取材中に読んだ本
空港では時間がありませんでしたが、それでもTSUTAYAに駆け込み、文庫本を5冊買いました。あまり考えずに買ったので、バリエーションに富んでいます(笑)
まず読んだのが『神戸殺人事件』(内田康夫・光文社文庫)。浅見光彦シリーズは全部読んでいるつもりですが、何点か漏れもあり、これがその一冊でした。機内で読みましたが、まあ普通でした。僕はどちらかというと、内田作品は、浅見光彦が登場しない作品の方が好きです。
『九月が永遠に続けば』(沼田まほかる・新潮文庫)。帯のコピーに惹かれ買ったのでが、う〜ん、僕はこのような男と女の小説は苦手です。最後まで読むのが苦痛でした。
『冬の童話』(白川道・幻冬舎文庫)。白川作品はすべて読んでいますが、何故かこれだけ漏らしていました。好き嫌いがはっきりわかれる作品。僕は好きな方で、最後の方、結構泣けました。そう、これは「童話」なんです。上手いタイトルをつけたなあ〜と思いました。
『制服捜査』(佐々木譲・新潮文庫)。佐々木譲の警察小説は好きです。これは短編集ですが、主人公の人間味、地方の現実が描かれていて、とてもよかったです。個人的には『暴風圏』より好きです。
『ワイルド・ソウル』(板根涼介・幻冬舎文庫)。前から読んでみようと思っていた小説でした。とても面白く、アメリカでの3日間、大いに楽しめました。
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吉村サン、旅先での本のご紹介ありがとうございます。
「冬の童話」が、読んでみたくなりました。
今回の旅に1冊本を持っていき、読みましたが、じっくりと本の世界に浸ることは出来ませんでした。
旅先では、その場所の世界(風景や人々の交流)を沢山感じることの方が楽しいです。
投稿: サラ | 2012年2月 9日 (木) 12時56分
今日の東京は、朝から冷たい雨が降ってお休みだったら読書日和です☆吉村さんはアメリカで念願の小説三昧!?良かったですね♪私は最近、隙間時間に気軽に読めるエッセイ風な物が多くなってきました。よく行く本屋さんは横浜市青葉区の有隣堂たまプラーザテラス店です。何だかくつろげるというか、のんびりできる場所です。
投稿: きらら | 2012年2月 6日 (月) 18時33分
久々に、実家に戻り、仕事とバイトが休みで、先生のブログを拝見してます。ジェノサイドは、先生のお勧めで、読みました。人間味があり、面白かったです。諏訪中央病院の鎌田實せんせいのブログも好きで、お勧めの本で、佐川光春さんの、「おれのおばさん」と「おれたちのあおぞら」を読みました。一人になっても生きていける、今、日本の子供たちに絶対に必要な「内なる自立」をといかけるタイムリーな一冊と帯にでてました。冬の童話、今度、読みます。
投稿: hitomi murakushi | 2012年2月 5日 (日) 16時13分
私、残念なことに、本で泣けません(>_<)! てっいうか、最近、泣けない!落ち込んでも、泣くことがない。その感情を何処かに置いてきてしまったのかもしれない!どーしよう!です。ジェノサイドも、すごく面白かったのに、泣くという感情は出ない。どこか客観的にものを冷めた目で見ている私がいます。いろんなことがあって、それが癖になってしまったのかもしれない。そうやって自分を守っているのかもしれませんね。
う~ん、吉村さん、これは、絶対に泣ける!っていう一冊、ご紹介下さい!
投稿: 花水木 | 2012年2月 5日 (日) 14時12分