フォト

LINK

2020年に出版した本

2019年に出版した本

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »

2011年4月

2011年4月30日 (土)

デパ地下

昨日のトークショー、すべての準備が終わってから西武百貨店の地下に弁当を買いに行きしたが、実はデパ地下でランチを買うのは初めての経験だったので、かなりワクワクしました。
デパ地下は確かに凄い! 住宅街が近くにあるわけではないのに、こんなにたくさんの惣菜のお店があるんですね。驚きました。弁当も種類が豊富です。
肉にしようか、魚にしようか、中華にしようか、寿司にしようか……と迷っていたら、だんだんと何を食べたいのかわからなくなってきたので、スタンダードな魚が入った弁当を手に取ります。

1回目のトークが終了、体力が消耗し、よし甘い物でも食べて力をつけよう!と思い立ち、再びデパ地下に足を踏み入れ、チーズとクリームが入った鯛焼きを買いました。
控え室で、そのアツアツの鯛焼き2枚を食べ、コーヒーを飲みます。すると瞬く間に疲れが吹き飛び、体力が回復しました。
18時から行った2回目のトークも、無事終了。

デパ地下といえば、〈手土産を買う所〉、とばかり思っていたので、これほどたくさんの惣菜や弁当が売っているという事実に驚きました。今後も、百貨店で何かイベントがあったときは積極的に利用しようと思います。

2011年4月29日 (金)

池袋コミュニティ・カレッジで講座

「吉村和敏のフォトレッスン レクチャー&作品鑑賞」

今回、会場に、普段使っているすべての機材を持ち込みました。かなりの量です。「どうやって運び入れたんですか?」と多くの方から質問されましたが、実はそれほど大変ではなかったんです。
駐車場が同じビルの6階にあったため、エレベーターで3階上に移動しただけ。もちろん台車を使いました。
14時〜と18時〜、計2回のトークを行いました。どちらも無事終了。
重いカメラを使う実演があったので、はじめて講演中に汗をかきます(笑)
またいつの日か、このような100人規模のこぢんまりとしたトークショーを企画しようと思います。1〜2年後、新しい写真集が出る頃がいいかもしれませんね。
今日はたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました。また、このような場を設けてくださった池袋コミカレの担当者さんに感謝いたします。

2011年4月28日 (木)

iPad 2 発売

今日、iPad 2が発売になりました。
アップルストアに並んだ人がたくさんいるようですが、僕はその人たちの気持ちがよ〜くわかります。よくゲーム機やゲームソフトの発売でも行列ができますが、ゲームをやらない僕には、「ん?」って感じ。でもアップル製品に限っては、共感できるのです。
アップル製品の最大の魅力は、「デザインのよさ」と「使いやすさ(シンプルさ)」です。この2つは、日本製品にはあまりない。(もちろん、アップル製品の中味は、日本を含むアジア各国の技術&部品によって生み出されていることを知っています)

例えばiPhone(僕の場合、iPod-touch+Wi-Fiルータですが)を毎日使い、たまに日本の携帯電話に戻ったりすると、操作が複雑なので、イライラが募ってばかり。僕は、2年前に発売されたタッチパネル式の携帯電話を使っていますが、ワンセグを見るだけでも一苦労。チャンネルや表示スタイルを変更するのも超大変。ストレスがたまります。
スマートフォンにしても、他のメーカーのはどれも使いにくそうです。まず、下に押しボタンが3つ並んでいるのが苦手。iPhoneは丸ボタン一つで完結です。

パソコンを含め、アップル製品に勝るものはない、と僕は常々考えていますが、やっぱり僕は日本人。心では日本のメーカーを応援しています。まれに、日本メーカーのパソコンを買うこともあるんですよ。
話は飛びますが、ホンダのスーパーカブやリトルカブは、全世界に誇れる究極のバイクだと思っています。カメラも、日本のカメラは凄いですよね。

来月、iPad 2を手に入れます。初代iPadは数ヶ月前に高値で売ったので、ちゃんとiPad 2用の購入資金を用意してあるんです。
日本中どこでも繋がるWi-Fiルーターがあるので、iPad 2はWi-Fiモデルを選びます。32ギガか64ギガか迷っていますが、僕はたぶん32ギガの方かな。
ケースはこれから先、次々と新製品が出てくると思いますが、ひとまず、あのメーカーのあれに決めました。アップル純正の風呂蓋ケースは、カワイイと思うけど、やめておきます(笑)

2011年4月27日 (水)

重さ

打ち合わせまでに30分ほど時間があったので、近くにあったパソコンショップをサクッと覗きます。ヨドバシやビッグやネットショップで一度も見たことのないiPod-touch用のケースを発見、なかなかよさそうだったので、衝動買いしました。
昨年の夏から、毎月ケースを交換している。これ、自分の趣味です。

僕は旅が多いので、何かモノを買うとき、まず今の自分が、つまりバッグが、重くなるか、重くならないか、を考えます。
海外へ行くとき、スーツケースの重量が、出国と帰国で同じであることが大切。取材先では常に、自分を重くしないように、と考えていたら、普段の生活でも重量のことばかり気を遣うようになりました。
たまに、この地球の重さのことも気になります。
たとえば東京のようにビルがたくさん建ち並んでいる大都市は、かなり重いですよね。でも、ビルの元となる原材料や人が使う物は、すべてこの地球上の別の場所からきているので(石灰石とか鉄鉱石とか)、たとえ東京が重くなっても、地球上の重さは変化していないことになります。(もちろん、隕石が落下したら、地球は重くなりますが)

