熱帯夜
朝、一般道を走っていると、またまたポリスに車を停められます。免許証と車の登録書を無線で本部に照会。この間、車の外で待たされるのですが、さすがに緊張します。
10分ほどで解放されましたが、イタリアの旅では毎回ポリスに車を停められます。何故なのか。
別の日、ホテルに面した路上で取り締まりをやっていたので観察してみると、規則性がないことに気づきました。一台終わったら、次に取り掛かる。そんな感じでかなりアバウトです。つまり僕の場合、車間距離を十分開けて走っているので、ポリスも車を停めやすいのでしょう。
まずは高速を走り、海沿いの村に行ってみました。このような観光地、週末は海水浴客で賑わうので、平日に行く必要があったのです。
案の定、渋滞に巻き込まれることなく、駐車場にもすんなり車を停めることができました。
目指す村は少し高台にありました。とにかく暑く、ペットボトルの水をがぶ飲みしながら撮影を行います。目の中に汗が流れてくるので、しみて、ピント合わせがで困難になります。でも僕はカメラのオートフォーカスは使わない。おそらくこの機能は一生使わないでしょう。どんなにカメラの性能がよくなっても、ピント合わせはマニュアルが基本です。
お昼頃、次の村へ移動。ここでも水を1リットルがぶ飲み。ランチでも1リットル。
午後に訪れた二つの村でも水を買いました。結局今日は、5リットルの水を飲んだ計算になる。灰色のTシャツは、汗の塩で見事な縞模様が出来ています。
夕方、フラフラになりながら、ある村を訪れました。まずはホテル探し。大きな村なのに、何故かホテルがない。村の中を歩いても、あるはずのB&Bがどこになく、車で郊外の道を走ってみましたが、ホテルらしき建物はどこにもありません。ホント、イタリアの田舎はホテル探しが大変なんです。
ヨーロッパでこれほど大変な国は他にない気がする。やはりそれほど「観光」を意識していないのですね。
で、車で10分ほど走った所に、一軒のおんぼろホテルを見つけました。体力が残されていなかったので、ここでいいやと投げやりな気持ちでコンタクト。
部屋は普通でしたが、洗面所がひどかったです。トイレの便器からあふれた水で水浸し。シャワーのパイプも流れが悪いため、水は最後に体の汚れを流すときにしか使えませんでした。まあ、こんなことは慣れているので、僕にとってはどうでもいいことです。いちいち目くじらたててクレームを言ったりはしない。
今日は珍しく熱帯夜。部屋の中の温度を少しでも下げるために、窓を開けて寝る必要がある。でもイタリアには網戸がないので、窓を開けると蚊やヘンな虫が入ってくる。熱帯夜か虫か、究極の選択ですが、今日は虫の方を選びました。ヨーロッパは、刺されてもマラリアの恐怖はないでしょう。今度、キャンプ用の蚊帳を持ってこようかな。
吉村サン、「一日2L以上の水を飲むことは体に良い」と聞いた事があります。前のブログに、「体や浄化していくような気がする。」の言葉にうなずきます。
体力作りと 体の浄化と 美しい村の撮影 と忍耐…、たくましいです。
異国の言葉が通じない中、ポリスに呼び止められるのは、ドキドキしたことでしょう。
場慣れしていると思いますが、孤独と勇気を持ち…、やっぱりすごいです!
旅人 吉村サン、尊敬します。
投稿: サラ | 2012年7月 6日 (金) 23時49分
うわぁΣ( ̄Д ̄;)
海外って、やっぱりそんなホテルがあるんですね。
熱帯夜か虫…。
究極の選択です!
…ってことは、もしかしてエアコンがないのですか!?
サバイバルな旅、お疲れさまでございます(>_<)
さて、明日はいかに?
投稿: mari | 2012年7月 6日 (金) 18時35分