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2012年1月

2012年1月31日 (火)

フォトコンテストの審査

今日は雑誌「日本カメラ」月例フォトコンテストの審査。編集部の会議室につめ、集まった数千点の作品と格闘しました。レベルが高いので、とても選定が難しい。一次選考、二次選考、三次選考、そして入賞者を決めるまで、悩みに悩みました。金賞2点は、プロでもなかなか撮れないような上質な作品です。4月号をお楽しみに。

今発売になっている日本カメラ2月号のP.184-187に、吉村のインタビュー記事が載っています。仕事場、特にデスクまわりを大公開しています。

3年前に出した写真集『PASTORAL』ですが、サイン本のお問い合わせがあるとのこと。今日10冊にサインを書いてきましたので、ご希望の方は、日本カメラ社のショッピングサイトからお申し込みください。
http://www.nippon-camera.com/list.php?back=s_wxxPASTORAL&dt=521

2012年1月30日 (月)

帰国

食事の後、映画を観ます。ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)最新作『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』。
面白く、何度も笑いました。日本には彼のような独特の個性がある俳優って、いないですね。
次に『サラリーマンNEO劇場版』。僕はこのような映画はダメ。10分でOFFにします。
日本語対応ではありませんでしたが、ニューファンドランドが舞台になった映画『シッピングニュース』を観ました。もちろん過去に2回ほど観ています。ちなみに僕は、ラッセ・ハルストレム監督のファンです。
その後、読書。
持ってきた文庫の、最後の1冊を読みました。こ、これは面白い。今回の取材で読んだ本については、数日後、ブログで書きます。
13時間後、成田着。2週間のカナダ、アメリカ取材が無事に終わりました。

2012年1月29日 (日)

早朝、トロントへ移動

朝3時に起き、3時半にモーテルをチェックアウト。雪の中、レンタカーで10キロ先の空港へ向かいます。
キードロップでレンタカーを返却後、エアカナダのカウンターでチェックイン。飛行機が飛ぶかどうか心配でしたが、AC8945便は、5時半、定刻でセントジョン空港を離陸しました。
2時間後、トロントに到着。1時間の時差があるため、まだ朝6時半です。外は薄暗い。
ドメスティックからインターナショナルへ移動。この間に高速なムービングウォークがあるのです。これはとにかく凄い。自分が風になれる。でも残念ながら、何故か今朝は動いていませんでした。
エアカナダのラウンジで約5時間、時間を潰します。無料のWi-Fiが使えたので、ブログの更新を行いました。
12時半、AC001便は、定刻通り離陸し、成田へ向かいます。珍しいことに空席が目立ちました。共同運航便が増えてから、エコノミーも混むようになったので、これは大変珍しいこと。お陰で、一人で3シートを独占でき、完全に体を横にすることができました。

2012年1月28日 (土)

セントジョンの町へ

今日は予備日です。よって、写真を撮っても撮らなくてもいい。
ゆっくり起き、まずはティムホートンでコーヒーとクロワッサン。
お昼過ぎ、セントジョンの町に出て、ショッピングモールを歩いてみます。途中、フードコートでランチ。ラザニアにしました。
_dsf0509マーケットにも立ち寄ってみましたが、何も買わなかった。
今レートがほぼ同じだからですね。どのお店でもUSドルが使えます。ランチもコーヒーもガソリンも、USドルで買いました。
モーテルに戻り、夕方はひたすらパッキング。L.L.ビーンで買ったフリースなどで荷物が膨らんでしまったので、二つにわけました。
_dsf0523チャイニーズレストランへ。今日は僕の好きなヤンチャウフライドライスにしました。ハムやエビなどが入っているチャーハン。
テイクアウトし、モーテルの部屋で食べましたが、うん、美味しかった。味は100点です。

_dsf0521夜、グッと冷え込みます。モーテル前の駐車場はまるでスケートリンク。アクセルを踏むと、車がクルンと回転する。運転はスリル満点です。

2012年1月27日 (金)

200キロ 恐怖のドライブ

朝目覚め、カーテンを開けると、外は雪。ガ〜ン。もちろん雪は好きですが、問題は車です。何と、今回借りたレンタカー、スノータイヤを履いていないんです。正確には、オールシーズンタイヤですが、ツルツルで溝がほとんどありません。真冬にそんなタイヤの車を貸し出すレンタカー会社もあんまりですが、まあ海外ではよくあること。何事もしっかりしているのは日本だけなんです。
さてどうするか……。選択の余地はありません。このまま頑張ってカナダまでドライブするしかないのです。
9時、ホテルをチェックアウト。「神様、事故が起きませんように……」とお祈りした後、車のエンジンをスタート、ホテルの駐車場を後にしました。
路面はツルツル、車のおしりがかなり振られます。信号で止まると滑って発信できなくなるので、赤の手前で減速し、ゆっくり動きながら青に変わるのを待ちます。
まずは179号線を走り、その後、9号線に乗り、70キロのスピードをキープしながら北上していきました。
後輪が滑りはじめたら、アクセルを緩め、逆ハンを切って、車体をまっすぐに立て直す。その繰り返し。冷や汗。超怖い。
森の中の道は雪が深く前へ進むことが出来なかったので、大型トラックの通過を待ち、圧雪された雪道を走りました。
そんな感じで全身汗だくになりながら、150キロほど北上し、カナダとの国境の町に辿り着きます。人生の中で、もっとも怖いドライブでした。

