10時ぴったりに正面ドアの鍵が開き、写真展が始まりました。
大阪会場も、結構人が入ります。会場内には常に3〜6人いるような状況が夕方まで続きました。
「Sense of Japan」、関西の人にとっても受けがいいです。「すきやわ〜」「この世界、すごく共感できる」と言ってくださる人がたくさんいました。
でも、写真集はあまり売れません(笑)。今日は何と2冊でした。他の写真集はよく売れます。「フランスの美しい村」は夕方には在庫切れ。明日の午前中必着で13冊取り寄せました。
今日はたくさんの人とお話しました。その内容をまとめてみると、、、
●「確か2年ほど前にテレビに出ていた人ですよね? ヨーロッパを女優さんと旅していた番組だったような」
→この質問を一番多く受けます。今日は20人以上に言われました。それにしてもテレビの力って凄いですね。びっくりです。
● 「コンパクトデジタルカメラ、どのメーカーのどの機種を買えばいいんですか? 吉村さんのお勧めを、こっそり教えてください」
→全国の写真展で、最も多く受ける質問の一つです。今日も10人以上の方から質問されました。
●「ブログに書かれていた黄色いカメラは今回持ってきたんですか? 見せてください」
→はい、持ってきました。実物を見せると、みんな「お〜」と言って感動してくれます。レンズは自分で黄色く塗りましたが、使っているとペンキが剥がれてくるので、皆さんは絶対に塗らない方がいいですよ。塗ると後悔します。
●「吉村さんって、若いんですね。もっと熟年の写真家さんかと思っていました」
→「42才です」と答えると、「あっ、結構いっているんですね」と言われます。でも写真界では、40代はまだまだ若手の部類に入ります。だからよくプロフィールで若手の写真家〜という表現を使っているのです。45才くらいまで使おうかな、と考えています。
●「新幹線に置き忘れた荷物、無事に見つかってよかったですね」
→ありがとうございます。今日の午前中、岡山駅からペリカン便で届きました。着払いで、900円でした。
●「写真集、消費税はいらないんですか?」
→はい、定価で大丈夫です。100円と500円玉、たっぷり用意してきたつもりでしたが、今日もおつりがなくなり、2回ほどコンビニに走りました。隣にコンビニがあるので助かっています。
●「デジタルがいいんですか? フィルムがいいんですか?」
→どちらもいいんです。二つは全くの別ものです。ただ、何十年も歴史を積み重ねてきたフィルムは「完成された世界」ですが、デジタルはまだ「発展途上の世界」です。色味が不安定だし、やけにシャープネスが効いてしまう点も気になります。だからデジタルで「人に感動を与える風景写真」を撮るのはとてもとても難しい。でも僕はトライしています。いつかデジタルオンリーの写真展を行ってみたいですね。
ちなみに「Sense of Japan」は、すべてフィルムです。このナチュラルな感じを出すには、今のデジタルでは100パーセント無理なんです。
皆さんもどっちかではなく、双方の良さを引き出すような感じで、使い分けてみてください。