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2010年2月

2010年2月28日 (日)

ハードディスクの交換

頑張って夕方時間を作り、秋葉原へ。ある専門店で、Macのノートパソコン1号のハードディスクの交換を行いました。
現状は80ギガ。システムで半分は使うので、残りの40ギガに撮影画像をコピーしています。デジカメは年々高画素化が進み、1枚がすごい容量になります。だから大量の写真を撮ると、40ギガだと全然足りない。
350ギガが9000円だったので、これを買うことに決めました。ノートパソコンのHD交換は自分では自信がない。よって12000円払って交換を依頼します。
2時間後、6年前に手に入れたノートパソコン1号が生まれ変わりました。
2年前に手に入れたノートパソコン2号は、容量が250ギガ。まだ大丈夫です。

そうそう、1年前にネットブックを手に入れましたが、実は今、あまり使っていません。やっぱりWinはキーボードが難しいのです……。どう頑張っても慣れない。
まあでもパソコンって使わないと壊れてしまうので、次の出張に持っていこうかな、と検討しています。

2010年2月27日 (土)

最近の車をチェック

ある場所まで行く用事があったので、120キロほど車を運転します。
もうすぐ車検だ、3年って早いなあ〜と考えながらハンドルを握り、同時に追い越し車線や対向車線を走っている車を観察します。
新型プリウス、今日も10台くらい見ました。今回の問題で、トヨタを嫌いになる人はいないと思います。カナダのプリンス・エドワード島で暮らす人たちもTOYOTA好きが多いです。
マスコミやアメリカの政治家は、大げさにあおりすぎていますよね。弱っている何かを叩くというのが、僕はどうしても好きになれません。
三菱のディーラーの前を通ったら、ちょうどあるお客さんが、新型RVRに乗ってテストドライブに出掛けるところでした。おっ、あの色いいじゃん、と呟きます。ネットで調べてみたら「カワセミブルー」という色でした。三菱も洒落たことをやりますね。
ホンダがハイブリットスポーツを出しました。評価したい点は、6速マニュアルを用意したことです。そうなんです。ハイブリット車は絶対にマニュアルが適しているんです。マニュアルだと燃費の向上はドライバーの腕に掛かっているし、何より車の運転が楽しくなる。そしてマニュアル大国ヨーロッパで売れまくるでしょう。

2010年2月26日 (金)

スマイルフォトコンテスト

昨年に引き続き、スカンジナビア政府観光局主催「スマイルフォトコンテスト」の審査をつとめましたが、今日はその表彰式。グランプリ1名、準優勝3名、各国賞3名、入選10名に賞状と賞品を渡しました。
審査は1ヶ月ほど前に行いました。集まった作品を大テーブルの上に並べ、1点1点丁寧に見ていくのです。でもやはり、力強い作品はパッと見ただけでわかります。オーラを放っています。最初50枚くらいに絞りましたが、その作業はすぐに終わりました。
最後、上位作品を選び出すのが難しい。「スマイル」「スカンジナビア」「写真技術」などを考慮しながら、色々な角度から作品を評価していくのです。
どの写真コンテストでもそうですが、応募者の名前は最後まで見ません。撮影データも見ないし、たまに添えられている手紙も読みません(というかそんな余裕はない)。だから、昨年の受賞者が今年も受賞、ということも十分ありえます。
やっぱり、審査の仕事は面白いですね。僕は写真雑誌の月例フォトコンテストの審査の仕事は受けませんが、このような年1回の仕事はこれからも積極的に行っていこうと考えています。

さて、このスマイルフォトコンテスト、何より賞品がいいことで知られています。 グランプリはペアで北欧往復航空券&最新の一眼デジカメ(ズームレンズ2本つき)です。準優勝の方々にもコンパクトデジカメがつきます。
まだまだ知名度が低いのですが、今後大ブレイクする可能性を秘めています。今回の応募点数は数百点ですが、数年後、数千点、数万点の写真が集まるようになるでしょう。
このブログをお読みになっている皆さん、是非今年はスカンジナビアに旅行し、作品を生み出し、応募してみてください!