ゲートでカナダの入国審査。係官にたくさんの質問を浴びせられます。車の中も全部調べられました。陸路でのカナダへの入国は、アメリカ以上に大変です。
PM1時、どうにか無事にカナダに再入国できました。近くのティムホートンでランチとコーヒー。ホッと一息つきます。
あとは、セントジョンまで70キロのドライブが残されています。最悪なことに、降る雪はフリージングレイン(氷雨)に変わりました。
ハイウェーに乗り、65キロのスピードをキープしながら慎重に東へ移動していきます。坂道はタイヤが滑って登れなくなるので、事前にある程度加速し、いっきに駆け上がりました。
で、夕方、どうにかセントジョンに辿り着きます。郊外にあるモーテルにチェックイン。全然フレンドリーじゃないおばさんに「アメリカからのドライブ、超怖かったです」というと「あら、そう」と素っ気ない受け答え。
そう、カナダ人って、タイヤのことなんか気にしないです。日本人は雪道のドライブは「スタッドレスタイヤ」となりますが、カナダ人は「注意して運転する」になるのです。夏タイヤでも、みんな平気で雪道、氷道を走っていく。タイヤなんかにお金を掛けたりしない。北海道の人が見たら、びっくりするでしょう。
今回、僕もカナダ人を真似てみたわけですが、もちろん、いつもはこんな無茶はしないんです。慎重派の僕は、レンタカーを借り時、すべての車のタイヤをチェックし、一番ミゾが残っている車を選んでいる。実は今回、そのチェックを忘れてしまったのです。ツルツルタイヤに気づいたのは、アメリカに入ってからでした。
夜は近くのチャイニーズでテイクアウトしたシーフードフライドライスとコーラ。味はまあまあでした。
_dsf0500


2012年1月26日 (木)

L.L.ビーン アウトレット

朝3時に起き、パッキングした後、4時半にチェックアウト。もちろんこの時間レセプションはクローズしているので、部屋の机の上に鍵を置くだけです。どのモーテルも、このようにして客が勝手にチェックアウトしていく。
ダンキンドーナッツでコーヒーを買い、クロワッサンを口にした後、夜道を走り、ポートランドの岬にある灯台に行ってみました。
駐車場は真っ暗です。明るくなるまで1時間待機。ここニューイングランドだから許されるのであって、もし大都市の郊外でこんなことをしたら、命の保証はありません。でもやはりここもアメリカ。暗闇の中での待機は怖いです。
向こうの方から一台の車が近づいてきました。その車が横に停まったとき、グッと緊張しましたが、おじさんはカメラと三脚の準備をしている。どうやら同業者のようでした。一安心。
6時を過ぎると、徐々に東の空が明るくなっていきます。
車から降り、防寒具に身を固め、岬まで行ってカメラを構えます。7時20分、朝日が顔を出しました。灯台が朝日に染まる。美しい〜
何年かに一枚生み出せるか生み出せないかのベストショットを撮ることができました。
8時、岬を後にします。
ポートランドの街中を抜け、ハイウェー95号線に乗り、北上していきます。一気に230キロ走り、3日前に一泊した街へ。バーガーキングでハンバーガーを食べた後、40キロ先にある漁村に行ってみました。
ああ、冬だなあ〜って感じの漁村の佇まい。漁船が入江に浮かんでいたので、数カット撮影します。
そろそろ旅も2週間、疲れが出てきたので、夕方早めに町に戻り、モーテルに入ります。
Img_0177さてさて、メイン州と言えば、L.L.ビーンです。本場フリーポートには巨大なアウトレットがありますが、この町にもありました。早速立ち寄ってみます。
おおお、萌えます。服やバッグはもちろんのこと、スノーブーツもかなり安くなっている。でも服はLサイズ以上がメイン。僕は日本ではLサイズなので、つまりアメリカではSサイズ。そのSサイズの服はほんの少ししかありませんでした。
25ドル前後のフリースやシャツを何枚か買います。60ドルのブーツも買おうと思いましたが、日本に持って帰るのが大変なので、諦めました。
夜はタコベルでタコス。タコスを食べるのは何年ぶりだろう。

2012年1月25日 (水)

別の灯台へ

ティムホートン、ここアメリカでもたまに見掛けるのですが、モーテルの近くになかったので、ダンキンドーナッツに入ります。ラージサイズのコーヒーとクロワッサン2個をオーダー。
_dsf0489_260キロほど南下し、別の灯台に行ってみました。背が低い、可愛らしい灯台です。見晴らしのいい岩の上にアマチュアカメラマンの先客がいたので、彼が撮り終わるのを待ってから、カメラを向けました。
午後は海沿いの道を走り、入江沿いに点在する村を巡ってみました。
やはりアメリカは、家屋が立派ですね。洒落たデザインの大きなヘリテージハウスがたくさんある。気になる家を見つけたら、何枚か手持ちで撮影しました。
有名なビーチのあるところは、観光スポットになっており、お店やホテルが連なっています。しかし今はシーズンオフ、閑散としています。「シーズンオフ」というテーマを設ければいくらでも写真は撮れそうでしたが、今回は撮りませんでした。
マクドナルドを見つけたので早速ランチ。マックはWi-Fiが無料。もちろんスタバもバーガーキングも。今、転々としているどのモーテルにも無料のWi-Fiがあります。時代が変わりましたね。今はどこにいても、東京の仕事場にいるようにパソコンを使うことが出来る。
もちろん僕は、海外ではあまりパソコンやiPhoneを使ったりはしません。ホテルに戻ったらメールチェックをし、その後ニュースの項目をざっと拾い読みして、シャットダウン。そう、海外にいる時は、あえてパソコンやネットから離れ、「旅」と「写真」と「読書」を思いっきり楽しんでいるのです。
パソコンや携帯などのデジタルにどっぷり浸かり、ネット上に飛び交う山ほどの情報をすべて受け止めていると、人間は精神がむしばまれていくと思う。どこかで自制しないといけません。
灯台の夜景を撮り、高速を使ってモーテルのある町に戻りました。
今日も近くのチャイニーズで、チキンフライドライスをテイクアウト。やっぱり僕はコメなんです。

