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2010年7月27日 (火)

ライトビューア

仕事部屋の蛍光灯がちらつきはじめました。同じく、ライトビュアーの蛍光灯も切れます。故障って、だいたい重なるんですよね。
このライトビュアーですが、写真家なら誰もが1台は必ず持っています。100%所有していると言っても過言ではないでしょう。それほど使うものです。
ライトビュアーは、安物を買っては絶対にダメです。6000円くらいで売られているBOX型のは出来れば使わない方がいい。普通の蛍光灯なので光がちらつくし、明るさが印刷基準に適合していないので、ポジやネガを見ても適正露出がわかりません。
2万円以上出すと、いいのが買えます。今仕事場にあるのは富士フイルムのライトビュアーです。インバーターなのでちらつきがない。
で、今、ホームページをチェックしたら、LEDビュアープロという新しいライトビュアーが出ていました。なるほど、この世界もLEDですか。早速ヨドバシでチェックですね(笑)。
ライトビュアーも、大は小を兼ねるんです。大きければ大きいほどいい。本当はハクバから出ているA3サイズのライトビューアーが欲しいんです。でもこれ、5万くらいする。高い……

話変わって、
ここ数年、大ブレイクしている商品の一つに、液晶フォトフレームがあります。どの量販店に行っても、売り場がどんどんと拡大していきますね。
確かにこれ、結婚や出産のお祝いにぴったりです。僕も今までプレゼント用に3〜4個買っている。
液晶モニターで見る写真って、確かに綺麗だと思います。でも不思議と、作品として成立しない気がします。これがプロの写真家の正直な意見です。
やっぱり写真って「紙」なんです。プリント写真や写真集になった時、はじめてそこに作品としての魂が宿るんです。
これからもiPadの電子書籍(写真集)を積極的にやっていきますが、僕は紙に拘り続けます。

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コメント

書物として、形ある写真集は、太陽の光、自然光があれば、いつでも…夜であれば、蛍光灯の明かりのもと、鑑賞できますし、それよりもなによりも…
吉村先生の直筆サインを頂けるかも!?という可能性がありますよね

そして、作品集に採用される用紙の質感により、色調は変化するのですね…
「Sense of Japan」写真展で拝見したある作品を思い出します。
海の向こうはるか遠く、わずかに見える空の色、ほんのりとした、なんとも言えないペールピンクの色合いが、今も心に残っています…
写真集で同じ作品の空は、もう少しサーモンピンクのような暖かい感じだったように思います…
こうした紙上の微かな発色、つや感の表現、それぞれに胸をうつ色合いの神秘、美しさに、感動いたしました。

すでに世に出されている作品集、作品展…機会あるごと、もっともっと、拝見し鑑賞させて頂きたいです。
これから、写真世界を探検するような気持ちで、一作品一作品、心を込めてpageを開き、そこに描かれている詩に、言の葉、言霊に、心の耳を傾けながら、作品世界を一歩ずつ紐解くように、時空を超えて旅していくことが出来れば…と思っています


「紙」…いいですね。
どの写真集も好きなのですが、『Sense of Japan』は、一番の作品であると最近しみじみ感じております。「紙」の良さが生かされて、手触りや心地よい重み…とても好きです。
その時々に、生み出される作品集を楽しみにしております。

吉村さま、いつも応援しています。
場を借りて申し訳ございません!
 ●●アリタリア航空さまへ●●
アリタリアさんのファンは多いですね。当方もかなりファンです。まるまる出版のまるまるさんのときのKです。名刺のアドレスへご連絡くだされば天にも昇る思いです。かなり激ヤセされているとの事で心配です。ミラノではあいかわらずおキレイでたじたじでした。吉村さまへのコメントは以前より読み手として読んでいましたが、いや~個性のあるナイスな文章をかかれる頭のよいのには驚かされています。惹かれますよね。
 アリタリアの機内食は金賞でして、かなりオイシイですね。また乗務員の制服もさすがアルマーニのデザインでオシャレでピカイチの格好良さ!アリタリアさま、どうぞまたよろしくおねがいいたします!
 吉村さま、今後も応援しています。

 
 確かに作品というと、紙のほうがそれらしいですね。自然界にあるものや現象に作家のスパイスをかけてオリジナルのものにする・・そういうものは作品になりますね。そのためには、自然がそのとおりに見えるようにするというよりも、その人らしい加工が見えなければなりませんね。紙はこれまでずっとそういうことを支えてきましたね。時々吉村さんは、作品という言葉を強調なさいますが、今なんとなくその意味がわかったような気がします。(本当かな? 吉村さんは分かっていないとお笑いになるかもしれませんね)
 わたしは作品としてではなく、原材料を見ようとしているので、Sense of Japan が分からなかったのだと思います。『写真』がひとつの芸術の世界だということがやっとおぼろげに理解できたような気がします。自分の写す人生の記録写真の延長線上に見ていましたから、クリアな液晶モニターで見る写真のほうがずっといいのに・・・と。
 とは言うものの・・・違いは分かりましたが、今でもやっぱり液晶のほうが・・と思ってしまうのは、その芸術の外にいるからでしょう。きっと写真の世界に入って本当に写真が分かったら、面白いでしょうね。でもここまでにしておきます。限られた人生の中では、できないことのほうが多いのだということを得心していなければ大切なことを見失ってしまいますものね。
 ところで、紙ということになると・・・やはり本よりもオリジナルプリントのほうが良いということでしょうね・・・・。

