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2012年5月14日 (月)

F2.8

たまには写真に関することを書こうと思います。
カメラのレンズ。プロの写真家は明るいレンズ、つまり絞りの解放値がF2.8のレンズを好んで使います。もちろん僕もそう。
たとえ解放値がF4やF5.6のレンズでも、F2.8のレンズと比べ、作品のクオリティーには全く違いはありません。ではなぜF2.8に拘るのか。
それは、明るいレンズであればあるほど、ファインダーが明るく見え、ピント合わせが容易になるからです。
雑誌の仕事で、海外取材を行うとしましょう。風景を撮ったり、人物を撮ったり、料理を撮ったり、室内を撮ったりと、ありとあらゆる被写体にカメラを向けることになります。例えば薄暗い室内で動きのある人物を追い掛ける時など、解放値がF4やF5.6のレンズでは、ピント合わせが敏速に出来ないので、ストレスが溜まり、いい作品が生まれないのです。
ちなみに僕は、オートフォーカスを使うことはまずありません。100%、マニュアルフォーカスです。

もちろん、風景撮影の時は、100%三脚を使うので、解放値が暗いレンズでも全く問題ありません。中判カメラでは、解放値F4.5やF5.6のレンズを好んで使っています。

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コメント

『日本カメラ』5月号に発表されていたお写真、船大工の方々の室内の製作現場で働く姿へカメラを向けられたのでしたね。

それぞれの作品DATAに並んでいるF2.8Lというのはこの明るいレンズのことなのでしょうか…?

カメラの世界…様々な用語や数値や数式など…数学的な要素もあるのですね!?
"ストレスフリー"なカメラなど日々「劇的な進化を遂げている」のですね!

いちど明るいレンズを使うと、なかなか暗いレンズに戻れませんね。
私はミラーレスですが、F1.8とF2.0がメインレンズになっています。最近、レンズキットの標準ズームをほとんど使っていない…。
花撮りメインなのでマニュアルフォーカスが使いやすいレンズが気に入っています。マクロレンズは元々それ用なので使いやすいですね。

吉村サンがどんなレンズ選びをしているかは、写真愛好家の皆さんにとって気になる話題でしょうか。

「絞り優先」ということは、よくお聞きします。F2.8、F4の違いはわかりませんが、明るいレンズの方が、被写体にピントが合わせ易いということは分かりました。なるほど…。

いつまで経っても、カメラ技術が身につかず、ここでしっかり覚えたいと思っています。素敵な風景も、ベストショットも待ってはくれませんからね。
実は、目が悪く、ファインダーを覗き込み、マニュアルフォカスのピント合わせに自信がなかったのですが、視力にあったファインダーがあることを教えて頂き(^^;)ました。
購入を検討しています。絞り…絞り…と。

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