2012年1月24日 (火)

憧れの灯台へ

雨はあがりましたが、あたり一面濃い霧に包まれています。雪はすべて溶けました。
ハイウェー95号線に入り、南下していきます。北米はどの車も110キロ平均。ヨーロッパのように、車を運転している時に感じる怖さがあまりありません。よくポリスが取り締まりをしているので、ガンガン飛ばす人はいない。
日本で暮らす日本人は、運転マナーが悪い方だと思います。高速や一般道をかなりのスピードで飛ばす人がたまにいる。あれは危なっかしくて仕方がない。
日本の場合、警視庁が設置しているHシステムやループコイルなどのスピード監視システムがおかしいんです。あれって、かなり飛ばしている車でないと作動しないですよね。法定速度が100キロの道なら、5キロでもオーバーしていたら作動させるのが普通です。僕は以前ドイツで、60キロの道を65キロで走行したら「バシャ」と写真を撮られました。当然、罰金。ここアメリカでも、10キロオーバーしたら即、覆面パトカーに捕まります。
日本は「ゆとり」部分を用意しているから、いつまでたっても欧米人から、日本はアマアマな国だ、と言われ続けるのです。
Img_0175230キロほど運転し、ポートランドの街へ。こぢんまりとしてとても住みやすそうな街ですね。
そしていよいよ、この街の郊外にある灯台へ。公園に車を乗り入れ、目の前に目指す灯台が現れたとき、感動しました。以前から憧れの灯台だったからです。
日中の光は嫌いでしたが、いてもたってもいられなくなり、すぐに数枚の写真を撮ります。
その後、40キロ先の町で今晩の宿を確保した後、夕方、再び灯台へ。美しい夕陽に照らされていまいた。興奮して写真を撮ります。

2012年1月23日 (月)

アメリカ、メイン州へ

チェックアウト後、1号線を西へ移動し、アメリカとの国境の町セント・ステファンへ。ここには有名なチョコレート工場があり、以前、写真を撮ったことがあります。
さて、国境越えです。
ドキドキしながらゲートへ。地元の人は、免許証を見せるだけでスイスイゲートを通過していますが、当然日本人はイミグレーションの建物の中へ。グリーンカードに必要事項を記入し、全指の指紋チェック、顔写真を撮られ、いくつかの質問を浴びせられた後、入国OKとなりました。
係官、誰もがフレンドリーでした。そう、アメリカ人って、とってもあけっぴろげで、人なつっこいんです。カナダ人の方は、どちらかというと、シャイですました感じがある。日本人に似ています。
無事に国境を越え、アメリカ、メイン州に入ります。雑誌「私のカントリー」の取材でボストン郊外を取材したのが最後なので、15年ぶりかな。
_dsf0450やはりアメリカに入ると、景観がガラリと変わります。切妻屋根の歴史ある民家は、まだまだアメリカにはたくさん残っています。カナダで少なくなっている理由、古い建物はメンテナンスでお金が掛かるからですね。やはりアメリカはリッチな国です。
小さな村で、そんな絵になる民家にカメラを向けていたら、やがて雨になりました。雪がどんどん溶けていきます。
40キロ先の町で見つけたモーテルにチェックイン。
_dsf0459近くのスーパーで買ったサンドイッチとバナナとヨーグルトで夕食。そうそう、まるちゃんのインスタント焼きそばも買いました。お湯を入れ、レンジで4分チンするだけで、美味しい焼きそばができるんです。味はまあまあでした。

2012年1月22日 (日)

飛行機で、NB州へ移動

データのコピーに追われたため、昨晩ベッドに入ったのは深夜1時です。でも今日は4 時起きです。当然、部屋の明かりをつけて眠りました。2〜3時間で起きなければいけないときは、部屋を明るくして寝ると、熟睡を防げます。
4時半、ホテルをチェックアウト。空港へ。ドロップボックスにキーを落とし、レンタカーを返却。エアカナダのカウンターでチェックイン。
AC649便は、6時ピッタリにセントジョンズ空港を離陸しました。当然機内では爆睡です。
_dsf04381時間半後、NB州のハリファックス着。16人乗りの小さなプロペラ機に乗り換え、ニューブランズウィック州のセント・ジョンへ。地名は似ていますが、最後にSがつくかつかないかで区別しています。
9時着。レンタカーのカウンタは10時スタートなので、空港カフェでコーヒーを飲み、時間を潰しました。
10時にレンタカーをゲット。何とクラウンクラスの大型車。この町、コンパクトサイズの車はないとのこと。まいったな……。もちろん大型車になると運転が楽になりますが、問題は燃費の悪さなんです。毎日入れるとしたら、1週間で500ドルはいく。レンタカー代よりも高くなってしまいます。
あっ、でもアメリカはガソリンが安いからいいか。すぐに諦めがつきました。

