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2011年7月14日 (木)

諏訪、塩尻、安曇野

諏訪へ。
ある場所で、ある被写体を撮影。日本人だけでなく、外国人にもファンが多い、知名度の高い場所です。2カット、手応えのある作品を生み出せました。
終了後、諏訪大社に立ち寄ります。樹齢1200年(推定)のヒノキ、素晴らしかった!

塩尻に移動。ある場所で、とてもカラフルな被写体を発見。塩尻の人は、誰一人として気にも止めないだろうなあ〜。僕の写真を見て、「ああ、なるほど。確かに綺麗」と初めて気づくはず。
別の場所で、ある被写体を撮っていたら、近くのお店にいたおばさんが声を掛けてきました。突然現れたカメラを持った人間に興味津々です。本場の松本弁は、心地よく耳に響いてきますね。ちなみにNHKの「おひさま」の人たちが喋っている松本弁は、何かが違います。ただ単に言葉の最後に「だ」や「ずら」をつければいいってもんじゃない。独特のイントネーションを持つ松本弁は、真似が出来ないくらい難しく、奧が深い世界なのです。
おばさんは、僕が松本出身で、プロの写真家であるとわかると、たくさんの質問をしてきました。もちろん「写真で生活できるだ?」とお決まりの質問もありました。
そう、日本国内を旅し、地元のおじちゃんおばちゃんと交流すると、必ず「写真で食えるのか?」と質問されるんです。10人中、8人は必ず聞いてくる。
僕はいつも「はあ、何とか」と笑いながら答えていますが、冷静になって考えてみると、好きなことでメシが食えること自体、本当に凄いことなのかもしれませんね。
でも僕らの世界は、これから先のことは何もわからないのです。ずっと支えてもらってきた出版界は、年々厳しい状況に追い込まれています。一見、電子出版で盛り上がっているように見えますが、これは利益を生み出すのが難しい世界。やり方をよっぽど工夫しないと、大失敗する危険な領域なんです。
色々な人から受ける「食えるのか?」という質問、数年前までは「好奇心」と受け止めていましたが、今は「心配されてる」と受け止めています(笑)

夕方、トイレ休憩を兼ね、松本空港に立ち寄りました。タイミングよく札幌からのジェット機が到着。展望デッキから着陸&給油の様子を眺めましたが、札幌、福岡と1時間ちょっとで結ばれている松本って、凄い場所だと思いました。FDAさん、是非東京便も作ってください!

アイス休憩の後、安曇野へ移動。ある場所である風景を撮影。実は数ヶ月前にもこの場所を訪れ、シャッターを押しているんです。でも今日の方が「光」が美しかった。入道雲の形もいい。
今回の作品を発表する際は、今日生み出したカットを使います。
あ〜、写真って、楽しい。

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コメント

「あ~、写真は楽しい」とおっしゃった吉村さんの言葉の深さに感動しました。
努力と、いろいろな方々からの支え、少しの幸運という、あわせるととってもたくさんの力によって、今の吉村さんがあり、ご苦労もされながら、それでも「楽しい」とおっしゃる言葉には重味があり、とても力づけられます。
写真が大好きな吉村さんを、ずっと応援しています!

こんばんは。今年も酷暑ですね(;´▽`A``

そろそろ東京に戻られる頃でしょうか。
今日、ある夏山の写真を見入っていました。
青い空、真っ白な雲、聳え立つ雄大な山々…。
プロの写真家が、いろんな経験を経て、試行錯誤した技法を用いて撮る一枚の写真。。。
その切り取った風景は、その時でないと二度と見ることのできない一瞬のドラマなんでしょうね。
日常の様々なシーンで見る雑誌や新聞などでも必ず存在する風景写真。

そんな風に臨場感を持って迫ってくる写真を撮る人がいなければ、私達に感動も生まれないし、日常も味気ないものになってしまうことでしょう。
いろいろご苦労も多いことと思いますが、写真という媒体の持つ素晴らしさを、更に教えてくれた吉村さん、いつまでも変わらずに、美しい風景写真とともに、いらっしゃってくださることが何より嬉しいことです(o^-^o)

初めまして!

