精米所。僕には魅力的な被写体です。『Sense of Japan』では、一つのテーマにしようと考えていたほど。今回は諦めましたが、コイン精米所の作品は、いつかの機会に発表します。
今日はこれからNHKの紅白歌合戦を見ます。

2009年12月30日 (水)

ベストなハンディワイパー

年末といえば大掃除です。
写真の表面を綺麗にするには何を使えばいいか? その答えはズバリ、ウェーブです。そう、数百円で買える、あのフワフワのハンディワイパーが一番いいのです。
写真展で展示してある作品は、写真が剥き出し状態ですよね。クリスタルプリントはピカピカのままです。
Img_2988 1日飾っておけば当然写真表面にホコリが付着します。朝会場に入ったらハンディワイパーで綺麗にするのが日課ですが、その時、色々なハンディワイパーを試してみました。
立派なハンディワイパー、つまり値段の高いハンディワイパーほど、ダメです。軽くサッと拭いただけで、写真表面に細かいスリ傷がついてしまうのです。でもこのウェーブは、不思議と傷がつかない。だから僕は何年も、写真表面のホコリ取りは、このウェーブを使っています。
どの美術館やギャラリーにも立派なハンディワイパーが用意してありますが、僕は「あっ、それは使わないでください。ウェーブでやりますから」と言って、持参したMYウェーブを取り出し、ホコリ取りを自分ではじめます(笑)。

家の壁に飾ってあるオリジナルプリントには、必ずアクリルかガラスが入っています。だから基本的にはどのハンディワイパーで拭いても問題ありませんが、もちろんここでウェーブを使ってもいいでしょう。

お知らせ

Img_2986_2 カメラのキタムラフォトコンテスト2009(秋冬)腕自慢部門(テーマ自由)の審査員になりました。自信作をお送りください。締め切りは3月15日です。

詳細はこちら↓
http://www.kitamura.jp/contest/info/2009/autumn_winter/
http://www.kitamura.jp/photo/shiki/shiki-71/shikigallery/01.htm
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Img_2984_3 ソニー生命保険株式会社から「灯台」をテーマにした素晴らしいカレンダー(2010年度版)が形になりました。
非売品ですが、ソニー生命の保険に加入されている方は手に入れることが出来るかもしれません。詳しくはライフプランナーの方にお尋ねください。

2009年12月29日 (火)

ドライブレコーダー

海外でも国内でも、取材中は常に車を運転しています。1日に400〜500キロは走るので、月に1万キロ以上。年間かなりの走行距離です。
今まで、たくさんの交通事故を目にしてきました。稀に、事故の瞬間と出会うこともあります。以前、かなり深刻な事故を目のあたりにしたことがあり、その光景がずっとトラウマになっていることも事実です。
過去の事故を振り返ってみると、その多くが、スピード違反とか、高速道路上での停車とか、走向中の携帯電話とか、Uターン禁止の場所でのUターンとか……、交通規則を無視したことによって引き起こされているようです。
だから僕は常に安全運転を心掛けているのですが、自分がどんなに注意していても、相手からもらってしまう事故もあり、こればかりはどうすることも出来ないですね。
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実は僕の車には、ドライブレコーダーが装備されています。3万円以下の安物ですが、常時録画のスグレモノ。(事故の12秒前だけを録画する機種もありますが、それではあまり役に立たないような気がしています)
ドライブレコーダーがあることによって、何となく、取材中の心の安心感に繋がっています。保険と同じですね。
このドライブレコーダー、今、都内を走るタクシーには標準装備されているようですが、まだまだ一般の車には普及していません。僕は、装備を義務化にしてもいいんじゃないかなと思います。
あと、他の国と同じように、日中もヘッドライトをつけて走ることを義務化にして欲しいですね。当然フィンランドもそうでした。
交通事故って、もっともっと減らすことが出来ると思います。その努力は徹底的にしなきゃダメですね。

2009年12月28日 (月)

雑誌を読む

年末になると、来年の目標を頭の中に描きます。
写真に関することが中心ですが、生活に関することもある。今日はまた一つ、「もっと雑誌を購入し、読む」という目標を加えました。
お昼時、忙しい打ち合わせの合間をぬって、病院に行きました。診察まで1時間は待つだろうな、と思い、近くの売店で『週刊文春』を買ったのです。で、読み始めたら面白い。週刊誌って、やっぱりいいなあ〜と、感じました。
20代の頃は、『週刊文春』と『週刊朝日』は毎週買い、食い入るように読んでいました。カナダにいる時も定期購読していた。そう、オヤジっぽい若者だったのです(笑)。
それがいつしか月イチになり、3〜4年前からは、全く買わなくなってしまった。原因は、ネットに時間を取られるからです。
でもネットと週刊誌の情報は明らかに違うんですよね。今日、そのことを再認識出来ました。
そうそう、『週刊文春』で一つだけ違和感がある特集は、年に1回やる「ミステリーベスト10」です。上位に来る作品を読んでみても、その多くがつまらない。だからこのベスト10には、絶対に惑わされないようにしています。小説は好みがわかれるので、面白い、面白くないかは、結局、自分で選ぶしかないんですよね。

