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2010年6月30日 (水)

世界遺産

今年10月に出す2011年度版「プリンス・エドワード島」のカレンダー。使用する13点の作品が決まり、今日、個々の写真のキャプション書きを行いました。
撮影地を調べるにあたり、本棚から地図を引っ張り出します。
我が家にある最も多い資料、それが地図です。カナダは各州の地図が100枚以上ある。今回のイタリア取材でも、道路地図を5冊買いました。

その後、別の仕事でちょっとした調べ事があり、本棚から分厚い世界遺産の本を引っ張り出してきました。パラパラ捲っていたら、「へ〜、ここも世界遺産なんだ〜」とたくさんの発見があります。フランスの村でも、世界遺産に登録されていた村がいくつかありました。
仮に最初から世界遺産と知っていたら、足を運んでいなかったかもしれません。なぜなら世界遺産は超観光地だから。空き駐車場が見つからない、ホテルが高い、観光客が多くてストレスが溜まる……。写真家にとってあまりいいことはありません。
よく編集者に、「吉村さんの行動力で、世界中の世界遺産を撮っていたら、今頃は大金持ちになっていたよね」と言われることがあります。
でも僕は「村」でいいんです。たとえ写真が売れなくても、拘りを持って自分のやりたいことをやっていきます。

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コメント

それが吉村さんの出した答えなのですね。吉村さんらしいです。もし、吉村さんが、拘りのない写真家だったら、ここにコメントを寄せるファンなんていないと思いますよ。
でも、どなたかが書かれていたように、吉村さんには他にも夢がある。私としては、その夢もそしてその拘りも貫かせて差し上げたい…そのためにも、売れなくてもいいんです…では、どうなのだろうと思ってしまいます。せっかく上を向いて歩くのなら、もう一歩、欲張りませんか?
正直、吉村さんの身を案じる私としては、もうイタリアには行かないで…という気持ちが強くありました。吉村さんも、甘えとおっしゃる部分は、イタリアの取材記なのかと推察しますが…違うかなぁ…でも、有りのままを書いて欲しいし、甘えもないと何処かで折れてしまいますよ。木が風にしなる様に、自然でいいのではないかと思いますが…
仕方がないです。吉村さんは、風景写真家ではなく、ある種、戦場写真家と考えましょう…
毎日、私は何を悩んでいるのだろうと感じますが、今、私が感じていることを吉村さんにきちっと伝えないと、後悔するような気がしています。

吉村サン、来年のカレンダーが とても楽しみです。写真家としてのスタートの地であり、素敵な写真集を奇跡的に発見!できたのですから。
しかし、もう半年経ち早いですね。時間より中身の濃い生き方を…。とつい思いがちですが、ゆったりはゆったりの充実があるので、時には柔軟な時間の過ごし方を身に付けたいと思います。

カメラバックに沢山のアドバイスの書き込み、ありがたいですね
きっと時間と手間ひまかけた分良きカバンに巡り会えそうですね
地図は、あの線や記号の中に吉村サンを駆り立てるものが有るのでしょうね。不思議。

超観光地だから・・・・ストレスが溜まる。確かにそうですね大変そうですね。

今日7月1日は、CANADA DAY カナダの建国記念日でしたね~(おめでとうカナダ)!

きょう、また1枚カレンダーをめくりました。今年も後半突入ですね。
来年分のカレンダーは確実に入手できそうで嬉しいです。楽しみにしています!
美しい村カレンダーも、いつか実現できるといいなぁ。

吉村さんの一度きりの人生ですもの、人様に迷惑がかからなければ自分の拘りを貫くのも有りだと思います。
確かに、『大金持ち』は遠いですね。(笑)
さて困った。ライカもキャンピングカーも、写真美術館も……。
いえいえ、逆転ホームランあるかもです。応援しております。

私の仕事部屋のカレンダーは、もちろん吉村さんのです。ふとカレンダーに目をやった時、自分のリズムを取り戻させてくれるような…そんな作品たちが大好きです。
来年のカレンダー、とても楽しみです
じっくり読ませていただいてたら、「村でいいんです。」の文が「村がいいんです。」に見えてきちゃいました…

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