諏訪大社の檜は本当に素晴らしいですよね。

おひさまの方言、違ったんですね…やはり方言はその地元の方々が喋るから味があるんだろうなぁ…


吉村和敏様


「あ~ 写真て たのしい!」の
吉村さんの締めくくりの言葉 好きです!

この コメントの最初から最後まで
爽やかな 気持ちが伝わってきて
吉村さんの生まれてそだった 信州に戻るところがある故郷の
取材が一番癒されるのですね!

ロンロン
今から 仕事
いってきます
吉村さんのおかげで
爽やかな気持ちで
家を出ます!

若いころは、趣味は(芸能関係、スポーツ選手、写真家、画家・・)は、仕事とは言わない!と言う強い偏見を持っていました。でも、人は身体的だけでなく、感情的精神的に満たすべき必要もあるということが分かって、それに答える仕事もあると今は、分かっています。
 
 ある親族が経営しているパン屋をやめる決定をしました。定年なく働けるのになぜ?と思って聞いてみると、「一生をパンを焼くだけで終わりたくない」ということでした。好きで選んだ職業でしたが、朝早くから夜遅くまで拘束されるために、好きな山歩きなどができないからと。
 今後は大好きな山で暮らすそうです。興味深い考えかただと思いました。

 夫は父から引き継いだ仕事をしていますが、好きな仕事ではないけれど家族を養うためにはよい仕事だと言っています。そうして養われた私たちは、結構色々趣味なども持って、幸福に暮らしてきました。働く目的について軽く質問した時に『masa以外の何のために働くの?』と言ったことがあります。男性とは美しいものと感じた一瞬でした。きっと、家族のリーダーと言うものは愛する人々を養い、彼らの幸福な日常を支える、それ自体が幸福なのでしょうね。それで私としては家計を上手にやりくりしたり、家をきれいに住み心地よく整えたり、おいしいものを作ったりして、家庭を憩いの場所とする務めがあると感じています。
 最近は経済体制全体が大きく揺れ、価値観が一夜にして変化することもあります。安定した生活は望めないと感じている人も多くなりました。確かに経済はあてになりません。わが社もまったく機械が動かない午後があります。そんな時、数名の社員は工場内を片付けて、スポーツをして遊んでいます。夫自らバスケットのゴールをどこかに固定する知恵を出したりして協力しています。事務所で語り合っているときもあります。もちろん仕事が来れば、すぐに取り掛かります。不思議なことに、仕事がとてもうまくいっているときよりも、少し大変な今のほうが、おもしろく暮らしています。
 とりとめもなく書き、朝の時間を楽しませていただきました。今日は夫は出勤ですが、それ以外の家族と社員は被災者の方の引越しのお手伝いに遠くに行ってきます。息子は早朝トラックで出かけました。私も頑張って楽しい汗かいてきます。
(良いことを考えた!吉村さんの写真集一冊持って行ってあげよう!悲惨な光景をたくさん見てきた人の心を癒すかもしれない・・・)

広島にも松本便があったのに、消えてから久しい。陸路で行く広島から松本は遠いです。
広島弁も、地元の人間がきくとビミョーなイントネーションだったり、きいたこともないような語尾だったり。いずこも同じですね。
信州の写真、気長に楽しみにお待ちしております~。

 “好きなことで生計を立てている”はずなのに、『楽しい~・感謝』の気持ちにこの頃なれない自分が居た事に気付き、反省。
気持ちの立て直しを考えました。

「あ~、写真って、楽しい。」
の言葉ありがとう!
・今日の私の星座ラッキー。運一番だ~。
・明日出勤だけど、邪魔されず、がんがん仕事できそうだ。

吉村サン、昨日予定していた3ヶ所ですか。今日しか撮れない「光」だとしたら、ラッキーでした。

またまた、地図を見ながら、思い出の諏訪、野尻、「おひさま」の安曇野ですね。
この距離でも、ずいぶん地域の印象が違います。

松本弁って、やはり東北とは違いますね。その違いが、ほんわかと楽しいです。

「好きなことで、生活できる! 仕事として成り立っている。そして、仕事の成果として、後世に残せる芸術、作品になる」
吉村サン、自信を持って下さい。大丈夫。
好きなだけでなく、努力されているから 素晴らしい作品となっています。