100キロ先にあるセント・アンドリュースへ。この小さな可愛らしい町は、過去に何度も訪れたことがあります。(詳しくは『プリンスエドワード島とアトランティック・カナダ』(日経BP社)をご覧下さい)
町中の宿は高そうだったので、郊外のモーテルを探しますが、さすがに今の時期はすべてクローズ。
一軒のモーテルの前でたばこを吸っている人を発見。ダメもとで尋ねると、Officeに隣接した一部屋なら暖房設備があるよ、という返事。速攻でGetしました。50ドルです。
Img_0166その後、ティムホートンで遅めのランチ。2年ぶりに飲む、ティムのコーヒーです。薄いけど、コクがあり、ガブガブ飲めます。
日没から、夕景と夜景の撮影。マイナス12度。
レストランはすべてクローズ。近くのスーパーで、パスタとソースを買い、モーテルのキッチンで調理して食べました。
パスタソースは山ほど売っていますが、どれも美味しくない。日本にある「青の洞窟」のような美味しいパスタソースって、こっちではないんです。

2012年1月21日 (土)

一番好きな村

朝4時に起き、5時に宿を出て、30キロ先にあるフェリー乗り場へ。7時発のカーフェリーを捕まえ、本土に渡ります。
吹雪の中、スリップに注意しながら、ハイウェー1号線を東へ向かいます。
このレンタカー、今時珍しいスパイクタイヤをはいていました。スパイクタイヤって、何故か滑るんです。スタッドレスタイヤの方が何倍もいい。日本はもう何年も前にスパイクタイヤを使用禁止にしましたが、これは正しい選択だったと思います。スパイクタイヤは、滑るし、アスファルトを削るしで、いいことはありません。
お昼前、280キロ先にある小さな村に到着。僕がニューファンドランドで一番好きな村。写真はいつか発表します。
激しい雪が降っているので、撮影する気がおきません。1時間ほど車の中で本を読みながら待機。それでも雪が止まなかったので、諦め、撮影を行います。
2時間ほど村の中を歩き回り、雪に濡れるレンズの前玉をティッシュでふきふきしながらシャッター音を響かせました。カメラとレンズはびしょ濡れ。今のカメラ、かなり濡れても全く問題ありません。プロはレインカバーなんか使わない。
こんなもんかな、と思い車に戻ると、ガ〜ン、途端に雪が止みます。
迷いに迷いましたが、また同じように村を歩き、すべて撮り直しました。少しくらい妥協すればいいのですが、ここで妥協したら後で後悔することがわかっている。だから面倒でも撮り直すのです。
夕方、ツルツルのハイウェーを走り、250キロ先の州都セント・ジョンズに戻りました。
空港側のホテルにチェックイン。

2012年1月20日 (金)

おじいさんと交流

曇りです。
ある人に電話をして、「あたなに興味がある。写真を撮りたい」と伝えると、「じゃあ13時に家に来てくれ」と快くOKしてくれました。
港に車を停め、降りしきる雪を見ながら3時間ほど潰し、13時ちょうどにおじいさんの家へ。30分ほど世間話を楽しんだ後、外に出てポートレートを撮影を行いました。
日没頃、昨日会う約束を取り付けたおじいさんの家を訪れます。このじいさんもあるモノを造っている職人さんでした。撮影します。
工房内は薄暗い。こんな時、以前はストロボを使っていましたが、デジカメになってから感度を上げることで対処しています。感度3200で撮影すると、手持ちでもバシバシいける。デジタルの利点は、この感度設定ですね。
宿に戻り、早めの夕食。今日も鍋でご飯を炊きます。水加減に神経を使ったので、ふっくら美味しいご飯が炊けました。今日もご飯と、インスタントラーメンと、野菜で夕食。
10時に寝ます。

2012年1月19日 (木)

地元の人と交流

今日は人を撮ります。
まずはあるおじさんに会いに隣村へ。家に着いたら、ちょうどおじさんは出掛けるところ。「よく来た、まあコーヒーでも飲んでいけ」と外出を取りやめ、僕にマグを手渡してくれました。
おじさん、何人か村人を紹介してくれます。
まずは近くに住むおじさんにコンタクト。あるモノを生み出している職人さんで、彼の工房に入り、1時間ほどシャッター音を響かせました。
午後はある漁師を訪ねます。しかし家にはいません。近くの漁村で時間をつぶし、再び家に行ってみると、今度は捕まりました。
「こんにちは」と挨拶しただけで、家の中に招き入れてくれる。カナダ人のこんなところが好きです。
リビングで話をしたり、自慢の漁船を見せてもらったり。1時間ほどその漁師と行動を共にしました。

夕方、宿に戻ります。大きな鍋を使ってご飯を炊いたら、今度はうまくいきました。白米とインスタントラーメンとレタスで夕食。美味しかった。
夜、宿のオーナーが尋ねてきました。2人紹介してくれたので、明日コンタクトしてみようと思います。

2012年1月18日 (水)