2010年2月25日 (木)

東京へ

撮影後、駅へ移動。近くのコンビニから東京の自宅宛へ大きな荷物を送ります。たった1400円で明日の午前中着。日本の物流って凄いですね。
在来線と新幹線に乗って東京へ向かいます。車窓を眺めていると、あれも撮りたい、これも撮りたいと、次々と撮影テーマが見つかります。問題は撮影時間と活動資金。両方とも、いつも足りない足りないと呟いてばかりです。僕にとって永遠の悩みの種ですね。
自分がお爺ちゃんになってからでもいいので、どーしても形にしたいテーマが一つあります。それは鉄道です。何線を撮ろうかな。ちなみに父は国鉄職員でした。
新幹線の方は、超満席です。朝霧の影響で飛行機のスケジュールが乱れたとか。
自分の指定席に行くと、すでにおばさんが座っています。「あら、ここあんたの席? 仕方ないわね」と何食わぬ顔で去っていきましたが、それにしても大胆(笑)
定刻通り東京着。
だいぶ疲れているので、今日は早く寝ます。

さて、Twitter
取材中、何度か呟いてみましたが、このくらいのupなら難なく出来ることがわかりました。これからも旅に出たら呟いていこうと思います。Twitterって、何だか面白いかも。
もちろん、僕の呟きに関する皆さんのコメント、すべてに目を通しています。(@KazYoshimuraで検索できます)
ありがとうございました。


2010年2月24日 (水)

今日も快晴

光が眩しかったので、コンビニで帽子を買いました。今回冬だから必要ないと思って、いつも使っている帽子を家に置いてきたのです。
僕の忘れ物ナンバーワンは、今も昔も帽子なんです。飛行機のシートポケットに、今までたくさんの帽子を忘れてきました。レストランや喫茶店で忘れることもしばしばです。取材中は朝昼夜とレストランに行くので、こればかりは仕方のないことだと思っています。

今いる場所は、日本の田舎です。僕は町中より田舎の方がときめくので、旅をしている時は、いつも郊外へ、郊外へと移動していきます。
ランチはソバ。3時間ほど寒い野外にいたので、体があたたまりました。
2時頃、絶景と出会いました。山の斜面に素朴な民家が連なっている光景です。でも太陽の位置が悪い。順光で撮影すると、よくある観光写真になってしまいます。
で夕方、再び同じ場所を訪れ、少し赤味かかった光に包まれた様子を撮影しました。手応えを感じたので、この作品はいつか写真展で発表します。
その後、近くの村で夜景を撮影、終了後、町のホテルに戻りました。
海が近いので魚料理でもよかったのですが、近くにあった肉料理のレストランに入ってしまいます。だんだんと脂っこい料理が苦手になってきましたが、まっ、たまにはいいですね。写真家は体力をつけないと。
美味しかったです。

2010年2月23日 (火)

撮影の旅 1日目

7時台の新幹線に乗ってある地へ向かいます。今回車にしなかった理由は、時間を節約するためです。車だと、3日間のうち2日間が移動で潰れてしまうから。
お昼過ぎ、目的地に到着。一昨日の寒さはどこへやら、春のようなポカポカ陽気でした。フリースジャケットを脱いで行動開始。
2週間ぶりの撮影なので、気ばかり焦ります。失敗のないように、露出やピントなど、1点1点確認しながらシャッターを押していきました。
太陽が沈むと急に気温が下がりはじめます。でも体を動かしているので、それほど寒さを感じません。いつか出す写真集に作品が使えるかもしれない、という思いから、夜景の撮影も行いました。
予約を入れてあったホテルにチェックイン。夕食後、いつもと同じようにコンビニへ。そしていつもと同じようにヨーグルトと爽健美茶を購入。結構、健康に気を使っています(笑)。
ホテルの部屋でメール書きなどのパソコン仕事を片付けた後、温泉へ。深夜だったのでゆっくりはできませんでしたが、まあそれなりに疲れが取れました。

いったい吉村和敏はどこにいるのか。今ツイッターをはじめたばかりなので、今回はあえて書かないでおきますね。

2010年2月22日 (月)

