増感現像 減感現像
10も20も色々なことをやっているので、1日の時間の流れが凄まじく早く感じます。
大型カメラバッグ、あるメーカーに正式にオーダーしました。これに関しては入荷してから詳しく書きます。きちんとメーカー名も発表しますね。
L.L.ビーンにオーダーした大型のキャリーバッグは必要なくなってしまいました。でも僕の旅する人生には大型バッグはいくつあってもいい。別の用途で使います。そうそう、そのL.L.ビーンのバッグも、一昨日届きましたが、まだ段ボール箱を開けていません。
写真技術に関する質問メールを度々頂きます。僕はあまり特別なことはしていませんが、一つよく使う裏技をお教えします。
リバーサルフィルムは、露出が難しいですよね。例えばたくさんの夜景の写真を撮ったけど、すべて失敗していた、なんてこともよくあります。
撮影時、カメラ側で+1、+2、−1、−2と露出変更は出来ますが、これを現像時に行うことも可能です。
まずは最初の一本をノーマルで現像します。その仕上がりを見て、全体が露出不足だなと思ったら、次のフィルムを現像に出すときに、増感現像で調整してあげればいいのです。その時間は1/3単位で指定できます。(もちろん減感現像も可能)
以前カナダで、感度100のフィルムを感度400で撮ってしまったことがあります。当然露出不足。
現像時、+2の増感で現像を依頼したら、すべての絵柄はどうにか救われました。(多少粒子はあれましたが)
デジタルになり、露出を気にする人が少なくなっています。でも、フィルム時代に神経を使っていた「適正露出」って、やっぱり写真の基本だと思うのです。デジタルオンリーの方、シビアなフィルムの世界もたまにはいいですよ。
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コメント
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フィルムって撮ってる感があります。それが出来上がったポジやポジからのプリントに思いが増幅してくるところが堪らないです。私の写真は甚だ精神論や自己満足なのかもしれませんが気持ちが最大限に乗っている写真が趣味の醍醐味だと思っています。フィルムは今後もフジを核に存続すると確信していますが、かつてコダクロームが現像液の変更に起因したのか、ベルビア登場の前後して急激に乳剤のバラつきが気になりだしました。私は今後の乳剤の安定と品質・現像品質の安定を懸念しています。
投稿: 今頃?X5が欲しい。 | 2010年7月22日 (木) 18時14分
こんにちは

40歳を過ぎるとぐんと1日が短かく感じる様になりますよね。
忙しいと尚更です。
人生80年としてあと半分なんて思っていても、実際には1/4位かそれよりも短いかもしれませんね
吉村さんは、アイス、爽にはまってるんですか



