世界遺産
今年10月に出す2011年度版「プリンス・エドワード島」のカレンダー。使用する13点の作品が決まり、今日、個々の写真のキャプション書きを行いました。
撮影地を調べるにあたり、本棚から地図を引っ張り出します。
我が家にある最も多い資料、それが地図です。カナダは各州の地図が100枚以上ある。今回のイタリア取材でも、道路地図を5冊買いました。
その後、別の仕事でちょっとした調べ事があり、本棚から分厚い世界遺産の本を引っ張り出してきました。パラパラ捲っていたら、「へ〜、ここも世界遺産なんだ〜」とたくさんの発見があります。フランスの村でも、世界遺産に登録されていた村がいくつかありました。
仮に最初から世界遺産と知っていたら、足を運んでいなかったかもしれません。なぜなら世界遺産は超観光地だから。空き駐車場が見つからない、ホテルが高い、観光客が多くてストレスが溜まる……。写真家にとってあまりいいことはありません。
よく編集者に、「吉村さんの行動力で、世界中の世界遺産を撮っていたら、今頃は大金持ちになっていたよね」と言われることがあります。
でも僕は「村」でいいんです。たとえ写真が売れなくても、拘りを持って自分のやりたいことをやっていきます。