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2010年5月27日 (木)

基本も大切

近頃テレビで、人とのコミュニケーションが出来ない若者、という特集をよくやっています。数週間前の「NHK特報首都圏」では、一人でランチを食べられない大学生が急増中、という問題を指摘していました。
原因は携帯電話。近頃の若い人たちのコミュニケーションは携帯メールばかりなので、実際人と会うと何も出来なくなるし、孤独にも弱くなっていく……。
便利なモノって、必ずマイナス面もある。こればかりは仕方ありませんね。
僕は、タバコやお酒に規制があるように、大学を卒業するまでは携帯を持っていはいけない、という大胆な法律を作ってもいいと思います。

実は写真の世界でも、今一つの問題が指摘されているんです。
それは、近頃の若い編集者や印刷会社の担当者が、「フィルムの世界を知らない」ということです。
今のデジタルカメラはとても優れていますが、ご存じのように撮影データと印刷とのマッチングがとても難しい。こちらが口うるさく指示を出さないと、色味や雰囲気がヘンな方向に転んだ印刷物が形になります。(妙にシャープネスが効き過ぎているとか)
—〈削除〉—
僕はこれが嫌で嫌で、色校の度にプッツン切れているのですが、近頃は事細かく書くのが面倒なので、ただ一言「フィルムで撮ったように仕上げてくれ」と書いて提出します。そうすると、いい仕上がりになってくる。
—〈削除〉—
写真学校では、まだ積極的にフィルムが使われているようです。だから学校を卒業した若者たちは、フィルムがどういうものであるかをよく知っている。
—〈削除〉—
明日、出版の世界に、デジタル界の黒船、iPadがやって来ます。だから今日のブログでは、普段感じていることを思い切って書いてみました。

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コメント

削除された部分、読みたかったです〜
Mashさんの辛口のコメント、ちょっと驚きましたが、やっぱり吉村さんは若手を指導することなく、自分の道を突き進んでいってもらいたいですネ。その方がかっこいい。
何度か講演会に参加して感じたのですが、きっと吉村さんは若手にも優しく接しているタイプの人です。ブログを読んでいても、かなり言葉を選んで書いていることが何となくわかります。だからなおさら削除された部分を読みたかった。
iPadってそんなにいいんですか? わたしの周りでは誰も騒いでいませんよ。どこで買えるんですか?

正直な文面から、吉村さんが言いたい事は分かるような気がしますし、写真に対する情熱・想いも、よく伝わってきます。

でも、ネットでズバッっと言ってしまうと、問題発言!と捉えられてしまうのでしょうね。

私は、若者に限らず、バブル世代の40代くらいの人たちも、コミュニケーション力が欠けている人が多いと思います。そのくらいの年代の人たちって独身の人も多くないですか?高度経済成長期&自由で便利な時代に生まれ、妥協したり、人に合わせなくても、そして人と寄り添わなくても自分の世界を作って生きて満足している人が多いような気がするのです。常に自己中心で。コミュニケーション能力が欠けてきているのは、閉塞感に満ちた世の中、核家族化している現代社会、人とのつながりが薄くなり、格差、ネットや携帯の利便化、ストレス、色んな現代の要素が原因になっているのかな、と思っています。

今の日本の子供たちはコミュニケーション力を育てる為に、小学校でもスピーチがあったり、クラス遊びの時間が多かったり、宿題も親が参加しないと出来ないものがあったりと、色々考えられた教育を受けているようにも思います。
いつの時代も生まれてくる子供の本質は変わらないはずです、育つ環境で人間が形成されるのですから、失敗から学びながら、私たちは将来に希望を持ちたいですね!

色々コメントしましたが、私は吉村さんの作品が大好きですし、これからも吉村さんの信じるやり方で、素晴らしい作品を作って欲しいと思います。

デジタル化された中で、昔からの手法の職人さんたちは大変なのですね。でも吉村さんのような人が、若い人たちを育て、伝統とか文化を伝えていくのだと思います。

これからも応援しています

P.S.今日は我が家にもipad届きましたよ!