今、どの雑誌も部数を落としています。休刊・廃刊も相次いでいる。やはりこの現象は、出版の世界にいる僕としては悲しいです。
というわけで、2010年は、最低でも月に5誌は購入し、読む。
今日、決めました。

2009年12月27日 (日)

コーヒーと携帯

ヨーロッパと日本の時差は7〜8時間。だから帰国後はあまり時差ボケになりません。でも今朝、寝ボケてコーヒーの準備をしていたら、コーヒーメーカーのガラス容器(ジャグ)を割ってしまいました。。。
そこで、何年ぶりかでコーヒーを自分で淹れます。やはり、お湯の注ぎ加減が調整できるので、コーヒーが美味しく仕上がりますね。
そういえば、フィンランドで飲んだコーヒーは、どれもまあまあでした。一人あたりのコーヒー消費量は世界一とか。

仕事の合間に、数ヶ月前に新しくした携帯をいじくって遊んでいます。
昔から使ってみたかったスライド式携帯。やはりまだ操作で戸惑っています。ポケットやバッグに入れた時に何故かロックボタンがスライドして勝手に画面が変更されてしまったり、電話中に顎で通話終了ボタンを押してしまったり……。
あと数ヶ月で慣れるとは思うのですが、まだ10パーセントくらい、「やっぱり折り畳みにしておけばよかったかな」と感じているのも事実です。
そういえば、フィンランドはあのノキアの国。さぞかし携帯は凄いだろうと思い、何軒か携帯ショップを覗いてみましたが、全然面白くなかったです。やはり携帯は日本か韓国ですね。

2009年12月26日 (土)

写真雑誌

仕事場のテーブルには、取材期間中に届いた荷物が山となって積まれていました。一つ一つ開封していきます。
今、モーレツに時間に追われているので、しばらくはブログの更新が遅れがちになると思います。申し訳ありません。
今月20日発売の写真雑誌の情報です。

『デジタルカメラマガジン』1月号(p.2〜3 p.112)
『CAPA』1月号(p.174〜175)
『アサヒカメラ』1月号(p.116〜117 )
『デジタル写真生活』23号(p.54 p.56)
『FILM&IMAGE』18号(p.6〜9)

『デジタル写真生活』は、〈写真家、旅の記憶〉という特集です。
「吉村さんの思い出のモノって、何かありますか?」と質問された時、即座に「特にありません」と答えたのですが、そこを何とか、とお願いされ、考えに考えた末、車のナンバープレートが記憶の中に蘇りました。これだけは捨てることが出来ず、実家の壁に飾ってあったのです。そのナンバープレートの横にあるオジサンの写真は、エッセイ集『緑の島に吹く風』に度々登場する親友のアーサーです。(でも今彼はどこにいるんだろう……。たぶんメキシコ。もう12年以上もご無沙汰です)

2009年12月25日 (金)

帰国

今回、席のアップグレードがなかったので、心は沈んでいます。窓側の狭いシートで、ひたすら我慢しました。
プライベートモニターで映画を4本観ました。行きに観た『手紙』のような感動はありませんでしたが、どれもそれなりに面白かったです。
出発前に空港のTSUTAYAで買った内田康夫の『棄霊島』を読みました。軍艦島がテーマですが、先月訪れた五島列島も出ていたので、この偶然に驚きました。
でもよくよく考えてみると、僕は九州と縁があるのです。20代の頃から、友達は九州在住の人が多かったし、年に1〜2度は足を運んでいました。今回のテレビのロケ、阿蘇白水郷美術館での写真展もそうですよね。仕事関係でも、九州出身の方がたくさんいます。
もしかしたら僕の前世は、九州と関係があるのかもしれません。

着陸便が詰まっており、千葉上空を30分も旋回。4時20分、ようやく成田に着陸できました。エコノミーなので、クタクタです。ビジネスクラスとエコノミー、天と地との差があるのです。
プライオリティタグをつけてもらったのに、僕のバッグは一番最後に流れてきました。特殊サイズで、30キロという重さがあるからでしょう。(どんなバッグを使っているかは、『デジタルカメラマガジン』1月号P.112をご覧ください)
リムジンバスとタクシーに乗って自宅に戻ります。そうそう、はじめてプリウスのタクシーに乗りました。静かでした。

2009年12月24日 (木)

フランクフルト経由、日本へ

ヘルシンキはまた急激に気温が下がりはじめます。これから雪になるでしょう。
9時チェックアウト。近くのバス乗り場でエアポート行きのバスを待ちます。15〜20分おきに出ているはずなのに、なかなか来ない。ホテルのスタッフに尋ねると、「今日はクリスマスイブだから、運行時間が適当なのよ」とのこと。
バス停の前でブルブル震えながら40分ほど待ち、やがて近くに待機していたタクシーに乗り込みました。すると向こうからバスがやって来ます。どうしようか迷いましたが、タクシーにUターンしてもらい再びバス乗り場へ。
ドライバーに10ユーロ渡して、大急ぎでバスに乗り込みました。ちなみにバスの料金は5.9ユーロ。タクシーだと45ユーロはいくので、この選択は正しかったと思います。
ヘルシンキ空港はひっそりとしていました。もちろん航空会社の人も乗客もたくさんいるのですが、免税品店やレストランが開いていないので、空港特有の活気がないのです。日本の正月のような感覚で、今日はみんな仕事をしたくないのでしょう。
ルフトハンザ3103便は、定刻より30分遅れてヘルシンキ空港を飛び立ちました。
2時間半後、ドイツのフランクフルト空港に到着。こちらは大雨です。
1キロくらい歩いて、ターミナルAからBへ移動。ラウンジで朝日新聞と日経新聞を読み、5時間ほど時間を潰しました。
48番ゲートへ移動。全日空210便は、20時45分定刻通りフランクフルト空港を離陸。満席。おまけにエコノミーの3列シートの窓側なので、最悪です。(通路側の席が取れなかった……)

