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2011年12月 4日 (日)

アザー

写真集『Shinshu』の撮影期間は2年間です。最初の半年はテスト撮影を行ったので、正確には、モノクロでの撮影期間は1年半です。
この間、2000枚以上の写真を撮りました。写真集で使った写真は131枚なので、1800枚以上の写真が眠っています。いわゆるこれらの「アザー」は、延々とキャビネットの中で眠りにつくのです。どんな作品集でも、膨大なアザーが眠っています。
たとえばこの雪解けの写真も、今回の写真集では不採用でした。パッと見では美しい風景写真ですが、どこか当たり前すぎるのです。よって、僕の中では評価が低いです。
クリックすると拡大します。
Shinsyu_yobi002


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コメント

こんばんは、吉村さん。
アザー達、何らかの形で出番があるといいなあ。
色々なアザーがあると思いますが、以前ブルーモーメントのトークショーで見せてくれた旅の途中で出会った犬や猫、ロバの写真、とても印象に残っています。街角のスナップ的写真も軽快でユニークで、トークとともに楽しませていただきました。
旅人としての吉村さんの写真集があったら、どんな写真が選ばれるのかなと、勝手に想像して楽しくなってしまいました。

寒い中の長野取材、お疲れ様でした。
横川と聞いてダイレクトに釜飯が浮かびました。そしたら下に写真が・・・吉村さんに嫉妬です。

アザーズ達はずっと眠りについてしまうんですか?
例えば北アルプス、松本市から離れると、どこかに北アルプスの面影を探してます。あの山似てるかな、でも全然違う…とか。

感性の違いもあると思いますが、そうした多くの作品から選ばれた一冊なんですね。
他にどんなアザーズがあるのか気になりますが、いつか皆が見られる機会があるといいんですが。

山のない町にくらしていて、信州は遠いところですが、飯山という町にいったとき、電車からみた、山々を思い出しました。いま、新しい人生を生き始めています。素敵な写真を楽しめて、心が和みます。

 フィルムを使用していた頃は、どんな出来ばえでもきっちりプリントしていました。
しかし… デジタルにしてからは、半数がそのままカードの中に残っているのが現実。
“消す事”も考えますが、何だか身近に感じて“消す事”ができません。このままにしていたら、いったいどのようになるのでしょうか?
 作品となったら別の目で見なくてはならないでしょうが、一つ一つに思い入れががあるのでしょうね。

以前から気になっていたアザーの存在です。確かに写真集にある作品たちと比べると印象は、うすく感じられます。でも、味わい深いですよね、このお写真も…春の訪れを、ホーっと息をつくように感じさせていただきました。都会が故郷な私ですが、故郷ってこんな感じなんだろうなと思います。
1800枚以上のアザーたち、主張が薄い作品ということになるのでしょう。だからこそ静かに眠りについている印象が、私の気になる存在として心に留まるのかもしれませんね。
精鋭ともいえる写真集の作品たちが生み出されるためには、この膨大な数のアザーたちは必要な存在だったのでしょう。スポーツ選手でいえば、控えの選手たちのような役割なのかもしれませんね。眠っていても、吉村さんの心の中にはしっかりと息づいているのだと感じます。
「アザー」という作品集の出版に、密かに期待をよせる私です(^^ゞ

「春まじかの里」ですね。遠くに山々の稜線がハッキリ見て取れ、とても美しいです。
新緑に覆われると見えなくなる山の稜線は、この雪解けが、一番きれいに見えます。
昨冬シーズンに写真を撮るために、自然(山や木々)をよーく観察してそのことを知りました。
春を待つ喜びを感じる風景です。

吉村サン、2年間に2000枚以上の撮影数とアザーのお写真に、写真家としての作品に対する心意気を感じます。
また、どこかでこの「アザー」の中から、キラリと光る一枚が、世に出ますことを願って。そう、たまには振り返り「お写真発見!」をされてはいかがでしょう。

想像をこえる枚数の労作ですね。
眠っている記憶の断片の中から、また新たな場面に
光が当たるものが出てこられると良いですね(^-^)

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