突然、iPad 2が明日発売されるというニュースが飛び込んできました。
iPad 2、もちろん買いますが、落ち着いてからでいいかな。

2011年4月26日 (火)

新幹線で移動

今日は新幹線に乗って移動です。実に快適。
新幹線通勤なら会社員になってもいいかな、とふと思いました。
新幹線は2列と3列シートです。僕は必ず3列シートの窓側に座ります。2列シートの窓側だと、混んでくると必ず隣に誰かくる。3列シートの方は、たとえ通路側に誰かきても、真ん中のシートは空く可能性があるからです。
飛行機でも新幹線でも、隣に誰かくるのはやっぱり嫌です。20代の頃は隣は誰かなあ〜とワクワクしたこともありますが、今は、常に空いていた方がいい。

1年前、大阪駅で失敗してから、忘れ物に気を遣うようになっています。僕は衣類などが入った荷物を上の網棚へ、カメラやパソコンは床か隣のシート、読んでいる本や資料、原稿は前のシートポケットに入れています。で、前の失敗は、シートポケットに入れた原稿を取り忘れ、新幹線をおりてしまいました。。。

実は今日、注意していたにもかかわらず、かなり危なかったんです。
東京に戻るとき、品川を通過してからモーレツな睡魔に襲われ、そのまま眠ってしまいました。で、東京駅に着いてから、掃除のおばさんに起こされたのです。もちろん車内は僕だけ、焦ってホームに飛び出しました。仮にシートポケットに何か入れていたら、完全にアウトだったでしょう(^_^;)

2011年4月25日 (月)

フォトコンテスト

このところフォトコンテストの審査の仕事が続いています。雑誌の月例フォトコンテストの審査の仕事は受けられませんが(長期で海外取材に行けなくなってしまうため)、年に1度の審査は、積極的に受けるようにしています。
やっぱり他人が撮った写真を見るのは面白い。寄せられたたくさんの写真の中から、キラリと輝く写真を見つける作業は、ワクワク&興奮の連続です。
たとえ数千点の写真が集まろうと、審査員はすべてに目を通しています。小説の場合、最初の下読みは編集者や関係者がやっているようですが、写真は最初から審査員が選んでいます。1次、2次、3次と徐々に絞り込んでいく。
選定のとき、応募者の名前を見ることはまずありません。初心者、常連さん、すべてが同じ土俵です。でも結果として、よく常連さんが上位に来るのですが……。やっぱり、うまい人はうまいのです。
僕の場合、写真の力強さ(メッセージ性、物語性、芸術性など)をメインに選んでいるので、多少のピンぼけ、ブレ、露出違いの写真でもOKです。もちろん技術がしっかりした写真の方が、上位を狙えます。

今、この日本に、フォトコンテストはどのくらいあるのでしょうか。
雑誌の月例だけで10以上、年1回のコンテストを含めると、間違いなく100は超えるでしょう。すごい数です。こんな国、世界のどこを探してもない。
写真が好きな皆さん、是非、自信作をコンテストに応募してみてください。結果を待つまでのドキドキ感が楽しいし、賞に輝くと、賞金が出るし、印刷物にもなる。
はまる人は、はまりますよ。

2011年4月24日 (日)

ホームセンターの魅力

1週間で最も忙しいのは、日曜日の夜です。先方に送る写真の選定や準備をしたり、メールのレスを書いたり……。いつも寝るのは1〜2時になるので、月曜日の朝は決まって頭がボケています。
日曜日によく行くのは、自宅から車で10分ほどのところにあるホームセンターです。ここで、生活に必要なものをまとめ買いする。今日は、小さな穴を開けることができるドリルも買いました。この前見つけたiPod touchのケースに、ストラップ穴を作るためです。
ホームセンターは大好きですが、東京23区内にあるホームセンターにあまり面白みを感じません。やっぱりホームセンターは地方に限る。東京の2〜3倍の売り場面積があるので、楽しさも倍増します。
車で地方に行くと、最終日は決まってホームセンターに立ち寄ります。実はこの前の信州取材も、国道沿いのカインズホームに立ち寄り、あれとあれとあれを買い、東京に戻りました。東京のホームセンターには売っていないものばかりです。

2011年4月23日 (土)

29日のトークショーについて

今、4月29日に行うトークショーの準備を行っています。
写真のテクニックや撮影機材について語りますが、もちろんたくさんの作品もお見せします。
普段作品作りで使っているカメラ機材をすべて会場に持ち込むことに決めました。今、カメラバッグに詰め込む作業をしているのですが、とにかく凄い量です。
1部2部とも、震災の影響で少しキャンセルが出ました。今日現在、1部が94名、2部が55名です。今からの申し込みでも間に合いますので、興味のある方は是非ご参加ください。
なお、写真集は、会場にてリブロさんが販売してくださいます。講演会終了後、簡単なサイン会を行います。

吉村和敏のフォトレッスン レクチャー&作品鑑賞

詳細・お申し込み
14時からのクラスはこちらから↓
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_536100.html
18時からのクラスはこちらから↓
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_547662.html
2011年4月29日(金曜日・祝日)
14:00~15:30と18:00〜19:30(どちらも同じ内容です)
参加料 会員 1050円 一般 1575円

2011年4月22日 (金)