液晶フォトフレーム、最近、デザインも種類が増えて充実してきましたね。
私、なぜかこれに関しては、昔から拒否反応なのですよね…理由は、分かりません。まさもんが、難しいお話されていたような理由なのでしょうか…でも、吉村さんの作品をこれで拝見出来るなら話は別なのですがね(^^)…って、実は、この件、同じ事を数年前になるのかなぁ…吉村さんが、このブログに液晶フォトフレームについて紹介された時に書いたコメントの件と同じなはずです。人の感覚って、あまり変わらないものですね(^_^;)

吉村サン、仕事をこなしながら、8月の国内取材の準備でしょうか。

先日、グループ展の作品、「ペンタックス645D オフィシャルブック」で検索したところ、「ハワイの教会」拝見出来ました!爽やかな空気と空の高さ…周りの木々に囲まれた白い教会、素敵!きっと間近で拝見したら、リアルに、鮮明な彩りを実感できた事でしょう。
皆様も是非検索してみてください。

紙の写真をじっくり拝見していると、情景や 風や 光、香りまで 感じ取れるような気がします。だから、紙が好きです!

吉村サン、もう一つ、報告です。行きつけの文房具屋で発見しました
「ジェットストリーム2&1」がGood!です。2色(黒、赤色)ボールペン(0、7)+シャーペン(0、5)で、1本で使えるのが便利です。書き心地も良いです。どうぞ、お試しあれ。

SHARPの電話で、液晶フォトフレームを兼ねたものがあります。電話買い換えでフォトフレームも欲しい人にはおすすめです。

吉村さん、こんばんは~(^u^)
私も同じく、紙媒体が断然好きですよ♪

写真集を開くときのときめきや、紙の質感や独特の香り…重みさえも、そこに存在しているという愛おしさを感じますね(*^m^)
写真集が書棚に並んでしまってあるのをガラス越しに見てると、なぜかオーラも感じられますね(*^_^*)と同時に、ホッとするんです。いつでも見れる安心感でしょうか。
カレンダーもいつも目が覚めると見える位置に下げているので、写真紙に囲まれた生活、快適です

こんばんは


紙の媒体…たしかにデジタル化がすすむにつれ少なくなっていますね

本にしても私は本屋さんで実際、手にとってから買いたいし
吉村さんの作品に関しても私は写真集、カレンダー、絵葉書、ポスター…紙製だから部屋に飾りたい、いつも見ていたい 気持ちになります。 写真集に使う紙の拘りについても以前のブログに書いてらっしゃいましたが、素人の私でも紙の上質感がよくわかりました
紙のもつ香り、質感、紙をめくる音… いつまでも無くならないでいてほしいです

ライトビュアー…。前の会社にあったかも。雑誌や広告に載せる記事のポジのチェックに使ってた、あれだよなぁ。A3版なんてあるんですね。しかもLED!世の中なんでも進化しているんだと、ちょっぴり時代に追い付けてない感(・_・;)。
吉村さんは、どんなに忙しくても新しいもののチェックは欠かさないのですね!…というか、それが吉村さんの息抜きか(^∀')!
8月の国内取材を控え、暑い夏をムリせず頑張ってください♪

ホントに不思議と故障って重なりますよね!
やっぱり吉村さんもそうなんですか。
そういうこと、よくあります。そういう時って「弱り目に祟り目・・・泣きっ面に蜂・・・」とかブツブツ言いたくなります。

僕も個人的に紙にはこだわって欲しいと思います。
写真に限らず書籍も。
そもそも、写真や本はもちろんのこと、この世の全ての物が人間の目に見えるということは、物が光を反射しているからですよね。反射光を目がとらえてる。

翻って、ディスプレイは自らが光を発する発光体ですから、見え方が異なって当然だと思います。
人間の目は、光源から直接入ってくる光を見続けるような前提ではつくられてないと聞いたこともあります。
太陽や蛍光灯などの発光体を見て目が疲れるのと同じことですよね。

と、当たり前のことを書いてしまいましたが、やっぱり一番自然に見えるのは紙だと思います。本はいつも読んでいますが、携帯の画面やモバイルツールの画面を見続けるのは嫌いで、電車とかでもほとんど見ません。本当はPCも極力使いたくないタイプです(笑)でも仕事で必要だから仕方なく1日中使う羽目になっていますが・・・

ライトビューア―の世界も奥が深いのですね。5万円もするものもあるとはビックリです。いつか手に入れられるといいですね(*^-^)
液晶フォトフレームを初めて見たのは友人宅でした。やはり出産祝いでもらったのだとか…。たしかに小さなお子さんのいる家庭などでは喜ばれるでしょうね。
新しいことにも挑戦しつつ、「紙」にも拘り続ける吉村さん…素敵ですね。これからも魂の宿った作品で私たちを魅了し続けてくださいね。

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