そして、「撮っていて楽しい!」 と思えるって大事ですね。
明日も、暑い日々が続きます。お気をつけて、素敵な風景に出会えますように。

すみません、お義父さんは串田さんです。
m(__)m

こんばんは。
あそこに行ったのかな?でもそこはどこ?なんて思いながら読んでました。
そして私も「おひさま」の方言は確かに違和感あり…残念です(*_*;
お義父役の岸田さんが一番近いかな!?

そして、やりたいことを仕事にできる幸せもあると思いますが、続けることの大変さだってあるとのでは?その人の立場にならないと簡単には言えることじゃないけど…。
私は今できることをやるだけかな。

さてさて、明日も信州は暑いようです。夕立にもご注意ください。冷たいものの食べすぎにも…。

好きなことが職業であるのは、幸せですよね!私も、吉村さんと出会った頃に、心から、そう思いました。とても、羨ましいと思いました。
でも、最近の感想は、ちょっと違います。
どんな仕事をしている人も、意外にいやいや仕事をしているわけでは、ないような気がします。そこで自分が必要とされていることが、モチベーションになり、それを生き甲斐と感じて仕事を続けているような気がします。
その仕事の作業が単調なルーチン作業であり、飽き飽きするもので、たとえ作業に生き甲斐を感じなくても、自分の存在が必要とされているということが、生き甲斐になって頑張れているような気がしています。
吉村さんも写真を撮られていて、誰も認めてくれる人がいなかったら、こんなに長く続けては、来れなかったのではないでしょうか。いくら好きでも、誰も振り向いてくれなければ、それは自己満足で終わってしまいますよね。だから、食えるのか?の意味は、認めてもらえるような写真を撮る事が出来ているのか?という質問と同じような気がします。
また、今の時代に翻弄される若い人たちには、仕事の内容は、人それぞれであっても、誰かが認めてくれるということを基本のモチベーションとして考え、誰も自分の職業に卑下することなく頑張って欲しいと思っています。
そして、こんな時代になると、誰もが不安に感じますよね。それは、吉村さんばかりではありません。みんな同じだと思います。
でも、写真を撮るという行為は、楽しいですね!次の私の研究課題は、なぜ写真を撮るのは楽しいのだろう!というものになりそうです。
信州の作品たち、最終目標の何割近くまで到達されているのでしょうね♪

吉村さん、信州取材お疲れ様です(*^_^*)
諏訪、塩尻、安曇野…そこでどんな被写体と遭遇して何を捉えているのか…楽しみです(^^♪
NHK連続テレビ小説「おひさま」もほとんど欠かさず見るようにしていますが、松本弁って、こんな風な方言なのね☆と興味を持って見ています。
本場とはイントネーションも違うのですね。それを言ったら、東北弁なんてもっと凄いことになると思います。
東北6県でも全然、方言が違うし、イントネーションも違うんですよね。
方言は、その土地で生まれ、土地に根付いている独特の文化だから、その土地に住んだことのない人はなかなか本場のようには喋れないものなんでしょうね。

出版業界も様々変化変化なんですね。
時代の移り変りの速度が速くなっているような気がしますが、吉村さんの感性を研ぎ澄ませながら、これからも試行錯誤しながら写真の世界益々頑張ってくださいね

素敵な写真が撮れているようですね。
松本弁も奥が深そうですが大阪弁も同じくです。ドラマで指導者が付いているにもかかわらず、イントネーションははっきり言って違います。地元人間が聞くとすごく違和感あり。どこの言葉でもきっとそうなんでしょうねー。
引き続きよい写真が撮れますよーに。

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