本体のキズ

●新しい携帯デバイスを手に入れるとき、ケースも同時購入しています。そして常にケースをつけて使っている。ちなみに、iPod touchのケースは、もう5回も換えています。つまりそれほど、本体に傷がつくのを恐れているというわけです。
で、カメラはどうかというと、僕は今までケースに入れて使ったことは一度もありません。なぜならカメラにつく傷は気にならず、逆に傷だらけになったカメラは、よく頑張って撮影したな〜と、新しい傷を発見するたびに愛着が沸いてくるからです。言い方をかっこよくすれば、男の勲章。
一つ面白い商品を発見しました。一眼デジカメの本体をすっぽり覆う、ラバーケースです。
http://www.japan-hobby-tool.com/cart/syouhin.php?cat=00000074&no=00001949
これ、ありそうでなかった商品ですね。売れると思う。
カメラ本体を衝撃から守るというより、土砂降りの雨のときに使えるかも。

●日本がこんな大変なときにレンタルビデオですか、と、昨日のブログの内容に関してはご批判メールをいただきました。
もちろん僕自身、毎日震災のことを考え、心を痛めています。
このブログを1年くらい休むことも考えましたが、それでは逃げになってしまう。考えに考えた末、このブログは、今まで通り、ごく普通に、日常の出来事を書いていくことに決めました。ご理解いただけると嬉しいです。

2011年4月21日 (木)

珍しくエンタテインメントの話

●この前、ある社長さんに、「吉村さん、最後、絶対に泣けるから」と、韓国ドラマ「雪の女王」を勧められました。
TSUTAYAに韓国ドラマは山ほどありますが、この作品だけいつも貸し出し中。ビデオは8本あり、1本に2話入っています。
先日1本目を見ました。
なかなか時間が取れませんが、年内に最後まで見るつもりでいます。感想はそれから書きます。

●外回りのとき、ふらりと書店に入ると、必ず1〜2冊、本を買ってしまいます。
『ファントム・ピークス』(角川文庫)、とても面白かったです。ストーリーにグイグイ引き込まれ、最後までいっきに読めました。
舞台は安曇野、熊の話です。でもかなり怖く、襲われるシーンは相当リアルなので、この手の話がダメな人は読まない方がいいでしょう。

●これは凄い!と思ったiPhone&iPod touch用のアプリは、マイクロソフトが作ったPhotosynthです。簡単にパノラマ撮影ができてしまう。それもすごく綺麗に。
いつかこれを使って撮影現場のパノラマを撮影し、その写真をブログにアップします。
このアプリ、どうして無料で提供するんだろう。僕は800円でも買ったと思います。
いずれにしても、スマートフォンで何でも出来てしまうようになると、ますますコンデジの必要性がなくなってきますね。
ちなみにiPod tuuchに内蔵されているカメラは、まだまだ画素数が低く使いものにならないので、1枚も写真を撮っていません。カメラ機能はスカイプで使うくらい。でもこれに800万画素、1000万画素のカメラが搭載されたら……
これからのコンデジ市場って、どうなっていくんでしょうね。

2011年4月20日 (水)

車で移動

今、ちょっとした原稿書きの仕事でパニクっています。朝から近くの喫茶店に籠もり、ずっとキーボードをポンポン叩いている。もう、目がしょぼしょぼです。
夕方は外回り。珍しく車での移動です。道が混んでいなければ、電車より目的地に早く着くことができますが、問題は駐車場代。1回600円としたら、3箇所立ち寄っただけで2000円近くいってしまいます。
最後の立ち寄り先の近くにスタバがあったので、カフェベロナの豆をひいてもらい、テイクアウトしました。帰りの車内はコーヒーのいい香りで満たされ、幸せ気分になりました。

2011年4月19日 (火)

信州が舞台

NHKの連続テレビ小説「おひさま」は、信州が舞台なので、ついつい見てしまいます。もちろんBSの7時半からはじまる方。地上派は8時からですが、8時台にテレビを見るなんてことは僕には出来ません。すごく罪悪感がある。

このロケ地はどこなんだろう……と疑問に感じると、iPod-touchで即検索。なるほど、なるほど、と呟いてばかり。
松本出身でありながら、この番組によって初めて知るスポットも多いです。ちなみに今日登場したあがたの森は、18年間で一度も行かなかった。(数年前、松本タウン情報のインタビューを受けたときにはじめて行った)
木曽の奈良井が度々登場しますが、田川高校には、ここから通っている人が1クラスに4〜5人はいました。みんなどうしているんだろう。Kとかは、漆器職人になったのかな。

2011年4月18日 (月)

パスポートの更新

近頃、仕事関係者と会うたびに、「吉村さんのようなフリーでやっている人って、今、かなり大変でしょう」と言われます。
出版界、写真界、広告業界、旅行業界はかなりスローな動きになっており、特にフリーで活躍している人たちは次々と仕事を失っているのが現状。この状況が長引くと、たとえば写真家だったら、写真で生きるのをやめてしまう人が続出するでしょう。
もちろん僕もかなりの影響を受けていますが、今までの写真人生、海外・国内取材に思いっきり投資し、ずっとギリギリのところで活動しているので、今、それほど危機感はありません。日常です。
なんとなく僕は、どんな状況下でも、何とかやっていける気がしている。20代の頃、カナダで暮らしていたときは、ロイヤルバンクの口座に500ドル(5万円)も入っていなかった。友達のアーサーは200ドル。それでもみんなみんなハッピーでした。そう、カナダ人って、心の豊かさや人生の楽しさに、お金はあまり関係ないんです。