2009年12月23日 (水)

朝食時、外を眺めると激しい雪。今日も積もりそうだなあ〜と思っていたら、10時を過ぎたら途端に雨になりました。ビルのてっぺんにある温度計をチェックすると+1度。この急激な気温の変化は予想外。自然って、不思議です。
昼頃小降りになったので、街中を歩いてスナップ撮影。
「連」という日本食レストランでランチ。外に出たら本格的な雨に。ダウジャケットとカメラがびしょ濡れになりました。
Img_2978 歩道に降り積もっていた雪は、大方、なくなりました。このまま雨が続くと、ヘルシンキの街はホワイトクリスマスにはならないでしょう。
ショッピングモールは、いつもより人が少なめでした。広場のクリスマス市も撤去されています。クリスマスが近づいているので、街は静かになりはじめています。
明後日、ドイツ経由で帰国します。ヨーロッパ各国は大寒波、空の便がだいぶ乱れているようだけど、スケジュール通りに帰国出来るだろうか……。

2009年12月22日 (火)

世界遺産、タリンの旧市街

Img_2970_2
ホテルをチェックアウト。荷物を担いで旧市街へ。
今回の小旅行、荷物を少なくしたつもりでしたが、それでもカメラ2台とレンズ4本があるので、かなりの量と重さです。肩と腰に重くのしかかります。
昨日の雪は上がり、空には冬の淡い青空が広がりました。見晴台から全景を狙いましたが、う〜ん、やっぱり昨日の雪降りの方が絵になるかな。天気がいいと、どう撮っても観光写真になってしまうのです。
昼過ぎ、歩いて港へ。2時発のSTAR号に乗り、フィンランドのヘルシンキに戻りました。
Img_2972 船旅もいいなあ〜と思い、ネットで調べてみたら、ここバルト海には大型の定期船がたくさんあるんですね。例えばストックホルムとタリンを結ぶバルティック・クイーン号は、2800人も収容できる超大型豪華客船です。ネットで簡単に予約できることがわかったので、今度移動手段として使ってみようと思いました。

夜は近くのショッピングモールでタコスを食べます。モーレツに辛く、食後20分くらい、口の中がヒリヒリしていました。明日は久々にジャパニーズを食べることにします。

2009年12月21日 (月)

エストニアのタリンへ

Img_2959 まだ暗い朝の6時、タクシーに乗ってウエストポートへ。予約を入れてあったTALLINK STAR号に乗り込みます。一つのビルと言っても過言ではないほど、巨大なフェリーです。
2時間後、エストニアのタリンに到着。両替所で40ユーロを現地通貨にかえた後、早速、旧市街へ足を運んでみました。
Img_2963 中世の面影が残るタリンの旧市街、激しくときめきます。雪が降っているので、風景からコントラストが失われている。だから、目にする建物や教会がまるで絵画のよう。フィルムカメラとデジタルカメラを使い、たくさんの写真を撮りました。
ひとまず、近代的なビルが建ち並ぶ一角にあったホテルにチェックイン。荷物を置いた後、再び旧市街へ。
午後になると雪はますます激しさを増し、目の前の風景が白く染まっていきました。カメラにも1cm、2cmと雪が降り積もります。最近のカメラは多少の雨雪では故障しないことがわかっているので、濡れたまんまで撮影を続行。それにしても写真家に買われたカメラは酷使されるので気の毒ですね。
ちなみに僕はこんな時でも、レンズフードやフィルターを使いません。フードのようなかさばるものや、フィルターのような画質が低下するものは、嫌いなのです。
Img_2968 教会前の広場には大きなクリスマスツリーがあり、その周りにクリスマス市が建ち並んでいました。考えてみてば、ヨーロッパで「雪+クリスマス」の組み合わせははじめてかも。とても絵になります。
夕方、街中を通ってホテルに戻る途中、「キミ、英語が喋れるか?」とおじさんに声を掛けられます。「そんなに高いカメラを肩からぶら下げて街中を歩いていると、悪ガキにひったくられるぞ」と注意を受けました。
その言葉を受け、ハッとします。
ヨーロッパの街中を歩く時、僕はいつも、カメラバッグやカメラをスチール製のワイヤーロープで腰のベルトと結びつけています。でも今日は、そのことをすっかり忘れていました。
慎重派の僕ですが、日本で2〜3週間生活していると、いつも「平和ボケ」してしまうのです。大いに反省……。
夜は、ホテル近くのショッピングモールのレストランで肉料理を食べました。ついでに携帯ショップや書店を覗いてみましたが、ユーロ圏より物価は2〜3割安いです。ヘルシンキから多くの人がショッピングに来る理由が何となくわかりました。