自炊

曇り、気温はマイナス12度。でも風が強いので、体感気温はマイナス25度くらいまで下がっているでしょう。さすがに寒いです。
まずは風景の撮影。
この島には3つの村があります。順番に巡っていきました。教会、漁船、小屋などにカメラを向けますが、どんよりした天候のせいで、あまり手応えを感じません。
お昼は小さなスーパーで買ったサンドイッチとコーラとチョコ。
3時を過ぎると薄暗くなってきたので、宿に戻りました。
さて料理です。
何故か小さな鍋がありません。仕方なくフライパンを使ってご飯を炊いたら、案の定、失敗しました。芯のあるライスと、インスタントラーメンを混ぜた奇妙な料理が完成。凄まじく不味かったのですが、頑張って胃に流し込みます。

2012年1月17日 (火)

島に上陸

朝7時、ホテルをチェックアウト。田舎道を1時間ほど走り、フェリー乗り場へ。
やがて港にやって来たカーフェリーに乗り、ある小さな島に渡ります。
精力的にアトランティック・カナダを旅していた頃、一度だけこの島に立ち寄ったことがあります。つまり今回は再訪という形。
吹雪の中、島に上陸。まずは漁港を訪れ、ウォーミングアップを兼ね、数カット写真を撮りました。
島の奥まった所にある小さな村へ。セントジョンズから予約を入れたB&Bに到着します。でも誰もいません。2軒先の民家で手を振る人を見つたので行ってみると、この宿のオーナーでした。どうやらB&Bは、離れになっているようです。
部屋は2階の角部屋、名前はグリーンルーム。1階のキッチンは自由に使っていいとのこと。もちろんこの時期、宿泊者は僕だけです。
夕方、島に一軒だけあるスーパーに買い出しに出掛けました。ライス、インスタントヌードル、ソーセージ、野菜など、4日分の食料をゲット。

2012年1月16日 (月)

西へ移動 ブーツを買う

海外ではいつも現地の携帯を契約しています。
プリペイドsimを手に入れるため、ショッピングモール内にある携帯ショップへ。通話エリアが広い2社は、通信方式が異なるのか、僕のsimフリーの携帯電話機では使えませんでした。残り1社のsimは使えましたが、今回行く予定の田舎の島はカバーされていないとのこと。よって購入を諦めます。
仕方なし、日本から持ってきたiPhoneのみでいきます。もちろんこれ一つでも事足りますが、通話はすべてローミング、つまりローカルコールも国際電話扱いになるので、通話料がかなり高くつきます。

昼過ぎ、トランスカナダハイウェーに乗り、西へ向かいました。
駆け出しの頃、何度も走った道です。当時、2〜3ヶ月の旅が普通でした。その間、日本との連絡が途絶えても何ら問題なし。それほど写真の仕事がなかったし、人との繋がりもありませんでした。アルバイトで30〜40万貯め、旅に出る。その繰り返しだったのです。当然寝泊まりは、キャンプ場のテントです。
5時間後、ある町に到着。すでに辺りは真っ暗です。ハイウェイ沿いで見つけたモーテルにチェックイン。
カナディアンタイアに出掛け、スノーブーツを買います。嵩張るので、myブーツを日本から持ってきませんでした。
迷った末、60ドルのブーツを購入。足のサイズは9号ですが、ウールの靴下を履くので、少し大きめの10号を選びます。
帰りに違う道を通ったら、ウォールマートを発見。ガ〜ン。こっちで買えばよかった……。種類が多く、安いから。

2012年1月15日 (日)

海外取材中

カナダ、アメリカを取材中です。
取材記の更新は、帰国後(2月初旬)にまとめて行います。

仕事関係の皆さまへ
今回、辺境の地へ行くので、ネット環境がありません。次回のメールチェックは、アメリカへ移動する1月23日を予定しています。ご迷惑をお掛けし大変申し訳ありませんが、くれぐれもよろしくお願いいたします。
吉村和敏

カナダへ

昼の12時半に家を出て、タクシーとリムジンバスで成田へ。
エアカナダのカウンターでチェックイン。便は満席とのこと。
TSUTAYAで文庫本を5冊買い、荷物検査、出国審査ゲートを通ってANAのラウンジへ。いつものソバと寿司を腹一杯食べ、ランチとしました。
その後はひたすらメール仕事。今回、1週間ほど連絡が取れなくなるので、何かと大変です。
18:30、AC002便は予定より1時間半遅れで成田を離陸しました。
映画は50本以上ありましたが、日本語対応は「アンフェア」「神様のカルテ」「ロサンゼルス決戦」の3本のみ。暇だったので、すべて観ました。「神様のカルテ」は松本が舞台で、撮影で使われている病院は実家のすぐ近くです。なかなかいい映画。
12時間後、トロント着。2年ぶりのカナダです。
AC1196便に乗り換え、ニューファンドランド州の州都セント・ジョンズへ。今回は「カナダのはじまりの地」がテーマです。
深夜2時、セント・ジョンズ空港に到着。レンタカーをピックアップ。空港近くのホテルに入ったのは3時を回っていました。
雪はありませんが、マイナス15度の厳しい寒さです。

2012年1月14日 (土)

そうだ、Windows 7を入れよう

Macは、簡単で、使い安く、人に優しいパソコンですが、一つだけ欠点があります。それは、Macに対応した会計ソフトが少ないこと。だからMacユーザーは、会計処理でまず壁にぶつかります。
吉村事務所の会計と言えば、請求書の発行だけです。Windows対応であれば、数千円で買える請求書のソフトが山ほどありますが、Macにはそれがない。一つだけありますが、何万もします。
以前、吉村和敏事務所は、エクセルを使って請求書を発行していました。でも結構大変でした。今はネットで購入した、個人が作った請求書作成のソフトを使っています。でもやっぱり使いにくいです。
今日、量販店で買い物を楽しんでいるとき、店頭に置かれている数台のマックがWindows 7で動いていました。それを見たとき、そうだ、我がMacにWindowsを入れればすべてが解決するんだと、当たり前のことに気づいたのです。
今のマックは、Windows 7で動かすことも可能です。7を買ってきて、Boot Campアシスタントを使えば、誰でも簡単にインストールできる。
つまり、Windows 対応の請求書ソフトは、ただMacをWindows切り替えて使えばよかった、というだけのことだったのですね。
帰国後に、Windows 7と安い請求書ソフトを買うつもりでいます。