さて、今日の午後、パスポートの更新を行いました。顔写真はその場で撮ると高いので、もちろん持ち込みです。
5年か、10年か。もちろん5年を選びます。10年だと、パスポートがハンコウだらけになってしまう。すると、国によっては入国審査のときに質問責めに合い、スムーズな移動ができないからです。パスポートのページは出来るだけ白い方がベター。
成田の出国審査では自動化ゲートがあります。指紋をピッとやるだけで通過できてしまう。混んでいるときでも、このゲートだけはいつも空いています。これに関して質問してみると、申し込みはここではなく、成田で出来ると教えてくれました。

夕方、銀座の一等地で整骨院を開業している友達を訪ねました。高校のときの同級生、みんなそれぞれの分野ですごく頑張っている。信州人パワー。

■お知らせ■
下記のサイトで、「BLUE MOMENT」と「MAGIC HOUR」の作品20点を見ることができます。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/photo/photographer/201104/

2011年4月17日 (日)

自転車で移動

近場でいくつか用事や買い物があったので、今日は自転車で移動しました。大通りではなく、路地とか、川沿いとか、大きな公園のサイクリングロードを好んで走ります。
やっぱり自転車は気持ちがいい。全身で風や光を感じることができるから。仮に僕が会社員だとしたら、毎日自転車で通っていると思う。満員電車は苦手です。
思い起こせば、高校時代の3年間は自転車で通学していました。自宅から塩尻の田川高校までは自転車で約15分。田川の土手を走りました。
でも僕はマシしな方。松本市内や山形村から、1時間以上掛けて自転車で通っている友達がたくさんいたんです。雨の日も風の日も雪の日も。よくよく考えてみれば、凄いことだと思う。
週末は写真ばかり撮っていましたが、移動の足はもっぱら自転車でした。安曇野も、高ボッチの山頂も、必ず自転車で行っていた。カメラバッグと三脚は、荷台にゴムで固定していた記憶がある。あの頃は、自分が車を運転して写真を撮りに行くようになるなんて想像すらしなかった。プリンスエドワード島のプの字も知らなかった頃です。

2011年4月16日 (土)

オリジナルプリントに関して

チャリティーの告知に関し、今までオリジナルプリントをご購入頂いた方々から戸惑いやご批判もいただいております。確かに昨日の説明は言葉足らずでした。申し訳ありません。。。

普段販売しているオリジナルプリントと、今回手放すオリジナルプリントは、同じ作品でも少し事象が異なります。
手放す作品の方は、制作してから数年経過しており、全国各地で行った写真展で展示しているので、キズや汚れもあります。額はつきませんし、25/500というようなエディションナンバーも、吉村のサインも入っていません。
3000円という低価格にしたのは、僕自身もチャリティーに参加したいという想いがあり、また、誰もが手に取りやすい価格にすることによって支援の輪を大きくしていきたいと考えたからです。この価格は、たくさんの関係者と話し合い、調整を行った上で弾き出しました。

もちろん、オリジナルプリントの販売は、これから先も継続して行っていきます。
注文を受けてから制作に取り掛かり、ラボの職人さんたちの手を借りて1点1点丁寧に作り込んでいきます。すべての工程で吉村自身が品質チェックを行い、最後に自筆のサインとエディションナンバーを書いて出荷します。
現在、半切6万円、全紙8万円という価格設定ですが、これから先、価格を下げることはまずありません。逆に、今の価格ではなかなか利益が出ないため、値上げを検討中です。
今、お手元にあるオリジナルプリントの価値は決して下がりませんので、くれぐれもご安心ください。

今回のチャリティーでは、ご理解とご協力、くれぐれもよろしくお願いいたします。

写真を撮りに行く

昨日の午後、ある風景を撮りに、ある県へ向かいました。3時間後、到着。
予想どおり、里は花や緑で溢れ、魅力的な「風景」が広がっていました。でも、なかなかカメラのシャッターが押せません。
20年以上も写真を続けていると、こう撮ればこうなる、ということが、撮る前からわかってしまうのです。カレンダー調に美しく撮る、構図に工夫を凝らし広告調に撮る、ぼかしやブレを使いスナップ調に撮る、という使い分けも簡単です。
もちろん、超絶景、超被写体と出会ったときは、考えるより先にシャッターを押しています。あれこれ考える余裕すらない。
でも今日の風景から、そこまでの感動は得られませんでした。過去に何度もこの場所を訪れているので、新鮮味が失われていたのでしょう。
目の前に広がる風景から、個性ある「作品」を生み出すにはどうすればいいか……。考えれば考えるほど、シャッターが押せなくなりました。こんなとき、写真は難しいなあ〜と心の底から感じます。
結局、絵葉書風の構図で20カットほど撮影し、車に戻りました。その後、3時間掛けて東京に戻ります。もちろんこんなときの感想は、「今日は全く手応えがなかった」になるのです。

2011年4月15日 (金)

赤毛のアン募金

カナダのプリンスエドワード島は、写真家吉村和敏にとって第二の故郷です。
この島で暮らし、この島の写真を撮ることよって写真家になることができました。もちろん今でも関わり続けています。
この島は、物語『赤毛のアン』が誕生した島としても知られています。今の若い人たちは赤毛のアンと言われても誰もが首を傾げますが、この物語は、全世界で読み継がれる不朽の名作として知られているのです。日本ではテレビアニメにもなり、映画もヒットしました。書店に行けば必ずがありますので、興味のある方は是非読んでみてください。