2009年12月20日 (日)

激しい雪

Img_2940本格的な雪になりました。気温が低いので、雪の一粒一粒が溶けることなく地表に降り積もっていきます。街全体にパウダーをまぶしているよう。だから雪がとっても美しく感じるのです。
海外の街歩きでいつも感心させられるのは、ショーウィンドウの見せ方のうまさです。そう、センスがいい。通りを歩いていると誰もが幸せ気分になり、ふらりとお店に入ってしまいます。
Img_2938その点、日本は全然ダメ。銀座を歩いていても、ショーウィンドウに感心したことは一度もありません。
途中、チャイニーズレストランが連なる通りを発見。その中の一つに入ってみようと思いましたが、昨日のブログのコメントにkamppiショッピングモールのフードコートについて書かれたことを思い出し、早速足を運んでみました。
確かにアジア系がいくつかありました。何を食べようか迷った末、インド料理のカウンターでカレーをオーダーします。
Img_2949 午後、雪がますます激しくなってきたので撮影を中断、ホテルに戻りました。

ネットで、四苦八苦しながらフェリーやホテルを予約。
明日、天候が回復したら、エストニアのタリンへ行ってきます。

2009年12月19日 (土)

街中を撮影

朝から快晴。気温マイナス8度。
まずは35ミリのデジカメでスナップ撮影を行いました。ある広場で三脚を立てて撮影していたら、やっぱりこの街にもいた「危ないヤツ」に目をつけられます。こっちに来るかな、と思ったら、やっぱり近づいてきました。ただでさえ写真家は目立つのです。
無視していたら、だんだんと挑発的になってきます。場所を移動してもぴったりと着いて来る。早歩きになると、僕に向かって大声でわめきちらします。だんだんと怖くなってきたので、角を曲がった直後に猛ダッシュ、追い払いました。
それにしてもヨーロッパの街には、ヘンなヤツが多いですね。どの国のどの街でも遭遇します。平和なカナダが懐かしいです。
_mg_1839 午後、せっかくここまで来たらのだからと、映画『かもめ食堂』の舞台になったレストランまで足を運んでみます。ダウンタウンから結構歩きます。
残念ながら今日はクローズ。外観の写真を撮って立ち去りました。来週また来てみようかな。
夕方、雲が広がりました。気温がマイナス8度と上がってきているので、明日から天気が崩れるのかもしれません。
デジカメから6×45のフィルムカメラにチェンジ。夕暮れ色に染まる街並みを撮影しました。
Img_2932 夜は駅近くのチャイニーズで夕食。チャーハンを食べましたが、味はまあまあでした。

あっ、そういえば、今日は『写真家たちの日本紀行』第二回目の放送日ですね。
番組、如何でしたか? 遠いフィンランドの地で、気になっています。
今日これから皆さんからいただいたコメントを読みます。

テレビ番組のお知らせ

『写真家たちの日本紀行』
BSジャパン
■第二部 12月19日(土)PM7:30〜8:00 (再放送26日14:00〜)
『長崎・五島列島 島で出会ったきらめく人々』

番組HP
http://www.bs-j.co.jp/shashinka/

    ご意見・ご感想はこちら↓

2009年12月18日 (金)

ヘルシンキへ移動

朝7時、ホテルをチェックアウト。タクシーで空港へ。9時20分発のフィンエアー422便に乗って、ヘルシンキへ移動します。
空港到着後、バスでダウンタウンへ。予約してあったホテルにチェックイン。清潔で、暖房のききもよく、快適に過ごせそうなホテルでした。
部屋で荷をほどいた後、すぐに外に出ます。ロケハンを兼ね、街中を歩いてみることにしました。モダンな建物が多いせいか、近代都市といった感じを受けます。どの通りにもたくさんの人が歩いていました。
_igp6249 3時頃から撮影をスタート。ヘルシンキ大聖堂、エテラ港などにカメラを向けます。
外気温はマイナス11度。随分とあたたかく感じます。でもカメラの電池の消耗が早い。6×45のカメラには単三電池6本が入っていますが、今日もまた新しい電池を買い足しました。今回、電池代だけですでに100ユーロ近く使っています。
こんなことなら出発前にサンヨーのeneloopを買えばよかったです。たった4000円をケチったばかりに、現地で倍以上の出費に……。
やはりヨドバシカメラで買い物をする時、躊躇うことはよくありませんね。財布に1万円あったら、2万円を使う実行力がないと、写真家を続けていくことは出来ません。実はこのところの不景気で、吉村事務所も海外取材費のやりくりが大変なんです……。
_igp6356 2時間ほどで撮影終了。いったんホテルの部屋に戻って機材を置き、一息ついてから街に出ました。チャイニーズもジャパニーズも見つからなかったので、デパートの地下にあるフードコートでチキン料理を食べます。ああ、不味かった……。

2009年12月17日 (木)

