山越え
ガソリンを満タンにした後、村から北へ進み、峠越えを行います。細いクネクネした道。それにしてもドロミテ山系は険しい岩山ですね。何より驚くのが、かなり標高が高い所まで車で行くことが出来、そして人が住んでいるということ。
日本の北アルプスには登山者がテントを張る唐沢カールという場所がありますが、あそこが町や村になっていると想像してみてください。僕らが中学生の頃に登った燕岳は、簡単に車で行くことができ、当然村になっているでしょう。
山道の運転は慣れているので苦にはならないのですが、やっぱりイタリア人の車の運転は怖い。急な下り坂、砂利を満載に積んだトラックがぴったり後ろにつき、テメエ早く行け状態。急にブレーキを踏んだりすると衝突するので、前方に空きスペースを見つけたら加速し、十分な車間距離を取ってから道を譲るといった感じ。当然、乗用車は、道を譲らなくても、グングン追い越していきます。特にバイクは、対向車が来ていても追い越していく。彼らに取って1メートルくらいの隙間があれば十分のようです。
ちなみにカナダは、バイクも車と同じように走ります。追い越しすることは滅多になし(笑)。
いずれにしても、美しいドロミテ山系の風景を眺めながらドライブを楽しむ、なんてイタリアではまず出来ません。ドライブ中にあるのは緊張と恐怖ばかりです。
途中からA28号線の高速に乗り、北上します。この高速も怖いですよ〜。凄まじく怖い。世界の道を運転し慣れた吉村が怖いと感じるのだから、どれほど怖いかおわかりいただけると思います。
お昼頃、オーストリアとの国境近くにある目的の村に到着しました。駐車場に車を停め、撮影を開始します。
暑い、暑い。腕の露出した部分には日焼け止めを塗りたくっていますが、ガンガン日に焼けていきます。というか、腕や首筋が焦げていきます。5日目にして、一皮むけました。
炎天下の中、重い機材を持って3時間ほど歩いて撮影。ぐったりになりアイスクリームを買って食べましたが、体力が消耗していたので、半分ほどボテッと地面に落としてしまいました。
その後、一般道を南下し、険しい岩山に囲まれた村へ。崖の上に教会がポツンと建つ、なかなか絵になる村でした。
さてホテル。週末なので苦戦するかなあ〜と思ったら、最初にコンタクトしたホテルで空き部屋が見つかりました。35ユーロでなかなかいい部屋だったので、ここに2泊することにします。イタリア人のおじさんはとてもフレンドリー。
夕方、歩いて村に行ってみました。1時間ほど撮影した後、かなりの空腹感(またランチを食べ忘れていた)を覚えたので、広場に面したレストランに入ります。パスタを注文。うん、ここのパスタも美味しかったです。
その後、2時間ほど村の中で粘り、夕景を撮影してからホテルに戻りました。
吉村さん、お疲れ様でしたo(*^▽^*)o
イタリアの美しい村を巡る旅、荷物との格闘やすごく緊張する高速道路の運転、暑さもあったりと、ちょっとだけ過酷な取材旅でしたねΣ(;・∀・)
全制覇をするのは並大抵の努力ではないと思いますが、力強く前進してください!(*´v゚*)ゞ
長い道のりを応援しています゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
投稿: yuuko | 2010年6月21日 (月) 10時17分
イタリアの美しい村を見つける旅ですよね。なんだかイタリアへの愛情が感じられなくて少し残念な気持ちです。忙しさと疲労でピリピリしていらっしゃる気がして。一ファンの苦言お許しください。
投稿: 夏香 | 2010年6月21日 (月) 02時00分
ホントにお疲れサマですm(_ _)m
吉村さんが食べかけのアイスを落としてしまうほどのお疲れとは…。お察しいたします(u u;)
運転や地理、暑さなどでご苦労も多いようですが、お食事には恵まれているようで、よかったですね(^∀')ノ
投稿: mari | 2010年6月20日 (日) 22時13分
下記の記事ぜんぶ読んできました。
ひぃぃ・・・・・。
海外の風景を撮影してますが、
ヨーロッパは本当に覚悟が必要ですね。
ご、ご無事で何よりです。
いつも勉強になります。。
投稿: けい | 2010年6月20日 (日) 19時34分
イタリア人に道とか建物の場所を尋ねるときは「三人の人に聞け」といいます。
人がいいのか?知らなくても、知っているかのように教えてくれるのだそうです。
複数の人に、尋ねて下さいネ!
イタリアの都市では、数人の引ったくりチームに囲まれるようですよ、注意!注意!
投稿: すーぱーきゃっと | 2010年6月20日 (日) 15時42分
とりあえずパスタが美味しいのが幸いですね…よかった(^^)
さっきから提案ばかりで申し訳ないのですが…(日曜日休みで暇だから出来ることなんですがね…)
よくゴルファーとかが使うやつで、水の気化を利用して首筋を冷やすやつがあったかと思うのですが…違ったらごめんなさい…水に濡らして首に巻くだけのタオルみたいなやつ…あれば頸動脈も冷やせるし首筋の日焼け防止にもなるかなぁ…と…たいした荷物にもならないし…如何かしら…
まだまだイタリアの旅は続きそうですから、少しでもお体の負担が軽くなればと願っております。
投稿: 花水木 | 2010年6月20日 (日) 13時01分
テレビや雑誌で見るドロミテは、ただただ溜息が出るような美しさですが、運転はとてもとても大変なのですね。美しさと危険が隣り合わせな感じって、実際どんな感じなのだろう…と思います。
吉村さんがアイスクリームを落とされるというのは、そうとう消耗されてるのでしょうね。(と勝手に推測)
パスタが吉村さんのお疲れを素早く解消してくれますように…
投稿: 和世 | 2010年6月20日 (日) 08時15分
吉村さんの恐怖心を想像すると大変申し訳ないのですが、ドロミテ山系はとても美しいですね。ため息…。
ちなみに、涸沢カールは行きたいと思っていますが、いまだに行けてません。
投稿: まー | 2010年6月20日 (日) 07時22分