東日本大震災で親を亡くした子供たちへの支援をするため、「赤毛のアン募金」がはじまりました。プリンスエドワード島との関係が深い僕は、全面的に協力することに。
期間は、10月10日までの半年間。収益金のすべてを、子どもたちを支援する団体、行政、あしなが育英会などへ寄付します。
詳細はこちら↓
http://www.anne-charity.jp/

僕としては何ができるか……。
ずっと考えていたのですが、今までの写真展で展示したオリジナルプリント(50〜60枚)を思いきって手放すことに決めました。
今、写真の整理を行っています。準備が整い次第、「赤毛のアン募金」のページにサムネイルリストをupします。
お申し込み開始日時は、僕のブログで発表しますので、もうしばらくお待ちください。写真選びは先着順です。

その他
作品は、写真展「プリンス・エドワード島」「ある日、凪ぐ時」「林檎の里の物語」「あさ・ゆう」「クリスマス」などの写真展で実際に展示したものです。
1点3000円+送料で販売します。
作品はすべて半切サイズでマット付きです。額はありません。
額は、額屋さんに持ち込めば制作してくれます。額にもよりますが、1〜2万円くらいでしょう。(後日、都内の額屋さんを紹介します)
作品は、全国各地で行われた写真展で繰り返し展示しているため、多少のキズや汚れがあります。(額に入れると、目立たなくなります)
マットには、吉村の自筆のサインとエディションナンバーは入っていません。

↓写真+マットは、こんな感じです。
Imgp1716

2011年4月14日 (木)

バスに乗る

急な用事が出来たので、午後は三鷹へ。
駅前からバスに乗りました。東京でバスに乗るのは何年ぶりでしょうか。どこから乗って(前?後ろ?)、どうやってキップを買うのか、基本的なことすら忘れていました。
バスが走りはじめたらホッとしましたが、何だか運転が粗い。発進のたびに体にGがかかり、酔いそうになりました。
あと、都バスのディーゼルの排ガスのニオイ、僕は苦手です。よく取材でツアーボートや漁船に乗りますが、その時もエンジンが発する排ガスのニオイが苦手です。このニオイで酔ってしまうこともある。
でも、小型車のクリーンディーゼルって、とてもいいんです。同じディーゼルでも、バスやトラックとは全然違う。ディーゼルは、パワーがあるし、運転が面白いし、何より凄まじく燃費がいい。高速では平気でリッター20キロ以上走ります。排ガスはガソリン以上にクリーンで、無臭です。
ヨーロッパでは、半数以上の自家用車がクリーンディーゼル。日本ではまだニッサンのエクストレイルしか出ていません。他のメーカーも早く出せばいいのにな、といつも思います。
ちなみにディーゼルは、マニュアルの方がいいみたいです。オートマチックだと、ディーゼル本来のよさが出にくいのだとか。当然燃費も悪くなる。エクストレイルも、最初マニュアルを出し、オートマはなかなか出てきませんでしたよね。開発はかなり大変だったのでしょう。
今、ガソリンがどんどん値上がりしています。今後日本でもクリーンディーゼルが注目されてくるのではないでしょうか。
先月のノルウェー取材も、借りた車はオペルのディーゼル車でした。走りも燃費も素晴らしかったです。
あれっ、今日は何を書きたかったんだろう……。

2011年4月13日 (水)

パスポートケース

海外に行ってもお土産はまず買わないのですが、それでも「あっ、これ欲しい」と思ったものが見つかるとよく衝動買いをします。
このパスポートケースもそうでした。あるホテルのロビーの売店で地元アーティストの作品が販売されており、その一角に、このシンプルなケースがあったのです。
一目惚れ。そう、革製品の中で、この色が好きなんです。
手に取り中をチェックしてみると、たくさんのカードが入り、いくつものポケットがある。パスポートと国際免許証がすっぽり収まり、三つ折りにしたEチケットも挟めるようになっています。
iPhoneやiPadケースには絶対にベロは必要ないと思いますが、パスポートケースはベロがあった方がいい。
本革でありながら35ユーロと安かったので、速攻で購入しました。
それまでは、日本の旅行用品店で売っているビニールレザーの1500円くらいのケースを使っていたんです。でも旅が多いと1〜2年で角が破れてくるし、何より使い勝手が悪い。
来週、パスポートの更新に行かなければなりません。今日パスポートを引き出しから出したとき、このケースを見て、改めていいな、と感じたので、ブログネタにしてみました。
Imgp1714

2011年4月12日 (火)

消費可能情報量

人の情報処理能力の限界、つまり消費可能情報量は、この10年で何十倍にもなったそうです。ネットに溢れる情報を含めると何百倍とか。
僕は数年前に、自分自身の情報処理能力の限界に気づきました。それ以来、周りに溢れている情報をあえて遮断するようになり、今は、テレビは自分が好きな番組しか見ないし、新聞や雑誌も自分が本当に必要としているものしか買わないようにしています。ネットも、2〜3のニュースサイトくらいしかチェックしていません。
でも、ブロードバンドで常に外界と繋がっているせいか、時々そんなこだわりを忘れます。先日もiPod touchでメールを読みながら道を歩いていたら、大型トラックに轢かれそうになりました。
溢れる情報からあえて遠ざかるようになると、心と体が楽になっていきます。何より好きな写真に集中できる。撮影中、携帯デバイスでニュースサイトやメールを見ないのはそのためです。多くの人が車内にテレビをつけていますが、僕には必要ありません。
実は今日、外回りの移動時間、人との待ち時間を上手く利用し、ある本を読んだのです。この本がとってもよく、夜になっても心地よい余韻に浸っています。
これは、溢れる情報ばかり追い掛けていたら、決して得ることができなかった感動です。