私は昨年に引き続きモーです
あのなめらかさとコクがたまりません
爽派の吉村さんには、飽きる味でしょうか
投稿: ひまわり | 2010年7月17日 (土) 18時28分
L.L.ビーンといえば安い肩掛けのキャンバス地のバッグはカメラバックとしてつかいやすいです。W-40cm/H-30/D-15のものにカメラバック用のクッション中いれで1眼+レンズ1本, また小さいものW-25,H-20,D-10はコンパクトカメラとかにも便利で使用しています。値段も大で6千円くらい。
投稿: Swmr | 2010年7月17日 (土) 08時23分
懐かしい専門用語を久し振りに目にした感じがしました。この頃はフィルムで撮ることがなくなってしまった事を反省しました。
大好きだったモノクロの現像も何年もしていません。全くの自己流の素人ですが、あのドキドキ感や楽しさを思い出しました。フィルムカメラも使ってあげないと可哀想ですね。使い始めます。
投稿: ガラスビン | 2010年7月16日 (金) 23時59分
吉村サン、「ISO感度」…?。前に購入のカメラ雑誌にちょうど解説がありました!
感度が高い(数値が大きいほど)シャッタースピードが遅くなり、手ぶれになりやすい。
メリットは、少ない光(暗い時)でも撮影出来る。
なるほど!納得!
私のコンデジの「滝」は水しぶきの迫力がありますが、プロの糸のようなしぶきにはならない。(笑)
夜景を撮る時は、感度が低いすぎても、高すぎても綺麗な夜景にならない…。
その仕組みがわかると、ブルーモーメントの写真って 凄い! 綺麗に撮れています
吉村和敏サンは、スゴい!
星空の美しさは 人の眼には 煌めき 映るのに、カメラで その美しさを再現する事は、難しい事なのですね。
写真は 奥が深いです。
投稿: サラ | 2010年7月16日 (金) 23時53分
今日のブログを読んで、表参道のフジフイルムで写真年賀状を作製するバイトをしたことを思いだしました。
光を遮断した機械に左右から手を入れてフィルムを見て(注文通りに)色や構図を調節する作業だったんですが、とても難しかったです。デジタルになった今はもうやってないでしょうか。
投稿: W | 2010年7月16日 (金) 23時46分
写真の三要素は「露出とピントと構図だよ」と先輩に教わったのは今から10年以上も前の話。今日の話題は、その頃のことを思い出しました。
最近、現像液などの入手も難しいようですが、吉村さんはフィルムで撮った作品を自分でプリントはされないのですか?
投稿: リッチー | 2010年7月16日 (金) 23時01分
こんばんは(*゚▽゚)ノ
ツイッターのプロフィールのお写真、ブログとお揃いにしたのですねo(*^▽^*)o
吉村さんのブログで見慣れたお写真が出てきたので、何だかホッとしたのと(笑)引き締まった感じがしますね\(~o~)/
取材を終えた直後で、たくさんのお仕事が待っているようですが、暑い中ですから、お身体、くれぐれもお気を付けてくださいね
投稿: yuuko | 2010年7月16日 (金) 22時55分
デジタルでは「後加工できるのがデジタルの利点」という感覚が浸透しているみたいですね。確かにデジカメ付属のソフトでも、簡単にトーンカーブいじれちゃいますし。
でも、デジタルでもフィルムライクに、撮影時に適正露出を意識しつつ撮るのも、素人ながら「写真を撮っている」という手ごたえがあって面白いと思います。これは私が基本的にアナログ時代の人間だからなのかな。。。
デジカメって「明るくクリアに写る」のが主流みたいで、デフォルトでは落ち着かない気がするため、私のカメラの露出補正はアンダー目になっていることが多いのですが、カメラ講座などでは、ほぼ100%、さらなる「プラス補正」をお勧めされます。これもデジタル時代の風潮なのかもしれませんね。
フィルムの話で思い出しましたが、そういえば、フィルムの時代は400で高感度でしたよね。デジタルの時代になり、数年前のソニーのT9は最大640で、さほど違和感を感じなかったけれど、去年買ったPEN E-P2は6400。最近のデジカメは12800とかで、びっくり仰天という感じです。「暗いところで手ブレしない」というニーズって強いんだなと思います。
でもアナログ人間は、暗いところでも400くらいに設定し、どこかにカメラを置いたりして苦労しながら撮影してます(笑)
投稿: LUNA CAT | 2010年7月16日 (金) 21時04分
いいですねぇ、こういう日記。
増感などはおろか、リバーサルフィルムを使ったことがない人すらいる時代です。
こういう写真技術のネタは、たまに読みたいので大歓迎です。
昨日は久しぶりに綺麗なブルーモメントが出たような気がします。
というか、その時間帯に外を歩いていること自体が稀なので、本当はしょっちゅう出てるのかもしれませんが(笑)
昨日は会社から駅まで向かう時に空ばかり見てました。APS-Cのデジイチだったら絞りはF11くらいでいいかな?とか、色々考えつつ、ウットリと空を眺めながら帰りました。
投稿: Mon_masa | 2010年7月16日 (金) 17時38分
今日のブログは、個人的な意見として喜ばしいことだと思います。こういうのを、お待ちの読者も多いかと…。
私は、ちんぷんかんぷん?の人間ですが(笑)。
失礼いたしました。
投稿: まー | 2010年7月16日 (金) 15時19分
そういえば、フィルムを使ってた頃は段階をとって撮影してました…。リバーサルで大失敗!など苦い経験をして、丁寧に撮ることの大切さを学んだような気がします。
デジタルばっかりで、いつの間にかその丁寧さがすっかりなくなってたな~と、あらためて気づかせていただきました
大型キャリーバッグ、どうされるのかな~と密かに思ってたのですが、吉村さんは「旅人」なので、決して無駄にはならないのですね。カメラバッグの続報、楽しみにお待ちしてます(*^-^)
投稿: 和世 | 2010年7月16日 (金) 14時18分
お忙しいそうですね…
のんびりランチタイムを取っているのが申し訳ないみたいです…
今日の文章からは、吉村さんの脳が活性化してるってよく分かります。そういう状態の時って、私は、結構好きなんだけどな…うわぁ、生きてるわって感触がするから…
一気に頑張っちゃって下さいね…
私も仕事に戻ります。
投稿: 花水木 | 2010年7月16日 (金) 13時06分
へ〜!なるほど!…とわかったふりすら出来ない位に無知な素人です(笑)
最近やっと「感度」ていうんですか?

コンデジのセルフモードで設定するのが理解できたくらいなので
夜景を撮るのに自分のイメージに近くするのをどーやるのかわからなくて、あれこれいじっていたら何となく解りました
やっぱり吉村さんのいうとおり、たくさん撮ってみないと上達しないものですね。
あと、やっぱり「センス」が大事なんですかね。
あー…、こうやって書いてても恥ずかしい(->_<-)
でも、今までは吉村さんの写真と向かい合っているだけでしたが、カメラを少し理解するたびにちょっとだけその角度が変わって、いつか吉村さんの横に並べる時がくればいいなぁ…
なぁ〜んて、横は無理ですね
せめて遠く彼方から吉村さんの背中をみれる位の位置に行きたいな。
投稿: hikarin | 2010年7月16日 (金) 10時05分
久しぶりに撮影に関するコアなお話…。
) でもそれは、現像前に失敗(あるいは調整の必要性)に気づいてなければいけないんですよね。一度現像してしまったら取り返しがつかないということでしょうか!?
フィルム撮影でも、現像時に微調整が効くとは初めて知りました。(当たり前か
やはり技術や知識を持っていないといけないということですね。
フィルム撮影のシビアさ、素人ながら緊張感があって素敵だなぁと思います(^ー^)q。
フィルムとデジタルのよいところをうまく使い分けて、よりよい撮影が出来るといいですね。
それぞれの撮影方法で撮った同じ景色を私が見比べたら…、違いが分かるのかなぁ(^_^;)
投稿: mari | 2010年7月16日 (金) 09時57分