キャプションを書く
数ヶ月前、iPad専用の写真集『Wonders of Japan』をアプリ(無料版と有料版)として出しました。少し視点を変えて撮影した日本風景だったので、半分は日本で、半分は海外(主に欧米)でダウンロードされたようです。
ここ数ヶ月、あまりに忙しかったので、この写真集から遠ざかっていましたが、先日、別件の打ち合わせで制作者のAさんとお会いしたとき、『Wonders of Japan』の近況を聞きました。すると、今でもアプリはポツポツダウンロードされているとか。
この日本で、そして海の向こうでも、膨大な数のアプリから吉村写真集と巡り会い、ダウンロード(または購入)してくださる方がいる……。
僕は感動のあまり、ジ〜ンとしてしまいました。同時に、しばらくこの写真集のことをおろそかにしていた自分を反省しました。ダウンロードしてくれた皆さん、本当に申し訳ありません。
そう、iPad用の写真集は、キャプションをつけたり、写真の見せ方を変えたり、音楽を入れたりと、バージョンアップしていけることも魅力の一つなんです。
で、今日は頑張って早起きし、前からやろうやろうと思っていた、個々の作品の解説を書きました。なぜ日本は軽トラックか、鳥居とは何か、お地蔵さんの意味は、など、外国人の読者を意識した文にしました。
全作品のキャプション、お昼には書き上がったので、すぐにAさんに送信します。
もうしばらくすると、英訳され、アップルの審査を経て、「バージョンアップのお知らせ」として皆さんの元へ届くでしょう。あと数週間お待ちください。
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コメント
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欧米が半分ですか、素晴らしいです。欧州の某国でも日本のとても素晴らしいエスコートさんから作品のこと聞きましたよ~Wonder of japanは主人が気に入ってダウンロードしています!私は日本の風景には興味がなかったのですが、これは配色もキレイで新たな発見があります。欧米とわず欧州でも、世界中でそこそこ知名度が上がりつつあるのでは!?将来が楽しみですね。幅広い活躍を期待しています。
投稿: ミチコ | 2010年12月 4日 (土) 09時35分
iTunesのプレビュー、拝見しました。

身近な風景のようだけど、なぜか特別な感じがしますね。吉村さん独自の視点で捉えられてるからでしょうか?
先日、高山(岐阜県)に行った時、外国人観光客の方々の様子を見ていたら…カメラを向ける対象が、日本人のそれとは微妙に違ってることに気づきました。吉村さんのことを思い出し、「なるほど。」と、思わずにんまりしてしまいました(*^-^)
この新しい表現から、さらにまた新しい表現が生まれてくるかも…そう考えると、歴史を作っていかれる過程のようでワクワクします
キャプション書き、お疲れさまでした。私もいつか拝見したいです
投稿: 和世 | 2010年12月 4日 (土) 08時15分
“iPad”は今のところ使用する計画がありません。残念ですが。
写真集の楽しみは勿論 写真 ですが、その時の状況・写している時の心情・その後の変化等々が載せてあると“より深く・愉しく・”重ね合わせて見る事ができます。
写真を通し『写真家 吉村和敏』に出会った感激を、多くの人が味わえることを願っています。
投稿: ちー | 2010年12月 4日 (土) 05時35分
世界の人が認める吉村和敏のこの世界もすごく見てみたい(>_<)って思うのは、私が贅沢なのでしょうか…iTunesのプレビューの漁船でない方の作品、吉村さんの目には新鮮に映るんですね。うちの近所に来てみませんか?吉村さんの心をもっと惹きつけられるものがあるのかもしれない!と思わせる1枚です。
私も忘れていたわ!と思い携帯でプレミアムフォトに向かいました。さすが吉村さん!ここもUPされていました。へぇ~こんなお写真も撮られているんだぁ~感心ばかりしています。ここで拝見したお写真の撮影場所が、時間帯を変えて『MAGIC HOUR』に沢山登場していますね。時間帯が違うだけで作品の重みがこんなにも違って来るものなのですね。
『MAGIC HOUR』もまだまだ堪能中なのに、私もいろいろ忙しい(^_^;)
投稿: 花水木 | 2010年12月 4日 (土) 01時25分
吉村サン、次々と展開する多種の写真集への企画や思い入れが、
日々刻々と変化していらしゃるのですね。
感心いたします。
iPad専用とのことで、なかなか拝見できませんが、国内外に発信したり、音楽を聞きながら、
写真を拝見できたら また素敵なことでしょうね。
チャレンジャーですね。発信し続けることが、きっと大事なのでしょうね。
投稿: サラ | 2010年12月 4日 (土) 00時59分