森は真っ白です

Img_2929さて今日は何をしようか。ロバニエミの町はあまり絵にならないし、サンタクロース村もつまらない。よし、「郊外へ足を運ぼう!」と思い立ち、近くのレンタカー会社に行き、車を借りました。
マイナス25度。当然道はアイスバーンですが、雪道の運転は慣れているので、怖さは感じません。まずは78号線を南下し、被写体を求めました。
車から降りて写真を撮りますが、15分が限界です。それ以上外にいると、肌の露出した部分にモーレツな痛みを感じてくるのです。だから大急ぎで車の中に戻る……。入ったり、出たりの繰り返し。
全身防寒具に身を固め、樹木が真っ白に雪化粧した森を歩いてみました。とても絵になるのですが、あまりに寒いので、カメラをじっくり構えて撮影することが出来ません。
11時半頃、オレンジ色の太陽が顔を出します。でも地平線を滑るように移動し、1時間後、沈んでしまいました。
2時、町に戻ります。レンタカーを返却。
6時頃までホテルの部屋で時間を潰し、その後、夕食。2日前に入ったチャイニーズレストランで四川風麻婆豆腐をオーダーします。味はまあまあ。ピリ辛だったので、体が温まりました。

2009年12月16日 (水)

こちらはマイナス22度です

9時はまだ真っ暗で、10時頃からようやく明るくなりはじめます。
せっかくここまで来たのだからと、バスに乗ってサンタクロース村へ。予測していましたが、ここはバリバリの観光地でした。まるでテーマパークのよう。確かにサンタクロースはいましたが、自分のカメラでは撮影禁止。サンタクロースの横に座るとバシャと自動カメラで写真を撮られ、出口で高いプリント写真を買わされるというパターン。これはどの観光地に行っても同じですね。
ちなみに、日本人もたくさんいました。団体さんが入っていたので、今日だけで50人以上は見掛けたでしょうか。不景気といえども、日本人観光客のパワーはすごいですね。
あまり撮るモノがなかったので、12時45分発のバスでロバニエミに戻りました。
マクドナルドを発見、ビックマックを食べます。ちなみに最北端のマックとか。寒いのに、何故か冷たいコークをゴクゴクと飲めます。空気がカラカラに乾燥しているから喉が渇くのですね。
Img_2927夕暮れ時(といっても2時頃ですが)、町中を歩いて夕景と夜景の撮影を行いました。今日は6×4.5のフイルムカメラを使います。
マイナス22度の中では電池が瞬く間に消耗していきます。カメラはかろうじて動きますが、シャッターも巻き上げも、かなりスロー。あと三脚の雲台のパン棒の動きが鈍くなります。
昨年、カナダのイエローナイフで、頬と耳が凍傷になりました。帰国後、半年くらい皮膚科通いを続けたでしょうか。だから今日はかなり注意して野外を歩きました。
夜、昨日とは別のチャイニーズレストランで夕食。チャーハンはベチョベチョで、味は30点。スープも不味かったです。

2009年12月15日 (火)

ロバニエミへ

ホテルをチェックアウト。無料バスに乗って空港へ。12:20発フィンエアー427便は、定刻より10分も早くヘルシンキ空港を離陸します。大きな飛行機なのに、全席、自由席です。
1時間後、北極圏近くの町、ロバニエミに到着しました。外気温マイナス22度。バスに乗って町中のホテルへ。
2時を過ぎるとあたりは薄暗くなり、3時には真っ暗になりました。
夜、町中で見つけたチャイニーズレストランで夕食。

2009年12月14日 (月)

ドイツ経由、フィンランドへ

Img_2919_2 朝7時に家を出て、タクシーとリムジンバスで成田へ。
ルフトハンザのEチケットだったので、ルフトのカウンターに行くと、これは全日空です、とのこと。最近、どの航空会社の飛行機に乗るか、空港へ行ってみるまでわかりません。
ラウンジでソバを食べて時間を潰し、11時半にゲートへ。
9937便は定刻通り成田を離陸しました。この便も2/3がビジネスクラス。エコノミーは後方に一クラス分くらいちょこんとあるだけです。だから当然満席。12時間がしんどいなあ〜と思いながら、狭いシートでじっと我慢しました。
暇なので、映画を観ます。
『ココ・アヴァン・シャネル』→この映画を観た人はみんな同じことを言います。「最後がダメ」と。僕も全くの同意見でした。後半、舞台はパリに移り、ラストは訳のわからないファッションショー。監督はきちんと最後まで丁寧に描いて欲しかったです。
『パブリック・エネミーズ』→実にくだらない作品でした。見始めたらすぐに眠くなり、途中、何度も目が閉じます。これはジョニー・デップが好きな人にしかわからない作品かも。
『トランスポーター3アンリミテッド』→よくあるストーリーでしたが、アクションはまあまあでした。『TAXi』よりこちらの方が面白いかも。ヨーロッパの街が舞台だったので、旅している気分になりました。
続いて邦画。東野圭吾作品を2本観ます。
『さまよう刀』→まあまあでした。ストーリーは単純な復讐劇なので、この描き方が精一杯なのかもしれません。役者たちは上手かったです。
『手紙』→見終わった後、「素晴らしい!」と心の中で叫んでしまいました。今まで観た邦画の中でもトップクラスに入ります。この作品は映画館で観ればよかったな、と後悔しました。
Img_292212時間後、9937便は定刻通りドイツ・フランクフルト空港に到着。ラウンジで3時間ほど潰した後、3106便に乗り換え、フィンランドのヘルシンキへ移動します。
20時半到着。外はまるで冷凍庫でした。気温マイナス16度。
タクシーを捕まえ、空港側のホテルへ。