2011年4月11日 (月)

再び北信へ

6時に起き、7時から活動を開始。
松本インターで下り、市内へ車を進め、旧開智学校に立ち寄ってみました。素晴らしい洋風建築の建物です。正面から4カット撮りました。
その後中央道を南下し、一気に諏訪へ。原村を巡り、心に響く風景を探します。森の中で、いかにも信州、という風景と巡り会いました。2カット撮影します。
県道から山梨県に入り、甲府経由で中央道に戻るつもりでしたが、ふと、「やっぱり栄村近くのあの山の風景を撮影しよう……」と思い立ち、Uターンして長野県に戻ります。道の駅で車を停め、まずは時計と睨めっこ。
PM2時30分。これから栄村へ行くとしたら、到着は5時前後です。明るさはギリギリ。どうしよう……。迷いに迷いましたが、思いきって勝負に出てみることにしました。
中央道に乗り、北上します。2時間、ノンストップで車を走らせ、飯山へ。トイレ休憩をした後、昨日も走った国道117号線を北上し、16時49分、目指す風景の前に到着しました。
かなり薄暗くなっていましたが、まだ撮影可能です。大急ぎでカメラを構え、シャッタースピードを1秒に設定し、4カット撮影しました。
雨が降っていたのであまり手応えがありません。でも、頭の中に思い描いていた風景を撮ることができたので、心は晴れ晴れしています。
その後、新潟県十日町へ。雪降る峠を越え、六日町へ抜けます。近くのインターから関越道に乗り、深夜、東京の自宅に戻りました。
今日の走行距離は870キロ。さすがにクタクタです。体が悲鳴を上げていますが、それ以上に辛いのが、大量のスギ花粉直撃による目の痒み。信州にいた2日間、とてもしんどかったです。やはり目をすっぽり覆うゴーグルを買わないとダメかな……。

2011年4月10日 (日)

栄村

倉庫に立ち寄る用事が出来たので、今日は朝から信州です。
倉庫での作業は2時間ほどで終了、その後、信州の撮影を行いました。
長野市を北上、木島平村、野沢温泉村を巡ります。山肌にはまだ1メートル以上の雪が残っていましたが、あたたかな陽射しによって溶かされ、この雪深い地にも確実に春が近づいていることがわかります。
大地震があった栄村にも立ち寄りました。この地の震災はあまりニュースになりませんでしたが、僕はノルウェーにいるときからずっとネットで情報を収集していました。
それには理由があります。2年前、信州を撮ると決めたとき、その始まりの地として選んだのが栄村だったからです。(取材記は昨年の1月12日〜のブログをご覧下さい)
実は栄村の写真、出版物で1枚だけ発表しています。昨年末に出したエッセイ集『小さな村は、聖なる鐘の音につつまれていた』のP88〜89です。
国道117号線を北上、栄村に入ります。目の前に広がる光景を見たとき、大きなショックを受けました。多くの家が全壊か半壊、昨年カメラを向けた家屋は、そのすべてが傾いており、玄関には「危険」と書かれた赤紙が貼られていました。十日町へ抜ける国道は陥没箇所が多く、片側通行です。荷台に家財を満載した軽トラックが何台も走っていました。栄村の状況は、栄村のホームページで詳しく知ることができます。それぞれの写真は数週間前の撮影だと思いますが、今でもまったく同じ状況です。
栄村では、この被害状況を、もっと多くの方に知ってもらいたいそうです。義援金も受け付けています。

2011年4月 9日 (土)

サクラの美しさについて

このブログの他に、昨年からツイッターもやっています。ツイッターとは、ミニブログです。震災があまりにショックで、しばらく呟けませんでしたが、少しずつ呟きはじめています。
今、東京のサクラは満開です。先日も、打ち合わせの帰りにあるサクラの名所を通り過ぎましたが、今年のサクラはあまり美しいとは感じませんでした。理由は心の持ちようから。
で、「今年のサクラは美しく感じない」とツイッターで呟いたら、びっくりするくらいたくさんのメールをいただきました。その多くが、「私もそう思う」という内容でした。

花見をするかしないかで様々な意見があるようですが、そんなことを政治家がとやかく言うようなことではないと思います。その判断は、国民一人一人に任せればいいのです。これがニュースになること自体、おかしい。
ちなみに、僕だったらこんな時にお酒を飲んで馬鹿騒ぎはしないかな。これだけたくさんの人が亡くなっている。子供たちもたくさん亡くなっている。やはり花見で宴会という気分にはなれません。
確か最後に花見をしたのは、19歳、サラリーマンの時です。今日までの24年間、一度も花見に誘われたことはありませんでした。フリーという生き方を続ける以上、これからも誘われることはないでしょう。
さて、明日は5時起きです。