2012年1月13日 (金)

珍しくフィルムの話

新潟ではデジタルを使い作品を生み出したのですが、時々時間を作り、あるテストを行いました。それは、ポジフィルムはネガフィルムの代替えになるか、というテストです。
写真集「Sense of Japan」は、すべてフジのNCというネガフィルムを使って生み出されています。ハイライトは白飛びすることなく、シャドーのトーンもしっかり出ている。それでいて、思い通りの美しい色彩が出る。これは、ネガでしか生み出せない世界です。
実はこの4×5のNCが、生産終了になりました。昨年、このニュースが流れてから、どうしようどうしようと、NCにかわるフィルムを探していたのですが、もしかしたらポジフィルムのプロビアでも、同じ世界が出せるかもしれない……と思い、今回テストをしてみたわけです。
で今日、その現像が上がったのですが、結論から言って、全くダメでした。ポジはとにかく固い。ハイライトに露出を合わせるとシャドーが潰れ、逆にシャドーに露出を合わせるとハイライトが飛んでしまうのです。ポジの宿命ですね。
デジタルの世界はとても好きです。でも、フィルムの世界も同じように好き。だからこれから先も、時々フィルムでも作品作りをしていきたいと願っている。
でもそのフィルムが次々と入手困難になっていく……。
難しい時代ですね。。。
いずれにしても、フィルムの世界では、ネガに勝るものはないのです。フィルムの最高峰は間違いなくネガです。ポジではありません。

2012年1月12日 (木)

スケジュール出し

いつ海外取材を入れるのか、このスケジュール出しが結構大変です。
基本的に、半年先や1年先の講演会の依頼はすべてお断りしています。たとえば講演会を8月10日入れてしまった場合、その1日のために、その前後の長期取材が出来なくなってしまうからです。だから講演会は、いつも写真展と合わせてやるケースが多い。写真展は遅くても半年前には決まっているので、確実に日本にいることがわかっているからです。
2月、3月は、週末に色々な予定が入っているので、その隙間に国内取材をどう入れるかで、今、頭を悩ませています。時間が掛かる車での移動は無理。新幹線や飛行機を使い、3〜4日集中して撮影する、という感じになるでしょう。
そういえば5月21日は金環日食ですね。出来れば日本にいたい。そうすると、その前後に海外取材を入れるのは無理。スケジュールをどう組み立てよう……と、夜はカレンダーと睨めっこをして過ごしました。

2012年1月11日 (水)

落とし物

今日郵便局で年賀状を10枚追加購入したのですが、仕事場に戻ったらポケットの中にありません。どうやら移動中に落としたようです。
年に2〜3個、落とし物をします。
でも昨年は1個のみ。5000円もした三脚フォルスターをイタリアのどこに落としました。
人生の中で最もショックだったのは、23才の時に落とした財布です。中にはカード類はもちろんのこと、銀行からおろしたばかりの7万円が入っていました。あずさ回数券も入っていた。
アッと気づいて戻りましたが、財布はどこにもありません。実はその財布を拾った人とはニアミスだったのです。目撃者がいた。
その人はきっと警察に届けるだろうと淡い期待を抱いていましたが、残念ながらいつまでたっても警察から連絡なし。そのまま自分でキープしてしまったようです。
当時、7万円といえば1ヶ月分の家賃です。しばらく立ち直れないほどのショックを受けました。
タテゴトアザラシの取材のとき、カメラのレンズを氷上に落としたこともあります。そのレンズ、今頃、大西洋の海底に眠っています。

2012年1月10日 (火)

スカイツリー

Photo_2ランチミーティング。地方からいらした方に、「どこか行きたい場所はありますか?」と質問すると、皆さん、「スカイツリー」と答えます。よって、僕のiPhoneの中には、スカイツリーを眺めながら食事が出来るレストランのリストが入っています。
次ぎの打ち合わせまで2時間あったので、都内をバスで移動し、運転免許試験場へ。国際免許の更新を行います。あっという間の1年です。
新しい免許を取得した後、再びバスで都心へ。久しぶりに音楽でも聴くか、とiPhoneを取り出します。Discodeerというアプリ、凄いです。

2012年1月 9日 (月)

車について

昨日、トイレを借りに、苗場プリンスホテルに立ち寄りました。苗場はいつも凄い人ですね。東京から150キロというのがうけているのでしょうか。
駐車場には数千台の関東ナンバーの車が停まっていましたが、欧州の高級車も多く、ここだけを見るとバブル時代の到来でした。
年末からずっと雪国を走ってきましたが、やっぱり少し車高がある4駆はいいな、と改めて思いまいた。20〜30センチの積雪ならグングン行けたからです。
何年後かに車を買い換えるとき、スズキのスイフトスポーツ6MTのようなキビキビ走る車にしようと考えていましたが、やっぱり写真家はたくさんの荷物が積めて、悪路も走行出来るような車でないと厳しいかもしれません。実用性重視です。