海外取材中

フィンランドを取材中です。
ブログは帰国後(12月26日頃)にまとめて更新します。(時々現地から携帯で更新するかもしれません)

東京丸の内の写真展の詳細はこちら
大阪の写真展&トークショーの詳細はこちら
カレンダーの詳細はこちら
テレビ番組の詳細はこちら 

2009年12月13日 (日)

出発準備

出発前にやり残した仕事や雑用に追われます。今日は何度も郵便局に足を運びました。本局は24時間受け付けてくれるので、とても助かります。
同時に、荷物のパッキングを行いました。多くが防寒具。写真機材はカメラ3台とレンズ5本のみ、あとは三脚です。
クリスマスの海外取材は2年ぶりです。2007年のギリシャ&プラハ以来。昨年は長崎県の五島列島を取材しています。
ここ数年、冬の取材は最長で2週間ですが、20代の頃は約1ヶ月間が普通でした。12月15日前後に海を越え、1月10日前後に帰国していたのです。カナダでは友達の家に転がり込んでいたので、日本にいるより生活費が安くすんだのです(笑)
0123 クリスマス前後はイルミネーションを中心に撮影し、1月になってからは雪景色や霧氷を追い掛けました。当時、一般家庭のイルミネーションといえば、まだ北米だけの文化だったのです。でも今は日本の方が凄いことになっていますね。次は街中の広場か公園で、クリスマス市あたりが流行るのではないでしょうか。

2009年12月12日 (土)

テレビ番組のお知らせ

『写真家たちの日本紀行』
BSジャパン
■第一部 12月12日(土)PM7:30〜8:00 (再放送19日14:00〜)
『長崎・五島列島 祈りのある情景』

番組HP
http://www.bs-j.co.jp/shashinka/

    ご意見・ご感想はこちら↓

番組を観る

海外取材を前にバタバタしています。
午後は、写真用品などの買い物に追われました。
7時に家に戻り、テレビをON。BSジャパンの『写真家たちの日本紀行』を観ました。
やはり自分で自分を観るとうのは、緊張しますね。
舟に乗るシーンがありますが、実はかなり揺れたんです。番組ホームページでADさんが撮影したスナップ写真が紹介されていますで、ご覧になってみてください。
来週は、島の人たちとの交流です。僕は海外取材のため番組を観るのは帰国後になりますが、出発前に19日のコメント欄を設けます。ご意見、ご感想をお寄せください。
現地のホテルにLANがあれば、ネットに接続し、皆さんのコメントを読みながら番組内容を想像しています(笑)。

2009年12月11日 (金)

乾燥

インフルエンザ予防のため、外出時は常にマスクをしています。もう2ヶ月以上も続けているので、今ではマスクがないと違和感を覚えるようになりました。マスクをすることによって、喉が潤うので、街歩きが快適になります。
仕事部屋はエアコンをつけっぱなしにしているので、常にカラカラに乾燥しています。この前「ためしてガッテン」で、濡れたバスタオルを部屋に干すとすぐに快適湿度になる、とやっていました。よし、トライしてみよう、と体が動きましたが、すぐに思いとどまります。なぜなら我が仕事部屋には膨大な作品(ポジフィルム)のストックがあるから。作品にとって湿気は大敵、カビや変色に繋がります。
今日もカラカラに乾燥した仕事部屋で、8時間ほどデスクワークを行いました。肌荒れや手荒れ、これは写真家の宿命ですね。

2009年12月10日 (木)

倉庫

朝9時に自宅を出て、首都高に乗らずに都心を走り、新宿を過ぎてから首都高、そして中央道に入りました。朝夕の時間帯は大渋滞する首都高を使わない。東京を移動する時のコツです。
お昼過ぎ、信州松本に到着。Aさんと合流し、ある物件を見に行きました。
今日長野県入りしたのは、倉庫を借りるためです。
写真家の誰もが写真額の保管場所に頭を悩ませている、とこのブログで何度か書きました。
もちろん僕も、常にたくさんの写真額を抱えています。今、熊本と東京で大規模な写真展を開催中。来月は大阪でも写真展があります。これらの写真額をすべて合わせると、4トントラック1台分になるでしょう。いや、それ以上かも。
数年前から仕事場の近くでコンテナをレンタルしていますが、ここはすでに別の写真額で満杯状態。コンテナを借り足すことも出来ますが、これだけの量を保管するとなると、月のレンタル料が10万以上はいってしまいます。
こうなったら地方で倉庫を借りるしかない……と思い、今日、生まれ故郷へ行くことになったのです。
チェックした物件、思い描いていた通りの雰囲気だったので、即決しました。かなり広いので、4トントラック2台分の荷物は入るでしょう。契約は帰国後、レンタルは2月頃からかな。
実家に立ち寄り、夕食。
その後、中央道を走り、東京に戻りました。深夜着。

2009年12月 9日 (水)