革の魅力

トシを重ねるたびに革製品が好きになってきます。しっかり作り込んであるものは何年でも持つし、革は使い込めば使い込むほど不思議な味が出てくるからです。
iPod-touchやiPadのケース、色々なものを買って試しましたが、やっぱり革がベストです。でも、日本で売られている既製品にはろくなモノがありません。スペインのPiel Framaのようなメーカーがどうして日本に誕生しないのか、不思議です。
やっぱり本当に自分が欲しいものは自分で作るしかないのだろうか……とふと思ったので、東急ハンズに紙を買いに行ったついでに、レザークラフトのコーナーに立ち寄ってみました。
おーあるある、革や工具の他に、HOW TOの本も売っていました。僕は手先が器用な方なので、切ったり縫ったりすることは難なくこなせるでしょう。
レザークラフトを自分の趣味として取り入れようか……と売り場で迷いに迷いましたが、今日のところはやめておきました。

ちなみに毎日のように使っていたiPadは、今、僕の手元にありません。数ヶ月前に売ってしまいました。売り時を逃さなかったので、とても高く売れました。このお金を元に、iPad 2を買う予定でいます。今年も新しい電子書籍を考えています。

2011年4月 8日 (金)

スタバ

3ヶ月ぶりに仕事場にお客さん。たまたまコーヒー豆が切れていたので、近くのセブンイレブンに買いに行きました。するとスターバックスのドリップ式コーヒーを発見。へ〜、出たんだ〜と嬉しくなり、早速購入します。定価498円なので、1杯あたり99.6円。安い!
どのメーカーも、ドリップ式は豆が少ししか入っていませんが、スタバは違った、十分過ぎるほどの豆が入っていました。
で、打ち合わせの後、お客さんと一緒に飲んだのですが、味はまあまあでした。豆が切れたとき、また買ってみようかな。
ちなみに1年ほど前、スタバからスティックタイプが発売になりましたよね。いわゆるインスタント。
何度か飲んでみましたが、僕はこれが美味しいと思ったことは一度もありません。雑誌ではいいこと書いてありますが、全部嘘じゃん、って感じです。
スタバの豆は、ここ数ヶ月、カフェベロナです。先日、トリビュートブレンドが発売になりました。試飲させてもらいましたが、まあまあだったので、一度豆を買ってみるつもりです。定番にするかは、一袋飲んでから決めます。

2011年4月 7日 (木)

近くのお店

仕事場近くにあるお店は、コロコロ変わります。あるビルの1階に入るレストランは、半年ごとに変わっている。飲食業もなかなか大変なんですね。
数年前は近くに3軒も4軒もあったのに、今はすべてなくなってしまったお店は、文房具店です。多くの人が文具をネットで買うようになったので、やっていけなくなったのでしょう。
数駅先に、梱包用品専門のお店があります。ここは頑張って営業を続けている。
午後、見本プリントを入れる透明なビニールを買いに、花粉と戦いながら自転車に乗って出掛けました。求めていたものが棚にあると、何故かホッとします。
ツイッターでときどき呟いていますが、カレーうどんが好きです。1週間食べ続けても飽きません。現に、1週間ランチで食べ続けたこともあります。でもさすがに、今日のようなポカポカ陽気の日は、カレーうどんを食べたい、 とは思いませんでした。次は秋になってからでしょうか。


お知らせ
●「ナショナルジオグラフィック日本版」4月号、P142〜145に、MAGIC HOURの写真を発表しています。とても美しいページです。是非ご覧下さい。

2011年4月 6日 (水)

上野

街を歩いていると新入社員の姿をよく見掛けます。研修中なのかな、通りを何人かで歩いている。初々しくて、とても新鮮です。
そんな光景と接するたびに思います。僕にはなかった世界だな〜と。
小さな印刷会社に就職したとき、確か新入社員は僕一人。初日はGパンで会社に行ったような記憶があります。
版下を作る仕事だったので、最初の1週間は、紙を切ったりロットリングでトンボを書いたりしていました。
東京に友達は一人もいません。でも、全然寂しくなかった。週末は、上野動物園へよく出掛けました。特に動物が好きというわけではないのですが、東京といえば上野動物園しか思い浮かばなかったのです。
やがて初めての長期休み、ゴールデンウィーク。スクーターで行けるところまで行ってみようと思い立ち、グングン東へ向かったら、水戸に辿り着きました。これが社会人になってからのはじめての旅。
その後、中型のバイクの免許を取り、上野のバイクショップで中古のバイクを買い、ツーリングばかり繰り返していました。
上野か、もう何年も足を運んでいません。パンダでも見に行こうかな。

2011年4月 5日 (火)

強い心意気

今、人と会うたびに、「それにしても厳しい状況だよね。これから先、どうやって生きていこう……」という話が出ます。震災後、出版や広告業界は、どこもスローな動きになってしまいました。だからフリーで生きている人間は、誰もが相当苦労している様子。
僕は製造業に携わる友人も多いのですが、やはり会社はどこも大変みたいです。上の人たちは相当頭を痛めているのが社員にも伝わってくる、と教えてくれました。
今必要なのは、こんな時からだからこそ前向きに生きていく、という強い心意気なのかもしれません。僕自身も、今まで以上に頑張っています。どんなときでも前へ、前へ。
また、「大地震は必ずくる」ということを常に念頭に置きながら生活をしています。地震によって、仕事場の天井まで積み重なっている大きな写真棚とファイルBOXがすべて倒れ、すべての作品がメチャメチャになってしまうでしょう。その対策方法の検討をはじめました。
今日はオフィス家具の会社に電話し、商品についてあれこれ教えてもらいました。ただ僕が目をつけた扉付きの頑丈なスチール棚は、製造・出荷の目処が立っていないとのこと。