荷物を送れなかった

明日から3日間の国内取材。日中はバタバタしており、準備をはじめたのが夜の8時から。この前倉庫を整理していた時に出てきた登山用のザックを使おうと思い、写真機材や三脚、衣類を詰め込みます。が、やはり無理があり、結局いつも海外に行く時に使っているイーグルクリークのトランク36に詰め直しました。
すべてが終了し、時計を見たら、9時45分。ガ〜ン。間に合いませんでした。
9時30分までに車で5分の所にあるヤマトの集荷センターへ荷物を持って行くと、翌日の午前中にはホテルに届けてくれるのです。
何故荷物を送ることに拘るかというと、東京では大きな荷物を持ったまま満員電車に乗れないからです。
20代の頃は、どんなに巨大なスーツケースを持っていても、強引に満員電車の中に入り込み、顰蹙を買っていることなど気にしませんでした。そう、怖いモノ知らずの人間だったのです。
でも今はダメ。人に気を遣ってしまうし、臆病になりはじめています。
満員電車に乗れないと東京駅までタクシーで行くことになりますが、4000円は掛かります。となると、1600円出してヤマト便で送った方がはるかに安上がりというわけです。

仕方がない、明日は早朝に自宅を出ることにします。

2010年2月21日 (日)

アマmeetsプロ

カメラのキタムラ、フォトカルチャー倶楽部主催「アマmeetsプロ」というイベントが東京厚生年金会館で行われたので、出席しました。全国から写真愛好家の方々(200人ほど)が集まります。
第二部で、写真家との交流会がありました。抽選で吉村組になった方々の作品を拝見し、その場で講評していきます。中には「えっ」と声を上げる作品もあり、レベルの高さに驚きました。このまま撮り続けていけば、写真展や写真集が出来るのではないでしょうか。
いずれにしても、プロの僕にとっても貴重なイベントでした。

Twitter、つぶやきを携帯からアップしてみました。今日はテストを兼ね2回書き込んでみましたが、今後は飛び飛びになります。
ブログの方は毎日書き続けますので、ご安心ください。

2010年2月20日 (土)

twitter

1年前から「デジタルカメラマガジン」でフォトエッセイを連載してきましたが、いよいよ次回の4月号が最終回。ご愛読、ありがとうございました。
数ヶ月前からカメラマンズチョイスというコーナーで、普段仕事で使っている便利なもの、ユニークなもの、秘密にしておきたいものを1品ずつ紹介しています。4月号はあるユニークなモノを紹介しようと思い、今日、自宅でそのモノの撮影を行い、同時に原稿を書きました。発売日(3月20日)に書店でチェックしてみてください。

さて、twitter。
だいたいの仕組みを理解しました。
ブログとはまた違った形で吉村和敏の「今」をお伝えしていくことができそうです。
というわけで、時々つぶやきを書いていきます。火曜日から3日間の国内取材がはじまるので、必ずどこかでつぶやきます。

http://twitter.com/KazYoshimura/

2010年2月19日 (金)

今日も忙しかった

今、あるモノが必要だ、欲しい、と思ったらネットショップのページを立ち上げ、商品を選んでクリックすればすぐに買うことができます。ここ数年、文具はすべてネットで手に入れています。
でもネットショッピングばかり続けていると、味気なさを感じてくるのも事実です。
25年前、生まれて初めてカメラを手に入れた時です。何度も何度も近くの写真屋さんに足を運び、ショーウィンドウの中のカメラを眺めていました。やがておじさん、おばさんと仲良くなり、カメラを手にしてからは、毎日のように写真屋さんに足を運び、2人と写真談義に花を咲かせながら現像済みのフィルムをピックアップしたり、写真用品を買ったりしていました。そう、何かを手に入れる時って、必ず人と人とのコミュニケーションがあったような気がする。
今僕は、そんな時代を生きてきてよかったな、と思います。フィルム全盛期の頃に写真を覚えてよかったな、とも思う。フィルムで培ったノウハウは、デジタルになってもよく生かされているから。
話は飛びますが、バブルという時代を体験出来てよかったな、とも思います。とにかく出版界に元気がありました。
今、出版界って、本当に元気がないんです。

2010年2月18日 (木)