新しい携帯

海外取材を前に、毎日慌ただしくしています。
今日は何かあったかな、と振り返ってみても、朝から夜までの間に色々なことがあり、このブログに何を書いたらいいのか、だんだんとわからなくなってきました。
今度、1〜2行でまとめて書いてみようかな、そうだ、今流行のツイッターをやってみるのも面白いかもしれないな……と、ふと考えたりもします。

そうそう、先日、3年ぶりに携帯を乗り換えました。iPhoneにしようかと思ったのですが、結局、同じメーカーの最新機種を選びました。ただ今度はタッチパネルです。一度使ってみたかったのです。落として壊してしまう恐れがあるので、保険にも入りました。
何故、バリバリのMacユーザーの吉村が、iPhoneではなく、日本製の携帯を選んだのか。
僕なりの考えを長い文章で書きたいのですが、あいにく時間がありません。
明日は日帰りで信州です。

2009年12月 8日 (火)

大切なお知らせ

写真展「Sense of Japan」in 大阪。 1月23日(土)に開催されるトークショーですが、申し込み殺到で、瞬く間に80名の定員に達してしまいました。
そこで急遽、4時半〜からの回も設けることになりました。2時〜の回に申し込みされた方も変更可能です。

吉村和敏トークショー「センス・オブ・ジャパン」

1月23日(土)
(1)PM2:00~3:30
  (2)PM4:30〜6:00
※2回とも同じ内容ですので、どちらか1回限りでお願いいたします。

定員各80名(先着順) 

要予約→06-6205-8000(受付時間10:00~18:00)

場所■富士フイルムフォトサロン大阪 2階のホール

参加費■無料

テレビ出演のお知らせ

吉村和敏が長崎県・五島列島を撮る、という番組が放送されます。
詳細はこちら↓
http://www.bs-j.co.jp/shashinka/

『写真家たちの日本紀行』
BSジャパン 
■第一部 12月12日(土)PM7:30〜8:00 (再放送19日14:00〜)
教会を中心とした祈りの風景を追い求めて

■第二部 12月19日(土)PM7:30〜8:00 (再放送26日14:00〜)
廃校になる小学校の子供たちなど、島の人々との交流

2009年12月 7日 (月)

南阿蘇を巡る

今日、美術館は定休日です。朝から館長さんが阿蘇を案内してくれました。
阿蘇には、ショップやレストラン、アーティストの工房がたくさんあります。ステンドグラスや陶芸の作家さんのアトリエにおじゃましました。
いつの日か、ステンドグラスで額を作り、写真展を開催してみるとか……。アイディアが膨らみます。
お昼は「ごはん邸かまど」(阿蘇郡南阿蘇村中松3890)で懐石料理。どの料理も美味しく、見た目も美しく、ランチコースでたったの3000円! 感動してしまいます。今日は4人いましたが、「東京にはこんなにも美味しく、リーズナブルなレストランは絶対にないですよね〜」と言って盛り上がります。
いずれにしても、地方に来て、色々な人と交流するたびに思い知らされるんです。毎日を大切に生きている人がたくさんいることを。
僕もいつか地方でmy写真ギャラリーを、と夢みていますが、まずは地方に移住するという思い切りがないと、夢は永遠に叶いそうもありません。
夕方、熊本空港へ移動。16時20分発、JAL1814便に乗って、東京に戻りました。
バスとタクシーの運転手、どちらも運転が粗く、「どうしてそんなにスピードを出し、急ブレーキをかけ、急発進したりするんですか!」と途中でブチギレそうになりましたが、グッと自分の感情を抑え、自宅に戻りました。

2009年12月 6日 (日)

阿蘇でトークショー

5時起床、6時に家を出て、電車で羽田空港へ。
8時20分、JAL1801便は定刻通り成田を離陸しました。国内線の場合、空席があればたった1000円でスーパーシートにアップグレードできます。機内ではひたすら眠りました。
10時15分、熊本空港着。車で阿蘇白水郷美術館へ。
Imgp0628約3週間ぶりに、自分の作品と対面します。
2時からトークショー。今日は何名来るのかまったく予測不可能で、30名くらい入ればいいな……とスタッフで語り合っていましたが、蓋を開けてみたら、120名以上の人が訪れました。当然イスが足りなくなり、前にビニールシートを敷いたり、横と後ろで立ち見にするなどして対応しました。
会場内が窮屈になってしまい、本当に、本当に申し訳ありませんでした。やはり予約制にした方がよかったのかもしれません。
約1時間、今回の写真展のテーマである「PASTORAL」について語ります。
終了後、サイン会。長蛇の列。こちらでもお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
そうそう、自宅から僕の写真集を持参された方が何人もいましたが、『フランスの美しい村』を差し出し、「吉村さん、何度もページを開いてたら、ページがとれちゃったんです……」という方が数人いました。
乱丁本は出版社でお取り替えいたしますので、お手数ですが着払いで出版社の方にお送りください。詳細(送り先住所など)は写真集の奥付に書かれています。
終了後、熊本へ移動。市内のホテルに入りました。

2009年12月 5日 (土)