お知らせ
●4月29日、池袋で行うセミナーは、予定通り行います。
●5月21日、名古屋の某旅行会社の旅行説明会で、ゲストスピーカーとしてトークを行います。どなたでも参加できます。詳細は5月に入ってからお伝えします。

2011年4月 4日 (月)

安曇野

NHKの連続テレビ小説「おひさま」は、信州の安曇野が舞台です。松本で生まれ育った僕は興味を覚え、第一話を見てみました。
なるほど、親の時代の信州はまさにこんな感じだったんだなあ〜と新鮮な感じ。もちろん僕の子供の頃は違います。もっと「今」っぽかった。
よく色々な人から「吉村さん、信州出身なんですか。安曇野っていい所ですよね」と言われます。でも僕自身、今の安曇野の風景にそれほど魅力を感じたことはありません。確かにアルプスの山並みは超素晴らしい。でも、人里の風景は、日本のどこにでもある風景です。もっと山の中に入らなければ、僕らが思い描く「美しい日本の田舎」の風景は見つからないでしょう。
数年前に出したフォトエッセイ集『こわれない風景』のまえがきで、信州の風景について少し辛口に書きましたが、もちろん今でも考えは同じです。

安曇野には、たくさんの美術館があります。倉庫に足を運ぶたびに美術館巡りを楽しんでいます。あと少しで全踏破です。景観、立地ナンバーワンは、北アルプス展望美術館(池田町立美術館)かな。
すべての美術館を結んだものを「安曇野アートライン」と呼びます。さすが信州!と言えるほど素晴らしいネーミングですが、一つ違和感を覚えるのが、アートラインのロゴです。僕はこのロゴがどうしても好きになれないのです。
安曇野をドライブしていて、アートラインのロゴが目に飛び込んでくるたびに、「どうしてこんなヘンテコでわかりにくいロゴにしたのかな……」と首をかしげてばかりいます。

2011年4月 3日 (日)

渋滞

車での移動のときは、いかにして渋滞を避けるか、このことばかり考えています。
平日、都心から近県のA街へ行くとき、AM8時に出発すると必ず渋滞に巻き込まれるので、到着が昼の12時になります。でもAM10時に出発すると、渋滞は解消しているので、同じく到着は昼の12時です。だったら、AM10時に出発した方がいいに決まっています。
僕の場合、日曜日に東京に戻るケースが多いのですが、日曜の夕方は絶対に高速を走らないようにしています。現地をAM10〜11時に出発し、3時〜4時には都内の自宅に戻るスケジュールを組みます。これだと、たとえ週末でも渋滞とは無縁。高速も、首都高もスイスイ走れます。

ヨーロッパでは、渋滞税を取る街が多くあります。先日のノルウェー取材でも、ベルゲンの街中を走ったときに、自動的に渋滞税が課金されてしまいました。
東京でも渋滞税の案があがっていますが、いわゆる3環状線(圏央道、外環道、中央環状線)が繋がってからの方がいいですね。

2011年4月 2日 (土)

夜のあかり

数日前のブログにも書きましたが、節電のため、東京の夜はかなり暗くなりました。出張先のこの街も、相当暗いです。
やっぱり僕は、夜はこのくらいがちょうどいいと思います。色々な人と話をしても、誰もが「このくらいが普通だよね」と同じことを言います。そうなんです。今まで日本は明るすぎたんです。無駄が多すぎた。
数日前のブログで、今の東京の夜はヨーロッパのようだ、と書いたら、「私もそう思います」というメールを何通かいただきました。
日本は白い光、つまり蛍光灯がメイン、これが夜の景観を台無しにしています。
蛍光灯から黄色いLEDに換え、なおかつ間接照明にレイアウト変更すれば、東京の夜は劇的に「大人っぽく」「おしゃれ」な街に生まれ変わるのではないでしょうか。今、そんな気がしています。

東日本大震災、写真家・吉村和敏に出来ることを、あれこれ考えています。近日中にこのブログで発表できるでしょう。

2011年4月 1日 (金)

my枕

出張中です。
出張のとき、持っていこうと思っていても、いつも持っていくのを忘れてしまうモノがあります。枕です。
僕は年に100日以上、ホテル暮らしです。どこでもすぐに眠りにつくことができますが、熟睡出来るか出来ないかは、枕にかかっています。
いいホテルは、結構いい枕が置かれているので、それほど苦労はしません。問題は、1泊5000円以下の格安ホテルです。枕が合わないケースがほとんど。
民宿もたまに泊まることがありますが、今だ、蕎麦殻枕が多いです。高く硬い蕎麦殻枕で眠ると、2時間起きに目が覚め、翌朝は最悪のコンディションになります。
家では色々な枕を試しました。あるテレビ番組で知ったタオルを重ねた枕にもトライしてみました。でも結局は、5年前に通販で買ったごく普通の枕が最もぴったりくることを知り、今ではそれがmy枕になっています。
で、このmy枕をいつも旅に連れて行こうと考えているのですが、機材などが多いため、いつも持っていくのを忘れてしまいます。
もちろん今回の旅でも忘れました。昨晩は枕が合わなかったので、今日は体調があまりよくありません。軽い頭痛もあります。

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »

2023年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30