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2010年6月18日 (金)

小さな島へ渡る

_mg_3143_2まずは今いる村の撮影から。村中を歩き回り色々な物を撮りましたが、最も印象に残ったのは教会内の壁画でした。震えがくるほど素晴らしかった。
どの村でも、必ず欲しい一枚は、村の全景です。どの場所から村の全体像が撮れるだろう……と、村の中では常にそのことばかり考えています。時に丘を登り、畑を歩き、車で枝道を走り、ポイントを見つける。これだけで1〜2時間は平気で潰れます。
今の村は湖畔にあります。対岸やヨットハーバーに足を運んでみたりましたが、なかなか村が美しく見える場所がありません。ボートをチャーターしなければダメですね。よって、諦めます。
30キロほど南下し、湖の中の島にある村へ足を運んでみることにしました。
対岸の村の駐車場に車を停め、桟橋から出るはずの船を待ちます。でもなかなか来ない。近くにいたイタリア人に身振り手振り(島を指さし、指で船の形を作り、次に人差し指を胸から島へ向ける)で質問します。するとすぐに理解してくれ、ここの桟橋ではなく、もう一つ別の桟橋から出ていると教えてくれました。
_mg_326820分後、船に乗って島に渡ることができました。車が走っていないので、まるで今の時代から取り残されたような村です。住民の移動手段はバイクです。たくさんのスクーターがありました。
炎天下、まずは村を一周します。
路地を歩いている時です。何と犬の○○○を踏んづけてしまいました。ヨーロッパの村巡りではいつも3〜4回失敗をするのですが、今回の旅でははじめてです。一端湖畔へ移動し、水たまりで靴を洗います。結局、20分も貴重な時間が奪われましたが、これはヨーロッパ取材の恒例行事です。
島を一周してみたかったので、貸し自転車を借りました。最初は平坦な道でしたが、途中から急な上り坂になります。数キロ先にある村に辿り着いた時は喉がカラカラで、バーに駆け込み冷たいコーラをガブ飲みしました。
1週9キロなので、写真を撮りながらだと3〜4時間は掛かるだろうと思っていたら、2時間ほどで一周出来てしまいます。
夕方5時の船に乗って島を後にしました。
一般道を北上し、再び山岳地帯に入ります。イタリア滞在も残り2日。最後の村へ向かいました。
近くの大きな町に入りましたが、村へと続く道がなかなか見つかりません。何度も車を停めて地図を確認。村に辿り着いたのは8時過ぎでした。
さて問題はホテルです。村に1軒くらいあるだろう思ったら、これまた見つからない。このくらいの規模の村なら、今までの経験から2〜3軒はあるんです。
村中の道を走り、必死になって探しましたが、やっぱり見つかりません。やはり9時を過ぎて宿が決まっていないと焦りますね。
そこで10キロほど先にある町へいったん戻り、そこにポツンとあったホテルにコンタクト、一部屋押さえました。
空腹だったのですぐ横のレストランに入ります。今日はシーフードピザを注文。美味しかったです。イタリアのピザ、結構大きいです。イタリア人はペロリと1枚食べてしまいますが、僕はいつも一切れ残します。小食。

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コメント

ここの村の景色、とても良いですね。
イタリアといえば、コモ湖が憧れですが、吉村さんは行ったことありますか?
一度行ってみたいです。

昔のヨーロッパ(中世)の街は人間のウン○だらけだったとよく聞きますが、
いまでもやっぱり多いんですね(笑)

残ったピザ、私がいただきたいです

震えがくるほど素晴らしい壁画…作品で拝見する日が待ち遠しいです
身振り手振りで船を探したり、かわいいアクシデント?があったり、自転車に乗ったり、そして最後はピザを一切れ残したり…なんだか今日は和むお話でしたね
ホテル探し、お疲れさまでした。お部屋がとれて良かったですね。

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