スキャニング作業

朝から写真のスキャニング作業。ポジをスキャナーで読み取り、レタッチして保存する。150点ほどあったので、その作業を延々と続けました。
写真の大敵はホコリです。スキャニング時、どうしてもホコリがついてしまう。ホコリ除去をONにしていますが、100パーセント完璧ではありません。
「Sense of Japan」は4×5フィルムです。1枚1枚自分でフィルムホルダーにセットしていくのですが、この時もたくさんのホコリが入り込んでしまいます。(クイックロードというホコリが付かないフィルムもあるのですが、多少価格がアップするので、遠出するときしか使いませんでした)
午後、仕事部屋で2件の打ち合わせを行いましたが、終了後、ある方とカメラの話で盛り上がりました。
実は今、欲しいカメラがあるのです。どうしようかな〜と、1年前から悩み続けています。機種は内緒ですが、とても魅力的なカメラなんです。
車好きな友人はみんな、もしお金に余裕があったらフェラリーが欲しい、と口を揃えて言います。
僕の場合、もしお金に余裕があったら何のカメラを買うか。たぶんライカのM7ですね。M8やM9もいいとは思うのですが、どちらかというと仕事カメラという気がする。ライカM7は、持っているだけで幸せ気分を味わえるカメラです。

2010年2月17日 (水)

ツイッター

打ち合わせの合間に30分ほどフリータイムが生まれたので、新宿にあるパン屋兼喫茶店へ。僕はパンの中で、クロワッサンとクリームパンが一番好きです。で、パン売り場を覗くと、クロワッサンの中にクリームが入ったパンを発見、早速手に取りレジに並びました。
特にカスタードが美味しかったです。きちんと考えられた味。アメリカンを飲みながらホッと一息つきました。
ちなみにお菓子のナンバーワンはトッポです。何度もブログに書いていますが、今だ飽きずにトッポばかりを買っています。(もちろん買うのは月イチくらいですが)
車のハンドルを握りながらトッポをポリポリと食べていると、何でトッポってこんなに美味しいんだろう……とつぶやいてばかりです。

今流行のtwitter(ツイッター)ですが、先日、アカウントの取得を済ませました。でもまだ、始めるかどうかはわかりません。正直言って、まだtwitterにそれほど魅力を感じていないのです。これからじっくりと考え、リサーチし、結論を出します。
まあでも、自分のつぶやきをダイレクトに皆さんにお伝え出来るというのは、なかなか面白いですね。
なぜなら、つぶきの方が、「本音」が出るからです。文章って不思議で、短ければ短いほど、人から人へ想いがストレートに伝わります。

2010年2月16日 (火)

写真を送る

海外取材中、特に人物写真を撮ると、被写体となった人から「写真を送ってくれ」とお願いされることがあります。帰国し、空き時間を見つけては、写真を2Lでプリントし、データをCDに焼いて郵送の準備をするのですが、時々宛名書きで「えっ、これってどこの国?」と首を傾げることがあるのです。
今日もある中年のご夫妻から頂いたメモの住所を見て、う〜ん、国はどこだろう……とペンが止まってしまいました。
ヨーロッパにはたくさんの国があります。でも住所に国名まで書いてくれる人は稀です。日本人が、都道府県の前に日本国と書かないのと一緒ですね。
こんな時に頼りになるのが、Google mapです。町名と村名を入力し検索すれば、瞬時にその場所の地図が表示されます。エストニアのタリンで出会ったこのご夫妻、住んでいる国はドイツでした。

写真を送ることを繰り返していると、世界中にたくさんの知り合いや友達が出来そうですが、僕はその後のフォロー(手紙やメールのやり取りなど)をしていないので、いつも1回限りです。
若い頃は、旅先で人との出会い、つまり友達作りばかりを求めていました。でも30歳になり、40歳を過ぎると、それがだんだんと面倒になってきたのです。やはり旅先では、1人孤独に写真を撮っているのが好きです。

2010年2月15日 (月)