先ほど仕事が終わり、ブログ拝見しました。かなり 反響があったようですね。
コミュニケーションが上手くとれない若者は、多面的な原因である事は事実です。
携帯電話はその中の一因です。それをわかっての今朝の話であれば、問題提起と感じます。
いろいろな考えを聞き、お互いの考えを受け入れる事こそ、
コミュニケーションです。だから、批判ばかりの考えも、偏りだと思います。

またずいぶんとはっきりコメントしましたね(笑)。
大抵の大人は今の20歳前後の社会人にキレています。そもそもコミュニケーションが下手なので言っていることの真意が互いに伝わらなかったり、知らないことについて自分から知識を得ようとする姿勢がなかったりで。
…が、これからこういう人が更に増えていくのです。
…と、なると大人力の見せ所ですね。
アーティストの方達で難しいのは、いかに自分のこだわりを維持しつつ相手と上手にコミュニケートをとるか。
これが簡単だったら誰も苦労しないのです。
でも、マスターしたら、この先も皆からいい仕事を一緒に出来る人という評価になりますよ。
ipadだけでなく、コミュニケーションの極意も多様化しているのをお忘れなく…。

若い編集者を指導していくのも
おたくの仕事でしょ。それと、いくら冗談でも名刺を破いてすてちゃうよ、というのは失礼極まりないですよ。おたくも一応
会社員だったんでしょ?名刺はその人の顔ですよ。ブログに堂々とこんなことを書く
感覚が理解できません。写真にも表れてますよ。

一応コンデジも持ってますが、まだまだフィルム一眼を使っています。
今年の始めに、鹿野貴司さんや料理写真家の山本弘之先生のブログに入射光式露出計の記事がありました。
今は使わないが、基本を学んだ愛着のある品なので大切にしていると!
私は、御二人の中間の機種(1971年に製造中止)を、部品欠落の為に直読でしか使えませんが、現役で使用中です。このメーカーは良心的で、昔の説明書もWebで見られます。
数年前までは名古屋のカメラ店でも、三月から四月に掛けて、写真学校に入学する際に、マニュアルのフィルムカメラを購入するのを、度々見たのですが・・・

コミュニケーションが、取れない若者…心が痛みます。私も子育てをしながら、そういう子供たちを沢山見てきました。
正直、この問題は携帯を取り上げたくらいでは解決する問題とは思えません。そんな単純な問題ではないと思います。
幼稚園ぐらいから、その傾向がみられ、小学校から休みがちになり、その後は全く社会と接する事が出来ない子も知っています。
うちの子も全くその傾向がないとは、言い切れません。
コミュニケーションが取れない事で本人も周りの人間も深く傷ついています。
うちは二人娘ですが、性格は180度違います。赤ちゃんの時のミルクの飲み方から違い、これは生まれ持ったものだと思います。個性ですよね。
社会が、この個性を受け入れるのが下手なのではないかと感じます。多数派が正義みたいな考え方が、良くない気がします。受け入れてもらえないから萎縮してしまい逃げてしまう…
娘が、高校3年生の春に交流の深かった男の子が、突然学校に来れなくなりました。卒業式にも出席できないという事で、娘も気にやんでいる様子なので、「とりあえず知らないうちに傷つけたのかもしれないから謝ってみたら…」と気楽にアドバイスした所、「そんなに簡単なものじゃないんだから…私達だっていろいろやって来たの…謝って解決する問題じゃないんだから…」と強く返されました。
その時、本人ばかりでなく周りも深く傷ついている事を知りました。
そして、そうなっている子たちは、皆、ごく普通のご家庭のお子さんです。
以前から、この問題は私の中に燻っており、この機会にお話し出来て良かったと思っております。
そして、若い子たちばかりが責められるのではなく、社会全体で考えてもらえる事を望んでいます。

前半部分…実はたった今、私がブログで書こうと思ってたことです。「や~ん、吉村さん先に書いた~」と叫びそうになりました。真似っこになっちゃうので、切り口を変えますね
それはさておき…写真展『Sense of Japan』(大阪)で、年配の方々が「この何とも言えないやわらか~な色がええんよな~♪」と口々に仰ってたことを思い出しました。分かる人には何も言わなくても分かるものなんですね、きっと

広まり過ぎた携帯電話、私も日々利用しながらも、どこか抵抗感を持っています。
友人や家族と食卓を囲んでいるのに携帯を手放さない人もいたりして、対面している相手への心配りやマナーなど考えないのかなぁと不快に思うこともしばしば。
私自身、手持ちぶさたな時にはつい携帯に手が伸びてしまいますが、出来るだけ便利なツールに支配されないよう、心がけています(^_^;)。

そういえば、今朝のNHKニュース番組で、新人の医者に、患者とのコミュニケーション指導の様子を報道しておりました。
やはり五感を活用して育つ事が少なくなっている今の世の中が物語っているようにも感じます。
写真界の「文化」…吉村さんの思いが伝わってきました。納得です。
未知の世界の事ゆえに、こうやってうかがい知る機会が持てている事に感謝します。

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