取材中、毎朝ガソリンを入れる行為、何だか地球環境に悪いようで、胸がチクチク痛みます。
リッター40キロ走るというトヨタのアクア、かなり惹かれています。黄色もあるし。
僕のまわりには、プリウス所有者が9人もいます。でもみんな、走りは究極に美しいけど運転の楽しさはあまり感じない、と言います。プリウスもアクアも、絶対にマニュアル車を出すべきでしょう。そうすればヨーロッパでも売れまくると思う。
いずれにせよ、これからの時代は、ハイブリッドかディーゼルになるでしょう。僕も次に車を買い換える時は、そのどちらかを選びます。
今、最も注目している車は、3月に発売になるマツダのCX-5です。昨年、発表になったとき、素晴らしい!と叫んでしまいました。ディーゼルなので、走りが面白いし、燃費もいい。CX-5はデザインもいいので、絶対に売れると思います。でもこれ、日本でもマニュアル車を出すのかな。

2012年1月 8日 (日)

東京に戻る

雪はしんしんと降り続いています。
7時朝食、8時ホテルをチェックアウト。
山を越え、日本海側まで行ってみました。
昨日見つけた絶景の前で1時間ほど粘り、雪が小降りになる時を狙い、シャッターを切ります。でも手応えは70%くらい。
その後、内陸へ車を進めます。行けば行くほど雪は激しくなっていきます。
セブンイレブンで「カレーまん休憩」をしているとき、目の前の風景に少しだけときめきました。どうしようか迷いましたが、結局撮ることに。
カメラを構え、数カット撮影します。おそらく。空から舞い降りる雪が線として映り込んでいることでしょう。よって、全く手応えなし。
夕方、越後湯沢と苗場に立ち寄りますが、ここも大雪。しかし、三国峠を越えると、晴れていました。雪はどこにもありません。
日本って、本当に不思議な風景を持つ国です。この国の魅力に、どんどんはまっていきます。
渋滞が始まる前に関越道に乗り、東京に戻りました。
今日はこれから年賀状を書きます。毎年、新年のご挨拶が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。

2012年1月 7日 (土)

大雪

このホテル、あまりに快適なので、もう一泊することに。フロントで宿泊料金を払った後、撮影に出掛けます。
Img_0137_2激しい雪降りでしたが、好んで険しい山道を走りました。道の脇には2〜3メートルの白い壁が出来ています。
山の中には、人口数十人に満たない小さな村が点々としています。ある村で全景を撮ろうとカメラを構えましたが、雪が激しいので、なかなかシャッターを押せません。
今朝、ガソリンを入れていないことに気づき、スタンドを探します。小さな村に小さなガソリンスタンドがありました。おじいちゃんとおばあちゃん、都会ナンバーの車に驚いていました。
まあお茶でも飲んでいきなさい、と誘われ、事務所内で一休み。話好きのおじいちゃんで、色々なことを1時間以上も語ってくれました。その間、僕はずっと相づち(笑)
目の前の道を、消防車と救急車が走って行きます。あれは? と尋ねたら、この先で雪崩があったのだとか。車が巻き込まれている場合に備え、念のため出動しているとのこと。雪崩は日常、除雪車が30分で雪の山を払いのけてくれるさ、と笑っていました。
雪国新潟、すべてが新鮮です。今日も、蓑(みの)を被って屋根の雪下ろしをしていたおじいちゃんを何人も見掛けました。明治、昭和の世界です。
午後、雪崩に注意しながら山道を走り、柏崎に出ます。この辺りはみぞれで、雪は少なかったです。日本海から流れてくる湿った大気は、山にぶつかって雪になるのですね。
再び山間部へ向かう途中、ある絶景と出会います。でも雪が激しく、撮影が出来ません。車の中で1時間ほど粘りましたが、夕方になるにつれ雪がますます激しさを増してきたので、諦め、町のホテルに戻りました。
結局、今日も一枚も撮らなかった。

2012年1月 6日 (金)

新潟へ

まずはガソリンスタンドへ行き、レギュラーを満タンにします。
よくよく考えてみれば、北海道へ発った12月23日から、毎朝ガソリンを入れています。今の車はある社の4駆ですが、リッター10キロしか走らない。せめて20キロは走ってくれればなあ〜と、朝、店員に6000円を渡す度に思います。

午前中は、長野県北部を精力的に巡り、被写体を求めました。積雪は2メートルを超えています。
ある場所である写真を撮っているとき、カメラとレンズを雪の上に落としました。大急ぎでティッシュを取りに車まで走ります。レンズ内にかなり水が入りましたが、乾けば、だぶん大丈夫でしょう。
中古でカメラを買うとき、プロが使っていた機材は選ばない方がいい、と言われています。かなり使い込んでいるから、という理由の他にも、プロは同じ動作を延々と繰り返すので、機材にその癖がついてしまっているのです。
例えば僕だったら、絞りF32、シャッターは1/4か1/2しか使わない。「Sense of Japan」も「CEMENT」も「Shinshu」も、全部それで撮影しました。だから、普段使うことがない1/250とか1/500のシャッターは、おそらく正常に作動しなくなっているでしょう。デジタルカメラでは、そんな癖は現れないかもしれませんが、でも、100%使うことがないモードの下の基盤は微かに汚れ、接触が悪くなっているかもしれませんね。