質への拘り

Img_3110『「フランスの美しい村」全踏破の旅』(講談社刊)の中のある写真を使いたい、という仕事があったため、編集者さん、デザイナーさんが仕事場を訪れました。
写真はページごとに封筒に入れ、仕分けしています。が、これも印刷会社から戻ってきたそのまんまの状態。
終了後、思い切って全写真の整理を行いました。封筒をページごとに並べ、写真点数を再チェックしていきます。
この写真集、大きな写真はフィルムカメラ、小さな写真はデジタルカメラで撮られています。すべてデジタルにしなかったのは、僕の拘りです。デジタルは印刷とのマッチングで色味がヘンな方向に転びます。特に緑がダメ。気持ちの悪い黄緑系になってしまうのです。つまり、いかにもデジタルっぽい、という作品集を避けるためでした。
100パーセントデジタルカメラで撮影された写真集の中で、いわゆる「完璧」な写真集は、まだこの世に存在していません。これは断言できます。だから、拘りを持って仕事をしているプロは、今だフィルムの世界を大切にしているのです。多くのカメラメーカーも、細々とフィルムカメラを製造し続けていますよね。
で、次のイタリアのプロジェクトはどうするか……
この1年間、あれこれ悩みましたが、100パーセントデジタルカメラでいくつもりでいます。イタリアの本が出来るのは5〜6年後、その頃には緑の問題も解決されているでしょう。

2010年2月14日 (日)

携帯の修理完了

携帯の修理が終わったので、今日、販売店に行って引き上げてきました。
報告書を読むと、データ管理用回路部に不具合があったとのこと。基盤の交換となりました。
まっ、仕方ありませんね。
新品同様になった携帯(と言ってもまだ手に入れて2ヶ月ですが)を使い、ウキウキしています。今日は近くの家電量販店で新しいシートフィルムを手に入れ、ガラス表面に貼ってあげました。

先週はプリウスの問題がありましたが、テレビで修理の様子を見ると、単にソフトウエアの書き換えですね。つまり普段使っているパソコンのバージョンアップと同じです。もしかしたらリコールという呼び名が間違っているのかもしれません。
パソコンもソフトも、バージョンアップによってどんどんよくなっていくので、僕はマメにバージョンアップを行っています。ソフトが新しくなったと連絡が入ったら、すぐに申し込む。
でもここ数年、バージョンアップによって使いにくくなることもある、ということに気づきはじめてきました。
今、イライラしているのは、ある画像処理ソフトと、ある住所管理ソフトです。以前のバージョンの方が何倍も使い勝手がよかったです。
最新のバージョンを頑張って数ヶ月使ってみましたが、あまりにストレスが溜まるので、先日、思い切って以前のバージョンに戻しました(笑)。

2010年2月13日 (土)

ハタチのバンクーバー

今日のテレビはカナダのバンクーバー一色でした。
映像を見ると、海辺に近代的なビルが連なる大都市ですが、僕が訪れた22年前は違っていました。当時も大きな街でしたが、煌びやかなオフィスビルやコンドミニアムは、今よりずっと少なかったです。
それにしても、20歳の時、よくバンクーバーへ行ったよなあ〜と、自分の無謀さに感心してしまいます。
僕が働いていた小さな印刷会社は凸版印刷の中にありましたが、凸版の社員(日系メキシコ人)でカナダに詳しい人がいたんです。彼が、「カナダは素晴らしい国ですよ」と言ったのが決め手となりました。すぐに紹介してもらった渋谷の小さな旅行会社で格安航空券を購入、確か片道12万くらいだったような記憶があります。
印刷会社を辞め、松本の実家に引っ越し、荷造りして再び東京へ。カナダ出発前日は、印刷会社の社長のご自宅に泊めてもらいました。
成田から飛行機に乗り、ドキドキしながら機内で過ごします。数時間後、機内の小窓から眼下を眺めると、そこには海と森が織りなす色鮮やかな北米大陸が広がっていました。その時、「あっ、ナマで見る外国だ!」と感動したのを思い出します。

昔も今も、僕自身を動かしているのは、一種の「焦り」なんです。カナダでは、カメラマンになると決めたんだからたくさんの写真を撮らなきゃ、という焦りが常にありました。
そして今でも、ある一つの取材テーマを選び、そのことを人に伝えたり、ブログで宣言したりすると、どんなことをしても成し遂げなきゃ、と焦っています。
僕は、人間って、暇な時やリラックスモードの時はいい仕事が出来ないものだと信じています。何かこう、常にギリギリの所で踏ん張っていると、不思議と力強い作品が生み出せるのです。