今日は買わなかった

明日は熊本の写真展会場でトークショー。朝からその準備に追われました。
久しぶりにmy液晶プロジェクターを使います。動作確認をしていたら、レーザーポインターの電池が切れていることに気がつき、夕方、近くの家電量販店へ。
eneloopコーナーの前で立ち止まり、しばらく研究してみます。充電器と電池4本のセットが約5000円。これって「う〜ん」と考えさせられる値段ですね。もちろん長い目で見ればお得ですが、なかなか初期投資に踏み切ることが出来ません。
僕は、買い物の時、大胆になれる日と、そうでない日があるのです。例えば嫌なことが続くと、ストレス発散で、定価を見ずに高い買い物をしてしまいます。半年間、仕事である失敗をしでかし、帰り道、え〜いって感じでヨドバシカメラで8万円のあるモノを買いしました(笑)
で、今日のところはeneloopを買うのをやめ、ワゴンに山と積まれていた20本1000円の単三電池を買って帰ります。

2009年12月 4日 (金)

デビュー作

02201042_3 僕のデビュー作は2000年3月15日に出版した『プリンス・エドワード島』(講談社刊)です。もちろんこの前にも数冊の本を出していますが、赤毛のアンの関連書や共著なので、作品集とは言えません。
で近頃色々な人に、「やっぱり吉村さんの原点は『プリンス・エドワード島』だよね」と言われます。最近の写真集も、作品や文章に、必ず『プリンス・エドワード島』との共通点があるとか。
実は僕も同意見です。今改めて写真集のページを捲ってみると、被写体のとらえ方、つまり構図はどこか似ています。個々の写真解説の説明文、実はすべて同じ字数にしました。こんな拘りも、今の生き方と全く同じです(笑)。

実は先日、嬉しい出来事がありました。この『プリンス・エドワード島』の6刷目の重版が決まったのです。短命で終わる出版物が多い中、9年前に出した写真集が、それも僕のデビュー作が、まだ版を重ねているって、やっぱり嬉しいです。島を10年追い掛けて、頑張って拘りの作品集を作って、本当によかったと、心の底から思います。

『プリンス・エドワード島〜世界一美しい島の物語〜』(講談社)

2009年12月 3日 (木)

健康について

年中旅ばかりしている僕にとって、「東京にいる時、いかに病院に行く時間を作るか」が最大のテーマです。
で、今日は近くの総合病院で健康診断。40代になったら必ずやった方がいいと言われている大腸内視鏡検査を行いました。
僕はこう見えても結構臆病な人間なので、注射とかが怖いのです。だから内視鏡も怖くて怖くて仕方ありませんでした(笑)。

夜、お世話になっている編集者のAさん、関西から出張で来ている友人のBさんと食事をします。健康の話で盛り上がりました。
終電で自宅へ戻ります。何年ぶりかで終電に乗りましたが、相変わらず最終電車は超満員ですね。JRや地下鉄を24時間走らせた方がいいという考え方もあるようですが、僕は反対。そんなことをしたらますます深酒する人が増え、病気になるリスクが高まるでしょう。ある意味、0時台に電車が終わってしまうとうのは、とても大切なことなのです。

2009年12月 2日 (水)

カレンダーの申し込みが始まりました

Img_2916_2 2009年に引き続き、来年(2010年度版)も富士電機さんのカレンダーに採用されました! 企業カレンダーですが、購入することも出来ます。
ご希望の方は、富士電機サービス(株)さんに直接メールでお申し込みください。在庫がなくなり次第終了となりますので、くれぐれもお早めに! (発送時期は12月11日から順次出荷)

お申し込みメールアドレス↓
富士電機情報サービス(株) 藤田さま宛
fis-zenkoku@fujielectric.co.jp
(メールに、お名前、ご住所、電話番号を明記してお送りください)

カレンダー本体は1部400円です。この他にヤマトのコレクト便の送料441円(これは都内近郊の値段)と代引き手数料315円が掛かります。(送料と代引き手数料は3本まで同じ金額です)
送料と手数料を節約したい方は、富士電機情報サービス(株)さん(所在地は東京都中央区日本橋馬喰町1-6-3 吉野第一ビル7F)で引き取ることも可能です。その場合、事前連絡をお願いいたします。
TEL 03-5614-8975(担当・藤田さま、木暮さま)
Img_2918_2

2009年12月 1日 (火)

大阪のトークショー

今、仕事のやり取りの9割がメールになりました。そのため1日何時間もパソコンに向かっているわけですが、メールって、書いても書いても受信箱に溜まっていく一方ですね。僕の場合、レスを送らなければいけないメールが常に40〜50通ある状態。気合いを入れて20通くらいまで下げると、ふ〜今日はよく仕事をしたなあ〜という感じになります。

丸ビルの写真展、無事スタートを切りました。
で今、大阪・富士フイルムフォトサロンの写真展「Sense of Japan」の件をあれこれ検討しています。
トークショー、行うことに決めました。詳細は以下の通りです。是非ご参加ください!

吉村和敏写真展「Sense of Japan」 in 大阪
2010年1月22日(金)〜28日(木)
詳細はこちら↓
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/

吉村和敏トークショー「センス・オブ・ジャパン」
1月23日(土)PM2:00〜3:30
定員80名(先着順)
要予約→06-6205-8000(受付時間10:00〜18:00)
場所■富士フイルムフォトサロン大阪 2階のホール
参加費■無料

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