午後、新潟県を巡りました。こちらも積雪2メートル。
3時を過ぎると雪が舞い始めたので、撮影に終止符を打ちました。
町まで移動し、偶然見つけたビジネスホテルにチェックイン。わりかし新しいホテルで、部屋の中は実に快適。今日は当たりでした。
雪はしんしんと降り続いています。

2012年1月 5日 (木)

今日は安房峠を越え、北陸へ向かう予定でしたが、ここ長野にも大雪が降ったので、急遽、信州取材に切り替えました。
雪降る中、長野県北部を巡り、被写体を求めます。
気になる風景を見つけると、車をとめ、三脚を立て、カメラを構えます。でも、雪が激しく、なかなかシャッターが押せません。降る雪が線として映り、失敗することが目に見えているからです。
今日は300キロくらい走り、15回くらいカメラを構えましたが、結局、1枚も写真を撮りませんでした。
漁師だって、魚が捕れない日がある。写真家も同じです。
今、イライラしています。

2012年1月 4日 (水)

朝日美術館へ

朝5時起き、6時に家を出て、7時には中央道を走っていました。
松本市経由で長野市へ。ホクト文化ホールに立ち寄ります。
その後、高速を南下。次は朝日村の朝日美術館に立ち寄ります。
素晴らしい美術館でした。会場は十分な広さがあるので、作品60点をすべて展示することができます。手前の小さな会場には、海外の風景作品を数点展示しようと考えています。
また、2月18日、高校生(写真クラブ、または写真好きな学生)を対象とした写真教室を行う予定です。詳細は後日発表します。
山の麓、かなり郊外にある美術館なので、公共の交通機関がありません。アプローチの仕方は、後日詳しく書きます。(自家用車、レンタカー、タクシーになると思います)
Img_0129_2


旅の途中

今日から長野・北陸取材です。取材記は、1日遅れで更新します。

2012年1月 3日 (火)

カナダの冬

20代の頃、1月初旬は決まってアトランティック・カナダにいました。12月18日前後に海を越え、クリスマスを撮影し、ニューイヤーも撮影し、そして1月8日前後に帰国するというパターンです。
年明けまで粘った理由、それは霧氷を撮りたかったからです。
クリスマスの時期は雪が降ったり降らなかったり。グリーンクリスマスという年もあります。でも1月になると決まって大雪が降り、時々街中に霧氷が発生するのです。写真集で使っている霧氷の写真は、どれも1月5日前後に撮影しています。
アトランティック・カナダは、11月から冬がスタートしますが、本格的な冬、つまり真冬は、僕の感覚では1〜2月です。
今年はどうなんだろう……。ふと、気になりました。

2012年1月 2日 (月)

ついに発見

写真用品や消耗品を買いに都心のヨドバシカメラへ。写真は、凄まじく経費が掛かる仕事です。だから写真家は、お金を使うのを躊躇ったら終わり。今日もレジでエイッと気合いを入れ、30万ほど使いました。
もちろん、どんどんとお金を使うのは、写真に関することだけです。他のことはあまり興味がないし、お金を使いたくない。実は今、駅ビルの文具店で売っている1600円の革のパスケース、買うか、買わないか、もう2ヶ月も迷っています。

撮影中、写真機材はむき出しのまま、車(ワゴン)の荷物スペースに入れています。一日の撮影を終え、ホテルの部屋に入るとき、すべての機材をカメラバッグに入れ直す作業が面倒で仕方ありません。
BOX型の大きなカメラバッグがないかな〜と、5年ほど前から探していました。
でも残念ながら、日本の写真用品メーカーからは僕の想いに叶うバッグは出ていません。欧米メーカーのサイトもすべてチェックしてみましたが、かりにあっても、凄まじく高い。1個10万以上はします。
実は先日、ついにそのバッグと出会いました。フェリーで下船待ちをしているとき、犬を大きなBOX型のバッグに入れて運んでいる人がいました。そのバッグを見たとき、「これだ!」と心の中で叫んでしまったのです。
早速ペットショップでチェック。ありました、ありました。それは、アイリスオーヤマのペットドライブボックスPDW-60です。
そう、このように、形が崩れず、ほどよいクッションが効いていて、大きな持ち紐があるバッグをずっと探していたのです。写真機材のちょっとした運搬にぴったり。
ペットショップでは、定価だったので買いませんでした。ネットで検索し、一番安く販売しているお店を見つけ、60サイズを2個買う予定です。
欲しいものは、諦めなければ、必ず手に入れることができる。5年持ち続けていた夢が、あと少しで叶いそうです。

2012年1月 1日 (日)

2012年

あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年は自分の掲げた目標を、40%くらしか実現出来ませんでした。今年は100%に近づけるよう、気合いを入れて頑張ろうと思います。
まずは、朝日村の朝日美術館で行われる写真展『Shinshu』に全力投球です。まだ、どんな会場か、僕も知りません。近日中に立ち寄る予定なので、しっかり見てきます。
写真集『Shinshu』のお買い求め、ありがとうございます。発売から早くも2ヶ月半経過しました。すでに都内の書店からは姿を消しつつありますが、もちろんまだ購入可能です。Amazonにも常に入荷しているようです。
今日は元旦ということもあり、僕からプレゼントを用意しました。写真集『Shinshu』の表紙の作品データです。モニターの壁紙としてお使いください。
拡大した写真をデスクトップにドラックするとパソコンに落とせます。サイズは1280×1024です。
12801024


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