2010年2月12日 (金)

eneloop

サンヨーのeneloop、確かにいいですね。大阪の写真展会場で、ある方から黄色と青の限定モデルをもらったのです。だから今、家にはたくさんあり、家中の電池がeneloopに置き換わっています。
昨日はテレビのリモコンに入れました。これって、とても贅沢な使い方ですね(笑)
以前雑誌で紹介したeneloopのネックウォーマー、先週の信州取材でも使いました。
今欲しいのは、eneloopのアンカです。ちょっと高いので、店頭やアマゾンで足踏みしていますが、また嫌なことがあった時、ストレス発散で買ってしまうかもしれません。我が家には、ストレス発散で衝動買いした商品が何点かあります。

2010年2月11日 (木)

本の整理

今まで自分の写真が掲載された雑誌、新聞、旅行パンフレット、カレンダー、ポスターなどはすべて保存しています。また、職業柄、写真集をよく買います。写真集は大きく重いので、100冊以上になってくるとかなりの場所をとります。
これらの紙媒体、今一部屋を潰して保存しているのですが、思い切って信州の倉庫に移動することにしました。空き時間を見つけては、以前ブログで書いた折りたたみ式のプラスチックボックスを使い、仕分け作業をしています。
東京に置いておく必要がある本は、各国に関する資料本です。カナダ関係だけで200冊はあり、ヨーロッパを含めると400冊にはなるでしょう。これらは本棚を新たに購入し、廊下の壁に置くことに決めました。
僕は本に思い入れがある人間なので、なかなか本を処分することが出来ません。が、スペース確保のため、50冊ほど近くのブックオフに出すことにしました。○○年度版と書かれた本や雑誌、パソコンやソフトのマニュアル本、途中で読むのをやめてしまった小説などです。著者の皆さん、ゴメンなさい。

そうそう、何年か前、巨大な手作り写真集を10冊限定(自費出版)で出したことがあるのです。仕事関係者に送ったのですが、数ヶ月後、ある場所でサイン会を行った時、その写真集を持ってきた方がいました。「えっ、これって何処で手に入れたんですか?」と尋ねると、古本屋で見つけたとのこと。
きっとこの大きく重い本を受け取った10人のうちの誰かは、保存場所に困り、チラッと見た後、すぐに古本屋に出してしまったのでしょう。
ああ〜送って迷惑だったんだな……とその時はじめて悟りました。
以来、写真集を献本する時は、慎重に、慎重に送り先を選んでいます。

2010年2月10日 (水)

高校生の頃

高校に入学すると写真クラブを作り、毎日写真を撮っていました。放課後、自転車を駆って、学校周辺はもちろんのこと、松本や安曇野まで足を運び、風景や自然にカメラを向けていたのです。
Hi006生み出した写真は腕試しのつもりで写真雑誌のフォトコンテストに応募。最初はまったく相手にされませんでしたが、高校2年の時、「光る電線」という写真がついに入選したのです。つまりこれがはじめて印刷物になった自分の作品です。嬉しくて、嬉しくて、どうにかなりそうでした(笑)
Hi008その後も撮影と応募を繰り返し、高校三年生の時に、雑誌『カメラマン』の月例コンテストでついに金賞にゲット。「氷点下の川岸で」という組写真でした。年度賞にも輝いたので、4万円もの賞金をいただきました。
残念ながら雑誌『CAPA』の月例コンテストはいつも佳作どまりでしたが、KODAK・CAPA杯高校選抜写真コンテトでは、1席を2回、2席を1回取りました。いい成績だったので、アメリカ旅行がもらえるかな〜と思っていたら、別の人でした。悔しかった〜(笑)
Hi009今、一つだけ後悔していることがあります。それは自分の写真が掲載された雑誌を1冊しか買わなかったこと。だから今ある雑誌は、たくさんの人に見せたりしているのでボロボロの状態です。

(各写真はクリックすると拡大します)

2010年2月 9日 (火)

携帯歴

昨日、携帯を修理に出したと書いたら、今日は朝から「携帯がなくて不便ではないですか?」というメールがたくさん届きました。
大丈夫です。以前の携帯にSIMカードを差し込んで使っています。
ふと、携帯って、これで何台目? と気になりました。
僕の携帯デビューは27才の時。確か保険に入ったら、無料でもらったような覚えがある。得した気分でしたが、月6000円以上の請求書が来て、かなり焦りました(笑)。
その後料金の安さからPHSに乗り換えます。音質がやたらよかったような記憶がある。
1年後、普通の携帯に戻しました。カシオのGショックみたいな携帯です。色は深緑。
海外で使いたかったので、数年後、世界携帯にチェンジしました。2年ほど使った後、普通の携帯に乗り換え、同時に、ボーダフォンを持ちました。当時、海外で使うにはボーダフォン以外、考えられなかったからです。よってこの頃の名刺には、携帯番号が2つ記されていました。
それを一つにし、ポイントが貯まったので、2年後に機種変更。
昨年の12月に、今の携帯(昨日故障した)になったのです。つまりトータル9台です。
今はスライド式ですが、たぶん次は、折りたたみ式を選ぶでしょう。

2010年2月 8日 (月)

携帯電話、故障

12月9日のブログで、携帯を新しくしたことを書きました。
でその携帯、早くも故障しました。
4日前から、メールが届かない、留守電のメッセージが録音されない、バッテリーの消耗が早い、などの初期症状が出て、今日の夕方、ついにダウンです。初期化しても、ショップでプロに見てもらっても、ダメした。
夕方、修理送りとなります。
たった2ヶ月で故障しましたが、別にショックは受けませんでした。近頃、やたら機能を詰め込んだ最新のモノって、これが普通だと思いはじめてきたからです。確かネットブックも初期不良でした(笑)。
何か問題が起きたら、さてどうするか、ですね。
僕は解決していくのが面白いし、解決出来た時、心から喜ぶことができるのです。

2010年2月 7日 (日)

東京へ

中央道を走って東京へ向かいます。
さて今日はどこで渋滞するだろう……とハンドルを握りながら考えていたら、小仏トンネルも、高井戸も、そして首都高も、一度もストップすることはありませんでした。いつもなら必ず渋滞する日曜日の夜ですよ。日本経済って大丈夫なのかなあ〜とふと心配になります。

車で出掛ける時は山ほどの荷物と一緒です。だから自宅に戻ると、まずはマンションの前に車を停め、3〜4回にわけて荷物を部屋に運び入れるのです。
で、それらの荷物。僕は10〜15分ほどですべてを片付けてしまうクセをつけています。カメラやレンズも、棚の所定位置にピタリと置く。
ただ、車は凄いことになっています。駐車場に停まっている車の中で、一番汚れているでしょう(笑)
冬が終わるまで洗車しないつもりです。

2010年2月 6日 (土)

松本、塩尻

松本も、昨晩雪が降りました。積雪3センチ。
午後から撮影を開始。松本と塩尻の郊外を巡り、被写体を求めました。
30分後、まずは最初のシャッター。10分後、数キロ離れた場所で、十分に手応えのある作品を生み出すことに成功します。
今撮影している信州の作品は、数年後、写真展で発表を考えています。
夕方、せっかくここまで来たのだからと、午伏寺まで足を運んでみました。
山道の途中にある小川、まだ残っていました。高校生2年生の冬、ここで『氷点下の川岸で』という氷の作品を生み出し、月刊『カメラマン』のフォトコンテストで金賞を取ったのです。
午伏寺はうっすらと雪化粧していました。
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2010年2月 5日 (金)

大町、安曇野

荷物の件が一段落ついたので、今日から撮影開始です。
まずは147号線を北上し、大町までへ行ってみました。木崎湖を一周して被写体を求めます。その後、スキー場がある山の方まで行ってみました。でも心響く風景を見つけることが出来なかったので、大町周辺の農道を巡ります。5カットほど撮影しましたが、雪が降っていたので、もしかしたら思い通りの作品には仕上がっていないかもしれません。雪が白い線となって写ってしまうのです。
南下して安曇野へ。ここでも数枚の写真を撮りました。1枚は手応えあり。
田舎に来ると、犬を散歩させている地元の人をよく見掛けます。信州は柴犬が多い。30年前、僕も柴犬を飼っていました。柴犬を見ると、今でも心ときめきます。柴犬は、犬の中でナンバーワンだと思います。
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2010年2月 4日 (木)

写真額を倉庫へ

9時、倉庫へ。
昨晩雪が降ったので、国道は大渋滞でした。そういえば昨晩乗ったタクシーの運転手、早く高速を無料にすべきだと熱く語っていました(笑)。
10時半、最初のトラックが到着します。僕自身が東京から送った荷物でした。
2時間後、熊本からの荷物が到着。すさまじい量です。
写真額は2枚ずつセットになって梱包されています。こちらは二人で力を合わせて移動しましたが、運送業のドライバーさんたちは、額を一人でひょいと持ち上げ、小走りに倉庫の前まで運んでいました。足腰が鍛えられていますね。
1時間後、東京と大阪から別の荷物が4トントラックで届きます。こちらもすさまじい量。
夕方には全ての荷物を倉庫に運び入れることができました。半分ほど埋まりましたが、まだまだ十分な空きスペースがあります。あと2〜3回は大型写真展が行えるかも(笑)
とにかくここ数年、写真パネルの保管をどうするかで、ずっとずっと悩み続けけていたのです。地方に倉庫を借りるとう解決策が見つかり一安心。
僕のような新人カメラマンでさえ写真額の保管に関してこれほど頭を悩ませているのだから、巨匠と呼ばれている写真家たちはもっと深刻だと思います。
写真展が終わったら高額な費用を払って額を処分してしまう人がほとんどですが、中には月に何十万もレンタル料を払って都心に巨大倉庫を借りている人もいるとか。写真家は、お金がいくらあっても足りません。

2010年2月 3日 (水)

長野へ

11時半、車のエンジンをスタート。まずは首都高、次に中央道を走って長野県松本市を目指しました。この時間であれば、渋滞を回避できます。
3時間後、松本に到着。晴れていますが、北アルプス方面は厚い雲に覆われているという信州の冬らしい光景です。雪もチラホラ舞っています。
夕方、先月契約した倉庫へ。使い方の説明を受け、鍵をもらいました。

深夜までに10人くらいと交流しましたが、松本人独特の言葉の使い回しやイントネーションを耳にすると、やっぱり懐かしさを感じます。 僕がまだ同じように喋れるかというと、答えはNOです。東京で20年以上も暮らしていたら、完全に忘れてしまいました。

2010年2月 2日 (火)

荷物を送る

運送会社にはいつもお世話になっています。荷物は週に3日は受け取るし、こちらかも出します。
で今日も、ヤマトのBOXチャーター便をオーダーし、大量の写真額や本を、長野県の倉庫へ送りました。
このBOXチャーター便、便利です。BOXにはかなりの量の荷物が入るし、料金もそれほど高くありません。この前の富士フイルムフォトサロンの写真展なら、BOX2つチャーターすれば、全てのパネルをすっぽり収めることが可能です。
ヤマトさん以外でも他2社と契約しており、時々写真額の輸送をお願いしています。

Img_30712009年7月1日のブログでお知らせした携帯の壁紙ダウンロードのサイトですが、auとsoftbankに続き、ウィルコムもスタートしました。毎月更新しており、新しい写真を10〜20点ほど追加しています。
「docomoはいつから?」という問い合わせをたくさんいただきますが、もうしばらくお待ちください。
あと、パソコンでも写真の検索が簡単に行えるようになりました。たくさんの写真家の作品がありますが、カテゴリの「吉村和敏」で検索してみてください。
プレミアムフォト(バナーを置いてあります→)

2010年2月 1日 (月)

窓の結露

久しぶりの雨です。気温もグングン下がっています。今晩は雪になるでしょう。
仕事部屋のエアコンをずっとつけっぱなしにしていたら、ガラス窓がびっしょり露で濡れてしまいました。
カナダのような冬が厳しい北国では、窓はしっかり作られています。中間に空気の層が入っている二重ガラス。だから外気温の影響をあまり受けないし、ガラスが露で曇るようなことはありません。12月に訪れたフィンランドのホテルの窓も、しげしげとチェックしてみると、二重ガラスでした。
日本もすべての窓を二重ガラス、もしくは二重サッシにすればいいのに……といつも思います。
そうそう、今、リフォームで二重サッシにすると、例のエコポイントが付くのをご存じですか? マンションを所有されている方で、音や寒さや結露で悩んでいる方は、今がチャンスです。

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